初音島の悪虐皇帝   作:帰ってきた

21 / 27
お久しぶりです、本当なら年末か年始に更新予定だったのですが気付けば2月。中々時間が取れませんでした。


タイトルもだんだん適当になってきてますね。


悪逆皇帝と賢妹?

さて、我がクラスの出し物がお化け屋敷に決定して数日、特別何かあったわけではないが休日には杉並と共に学園で仕込み作業を行ったくらいだ。

 

 

そして休み明けの月曜日俺は一人通学路を歩いていた、杏は演劇部の朝練、茜は単純に寝坊。

 

 

その為俺は一人通学路を歩いていた、まあ、偶にはこういうのも悪くない。しかし最近めっきり寒くなってきた。

 

 

この調子ならもしかするとクリパ当日には雪でも降るかもしれない、そうなるとホワイトクリスマスになる訳だ。中々ロマンチックな事だ。

 

 

そんな事を考えながら歩いていると前方に見慣れた四人の姿を捉える、それを見た俺は自分でもわかるくらい悪い笑みを浮かべながら四人に近づいて行く。

 

 

俺が近づいていく、するとまずは三人が俺の姿を見ると驚いた表情を浮かべる、そしてその三人の表情を見た残りの一人が後ろを振り返る。

 

 

そして俺を視界に捉えた瞬間には好戦的な笑みを浮かべる。それに答えるように俺も笑みを浮かべ四人に近づく。

 

 

「おはようございます、会長。副会長。朝からクリパの相談ですか?」

 

 

「おはようルルーシュくん、ええ。御察しの通りクリパについてまゆきと話してたのよ。弟くんの友達に困った問題児さんたちがいるからね。」

 

 

こちらの問いかけに対して笑顔で答える会長、流石である。

 

 

「そうですか、運営側としては目の上のコブといったところですか。大変ですね運営する側としては。」

 

 

「ふふっ、そうね。その運営する側の苦労を分かってくれたらいいんだけどね。再三言っても聞いてくれないの。どうしたらいいと思うかしらルルーシュ君?」

 

 

「そうですね・・・辛抱強く説得する事ですかね?誠意を見せれば相手も応じてくれるのではないでしょうか?まぁ、俺の考えですが。」

 

 

「そっかぁ〜、だったら今度からはそうしてみようかしら?アドバイスありがとうねルルーシュ君。参考にしてみるわ」

 

 

「いえいえ、こんな俺の在り来たりなアドバイスがお役に立てれば光栄です。では俺はこれで失礼しますね?」

 

 

「ええ、ありがとうねルルーシュ。」

 

 

「どういたしまして。」

 

 

「「ふふふっ・・・。」」

 

 

会話を切り上げ、俺は先を歩き出す。その際チラリと生徒会長以外の面々に視線を向ける。

 

 

副会長は、普段より数段好戦的な笑みを浮かべて俺を見ていた。義之は引きつった表情で俺と生徒会長を見ていた。そして生徒会長の妹である朝倉 由夢は義之と似た表情をしていたが一つだけ違うところがあった、それは・・・。

 

 

何故かその目に怯えや困惑といったものを俺に向けていたことだ、俺と彼女はあまり接点は無い、なのであのような目で見られる様な事をした覚えはない。

 

 

こればかりは俺も首をかしげるしか無い、知らず知らずのうちに何かしてしまったのだろうか?

 

 

しかし、考えても答えは出ず俺は思考を切り学園に続く通学路を歩く事にした。後ろから感じる視線を無視しながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ〜、やっぱりルルーシュ君は一筋縄じゃいないわね。流石に手強いわ」

 

 

「全くね、面の顔の厚さで言ったら杉並並みかそれ以上ね。あいつ政治家とかに向いてそうね。」

 

 

「いや、音姉。いきなり往来であんまり心臓に悪い事しないでくれよ。見てるこっちはヒヤヒヤしたよ。」

 

 

「あはは、ごめんね弟君。ここのところルルーシュ君にやられっぱなしだったからつい、ね?」

 

 

「いや、可愛く言われても・・・。」

 

 

兄さんやお姉ちゃん、そして高坂先輩の会話を他所に私、朝倉 由夢はルルーシュ先輩の後ろ姿をただ見つめていた。

 

 

はっきり言って私はルルーシュ先輩が怖い、いや、だからといってルルーシュ先輩に何かされた訳では決して無い。これは私自身の問題だ。

 

 

私、いや、私たち朝倉家の人は大多数の人が魔法が使える、おじいちゃんも亡くなったお母さんも。そしてお姉ちゃんや私も。

 

 

そしてわたしがルルーシュ先輩に恐怖心を抱く理由を作ったのも私の魔法が原因である。

 

 

私の使える唯一、というか私自身も自由にその魔法が使えるわけでは無い。それは予知夢だ。私の予知夢は決して外れる事はない。

 

 

そんな絶対外れない予知夢に現れた例外がルルーシュ先輩である、私は見た夢を毎朝手帳にメモをしている。

 

 

兄さんはこれを、私自作のポエム手帳と勘違いしている。まあ、そんな事はどうでもいい。

 

 

ある日私と兄さんが一緒に通学していると、目の前から親子連れが歩いて来た。その光景を見て私は小さく「あっ。」と声を出す。

 

 

私の今朝見た夢で親子連れの子供が走り出してその先に居た兄さんは子供を避けるが避けた先にあった石を踏んづけて転んでしまうのだ。

 

 

そんな私を他所に事態は進み既に子供が兄さんのすぐ近くまで来ていた、そして次の瞬間には。

 

 

「足元注意だぞ義之。」

 

 

いつのまにかいたルルーシュ先輩が兄さんの制服を引っ張っていた、あれ?

 

 

「おっ、サンキュールルーシュ。うわ。なんかデカイ石ころが足元にあんだけど。」

 

 

「それを踏んでいたら転んでいたな。」

 

 

兄さんとルルーシュ先輩が何か話しているが私はそんな会話を気にする余裕は無かった。今まで一度も外れたことの無い私の予知夢が外れたのだ。

 

 

その後も偶に見る予知夢だったけど何故かルルーシュ先輩だけが予知夢に現れなかった、けど見た予知夢に居なかった筈のルルーシュ先輩がいる事が多々あった。

 

 

その時初めて私はルルーシュ先輩に対して恐怖心を抱いた、魔法という普通では無い力を持ってしても理解できない存在。

 

 

私の中ではルルーシュ先輩は得体の知れない存在となっている。

 

 

(ルルーシュ先輩って何者なんだろう?)

 

 

そんな答えの出ない疑問を抱きながらも私は日常を送る、叶う事ならこの疑問が解決する事を願う。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。