ユーリちゃんと憑依者の物語   作:リリカル☆レモン

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ちなみにタイトルや内容は毎回思いつきです。


テスタロッサさんのおうち

「ほら、ユーリ!フェイト!早く来てよー!」

「ね、姉さん待って!」

「待ってくださーい!」

 

幼女3人が元気に走り回る。本来なら微笑ましいこの光景を見守る所なのだが、今はそれよりも大事なことがある。

 

「やっぱり分からないことが多いわね…分解して調べてみましょうかしら?」

《やめてください(たぶん)死んでしまいます》

私は今、命の危機に晒されていた。さすがに状況が分からないと思うから話をしよう。あれは今から…そんなに時間経ってないけれども。

 

 

 

アリシアと自己紹介をしてから数分。お母さんに紹介すると言われ、どこかのダンジョン(アリシアが言うには家らしい)の玉座のような場所に来ていた。うん、やっぱり家じゃなくてダンジョンだ。

 

「ほらフェイト。あーん」

「あ、あーん…」

「ープレシア、あたしにもくれよ」

 

…玉座は完全にスルーされ、3人(近くにティーポットを持っている人もいる)がテーブルの上に置かれたケーキを食べていなければもっと不気味な場所になっていたのだろうが。玉座が大なしだ。

 

「お母さん!」

「あらアリシア、どうしたの?ケーキおかわりする?」

「ううん、違うの。家の中に、あの女の子がいて友達になったから、紹介しようと思って」

「…友達?」

「ど、どうも…」

 

明らかに歓迎されてない。まあそうだろう。誰だって家の中に知らない奴がいると聞いたら誰だって警戒する。何が言いたいかって言うとユーリがすっごい怯えてる。

 

「お母さん?」

「あ、ああアリシア。なんでもないのよ」

 

だが、アリシアが話しかけた瞬間にその雰囲気も和らぎ、笑顔を浮かべてアリシアに話した。

 

《あの人、アリシアさん達のこと、大事に思ってるんですね》

《うん。親バカってレベルだけど》

「そういえば、あなたの名前を聞いてなかったわね。なんて名前なの?」

 

あ、そうか。名乗ってなかった

 

「私はアークだ」

「アークちゃんね。私はプレシア。プレシア・テスタロッサ。アリシアのお母さんよ。ほら、あなた達も」

「あ、えと、フェイトです。その…よろしくお願いします…」

「あたしはアルフ。フェイトの使い魔だよ。よろしく」

「プレシアの使い魔のリニスです。よろしくお願いしますね」

 

…アリシアの姉のフェイトに、その使い魔のアルフ、そしてリニスか。耳とか尻尾触らせてくれないかな…

 

《ユーリ、どうする?表出るか?》

《ええ!?そ、そんな…》

《いや、さすがにずっと引きこもってるのもどうかと…?それに、この人達は魔法知っているし、優しそうだからユーリが表に出ても大騒ぎにはならないと思う》

《うぅ…そこまで言うなら…》

「どうしたの、アーク?ぼーっとして」

「あ、いや、もう1人紹介しようかと」

「もう1人?その子はどこにいるの?」

「今から変わるから、少し待っててくれ」

「変わる?どういうことなのかしら?」

 

アリシアやプレシアの質問には答えず、ユーリと入れ替わる。ちょっとしたドッキリにもなるだろうし。

 

「あ、あの…ユーリ・エーベルヴァイン…です。その…よろしく、お願いします…」

「…え?」

 

 

 

「なんだぁ!そんなことなら先に言ってくれれば良かったのに!」

「いや、魔法知ってる人なのか警戒していて。さすがに魔法知らない人に『実は私、自分の中にもう一人いるんだ』なんて言ったらおかしいだろう?」

「確かに、おかしな目で見られるでしょうね…」

「だろう?だから、魔法に関係していて、信頼出来る人以外には、何も話さずに私が表に出て動こう、ということになったんだ」

「あれ?でも、元々はユーリさんの体なんですよね?その辺りは相談なさらなかったんですか?」

「あ、この子人見知りだから」

 

取り敢えず、自分たちの事情を全て話した(何も隠さず)。割とあっさり信じてくれて、正直驚いている。

 

「ねえ、フェイトは向こうに行かないのかい?こっちにいてもつまんないよ?」

「私はこっちでいいから…」

 

会話を聞く限り、フェイトはユーリと同じ人見知りのような気がする。面と向かって言ったら否定するんだろうけど。

 

「そういえば、紫天の書を探すのはいいのだけれど、元に戻る方法とかは分かっているの?」

「…今は何も。漠然と、新しい器を用意して、それに移ればいいんじゃないかな、と」

「でも、話を聞いた感じだと、あなた自身が暴走を抑えているのでしょう?それだけだと危険じゃないかしら?」

「…言われてみれば」

《気付きませんでした…》

「え、なんで2人とも気づいてなかったの…?」

 

本当になんでだろうね。

 

「どうかしら?私が少し調べてみようと思うのだけれど」

「なるほど。分かった。よろしく頼む」

 

 

 

 

 

ここで冒頭に戻る。ちなみに私の意識だけを簡易デバイスに移して調べているので、システムU-Dには影響がないらしい。…システムの抜け殻ってどんなものなんだろう…

 

「こらプレシア、解体なんてしたら危険ですし、それこそどうなるのか分かりませんよ。やめてください」

「そうだよプレシア。なんであんたはそう周りが見えなくなるんだい?」

 

…まあ、今はそんなことより、早く問題を解決して新しい体が欲しい。




時間かけたくせに内容薄いとか短いとか思われてそう。主に帰宅時間が遅くなったのとねんじぇねが悪い。
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