BIOHAZARD CODE:M.A.G.I.C.A. 作:B.O.A.
スペンサーによって、アンブレラ・アフリカ支部が閉鎖される。
・見滝原市、通学路。
時間は登校時間に遡る。
友人の志筑仁美と歩いていた鹿目まどかは、前方に美樹さやかを見付ける。
(…………!)
一昨日の事もあり、少し身を固くするまどかの横で、
「あら、 さやかさん」
仁美が声を掛ける。
さやかはその声に振り向いて、
「あ、仁美にまどか! おはよー!!」
笑顔で手を振って、まどか達に駆け寄ってくる。
「おはよっ! さやかちゃん」
「おはようございます。さやかさん」
二人も挨拶を返す。
「昨日はどうかしたのですの?」
「う~ん、ちょっとばかり、風邪っぽくてね」
仁美と話すさやかの様子は、何処かぎこちないながらも精一杯の元気を見せていた。
「さやかちゃん…………」
それでも、やはり心配になってまどかが尋ねようとするが、
『大丈夫。色々あって、とりあえず落ち着いたから。心配しないで』
さやかが念話で先回りする。
「…………」
「いぃよ~し! 熱も下がったし、今日も元気に…………」
行ってみよーー!! 、と続けようとして、
三人は、前方で松葉杖をつく灰色の髪の少年に気付く。
「あら…………? 上条君、退院なさったんですの?」
仁美が驚いたように呟く。
(…………)
まどかはそっと、さやかの様子を盗み見る。
さやかは黙ったまま、歩く恭介の背中を見詰め続けている。
(さやかちゃん…………)
その瞳は、何処か陰っている様に見えた。
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・見滝原市、見滝原中学校。
「上条、怪我はもう良いのかよ?」
「家に篭ってたんじゃ、リハビリにならないしね。来週までに松葉杖無しで歩くのが目標なんだ」
「ほ~、てっきり俺はナースさんにメロメロかと思ってたが」
「君じゃないんだから。中沢」
クラスの男子に囲まれて、楽しそうに話している恭介。
その顔に一切の曇り無く、明るい笑顔を皆に振り撒いていた。
「上条君、とても明るくなりましたわね」
仁美が嬉しそうに言う一方で、
「…………」
何処か虚ろにそれを見詰めるさやか。
「良かったね。上条君」
「……うん」
心配したまどかが声を掛けるも、さやかは何処か元気が無い。
気持ちの整理が着いたとは言え、まだ日常の調子には戻れていない様だった。
「さやかちゃんも行ってきなよ。まだ、声掛けてないんでしょ?」
「あ……、いや、あたしはまだ良いや。邪魔しちゃ悪いし」
そう言って、自分の席に戻るさやか。
「さやかさん、上条君とうまく行ってないんですの?」
「へ? ……いや、そんな事ないと思うけど……」
急に尋ねた仁美に驚き、しどももどろになって答えるまどか。
対し、仁美は考え込む様に黙ってしまう。
それをまどかが見ていると、
『鹿目さん、美樹さん、今良いかしら?』
突然、マミの念話が届く。
『マミさん? どうかしましたか?』
『実は、話したい事があって……。今日のお昼に、屋上に来て欲しいの』
『分かりました。私は大丈夫です』
『美樹さんもそれで良い?』
『あたしも、それで良いです』
『二人共ありがとう。それじゃあ、またお昼にね』
マミの交信が途切れる。
(マミさんも学校来てたんだ。でも、話って何だろう…………?)
思考を巡らすまどかの様子を、
(…………)
暁美ほむらは、静かに見詰めていた。
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・見滝原中学校、屋上。
お昼休み、まどかとさやかは約束通り屋上に来ていた。
「二人共、お弁当食べながらで良いからね」
そう言いながら、屋上のベンチに腰かけてパンを取り出すマミ。
だが、二人の注目はそっちに向いておらず、
「……私がいる事が、そんなに珍しいかしら?」
ベンチ脇に佇む、ほむらに向いていた。
「暁美さんは私が呼んだの。今回の事を、この中では多分、一番良く知っているから」
「今回の事?」
「二日前の夜、覚えてる?」
二日前、と聞いてまどかは顔を曇らせる。
対し、さやかは何かに気付いてハッとすると、
「ひょっとして、その…………、“びー・おー・だぶりゅー”って奴の事?」
「知ってるの? 美樹さん」
マミが驚いた様に聞く。
「あーいや、昨日あいつ……杏子にもう一度話がしたいって呼び出された時に、竜二さんが後からやって来て、そこで話をしたんです」
「そう。なら、話は早いわね」
「え、えと…………?」
話に付いて行けずに、オドオドするまどか。
「端的に言うわ」
ほむらは一旦、間を置いて、
「鹿目まどか、暫く私達から離れていて」
「…………へ?」
予想外の言葉に、まどかの思考が一瞬停止する。
「離れてって、…………何で?」
「実は、私達魔法少女はあの“怪物”を造った組織に狙われているの」
「え…………、ええ!?」
マミの言葉に、まどかは思わず大声をあげる。
「信じられないかもしれないけど、あれは人が造った“兵器”。使い魔とは違う、人間の“悪意”その物。だからハッキリ言って、人を食べる為に襲ってくる使い魔や魔女よりも厄介なのよ。探知も出来ないし、バックに“人間”がいるから行動も読めない」
「幸い、気を付けていれば対処出来る相手らしいから、自分達の身を守る分なら問題無いのだけど…………」
「…………」
その先を理解して、まどかは俯いてしまう。
その間に、ほむらはさやかを見て、
「今後は、基本的に単独での魔女狩りは禁止。あなたは巴マミと行動しなさい」
「…………分かったよ」
ほむらに言われるのは不服であったが、さやかは流石に口には出さなかった。
それを知ったか知らずか、ほむらはもう一度まどかの方を見て、
「…………あなたを守れる程には、私達は敵を知らない。残念だけど、分かって欲しいの」
「…………大丈夫、だよね?」
ポツリと、まどかが溢す。
「みんな…………、いなくなったり、しないよね…………?」
「…………」
誰も言葉を発せず、屋上に重い空気が漂う。
「……あーもう! 空気重い!!」
それをぶち破ったのは、さやかだった。
「要は、余分な敵が増えただけでしょ? そいつ等が魔女と組んだりする訳じゃないし、油断さえしなきゃ、あたし達が負ける訳無いでしょ」
(…………)
その油断で死にかけたお前が言うか、とほむらは思ったが、かく言う自分も殺されかけたので黙っていた。
「……まあ、確かにそうだけど……」
違う事とは言え、油断で死にかけた事のあるマミも、余り強く言えない様だ。
「なら、大丈夫だよ。いなくなったりしないって」
「本当……?」
「ホントホント、さやかちゃんは不滅なのです!!」
戯けた様に言うさやかに、ようやくまどかは笑顔を見せる。
その様子を、マミも微笑みながら見ている。
(…………)
それを、何処か難しそうに見ているほむら。
改めて、彼女はまどかの方を向いて、
「分かってくれた?」
「うん。……私は、みんなを待ってるよ」
「そう。じゃあ、これからの事だけど」
三人の視線を浴びて、ほむらは続ける。
「私達は兎も角、恐らくまどかの顔も割れているだろうし、あなたを一人にするのは抵抗がある。だから、“護衛”を用意したわ」
「護衛?」
首を傾げる三人に、ほむらは携帯を出して、
「竜二・シーザーに依頼したの。彼に、あなたの登下校時の護衛をして貰うわ」
「えっ、でも、大丈夫なの……?」
「心配無いわ。彼も了解してくれた」
次に、ほむらはさやか、マミの順で見て、
「強制はしないけど、出来るだけ、私生活でも単独行動は控えて欲しいわね」
「分かったわ」
「あたしも」
二人は頷いて答える。
「私は今日は佐倉杏子と行動する。何かあったら連絡して」
言い残して、ほむらは屋上を去って行く。
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・五郷市、白鴎女子高等学校。
「…………以上が、此方で分かった事だ」
『なるほどな……』
『まさか大臣が首謀者なんてな……』
『“テラグリジア・パニック”の再発って事か……』
クリスの前のパソコンには、二人の人間が映っている。
丁度、テレビ中継で会議をやっている感じだった。
「如何せん、中高一貫校だったのが痛かったな。生徒だけでも1/4、警察も含めればあの場の半数近くが犠牲になった」
『……一応言っておくが、“俺達”じゃないぞ』
「分かっている。が、現状は疑いが強いのも事実だ」
『俺達は兎も角、“上”が黙ってないだろうな……』
ジョージの言葉に、クリスとレズモンドが返す。
この時、三人の事件への見解は一致していた。
『恐らく、敵の本当の狙いは、お前達の排除だ』
「大臣が自ら志願したか、嵌められたかは不明だがな」
『……そういえば、大臣の身体の方はどうだ?』
テレビ越しに、ジョージがレズモンドに尋ねる。
『調査しているが……、恐らく新型だろうが、殆ど分からん。細胞レベルで変異してしまって、元の原型が掴めない。ウィルスは無かったが、死亡直後に消滅した可能性もある』
「そうか……」
『“砂虫”の方も同様だが……、ただ、両者に一つだけ共通点があってな』
『何だ?』
『“青色”の、コアらしき物が幾つか出来ていた。それと、これは“スライム”だけだが、虹彩が“青く”変色していた』
『青?』
『目立たない違いだったが、一応報告しておく』
レズモンドの報告を受けて、クリスは、
「了解。引き続き、調査を頼む」
『分かった。任せておけ』
「所で、竜二は何処に行った?」
クリスがジョージに尋ねると、
『彼なら、今頃“お迎え”の時間だろう』
「……エージェントに思えんな」
『同意するよ』
「“暴走”の反動は?」
『彼の“身体”は特に問題は無かったが……』
『…………触れないでやってくれ。彼奴は、余り本心を他人に見せたがらないんだ』
『……分かった』
「じゃあ、そろそろそっちに戻るよ。大臣の家も捜査しなくてはならないからな」
『了解』
二人の応答を最後に通信を切り、ふと、クリスは空を見上げる。
天気予報では夜から雨になるらしいが、その通りらしく分厚い雲が空を覆っていた。
(…………)
詳しくは知らないが、“あの時”も夜から雨が降ったらしい。
そう、あの日、あの夜。
地図上から、一つの街が、“消滅”した。
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・見滝原市、見滝原中学校校門。
まどかは困っていた。
「…………」
自分で、自分の口元がヒクついているのが分かる。
「…………」
隣では、親友のさやかも同じ表情をしていた。
その少し向こうでは、マミが若干哀れな目を向けていて、
「…………はぁ」
その隣で、ほむらが溜息を付いていた。
「ねぇねぇ、お兄さん誰を待っているの?」
「いや、この学校の子だけど…………」
「不思議なコートですね。何処に売ってたんですか?」
「これはオーダーメイドだけど…………」
「さっきのすっげえカッコ良かった! 何か拳法やってたんすか?」
「一応、中国武術をサラッと…………」
前では、竜二が女子男子問わず大量の生徒に群がられていた。
事の発端はこうである。
「…………まだか?」
竜二は、校門前でまどか達を待っていた。
既に下校する生徒がゾロゾロ出てきていたが、一向に彼等は出てこない。
「遅っそいな…………」
壁にもたれて愚痴を吐く竜二。
実はこの時、まどかのクラスのホームルームでは、街で見かけた“ゴリラを引きつれた美青年”について延々と語られており、マミは自教室で自習しつつ彼女等を待っていた。
付近の生徒は時たま此方をチラリと見るが、不機嫌そうな竜二の態度に直ぐに目を逸らしていた。
と、ここで、
「ぎゃはははははははははは!!!」
「マジかよソレェ!! 信じらんねェよ!!!」
「イヤイヤマジマジ。すんげェーどんくせェのソイツ」
(……あん?)
竜二が見ると、少し校門前の歩道を、いかにもな不良が三人歩いて来ていた。
歩道を横に並んで歩いてる分には、まだ百歩譲って良かっただろうが、
(おいおいおい……)
この不良共、横にスクーターを引きずっていた。
その所為で歩道が完全に塞がれており、生徒達は車道にはみ出ていた。
(…………)
妙に出来たワンシーンに、竜二は嫌な予感を感じる。
それは、現実となった。
プァァァァァァァァアアアアアアアアン!!!!!!
「きゃっ」
車道を通る車のクラクションに怯えて、中1ぐらいの女子生徒が歩道側に逃げる。
当然、そこに不良共が歩いていて、
「いたァ!?」
「うおッ!?」
「あだッ!?」
玉突き事故を起こして、不運にも、
ズガガッ!!!!
スクーターの車輪が歩道の側溝に嵌って大きく傷付く。
(…………あ~)
最早、呆れて何も言えない竜二。
「な!? 俺のスクーター!!」
「ッチ、テメェ! 何処見てやがる!!」
「ドーシテくれるんやコレェ!!!」
「ひぃぃッ!!!?」
と、前で“お約束”が始まった。
不良共は一旦スクーターを道に立てて、
「見て、分かる? 思いっきり傷入ってんけどォ!!」
「取り敢えず、家の住所教えてくれるかなぁ!?」
「キッチリ落とし前付けて貰うからな」
「え、あ…………だ、誰か…………」
絶望に満ちた表情で女子生徒が助けを求めて見渡すが、皆関わりたくないのか、近付く者はいない。
そんな中、竜二はと言うと、
(ほー…………)
どうやら多少は知恵がある様だ、と感心していた。
とは言え、女子生徒の方は一杯一杯な様であり、このまま不良共が突沸しないとも限らないし、第一教えてしまったら色々アウトである。
(…………はぁ)
どっかで勝手に破滅する分にはご勝手にと思うが、流石に目の前で起きるのは虫が悪い。
それも、一発で解決する方法があるなら尚更である。
竜二は壁から体を放し、四人の元に向かう。
ガンッ!!!!
「!!?」
「おっと」
そして、そのままスクーターを蹴り飛ばす。
ガッシャアアアァァァアアアン!!!!!
「なあッ!!?」
スクーターが横に倒れて、大きな音を立てる。
「テメェ!!! どういうt「アイヤーーー!!! ホンット済まなかったね君達~!!!」」
いきなり大声で叫ぶ竜二に、四人が思いっきり身を引く。
それを自覚しながらも、
「完っ全に俺のミスだよ!! 俺が悪い!! だよなぁ!!!」
「な、さ、触るな!!!」
思いっきり不良の一人の肩をバシバシ叩く竜二。
“キチガイ”に会ったと思ったらしく、不良共が面倒そうな表情になる。
と、ここで、
「んで、物は相談なんだが」
急に真面目な口調になった竜二が、ポケットから財布とペンを出して何かを書き始める。
書いた“それ”を不良の一人に渡して、
「それで、その子の分の傷も含めて手を打ってくれないか?」
「な!!?」
「ど、どうした!?」
三人が顔を寄せて“それ”を凝視する。
「さ…………30万!!?」
「十分な量だろ?」
竜二の渡した小切手の額に驚愕する三人を見て、悪い笑みを浮かべて竜二は言う。
「ほ、本当に良いのか!!?」
「当たり前だ。じゃなきゃ渡さん」
あっけらかんと返答した竜二は、背後で呆然とする女子生徒に体ごと振り向いて、
「ほら、早く行きな。次は気を付けろよ?」
「え、あ、有り難うございます!!」
花が咲いた様な笑顔で女子生徒はぺこりとお辞儀して、小走りに去ろうとする。
「おい、ちょっと待てや!!」
「ッ!!?」
女子生徒が振り向くと、ニヤニヤ嗤う不良共が、
「これでスクーターの分は手を打ったる。けどなァ、まだ俺達の慰謝料残っとるんだけどォ!!」
「ッ!!!」
再び絶望に落とされる生徒。
(…………)
「さあ、落とし前付けて貰おうかァ!!」
不良共が大声で叫ぶ。
と、ここで竜二が、
「うーん、今日の俺は気分が良い。サービスに性を出してみるか」
不良共に背を向けたまま、そんな事を言いながら再びペンを走らせ、
「さっきと同じ30万、これで倍になる」
「30万? それで足りるt「しかも、だ」」
そのまま、近くの街路樹の幹に左拳を付ける。
野次馬も含めて、その場の全員がその行動に疑問を覚えた瞬間、
ドッッッッッッッッッ!!!!!!
「…………今なら、“無料送迎”も付けてやろう」
「!!!???」
凄まじい衝撃が響き、全員が驚きに目を剥く。
竜二がそっと拳を放すと、木の幹に拳大の“凹み"が出来ていた。
俗に言う“寸勁”と言う技であった。
「さて、どうする?」
不敵な笑みを浮かべ、彼等を振り返る竜二。
ただ、その目は一切笑っていない。
「ヒィッ!!!?」
最初の女子生徒の様な声を上げる三人。
「遠慮はすんなよ? 欲しいだろ?」
ゆっくり振り向いて、竜二は一歩踏み出す。
「ご、ご遠慮しまァァァァァァァァすッッッ!!!」
スクーターを手に、不良共は一目散に退散していった。
「……はぁ」
彼等が見えなくなってから、一つ溜息を付く竜二。
一応、格闘技もある程度出来る竜二だが、今まで使わなかったのには訳がある。
(本気で手加減しないと、殺人拳になるからなぁ)
対人戦で使うには、手加減を意識しないとあっさり殺してしまう。
かと言って、B.O.W.戦だと銃や“あっち”の方が効率が良い。
竜二が使う時は、大抵弾切れかこういう街中の威嚇ぐらいであった。
(ま、立ち回りで参考にはしてるけどな)
そう思って、ふと振り返る竜二。
(……ん?)
そこには、目を輝かせる大量の生徒達がいた。
そして、今に至る。
「…………あれ、竜二さんだよね…………」
「うん…………」
「大変そうね…………」
「…………」
無言だったほむらが、竜二の元に近付き出す。
それに気付いた竜二が、
「暁美ちゃん! やっと来たか!!」
「…………何やってるのかしらあなたは…………」
「不良追い払ったら懐かれたんだよ!!」
生徒の包囲網から抜け出して、ほむらの元に近付く。
「それで、俺は鹿目ちゃん達の護衛をすれば良いんだよな?」
「最悪、鹿目まどかだけで良いわ。そもそも私と巴マミは方向が違うし、美樹さやかも途中までだし」
「分かった」
そう言って、竜二は近くに寄って来たまどかに目を向ける。
「宜しく頼むよ。鹿目ちゃん」
「此方こそ、よろしくお願いします」
お互いが挨拶をするのを見届けたほむらは、
「じゃあ、私はマミと帰るから、後は頼むわね」
「美樹さん、また後でね」
「うん。またね! マミさん!」
「マミさん、ほむらちゃん、バイバイ!」
四人で挨拶を交わし、二人が去って行く。
それを残った三人が見届けた後、
「じゃあ、俺達も行くか」
竜二の言葉に、二人が答えようとした時、
「さやかさん、まどかさん」
「!」
振り向くと、そこには緑の髪の少女、志筑仁美がいた。
彼女は二人を交互に見て、そして決意した様な眼差しで、
「少し、お話があるのですけど……、いいかしら?」
そう、言った。
どうも、B.O.A.です。
さて、問題のあの場面が近付いて来ました。
ここから暫くは、大した戦闘も無いシーンが続く予定です。
さて、彼女達の運命や如何に。
次回も頑張って行きます。
感想等、お待ちしてます(^-^)/