景色が変わると、そこは近未来の施設のような場所だった。アリシアの家といい、ここといい、魔法関連の施設は少し特殊な構造になっているのだろうか?
「さて。そろそろ窮屈だろうから、バリアジャケットを解いてもいいんじゃないか?」
「あ、そうだね」
「は、はい。分かりました」
と、なのはとユーリがバリアジャケットを解く。
「そこの君も、元の姿に戻ってもいいんじゃないか?」
「あ、そうですね」
「ふえ?」
そして、ユーノが光だし、その光が収まると、男の子が立っていた。年齢はだいたいなのはやユーリたちと同じくらいかな?…あれ?そのなのはが顔赤くして固まってる…
「ふぅ…なのはにこの姿を見せるのは、2度目だっけ?」
「…し、知らないよ!知らなかったよ!初めて見たよ、ユーノくん!」
え、そうだったの?ちゃんと知ってるかと思ってたんだけど…あ、ユーノがなんか「ああ!」って納得しちゃってる…
「…君たちの間にどんな行き違いがあったのかは分からないが、取り敢えずみんな待ってるんだ。ついて来てくれないか?」
《分かった。ほらみんな、行くよ》
「う、うん…」
…まだぼーっとしてるけど、大丈夫か?
それから暫く歩くと、ある部屋にクロが入り、私たちも続いて入った。
「…えっ?」
隣でなのはが声を出したが、何かおかしかったのか?畳っていうのと、なんかカコーンっていうのが部屋にあるだけだと思うんだけど…この部屋の人、日本好きなのかな?
「あ、ユーリ!アーク!」
そして、部屋にいたアリシアが抱きついて来た。
「あ、アリシア!先にこっちに来てたんですか?」
「うん!探してた時にユーリたちの方で反応があったけど、ちょうどリンディさん…ここの艦長さんから連絡がきてね。それに乗っけてもらったの」
《なるほどー》
反応があったのに来なかったのはそのせいだったのか。
「クロノ、お疲れ様」
「いや、疲れてはいないさ。ありがとう、フェイト」
《あれ?何か仲良さげだけど、ひょっとして二人って知り合い?》
「あ、そのことなんだけどね。クロノやリンディさんは、私たちが子どもの頃からの付き合いなの」
「正確に言うと、かあ…艦長とプレシアさんが学生時代からの友人で、それがきっかけで知り合ったんだ」
なるほど。
「あのー、そろそろ話を始めたいんですけど…」
「あ、すみません」
「あらごめんなさいね、リンディ」
「別にいいわよ、プレシア」
…あれ、あの人がリンディ?え、クロのお母さんで、プレシアと同年代なのにあの見た目…うん、気にしない。
「えっと、ユーリさんとなのはさん、それからユーノさんとアークさん。フェイトたちからある程度は聞いたのだけれど、貴方たちからも話を聞かせてもらえるかしら?」
「は、はい。分かりました。アーク、お願いします」
《…え、私?まあいいけど…》
まあ、どこか間違ったりしてたら指摘してくれるだろう。
と、言うわけで、これまでのおおまかなことを説明した。紫天の書や夜天の書、そして自分の事も説明しました。
「なるほど。取り敢えず、今までの事はわかりました。…けどね、アークさん」
《…何?》
「私達、その夜天の書や紫天の書、なんて名前のデバイスには聞き覚えがないのよ。他の話はプレシア達から聞いたのと同じだから、あなたが嘘をついてるとは思いたくはないのだけど…」
…えっ……
「取り敢えず、名前に間違いがないか…あら?」
「聞き覚えがない…管理局の情報網に頼る前に終わってる…」
《個人でもだめ…団体でもだめ…どうすれば…》
「あ、あれ?ユーリ?アークちゃん?」
「騎士達…ディアーチェ…私はいったいどうすれば…」
「おねえちゃんチョーップ!」
「はうっ!?」
…あれ?なんかアリシアが目の前に…
「2人とも!確かに情報はないけど、見つからないって決まったわけじゃないでしょ!前向きにならなきゃ」
「アリシア…」
…そうだな…見つからないわけじゃ、ないよな…
「……まあ、こちらでも少しはその2つのデバイスについて調べておこう。今はジュエルシードのことについて話したいんだが…」
「あ、そうだね。クロノおねがーい」
「…さっきまでいい事を言っていたと思ったのに…ここからは、僕達もジュエルシードを探す。今までのジュエルシードは海鳴市周辺で見つかっているから、恐らく残りのジュエルシードも近くにあると思う」
「ということで、私達は今から管理局と協力してジュエルシードを探すことになったのだけど…なのはさん、ユーノくん。ユーリ、アーク。あなたたちはどうするの?」
「え?」
「ユーリとアークは書を探すのが目的だから、私達に無理して手伝うことはないし、なのはさんは一般人。今までは大丈夫だったけど、この先もっと危険なことになるかもしれない。だから、ここで降りてもらっても、私達は何も言わないわ」
…なるほど。
「アーク、どうしますか?」
《…決まってるでしょ?》
「あはは、ですよね」
『私達も、最後まで手伝います《手伝う》』
「本当にいいの?」
《いいも何も、私達は恩があるから。何より、友達だし》
「友達が頑張るって時に、ここで知らんぷりしてどこかに行く方が、よっぽど嫌なんです」
「……2人とも、ありがとう」
「あの、私達も協力します!」
「そもそもは僕の責任なんです。だから、最後のジュエルシードを回収するまでやりたいんです」
「ありがとう。でも、なのはさんは親御さんに許可を取ってくださいね。何も言わずに自分の娘が危ないことをしている、何てことをもし知ってしまったら、親御さんは悲しみますからね」
「はい、分かりました」
「ああ、でもできるだけ危険なことにはならないようにするわね。私達が危ないと判断したら、まずクロノに先行させますから」
「え、艦長!?」
「当然でしょう?殆んどが一般人なのだから、あなたが頑張らないと」
「…はい、分かりました」
…クロ、大変そうだな…
その後、ある程度の決まり事をリンディから話された後、解散となり、私達はテスタロッサ家に帰った。
5ヶ月も何やってたのお前と思われてる方もいると思います。正直に言うと、書く気力が出なかったのと、文章が浮かんでこなかったです。次の話も待たせることになると思います。ごめんなさい。