若き海軍中将の学園生活   作:月見だんご

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だいぶ期間がたってしまいました。
すいませんでした。


8話

ドフラミンゴが襲撃してきてから一日がたった日の放課後、レイは生徒会室に来ていた。生徒会室にはレイのほかに綾斗、ユリス、クローディア、紗夜の四人がいた。昨日の場にいたのは三人だけだったが紗夜はレイたちとも関わりも深いので言っても大丈夫ではないかとクローディアが言ったのでいっしょに聞いてもらうことになった。

 

「早速聞かせてもらおうか、レイ。昨日きた連中とあいつらとどういう関係なのかについて」

 

綾斗が早速聞いてきた。レイは一度、綾斗達を見渡すと話し始めた。

 

「まず、昨日のやつらについて話す前に俺自身のことについて話す必要がある。今から話すことを知っているのはクローディアだけだ・・・・俺はこの世界の人間じゃあないんだ」

 

「えっ?」

 

いきなり言われたその言葉に驚く三人。それを見てレイは続ける。

 

「俺がいた世界は海賊たちであふれ、海賊が民を殺し、奪うそんな世界だった・・これをあっちの世界では大海賊時代と呼ぶんだ。まぁこれはゴールド・ロジャーという一人の男によって引き起こされたことなんだけどね・・それはいいとして、その世界には海軍っていう海賊を取り締まるところがあるんだ。そこで俺は海軍本部の中将をしていたんだ」

 

「中将!?だからあんなにレイは強かったんだね。それなら納得だよ」

 

「ああ、まあな。で俺がここに来た理由だが・・・海軍本部でとても大きな戦争が起こったんだ。ここはあまり関係ないから省くけど、その戦争は海軍の勝利というかたちで終わった。だけど実際は両者とも甚大な被害を受けてね、俺もけっこうな怪我を負ってしまったんだ。本当ならすぐにでも治療したかったんだけど、ある奴に本部の裏のほうに呼び出されて襲撃をうけたんだ・・・それが昨日きたドンキホーテ・ドフラミンゴだ」

 

「・・・・・」

 

レイの話を黙って聞く四人、どうやら別世界が本当にあると聞き驚いているようだった。

 

「負傷していた俺は複数の相手に囲まれても、もうどうにかできる力は残ってなくてね。だけど最後の最後で俺の能力で転移することができたんだ。でもその能力は不完全な力でねそれに加えて俺自身も限界だったからかな、たまたまこの世界にとばされてきちゃったてわけ」

 

一通り話を聞いた綾斗が手を挙げる。

 

「ねぇ、レイ。その世界ではレイのように能力をもった人たちがたくさんいるの?」

 

「ああ、能力は悪魔の実というものを食べることによって得ることができる。だが、その代わり海に嫌われて、一生泳げない体になってしまう。ようするに弱点ってことだ」

 

「なるほどな・・・では、わたしから一つ聞きたいことがある」

 

「なんだ?」

 

「お前はなぜ狙われるのだ?」

 

ユリスの質問にレイは強く唇を噛む。そして弱弱しく、それでいて悔しそうにゆっくりと口を開く。

 

「俺はな・・・・実験体だったんだ」

 

驚きのあまり目を見開く四人。レイは俯きながらゆっくりと続ける。

 

「世界政府という組織があってな・・・その組織はある実験を行っていたんだよ・・・・それは人工的に能力者を作り出すこと。生まれてすぐに捨てられた俺は良いか悪いか、そいつらに拾われちまったんだよ。そこで俺は小さい頃からいろんなことされたよ、主に薬物を投与されて、それから実験データがうまく取れない日には科学者から何回も蹴られたときもあったな・・・・・俺の他にもたくさん子供はいたが、結局最後まで残ったのは俺だけだった。そして実験の成果がこの能力だ・・・・そしてまた俺は捨てられたんだ。そのときはほんとに死のうかとも思ったよ、だけどそこで俺はある人に拾われた。その人のおかげで俺は海軍で働くことができたんだ。・・・・俺が狙われる理由はおそらく、俺がそのことを告発するのを恐れたからだろう。まあしたとしても俺一人が何を言おうとも無駄だと思うけどな・・・」

 

レイが話を終えるとユリスは拳を震わせながら言った。

 

「そんなことが許されるわけないだろう!許されるわけがない!」

 

「知ったような口をきくな!お前みたいなお姫様に何が分かるってんだよ!」

 

今にも殴りかかりそうなレイをクローディアが必死に抑えながら言う。

 

「落ち着いてください、レイ!ユリスはあなたのことを心配して言っただけです」

 

しばらくして、ようやく落ち着きを取り戻すレイ。

 

「・・・・すまなかった。ユリス。少し冷静さがたりなかったようだ」

 

そして、少し頭を冷やしてくる、と言ってレイは生徒会室を出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

日が落ちかけて、空がオレンジ色染まったころ、レイは寮から少し離れたベンチで寝転がりながら空を見上げていた。

 

「はぁ、少し頭に血が上り過ぎてしまったな・・・・やっぱりここは出ていったほうがいいかなぁ・・・」

 

ここにこのままいれば、またドフラミンゴが来たとき誰かが傷つく可能性もある、レイがここから去ればドフラミンゴはここは襲わないはずだ。

 

「そんなことないよ。」

 

すると、ベンチの背もたれのほうから綾斗がひょっこり顔を出す。

 

「ッ!・・なんだ綾斗か、驚かすなよ・・聞いてたのか?」

 

「うん、まあね・・・ところでレイは本当にここから去ろうと思ってるの?」

 

「・・・ああ、ここにいたらまたみんなに迷惑をかけてしまう。今回はあれで終わったから良かったが、今度はそうはいかない。綾斗も見ただろ?あいつらの強さ、あいつらはCP0て言って世界政府の諜報機関の中でも一番危険な連中だ。任務のためなら一般人も平気で殺すようなやつらだ・・・」

 

「そんな危険な組織に狙われてるのか・・じゃあなおさらレイを一人にはできないね。だっていくらレイでもそいつらを一人で相手にして逃げ切れるの?」

 

いくら海軍本部の中将だとしても、七武海とCP0を相手に逃げるのは容易ではない。

 

「それは・・・・無理だ」

 

「でしょ、だったらここに残ってみんなと協力して何か対策を取ったほうがいいよ。きっとみんなも協力してくれるはずだよ」

 

「綾斗・・・ありがとう、そうするよ。でもまずは鳳凰星武祭だな。おそらくあいつらもこっちに来るのにはかなりの時間必要なはずだ」

 

「ああ、そうだね。じゃあまた訓練相手頼むよ」

 

「任せとけ・・・ところで綾斗。俺はもし来るとしたらてっきりクローディアが来るのかと思ってたんだが・・」

 

「ああ、それはみんなが男どうしのほうがいいんじゃないかって・・・・もしかしてレイはクローディア来てほしかったの?」

 

「い、いや別にそんなつもりで言ったんじゃない!」

 

するとそこで近くの茂みから、三人の人影が出てくる。

 

「ふん、大丈夫そうだな。それにしてもクローディアに来てほしかったとは・・」

 

「レイも案外欲張り・・」

 

「あら、そうだったんですか。レイが慰めてほしいならこれからわたしの部屋でゆっくりと・・・」

 

出てきたのは、ユリス、紗夜、クローディアだった。

クローディアそのままレイ腕に抱きつく。

 

「えっ、お前ら聞いてたのか!?てか、クローディアくっつくなー!」

 

「あらあら、いいじゃありませんか。だってレイは私に来て欲しかったんでしょう?」

 

「うっ・・」

 

そう言われると何も言い返せない。それを周りの三人は微笑ましそうな眼差しで見ている。

 

(ドフラミンゴが次にいつ襲撃してくるかは分からない。だがこの俺の居場所だけは壊させないぞ、ドフラミンゴ!)

 

密かにそう決意するレイ。だがそれも自分の腕から伝わってくるむにゅむにゅという柔らかい感触に現実に引き戻される。

 

(うっ、これはやばい・・)

 

どんな覚悟を決めようともやはり煩悩には勝てないようだ。

そうしてレイ達は仲良く並んで歩きながら寮に帰っていった。

もちろんレイはクローディアに、綾斗は紗夜に抱きつかれながらだが・・・

そのわきでユリスが自分も綾斗に抱きつきたいが恥ずかしさが邪魔してできなかったとか・・・・

 

 

 

 




ちょっぴりシリアス入れてみました。

ちなみに海軍での恩人はガープさんです!



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