今回で妖々夢編は終了です。
気合入れていこう、永夜抄!(気が早い)
では、どうぞ。
霊夢は物凄く不機嫌そうな顔で辺りを見回す。
霊夢「何事よ。」
紫「MSの運用テストよ。」
霊夢は倒れるデュエル、ムラサメを見つめる。
霊夢「あと、どれくらいで終わる?」
紫「さあ、あなたが手伝ってくれれば速く終わるわ。」
魔理沙「私もさっきそう言った。」
霊夢は少し悩んだ後、ストライクルージュの方へ向かった。
魔理沙「お、やるのか?」
霊夢「ほら、始めるわよ。」
紫「じゃあ、ゲイツを出して。」
河童達が紫のMS、ZGMF-600「ゲイツ(ラウ・ル・クルーゼ専用機)」をMSデッキに移した。
魔理沙「おい、操縦出来るのか。」
紫「勿論よ。」
デュエルとムラサメは回収され、新たにその場にゲイツとストライクルージュが立った。
霊夢「いくわよ!」
紫「来なさい。」
ストライクルージュはビームサーベルで攻撃を行う。それをゲイツは「模擬戦用ビームサーベル」で受け止める。
ゲイツはビームサーベルを横に払う。ストライクルージュはそれをジャンプで回避、ゲイツへビームサーベルを突き出す。
それを回避したゲイツはビームサーベルを再度横へ払う。今度はそれをストライクルージュはステップで回避、上から大きく斬りかかる。
紫「甘い。」
霊夢「!」
ゲイツのビームサーベルがストライクルージュの右腕を貫いた。ストライクルージュはビームサーベルを左手に構え直し、ゲイツの頭部を貫いた。
魔理沙「お相子だな。もぐもぐ。」
にとり「そんなとこだね。もぐもぐ。」
二人は団子を食べながら戦いを鑑賞していた。
紫「これで終わりよ。」
霊夢「あっさりだったけど、いいの?」
紫「収穫はあるわ。」
霊夢と紫はコックピットから出て、河童のアジトへ戻った。
にとり「どうだった?」
にとりは団子の刺さっていた串をつまようじとして、使っていた。
紫「収穫はあったわ、新型機のロールアウトを急がないとね。」
にとり「そうかい。」
紫「ルージュももう、次の異変で使用をやめさせるわ。」
紫とにとりはMSデッキの方へ向かった。
一方、霊夢と魔理沙は博麗神社へ向かっていった。
博麗神社
霊夢「はあ、戻って来たって感じがするわね。」
魔理沙「そうだな。」
二人は縁側でお茶をすすりながら、境内に咲く桜を眺めていた。
霊夢「そういえば、もうお花見の時期ね。」
魔理沙「人を集めないとな、その事なら協力するぜ。」
霊夢「結局、準備は私だけなのよね。」
お茶を飲み終えた霊夢は立ち上がり、倉庫へ向かった。
魔理沙は「じゃあ」と博麗神社を去っていった。
霊夢はだるそうにお花見の準備を始めた。博麗神社で花見をやる事はほとんどの人間が知っている。
一部の人間には魔理沙が声をかける。だいたい一週間程花見をやる為、初日には人があまり集まらない。来るのはよっぽどの酒好きだけである。
二日酔いになってさらに一週間近くは具合が悪くなる。飲み過ぎないように。そう思っていても毎年二日酔いに襲われる。
霊夢「は~あ、嫌だわ。」
霊夢は倉庫を見渡して、酒が無いことに気が付くと、人里へ向かった。
魔理沙は家で、酒にこっそり何かを混ぜようか。と思い棚などをあさっていた。
紫とにとり、河童は新型機の制作を急いでいた。
藍(と橙)はあの後、紫にお仕置きをされたようだ。
しかし、デュエルのパイロットは藍に決まった。
それと同時にデュエルには、「アサルトシュラウド」と呼ばれる追加装甲ユニットが設けられた。シュラウドとは「死体を包む布」という意味だそうだ。
人里
霊夢「え~と、お酒、お酒と。」
霊夢は店で酒をいくつか買うと博麗神社へ帰った。
だいたいは客が持参する事が多いため、それほど酒は必要じゃない。
料理もある程度作るだけで構わない。酒と同じく客人が持ってくるのだ。
紅霧異変終了時の宴会では、レミリア達にほとんどの酒と料理を要求していた。
今回も同じく幽々子達に肴を持ってこさせたらいいか。
そう思った霊夢は大した用意もしないで、今で眠りについた。
未だに、こたつが置かれている。春は戻って来た筈だ。
翌日
「文々。新聞」にて博麗神社で花見が開催される事が発表された。
おそらく、情報提供者は魔理沙だろう。
霊夢は読みながらそう考えていた。
「残念なのは異変のせいで、春が短くなり花見、宴会の開催期間、回数が短く、少ない事だ。」
この記述に分かっていながらにやけ、喜ぶ霊夢、残念がる参加者。
それぞれの思考は別だった。
後片付けの手間が省けると喜ぶ霊夢だったが、それ以上に大変な事が起こるとは誰も、この時点では分からなかっただろう。
異変解決の為、またMSを駆り主犯を探し回らなければいけない。
こんな事を霊夢は知る由もなかった。いや、知らない方が幸せだ。
また、それを知るすべもない。
ただ、時はただただ夏と、花見の開催日へと向かっていった。
博麗神社の境内には桜が少しずつ花を散らせながら、咲き誇っていた。
霊夢はそれを見つめ微笑む。そこに魔理沙が手を軽く挙げながら神社にて来る。
誰もが花見、宴会を楽しみにしていた。
はい、二十話でした。どうだったでしょうか?
今回で妖々夢編は終了です。よって、
次回から萃夢想編です。萃香の機体は決まっています、だいぶ最近の機体です。
では、また次回。