東方機動戦士~幻想の少女とガンダム ~   作:蒼窮

9 / 25
どうも、蒼窮です!
今回はフランが登場します。
では、どうぞ。


第九話「精霊と反逆の翼」

レミリア「どうかした?」

パチュリー「いいえ、ありがとう。」

 

パチュリーはレミリアとの無線を切って、ヴァーチェの方を見る。

 

ヴァーチェの外装は衝撃によって少し外れた様で、中の隠されたMSの姿が垣間見えていた。

 

パチュリー「行くわよ、ヴァーチェ。いえ、ナドレ。」

 

 

紅魔館 地下牢

 

イージスはエスカレーターを下りきった。

降りた先には厳重に閉じられたハッチがあった。下の方には小さな扉もあった。人間用だろうか。

 

とにかく、ハッチを開ける為のスイッチを探すが、見当たらなかった。

 

もしかしたら、これは開閉用のハッチでは無いのかもしれない。何かを封じ込める為のハッチなのかもしれない。

 

そう考えると魔理沙は黙っていられなかった。

 

魔理沙「しょうがない。ここは!」

 

ハッチの先に価値のある物があると考えた魔理沙は、イージスをMAの形態に変形させて、スキュラを照射させる準備をした。

 

パチュリー「待ちなさい!!」

 

しかし、背後からMSが出現した為、スキュラの照射を中止した。

 

魔理沙「あれは・・。」

 

振り向くと、一機の白いMGN-004「ガンダムナドレ」がライフルとシールドを持って立っていた。

そのフォルムと髪の毛に似た紅いGN粒子供給コードは、機体の印象を女性に彷彿させる。

 

パチュリー「直ちに館から出て行きなさい。」

魔理沙「そいつは出来ないな。」

パチュリー「これは警告ではないわ。命令よ。」

 

パチュリーは何かを伝えたそうに叫ぶ。

しかし、魔理沙の意思を変える事は出来なかった。

 

魔理沙「悪いが・・落とすぜ!」

 

イージスは両腕、両脚、全てのビームサーベルを出現させて、ナドレに襲いかかる。

 

パチュリー「・・・なら。」

 

ナドレもビームサーベルを取り出し、イージスに斬りかかる。

二つの刃が交わり、激しく火花を散らす。

 

魔理沙「このっ!」

 

イージスは右脚を振り上げるが、ナドレは回避する。

続いて、イージスはビームライフルをナドレに発射するが、シールドで防がれる。

ナドレもビームライフルを発射し、反撃する。

イージスはそれをナドレと同じく、シールドで防ぐ。

 

パチュリー「このっ。」

 

ナドレはビームライフルを連射するが、ほとんどをイージスは回避、防御した。

 

魔理沙「その程度の火力じゃ!!」

 

イージスはナドレに接近し、右腕のビームサーベルで頭部を吹き飛ばした。

 

パチュリー「まだ!」

 

ナドレは前方にビームサーベルを振り払う。

その攻撃はイージスのシールドの上半分を切断した。

 

魔理沙「まだだ!」

 

イージスは素早い動きで、ナドレの右腕、持っていたビームライフルを切り裂く。

そして、シールドの先端部を胴体に突き刺した。

 

パチュリー「うぅっ!!」

 

突き刺したシールドが貫通し、パチュリーを乗せた脱出ポッドがコックピットから射出され、ナドレは爆散した。

 

魔理沙「くっ!」

 

少なからずその衝撃はイージスにも届いた様である。右のアンテナが吹き飛んだ。

 

魔理沙「じゃあ、私は先に進むぜ。」

 

イージスはナドレの残骸に背を向けると、ハッチに向かって歩いて行った。

 

 

紅魔館 地下牢(内部)

 

フラン「何?今の音?」

 

ナドレが爆発した時の音と衝撃は、地下牢の内部まで届いていた。

人形遊びをしていたフランは手を止め、ハッチの方へ走って行き、耳を当てる。

 

フラン「MS?」

 

フランの耳にはイージスの歩く音が聞こえた。

 

フラン「ふふ♪MSだ!」

 

フランは嬉しさのあまり跳びはね、空中を飛び回る。

その美しい翼が空中に揺れる。

 

フラン「ふふ、お出迎えしなきゃ!」

 

満面の笑みを浮かべ、姉レミリアから与えられたMS XXXG-01W「ウイングガンダム(EW版)」に乗り込む。

 

ウイングガンダムのトリコロールカラーの翼は、フラン本人の翼と同じく、美しい物だった。

 

右手には機体の慎重並に長大な携帯ビーム砲「バスターライフル」を装備していて、

カートリッジは予備も含めると合計九つ。

 

バスターライフルは、半径150mに強烈なプラズマ過流を引き起こす程の威力を持っているライフルであり、絶大な火力を持った武装と言える。

 

これ程のMSのを何故、レミリアはフランに与えたのだろうか。常人であれば自分の搭乗機にする所を、情緒不安定な妹に与えたのだろうか。

 

フランの性格とウイングガンダムの火力を考えれば、紅魔館などすぐ吹き飛んでしまうだろう。レミリアとフランが不仲なら、尚更危険だ。

 

それとも、レミリアにしか分からない意図があるのだろうか。謎とそれに対する疑問だけが残る。

 

そんな事など考えてもいなかったフランは、姉からMSを与えられた事を素直に喜ぶのだった。

 

しかし、それだけでは不仲の状態は解消しなかった様だ。

 

 

紅魔館 地下牢(外部)

 

魔理沙「ここを何とか開けないとな。」

 

ハッチをビームサーベルで切り裂いてみるが、特殊な合金で出来ている様だ、びくともしない。

 

魔理沙「う~ん。」

 

魔理沙が頭を捻り、悩んでいると、一本のビーム砲が内側から飛び出した。

ハッチには一つの丸い穴が空いた。

 

魔理沙「何だ!?」




はい、第九話でした。どうだったでしょうか?
フランはウイング(EW版)にしてみました。

ウイングゼロ(TV版)にする予定でしたが、

・フランの性格+ゼロシステム=どうなってしまうんだ?
・レミリアより強くなってしまう!それはダメだ!!

という感じでウイングになりました。

では、また次回。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。