ユーリちゃんと憑依者の物語   作:リリカル☆レモン

4 / 14
この前お出かけしたら、なのはとシュテるんが温泉に入ってる絵のスリーブを見かけ、割と高かったんですが買いました。おかけで財布が寂しいことになりました。


家族旅行の始まり

目が覚める。青空と木が見え、自分に影がかかっているから、どうやら木の下で仰向けになって寝ていたのだろう。横を見ると、アルフがフェイトに、アリシアがフェイトに抱き着いて寝ているのが見える。つまり、現在暇なのだ。

 

「あら、目が覚めたのね、アーク」

《おはよう、プレシア。…その手に持っている物は?》

「ああこれ?カメラよ。見てわからないの?」

《いや、それは分かるけど…何で顔赤くしながら撮ってるんだ?》

「いえ、何でもないのよ。気にしないでちょうだい」

 

まあ、これ私の体じゃないから、後でユーリが恥ずかしがるだけだから別にいいけど。そもそも、プレシアはカメラの中心部分をだいたい家族に向けるから大丈夫だと思う。最近こっちにも向くことがあるのは喜べばいいのか同情すればいいのか(ユーリに)。

 

《…あれ?リニスは?》

「リニスはバルデッシュとフォーチュンドロップの作成中よ。あの子ったら、『もう少しで完成しそうなんです!』って言って篭っちゃって…一体誰に似たのかしら…」

 

それは勿論マスターのプレシアだ、と言ったら怒られるので口には出さない。

 

「ぅん…あれ、ここは…」

《あ、ユーリ。おはよう》

「あ、アーク。おはようございます。ふぁ…」

 

ユーリはどうやらまだ眠いらしい。…それにしても、声真似でもしたら騙されるんじゃないだろうか。天然だし。将来悪い人に騙されたりしないか心配である。この子好物ちらつかせればついていきそうだし。…何故だろう、私の思考が子どもを心配する親みたいになっている気が…

 

「でも、ちゃんと機能しててよかったわ。さすが私ね」

 

そのプレシアは言いながら、ユーリの首元にかかっている紫色の宝石を見る。何も知らない人が見れば、「インテリジェントデバイス?」と言いそうだが、実際には違う。私の目の前にいる変態…プレシアさんが私のシステムを解析し、このデバイスの中に私の意識を移してくれたらしい。これのおかげで、将来私がユーリから離れることになっても暴走することはないらしい。というか、何故そんなもの作れるんだこの人は。

 

 

 

「…というわけで、ついに2人のデバイスが完成しました!」

「《わーい!》」

「わ、わーい」

「あれ、なんでアークが喜んでるんですか?」

 

気にしないで。

その後、2人は自分のデバイスの説明などを受けていた。正直言って何言ってるのか分からなかった。わたしでばいすつかわないからいいもん。

 

「さて、というわけで、みんなが行きたがっていた旅行に行きたいと思います!」

 

と、リニスが言った途端、アリシアとアルフがはしゃぎだした。フェイトも目を輝かせてる辺り、楽しみだったのだろう。けど、

 

《待って。私たち何も聞いてない》

 

これはきっとあれだ。うっかり話し忘れていたとかそんなことなのだろう。きっとそうだ。

 

「あ、ああごめんなさい。アークとユーリが来る前に話したから、2人は知らなかったわね」

 

うん、そうだよな。わざだったら泣いてた。

 

《何処に行くんだ?》

「第97管理外世界よ。知り合いのオススメの世界で、家族旅行にぴったりだと思ったの。もちろん、あなたたちも一緒に連れていくわよ」

 

第97…分からない。後でアリシアにどんなところか教えてもらおう。

 

「2人には何も言っていなかったから、準備が出来るまで待ってるわね。あ、でもあんまり長くなりすぎないように」

 

これは、あれか。40秒で仕度しなとか言ってしばらく待ってくれる感じか。

 

 

 

「さあ、しゅっぱーつ!」

《れっつごー》

「ちょっと、アリシア、アークも落ち着いて」

「アーク…出来れば静かにしてくださいね」

 

出来れば、ね。つまりは騒いでもいいと。

 

「みんな。転移ポートに入って。出掛けるわよ」

 

そして、テスタロッサ家+ユーリが転移する。転移の感想としては、慣れないうちは酔いそうだ、と思った。

 

「それじゃあ、旅館の予約は取ってありますから、まずは荷物を置きに行きましょう」

「「りょうかい!」」

 

やけにテンションの高いアルフとアリシアが気になったが、たぶん旅館の食事とかその辺りなのだろう。少しは年下のユーリやフェイトを見習って欲しい。フェイトに至っては妹なのに。私達だって、最初フェイトの方を姉だと勘違いしていたくらいだし。

 

「それじゃあ、今から自由行動ね。でも、旅館から離れすぎないように」

 

プレシアがそう言って、部屋を出ていく。そして、ユーリは私(宝石)を荷物の上に置く。…うん?

 

《ユーリ、なぜ私を置くんだ?》

「え?あの、温泉に入ってくるんですけど…」

《なるほど。なら私はどうすれば?》

「ここで待っていてください」

 

そう告げられ、部屋を出ていってしまう。救いを求める目(見えないだろうけど)でアリシアとフェイトを見るが、フェイトには苦笑され、アリシアには舌を出しながら笑われ、部屋から出ていってしまった。

…早く体が欲しい。

 

 

 

その後、温泉から帰ってきたユーリと一緒に(一緒にというよりは運ばれるような感覚)旅館の中を歩いたり、金髪と紫色の髪の2人の女の子と出会ってユーリが仲良くなったり、ご飯を食べたりした。ユーリが知らない人と話せるようになってきたのはいいけど、あまり動けないのは正直辛い。まあ仕方ないんだけど。むしろ体を貸してくれることに感謝しないといけないけど。こっち(日本)のパンがヒーローのアニメでは、主人公の仲間が新しいパンを作って力を取り戻させる演出があるから、私にもそんなノリで新しい体が欲しいです。




短い。なんか最近短い。
あと前回言い忘れましたが、フェイトそんは普通の人間です。クローンじゃないです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。