今回から妖々夢編が始まります!!
では、どうぞ。
第十三話「春の吹雪」
紅霧異変が解決されてから数週間。
紅魔館の人物と霊夢達による、仲直り(?)の宴会も行われ、両者の関係は良くなっていた。
フランドールも外出する事を許され、スカーレット姉妹の関係も良い状態に戻った。
それよりも魔理沙はイージスを自爆させたのに、ウイングにはほとんど傷が無かった事に驚いていた。
フランが気絶した為、偶然勝利出来たと言える。
イージスの代わりとなる魔理沙のMSも順調に開発が進んでいた。
霊夢のストライクに代わるMSも、まだ相当な時間はかかるとされていたが、開発は進んでいた。
それから時は経ち、紅霧異変の解決から数ヶ月。
幻想郷は春の時期になっても冬が長引き、5月になったにもかかわらず冬のように雪が降り続けた。
霊夢、魔理沙、そして咲夜達にはそれが、異変であると分かった。
各自は異変解決が必要と考え、MSを欲するのであった。
河童のアジト
魔理沙は箒を使い、大急ぎで空を飛び、河童のアジトに付くと、走ってにとりの元に向かった。
魔理沙「異変だ、異変!!」
にとり「あ、魔理沙もそう思う?」
魔理沙「そう思う?じゃねぇよ!!MSは出せるのか!?」
魔理沙はやけに異変に対して向きになっている。
にとり「うん。魔理沙のは霊夢のより先に出来上がってるよ。」
魔理沙「そうか!直ぐに出してくれ!」
魔理沙は目を光らせてにとりを見つめた。
新しいMSに興味を示しているのか。
はたまた霊夢より、一足先に異変解決に向かえる事を喜んでいるのか。
それとも両方か。それは不明である。
にとりの手によって、魔理沙の為にイージスに代わって開発されたガンダムタイプMS、ZGMF-X09A「ジャスティスガンダム」が格納庫からMSデッキに移動された。
魔理沙「おお!」
ジャスティスを見た魔理沙は瞳を輝かせ、腕を挙げて喜んでいた。
相当機体を気に入ったのだろう。
にとり「ジャスティスだよ。今すぐ出るの?」
魔理沙「ジャスティスか・・。よし、出る。」
にとりは魔理沙の言葉を聞くと、出撃の為の準備をし始めた。
魔理沙もジャスティスの近くまで移動し、コックピットの中に入った。
シートに座った魔理沙はハッチを閉め、レバー、各種スイッチの確認をし始めた。
にとり「イージスと基本的な操作は同じだけど、武装とかの扱いについては、少し違うから気を付けてね。」
魔理沙「じゃあ、その操作方法を教えろよ。」
にとり「コックピットの近くに軽い説明書があるから、それを参考にしてよ。」
ジャスティスがカタパルトに移動した。
にとり「よし、出せるよ。」
ジャスティスは脚と腕を曲げ、姿勢を取る。
魔理紗は「オホン」と小さく咳をしてから、次のように言った。
魔理紗「霧雨魔理紗、ジャスティス出るぞ。」
ジャスティスはカタパルトから射出され、春なのに雪の降る午後の空に飛んでいった。
白玉楼 西行妖
紫「本当に西行妖を・・・咲かせるのね?」
幽々子「ええ、そのつもりよ。」
力を蓄え続ける西行妖の下に、八雲紫と「西行寺幽々子」はいた。
西行寺幽々子と八雲紫は旧友の仲であった。それがこの異変にどう影響するのか。
それは現時点では誰にも分からなかった。
周囲では雪がちらつくだけだったが、そこは違かった。吹雪がガンダムエクシアの装甲を叩きつける。
もっとも、エクシアには何の損害もないが。
コックピットには紅魔館のメイド十六夜咲夜の姿があった。
彼女も春なのに雪が降るという事を異変とみなし、行動に出たのだ。
エクシアはゆっくりと吹雪の中を前進する。コックピットにいる咲夜は首にマフラーも巻いていて、どこか冷めた顔している。
吹雪が一層強くなる。
エクシアの前にヴィクトリーガンダムの姿が現れる。
咲夜「あら、その機体は湖の妖精達かしら。」
咲夜は表情を元に戻し、ヴィクトリーガンダムを確認する。
チルノ「ここから先には行かせないぞ!」
咲夜「あら、面倒くさそうなのが出てきたわね。」
エクシアはGNソードを構える。
ヴィクトリーもビームライフルを構える。
エクシアは瞬時に動きだし、ヴィクトリーに迫る。
ヴィクトリーのライフルからビームが放たれる。
エクシアは滑らかな動きでそれを回避、ヴィクトリーの左腕を切り落とす。
チルノ「甘いんだよ!」
ヴィクトリーはビームライフルの銃口を、着地したエクシアの頭部に向ける。
チルノ「降伏しろ!」
咲夜「あら、甘いのはどちらかしら?」
エクシアは脚を回し、ヴィクトリーは転倒する。ビームライフルを発射するが、当たる筈もない。
咲夜「呆気無いわね。」
エクシアはヴィクトリーの背後から、GNソードで胸部を貫く。
僅かにコックピットの上にずれていた。
チルノ「うわぁ!」
ヴィクトリーは二度目の墜落の時を迎えた。
脱出ポッドが放たれ、ヴィクトリーは爆散、落ちた残骸は数十秒後に消滅した。
しかし、咲夜に安心する事は許されなかった。
もう、背後にはLM312V06「Vガンダムヘキサ」の姿があったのだ。
咲夜「もう一機いたのね。」
次の戦いが始まる。
はい、第十三話でした。どうだったでしょうか?
次回は咲夜対レティ、霊夢出撃、魔理紗対橙。こんな感じの内容だと思います。
レティはVガンダムヘキサです。(雪とかまったく関係ないですね。チルノを意識したらこうなりました。)
では、また次回。