「失礼します。遅くなりました。」
怒られるかな?と思い下を向いていると、
「何をしているんだ早く入りなさい。」
あれ、怒られないんだ。と思い顔を上げた時、思いも寄らぬ姿だった。
イメージ的には厳つい学園総帥みたいな感じかな?って思っていたけど、全然違った。
髪型はポニーテール。目は俺と同じで赤い。赤みを帯びた頬。人懐っこそうな笑み。
眼鏡をかけていて、身長は170くらいだろうか?世に言う男の娘と言うのだろうか。
・・・・・・男だよな?
「旦那様 遥様をお呼びいたしました。」
良かった。男性だった!
「よく帰ってきたな、遥。もしかしたら遥は死んでしまったのではないか、と心配だったのだぞ!」
そういう父上は目をウルウルさせていた。
「すみません父上。天宮 遥ただいま帰参しました。」
「そんな堅苦しい挨拶はいい。お前が帰ってきてくれれば。 フユ今日は宴じゃ!酒と料理を用意せい!」
「旦那様がそう仰ると思い、もう用意してあります。」
凄いなフユ ・・・いや父上がワンパターンなのか?
「流石はフユだ!自慢の従者だな!」
「そんな、身に余るお言葉です。」
謙遜するフユ、誉める大地様。無限ループだね!あれ、なんで俺名前しってんの?
そんな事を考えている内にどんどんと料理が、運ばれてきた。
最初に里芋と人参そしてさやいんげんの煮物が出てきた。パクッ っんまあ え、なにこれなんでこんな美味いの?フユ魔法使いなの?神なの?天使なの?とりあえず美味い!
次に出て来たのは、蒸し物?かな 焼売だ!この世界にも焼売ってあるんだ!てことは、餃子とかラーメンとかもあるのかな?そうワクワクしていると、
キター ラーメン! 見た目は塩味だけど・・・ うめえ。ベースは鶏肉と野菜かな。肉の旨みが濃厚だけど、全然しつこくない。これなら何杯でもいけそう。・・・ごめんなさい嘘です。1杯が限界です。
コースで言うならメイン料理と思われる料理が出てきた。ステーキかな。肉には別に仕掛けが有るようには見えないけど・・・ ジュワー な、なにこの肉汁!どんな高級肉だよ!・・・肉汁が凄いのって高級肉限定なのかな?まあいっか。
「付け合わせですが、おろしポン酢・岩塩・デミグラスがあります。お好きなものをお使いください。」
フユ万能かよ!キャラかぶってるよ。どうしよう。
「そういえば遥、お前 魔導書 を見つけたんだってな。」
誰が教えたんだろうな? おい、フユ目を逸らすな!
「魔導書は、手に入れれたのですが、使い方がわからないのです。というか、読めないのです。」
「これは!古代魔法じゃないか!どこで手に入れたんだこんなものを!」
ボロ小屋で見つけたんですよ。なんていえねーし、
「旅の途中で見つけたのですが、使えないので誰か使い手を探さなきゃと思っています。」
「何を言っているんだ。もうお前の名が刻印されているからお前しか使えないぞ。」
「はぁ!?」あっ、しまった心の声漏れた。
「まあ落ち着け、良いことじゃないか!強力な魔法だし、貴重なんだぞ。」
「取りあえず今日は宴じゃ!お前も酒を飲め!」
「えっ、あっ、はい。」
俺はそこからの記憶がない。でもなんとなく、覚えていなくてよかった気がする。なぜなら、次フユとリノンに会ったときに顔合わせてくれなかったからな!何でだろうブルブル
作者のスカイです。あれれ、遥君なにやっちゃったのかな?
「皆様のご想像にお任せします。」
だそうです。ぐへへ
コホン また次回に!