J市に突如現れた怪人の集団。海人族。その長である「深海王」。ヒーローたちは果敢に立ち向かうも一人、また一人と倒されていった。ヒーローたちのピンチにS級ヒーロー「ぷりぷりプリズナー」が駆けつけて戦うも彼は悟った。このままでは勝てない――――と、彼は決意する。禁断の姿への変身を…
「仕方ない……『変身』するか」
覚悟しな、変☆身!!!!
ぷりぷりプリズナー、エンジェル☆スタイル!!!!
七色の光がぷりぷりプリズナーを照らしてシルエットだけになる。
囚人服が弾け飛び、千切れた衣服が桃色の花弁と化して辺りに舞う。
大柄な男のシルエットが徐々に萎んで小さくなり、形も変えていく。
変身を終えたのか、七色の光が収まりぷりぷりプリズナーが居た場所には別の者が立っていた。
それは太陽のような…金平糖のようなトゲトゲを持ったオレンジ色の身体に細長い手足が生えたような存在。大きさも一緒にいる囚人ソニックの半分ぐらいだろうか?
彼は自信満々に語る。
「待たせたな俺の名は「
その場に居合わせた者は沈黙する。
やがて深海王が口を開いて問う。
「あなた何者? さっきまではギリギリで人間だったけど…今はどう見ても怪人よねぇ?」
「怪人だと!?」
深海王の怪人呼ばわりに憤慨したのか…
「ふざけんなテメェ、どこから見ても可愛い可愛い天使だろぉがっ!?」
「とりあえずお前は天使に謝れ」
自称天使発言する首領パッチにソニックがすかさずツッコム。
「まぁ、どっちでもいいわ。私が倒すことに変わりはないんだから…?」
深海王がいつの間にか首領パッチに接近、上から真下へと拳を振り下ろして首領パッチを地面へと叩きつける。
ボールのように弾んでソニックの元に転がっていく。
「ちぃっ…エンジェル☆スタイルでも歯が立たないのかよ…」
「まだ言うか…」
「こんなときに首領パッチソードさえあれば…」
よほど慌てていたのか店の品が放置されたままの八百屋を指差して…
「そこの八百屋にネギがあるが…?」
「おお!? あるじゃねぇか首領パッチソード! これさえあれば深海王なんぞ敵じゃねぇぜ!」
八百屋からネギを取ってきて深海王へと突撃する。
しかし、あっさりと返り討ちに遭い顔中をアザだらけにして戻ってくる。
「負けちゃった…」
「当然だろ」
「くそぅ…こんなときに首領パッチハンマーさえあれば…」
首領パッチが予備として持ってきた数本のうちの一本を手に取って…
「ネギならあるぞ?」
「おお!? あるじゃねぇか首領パッチハンマー! これさえあれば百人力だぜ!」
ソニックからネギをひったくって、再び深海王へと突撃する。
どうせ同じ結果になるだろうと冷めた目で見るソニック。しかし…
「勝ったー!」
地面に横たわって倒れている深海王とネギを頭上に翳してる首領パッチ。
「うそーん!?」
こうしてJ市を襲った海人族の侵略はS級ヒーロー「ぷりぷりプリズナー」またの名を「首領パッチ」が解決した。
(´・ω・)にゃもし。
唐突に思いついて、唐突に書いた。悔いはない。
ここまで読んでくれて、ありがとうです。
評価と感想があると助かるです。
サブタイ変更した。