東方機動戦士~幻想の少女とガンダム ~   作:蒼窮

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どうも、蒼窮です!
今回は何か平和な回です。
戦闘もないです。
では、どうぞ。


第八話「地下牢」

イージスはヴワル魔法図書館から出て、ロビーに上がった。

 

魔理沙「どっちに進めばいいんだ?」

 

ロビーにはいくつもの扉、中央には二階に上がる為の階段があった。

迷ってしまうのは無理もないかもしれない。

 

その時、一つのハッチが開いた。MS用のエスカレーターがあり、そこから地下に行ける様だ。

 

魔理沙「そっちから歓迎してくれるのか。」

 

魔理沙は得意気な顔をして、イージスでエスカレーターを下った。

 

 

紅魔郷 大広間

 

レミリアが椅子に座りくつろいでいると、一匹の妖精メイドが思い切り扉を開け、中に入って来た。

 

妖精メイド「作戦、成功しました!」

レミリア「そう、良かったわ。」

 

作戦とはつい先程、レミリアが通信室、正確には通信指令室の妖精メイドに命じた、もう一機のMSに対する陽動だった。

 

内容は、イージスを地下牢に陽動し、レミリアの実妹「フランドール・スカーレット」に撃破させるという物だった。

 

フランドールを地下牢に幽閉してから、レミリアとフランはずっと不仲だった。

 

幻想郷に来てから、来るべき自体に備えて、MSをフランドールに渡したが、まだ不仲の状態は続いていた。

 

その感情をイージスにぶつけさせる事が目的だった。情緒不安定の為、その様な理由無く襲いかかる可能性もある。

 

レミリア「さて、どうなるかしら?」

 

レミリアは笑みを浮かべその状況を楽しんでいた。

 

 

河童のアジト

 

 

にとり「時間のかかる所は後回しにして!すぐに修理出来る所から手を付けて!!」

 

MSの製造、修理を行う河童のアジトには、メカマンの河童たちを指揮しる「河城にとり」の姿があった。

 

紫「ねぇ。ストライクの件なんだけど・・。」

 

八雲紫が後ろからにとりに話しかける。どうやら、ストライクの件で話がある様だ。

 

にとり「ああ、ストライクは予備パーツが多かったから、順調に作業が進んでるよ。」

 

紫「ストライクの事なんだけど、格納庫から「マルチプルアサルトストライカー」を持ってきてくれる?」

 

この紫の発言ににとりは驚きを見せた。

 

にとり「アレを使うの?でも、機動性が落ちるって言ったのは紫じゃ・・。」

紫「いいの。持ってきてストライクに装着させて。」

 

にとりは「仕方ないな。」そう言いたそうな顔で、紫の目を見つめてから、

 

にとり「分かった。そうするよ。」

 

にとりは近くにあった移動用のリニアカーを利用して、格納庫へ向かって行った。

 

マルチプルアサルトストライカーとは、エール、ソード、ランチャーの3種の装備を統合したストライカーであり、装着した状態のストライクを「GAT-X105+AQM/E-YM-1 パーフェクトストライクガンダム」と呼ぶ。

 

様々な戦況に対応できる装備だが、多機能ゆえの使い勝手の悪さと、軽装時のストライクの約2倍も自重が機動性を悪くする。という欠点もあった。

 

それを見越して紫はマルチプルアサルトストライカーを、ストライクに使用させなかった。だが、紅魔館のMSの性能に対応する為、使用に踏み込んだのだ。

 

霊夢「う~ん。」

 

別室で休息を取っていた霊夢が戻って来た。

 

紫「どう?疲れは取れた?」

霊夢「微妙ね。騒音が酷くて眠れなかったわ。」

紫「仕方ないじゃない。MSの修理をしているんだもの。」

 

霊夢は不機嫌そうな顔でストライクの方へ向かって行く。

紫もそれに続く。

 

霊夢「あと、どれくらいで終わるの?」

紫「数十分。機体自体は予備パーツが多かったから、すんなり終わるそうよ。」

 

霊夢と紫はストライクを下から眺める。

 

霊夢「じゃあ、その数十分は何よ。」

紫「ストライカーの装着よ。」

霊夢「そんなにかかるの?」

紫「新型で大型なの。」

 

霊夢は呆れた様に溜息をつき、上方に設置してある足場へ飛んでいった。

ストライクを正面から眺められる高さにある為、手すりに頬杖をついて、霊夢はストライクを眺めていた。

 

紫「どうかしたの?」

 

霊夢の後ろに、スキマから出てきた紫が現れる。

 

霊夢「何か、嫌な予感がするのよ。」

 

紫「そう・・。」

 

 

紅魔館 ヴワル魔法図書館

 

パチュリー「う・・・。」

 

ヴァーチェのコックピットで気絶していたパチュリーが、目を覚ました。

パチュリーはコックピットから出る。

 

近くには倒れるビギナ・ギナ、気絶している小悪魔の姿があった。

 

パチュリー「まったく。」

 

小悪魔に対しては呆れたご様子だが、イージスが図書館を出て行き、ほっとするパチュリーであった。

 

パチュリー「あのMSはどこへ行ったのかしら。」

 

パチュリーは近くの無線機を利用し、レミリアと連絡を取った。

いつもと変わらないレミリアの声が聞こえてくる。

 

レミリア「パチェ、どうしたの?」

パチュリー「図書館に来たMSを知らない?」

 

パチュリーの質問に対し、レミリアは少し間を置いてから話し始めた。

 

レミリア「その事なら心配ないわ。MSは地下牢へ向かわせたわ。」

パチュリー「地下牢?」

 

地下牢にはレミリアの妹、フランドールが幽閉されている事は、パチュリーも勿論知っていた。

 

だからこそレミリアの行為に疑問を憶えた。




はい、第八話でした。どうだったでしょうか?
何も無い回でしたね(笑)
次回は戦闘がある予定です。

そういえばレミリア=エピオン に反響がありましたね。
フランドールの機体はもう決めてます。ちょっと悩んでますが。

では、次回。
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