流石に6人視点は難しいので誰か空気に成る可能性が有るかも!ですが頑張ります?
呼ばれし者__“退廃の風”
ーーー?side
その世界は何も無かった。
その世界は争いが無かった。悪人も存在しない。だってもう僕が"退廃„させたのだから。
この世界の悪神と崇められるその者は皮肉と人形をしている。見た目を女子高校生と推測する彼女は泣いていたが直ぐに泣き止み次に人類に絶望した。
「人類の可能性にしたよ。私は何を信じたら良いの?」
誰かに語り掛けるように話す彼女。
彼女の名前は藍楓。彼女は何処からか"発生„した。
ある日、藍楓を養子にしたいと言う一家があった。
その一家は特に富が豊富な所でも無く至って普通の優しい人であった。
彼女はこの家で普通に学校に行き普通に生活する... 筈であった。
その出来事により全ての歯車が動き出す。
藍楓が養子に迎え入れられて数ヵ月。
毎日が楽しく、平穏に過ごす藍楓の時間は長く続かなかった。
12月25日 クリスマス イエス・キリストの降誕を祝う祭の日。
養父母は何者かに殺され研究データと研究材料を盗まれる。一見普通の家庭かと思われるが養父母は研究であったようだ。藍楓に研究内容は隠蔽し公表せず少人数組織の研究だったそうだ。
義父母は最後の最後に養子として迎えた藍楓の"手„を握った義父母は命の概念を消耗され命が尽きる。恐ろしい能力であった、触れたものに終わりを捧げる能力、いや権能とも言うべき力。
其れからは直ぐの事。
世界各地に終わりの風が吹く事になる。
政府はこの終わりの風をエンドエンプティネスと命名し超常現象の一種と推定し足掻きこそ無駄なことだと主張した。
誰もが絶望に屈しると思われたが終わりの風はこの世界の"悪„と呼ばれる者を退廃させる。
死んだ。皆死んだ。終わりの風が全て喰らった。
終わりの風は世界中に吹き荒れ街も人も飲み込む。
世界中の軍隊が反撃に行くも誰一人帰ってこない。
立ち向かうものは皆飲み込まれた。
たった数時間でたくさん退廃されてたくさん死んだ。
喰らった物は反撃した人だけでなく扮装中の地域や暴動が起きている地域にも吹く荒れる。
街中でも戦闘が起きればそれを察知して終わりの風が吹き荒れる。
そして誰もが戦争をしなった。
終わりの風は小さな犯罪及び略奪や暴動さえも察知して退廃させる。
今凄く世界は平和で終わりの風の宗教さえできた。
最近の現象では砂漠は森となる。砂漠が森にさせない物を退廃させ、海は漂流物等が無くなり透明度が何処の海も高くなっている。
水不足や食料問題さえも解決する。
終わりの風に信仰が集まる。
その信仰には神とする者は居なく、悪(悪神・大悪魔)とする者があり、主に悪と見立てる者の多く人類を根絶しかねない存在と認識し人類最終試練(ラスト・エンブリオ)最古の魔王の総称であり、人類を根絶させる要因の試練が顕現した存在と成り果てた。
それは偶然に偶然が重なり合い生まれた悲劇。
否、全て決められていた"運命„であると。
この世界は無限に有るとされる平行世界とは別に一固体のみ存在する者達。平行世界に1つしか存在しない固体しか居ない世界。
つまり立体交差平行世界論に違反する例外の世界であるとされる。俗に歴史の転換期(タイムシフト)と呼ばれる。歴史の転換期とは要するに複数の異なる事象が時間並列線に起きたとしても結果は終息するクロスポイントが存在するもの。
だが、例外の世界は個数こそ少ないが存在する。
歴史の転換期は予め大まかに決まってあり歴史を収束するため多くの形で"恩恵„が顕然される。
存在さえすれば異世界の招待状が届く可能性は充分にある。
箱庭に召喚されるためには、異なるすべての時間軸で同様の事象が観測されなければならないようだが上記の理由で異なる時間軸が無い。だが事象は観測される。存在が確認されない物は手の出しようがない。観測さえ出来れば干渉できる。干渉できれば特定の場所に送り付けることが可能である。
もしもこの世界にさえ平行世界に未だ観測されていない、または観測不可能で合ったとしても存在するならば超常現象の発掘により収束された為に規模はとてつもなく大きく成るだろう。そして新たな"恩恵„が顕然されるだろう。
〝歴史の転換期〟と呼ばれるものには3種類存在
ー超常現象・概念の発掘による収束ー
ー国・宗教などの集団の動向の収束ー
ー1個人の能力・判断による収束ー
これらの収束が存在し上に行く程規模は大きく下は規模が小さくなる。
そして____
「………これは... 」
其処は彼女が"発生„した場所であり始まりの場所。其処には先ほどまで"存在„が無かった見慣れぬ封書が半壊した車の上に置かれている。
藍楓は車の上に有るため取れないので一旦特殊な手袋をし封書を拾い上げる。
封書の後ろを確認すると、そこには『ーーー殿へ』と達筆で記されていた。
「(・・・)何だろうか?でもコレは私を"飽きさせない..... と思う」
此処なら私の求める人間が居るだろうか。
人類の可能性に忘れていた笑みを浮かべる藍楓は、封を切り手紙を読んだ。
『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。
その才能ギフトを試すことを望むのならば、
己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、
我らの〝箱庭〟に来られたし』
光に包まれた藍楓は次の瞬間大きく目を開ける事になる。
短い方が見やすいかな?って思いました。