またも更新遅れてスイマセンm(_ _)m
では、どうぞ。
レミリアのガンダムエピオンと、咲夜のダブルオーライザーは、人里へ到着しようとしていた。
MA形態のエピオンにダブルオーライザーが乗って移動している。
咲夜「そろそろ人里が見える筈です。」
レミリア「人里ね・・・。」
コックピットで地図を見ながら、咲夜はレミリアにそう教えた。
レミリアはそれを聞いて何か考えている様だ。
咲夜「どうされますか。」
レミリア「人里に降りるわ。」
地図をしまった咲夜は顔を上げて、モニターで人里の位置を確認する。
しかし、付近にある筈の人里のは見えなかった。
人も家も何も無かった。
レミリア「その人里は何処なの?」
咲夜「え~と、何故降りるのですか?」
レミリア「エピオンの補給の為に決まってるでしょ。」
恐らくエピオンのスラスターの容量が気になるのだろう。レミリアはそう言った。
今では、人里には護身用にMSを数機配備しているという事も、珍しくはないのだ。
主に河童が制作、比較的安く販売しているMBF-M1「M1 アストレイ」を配備している事が多い。
それに対して河童は妖怪にZGMF-1017「ジン」を提供しているんだとか。
とにかくエピオンは、咲夜の導きで地図に人里と示されている地点に、降下、着地した。
レミリア「人里なんてないじゃない。」
咲夜「ある筈なんですが・・・。」
二人はMSから降りて外を見回した。
しかし、小屋などの建造物は一切見当たらず、人もいなかった。
ただ広い空間がそこにあるだけである。
すると、突如として足音が二人の耳に入って来た。
音の聞こえて来る方を向くと、白髮の一人の女性が歩いて来ていた。
その女性は二人の前で立ち止まった。
慧音「お前達だな、里を襲おうとしていた奴は。」
その女性、「上白沢慧音」はエピオンとダブルオーライザーを、里を襲撃しようとしているMS、レミリアと咲夜をそのパイロットと考えている様だ。
勿論、二人は顔を見合わせ、困惑する。
慧音「ここには何もない様に見えるだろ?」
咲夜「ええ、ここは人里の筈なのに。」
レミリア「そうなの?」
立ち尽くすレミリアを置いて、二人は会話を始めていた。
慧音「私がこの里を保護した。」
咲夜「保護?」
慧音「ああ、侵略者から護るために。」
咲夜「聞き捨てならないわね。」
咲夜の慧音への眼差しが険しくなった。
それと同時に慧音は鼻で笑った。
慧音「何か違う事でもあったか?」
咲夜「お嬢様、お時間を頂いてもよろしいですか?」
レミリア「速く済ませてね。」
レミリアはエピオンのコックピットに戻り、観戦する事にした。
咲夜も同じくダブルオーライザーの元へ移動した。
慧音「結局、こうなるのか。」
遠くの森林に慧音が消えていった。
数秒後、MSの起動音が聞こえた事は言うまでもない。
幻想の結界チーム
フリーダムとプロヴィデンスは異変解決の足を止めていた。
それは、先程河童のアジトから発信した、藍のデュエルとサブフライトシステム「グゥル」を待つためだ。
フリーダムはいいとして、プロヴィデンスは推力に心配があった。
その為、藍を待つことは戦力の増強になるし、サブフライトシステムの獲得にもなるので、一石二鳥だった。
フリーダムとプロヴィデンスが地上に降りて、待つ事数十分。
藍「紫様、お待たせしました。」
上空にグゥルに搭乗するアサルトシュラウドを装着したデュエル、後を追ってきたグウル二機が到着した。
紫「ご苦労。さあ、行くわよ。」
霊夢「はいはい。」
フリーダムが飛び上がると同時に、「はい。は一回。」という紫の返答が霊夢に返って来た。
プロヴィデンス、フリーダムも念のためにグゥルに搭乗、三機は行くべき場所を目指して飛んでいった。
夢幻の妖魔チーム
森の奥から慧音の搭乗するMSが、立ち上がったダブルオーライザーの元へ向かって来た。
そのMSの基本色は白かった。人里の所有物だと思われる。それを考えると信じられない程、良い出来栄えだった。
明らかに量産機とは違うその姿。
人里に置くには勿体無い程だ。「人里を保護するのがこいつの役割だからかな?」と咲夜が慧音のMSに疑問を抱き始めた。
それと同時に慧音が語り始めた。
慧音「この機体は河童が極秘で開発したんだ、知っている筈がない。性能を見て今後の開発に活かす為に安く作って貰ったんだ。」
咲夜「なるほど。」
慧音「妖怪からこの里を護るためにも、この機体の事を内密にしているんだ。壊す訳にはいかない。」
独り言の様に咲夜にそう言葉を投げかけると、慧音は機体を一気に前進させた。
慧音「あと、この機体の特殊システムはお前のソレに似ているな。」
咲夜「あら、そうなの。」
咲夜も機体を前進させた。
ダブルオーライザーに向かってくるMSの名はCB-0000G/C「リボーンズガンダム」だ。
リボーンズガンダムは背部に2基を装備された「大型GNビームサーベル」を、一本取りだし、前に掲げた。
ダブルオーライザーはそれに反応し、GNソードⅢを構える。
今、二つの刃が交わろうとしていた。
はい、第二十五話でした。どうだったでしょうか?
やはり、ユニコーンでは強すぎるので、慧音先生の機体はリボーンズです。
色々とご了承ください。
さて、妹紅はどうなるかな?
では、また次回。