初音島の悪虐皇帝   作:帰ってきた

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またまた、お久しぶりです。

D.C.5のサイトがオープンしましたね。発売が今から楽しみです

映っていた少女の耳がとがっていたのですがもしかして?

後4のキャラたちの登場はあるのでしょうかね?


悪逆皇帝の知らぬところで

現在俺、桜内義之の目の前には三人の人物居る。一人は音姉こと朝倉音姫である。ここまでは良い。

 

 

音姉は分かる、幼少の頃から付き合いだし今俺がお世話になってる風見学園理事長である芳乃さくらさんの家と音姉の家はお隣だし、ほぼ毎日夕食も一緒に作って食べてるし。音姉がここに居てもなんら違和感はない。

 

 

なんなら居ない方が逆に違和感を感じるほどである。

 

 

だが問題は後の二人だった、一人は音姉の友人にして生徒会副会長であり風見学園陸上部のエースである高坂まゆき先輩。

 

 

そしてもう一人は転校生であり付属一年でありながらもその能力を認められて生徒会メンバーとなったエリカ・ムラサキであった。

 

 

(なんでこの二人がここに居るんだ?)

 

 

ちょっと早めに夕食の準備に取り掛かっていたらいつもの様に玄関から音姉の声がしたので出迎えようと玄関には音姉だけで無く後の二人が居たのである。

 

 

何故家に?という疑問は音姉の言葉で解消された。曰く秘密の作戦会議だそうだ。

 

 

因みにいつもならこの時間に我が家の居間の炬燵でダラダラ過ごしている妹分である由夢はいない。

 

 

(音姉から知らされていたか、勘づいたかは分からないが逃げたなアイツ。)

 

 

そんな薄情な妹分に内心愚痴をこぼしながら俺は目の前の現実向き合う事にする。

 

 

「なあ、音姉作戦会議って言ってたけどそれってもしかしてクリパに関するものなのか?」

 

 

作戦会議と言ったらもうこれくらいしか思い付かなかった、まあ、うちの学園にはとびっきりの問題児が二人もいるしな。

 

 

その二人共と友人である俺はいつ巻き込まれるか心の中で冷や冷やしているが。いつも問答無用で巻き込んでくるからなあの二人。

 

 

 

「うん、そうだよ弟君、大正解。」

 

 

俺の言葉に音姉は笑顔で答える、やっぱりか。と思うと同時にいやな予感もする。

 

 

「そっか、じゃあ。俺はお邪魔みたいだし部屋に戻ってるよ。終わったら教えてくれれば良いからさ。」

 

 

この場から逃れるため俺は適当な理由を付けてその場から去ろうとする、しかし。

 

 

「弟君、そこに座って」

 

 

「えっ、いや。生徒会の会議なんだろ?俺が居たら邪魔だろうし・・・。」

 

 

「弟君、良いからそこに座って」

 

 

「いや、だから。俺が居たら会議にならないだろうしさ。」

 

 

「弟君そこに座って?」

 

 

「・・・。」

 

 

「・・・(ニコニコ)」

 

 

「・・・わかりました。」

 

 

「うん!素直でよろしい。」

 

 

音姉の笑顔の圧力に屈した、高坂先輩な面白がって終始ニヤニヤしながら成り行きを見守るだけだったし。

 

 

ムラサキは少し戸惑った様子で俺と音姉を交互に見ていた、助け船出してくれてもよかったんだが。

 

 

結局俺も音姉達生徒会の作戦会議に無理矢理参加させられる事となった、明らかに場違いだろうに。

 

 

「さて、今回の議題も非公式新聞部。もとい杉並君、ルルーシュ君に対する対策会議を行いたいと思います」

 

 

 

「やっぱその二人なんだな」

 

 

「そりゃそうでしょう?イベントが近付いてる風見学園において必ずと言っていい程騒ぎを起こす連中のトップよ?」

 

 

「そうですわね、私も生徒会の資料でしか拝見致しておりませんが。相当な事をやらかしておいででしたわね」

 

 

心なしかまゆき先輩とムラサキが俺に突き刺す様な視線を向けてくる、まあ。俺も去年までは俺も騒ぎを起こす側の人間だったからな、警戒してもおかしくないだろう。

 

 

「大丈夫だよ、弟君はもうそういう事は卒業したって言ってたし。ねっ?」

 

 

音姉が笑顔で俺にそう尋ねてくる、先程の威圧感を感じる笑顔ではなく今度は純粋無垢なものであった。

 

 

二人とは違い本当に俺を信頼してくれているという事なんだろうな。

 

 

「もう、音姫はそうやって直ぐに弟君を甘やかす。油断しちゃ駄目よ音姉。」

 

 

「そうです、この問題児が素直に言う事を聞くとは思えません。しっかりと監視下に置くか釘を刺しておくべきですわ」

 

 

まゆき先輩とムラサキからは残念ながら信用されてないみたいだ、あとムラサキはかなり辛辣であった。まあ、ファーストコンタクトがあれじゃあそうもなるか。

 

 

まゆき先輩はもう少し俺の事を信用しても良いと思うんだが・・・、上手くいかないものだ。

 

 

「まあまあ、二人とも弟君の事は私に任せて。後でちゃんと言っておくから。それよりも会議を始めましょう」

 

 

「それもそうね、じゃ、最初の議題は」

 

 

こうして始まった対非公式新聞部の秘密の会議、当日の警備の生徒の配置や重要度の高い場所や位置の予測や要注意人物である二人の動向や狙いの予測。

 

 

側から見ても音姉もまゆき先輩も真剣そのもの、ムラサキも若干二人の気迫に圧倒され気味だ。

 

 

この二人は今の生徒会の中では杉並やルルーシュとは長く因縁深い間柄である、付属一年の頃から精力的に非公式新聞部として暗躍し続けた杉並とルルーシュ。

 

 

そして当時付属三年でありながら本校の生徒会に特別参加していた音姉とまゆき先輩。その頃から問題児二人には良い様にやられていたみたいだ。

 

 

それに音姉とまゆき先輩も来年は三年生だ、生徒会として活動も残り僅かになってきた。二人共と在学中には一度でもいいからルルーシュ達に勝つ事を目標にしているそうだ。

 

 

「ふぅ・・・。今の段階で考えれる事はこれくらいかな?」

 

 

「そうね、まだクリパまで時間は有るから何か発見したらその都度報告して対策を練るって感じよね」

 

 

「ふふっ、つまりはいつも通りって事ね。」

 

 

二時間弱に及ぶ会議もようやく終わりを告げそうだ、結局最後まで居座らされたがこの会議の内容俺が聞いてても良かったのだろうか?

 

 

そんな疑問を浮かべていると。

 

 

「あの、発言よろしいでしょうか?」

 

 

ムラサキがおずおずと手を挙げた、どうしたんだ?

 

 

「ん?どうしたのエリカちゃん。何処かわからなかったところでもあった?」

 

 

「あっ、いえ。そういう訳では無いのですが。お二人はどうして非公式新聞部の本拠地に乗り込むという選択をなさらなかったのでしょうか?」

 

 

おおっと、これは。

 

 

「普通に考えれば彼等の本拠地である部室を抑えるのが騒動を収めるには確実な方法だと思うのですけれど。」

 

 

 

「お二人は何故先程の会議でその案を出さなかったのでしょうか?」

 

 

ムラサキが疑問を持つのも無理は無い、普通ならそうするだろう。しかし、良くも悪くも普通とはかけ離れた部活である非公式新聞部にはこの方法は使えないのだ。それよりも。

 

 

「あれ?音姉とまゆき先輩。あの事はムラサキに言ってなかったの?」

 

 

「あー、そういえば言ってなかったわね。すっかり忘れてたわ」

 

 

「あはは、私もうっかりしてたよ。」

 

 

音姉とまゆき先輩がそう言う、その様子に訳がわからないと困惑する表情を見せるムラサキ。

 

 

「えっとね、エリカちゃん。エリカちゃんのその考えをそのまま実行した人が生徒会にいたの」

 

 

「まあ、実行したのは生徒会としてではなく個人でだったけどね。」

 

 

「えっと、それは一体どういう事ですか?」

 

 

まあ、普通なら相手のアジトに乗り込むのに一人ではなく団体で乗り込むのが定石だろうが。

 

 

「えっと、それをしたのが私の前任の生徒会長の磯鷲会長なんだけどね。自分が計画した企画を非公式新聞部にめちゃくちゃにされてそれで怒った磯鷲会長が非公式新聞部の部室に乗り込もうとしたのよ」

 

 

「えっ?!部室の場所はわかってるんですか?」

 

 

音姉の言葉にムラサキが驚きの声をあげる、それもそうだろう、しかし。これは。

 

 

「あー、音姫言葉が足りないわよ。詳しく言うと部室に繋がってるであろう秘密の道よ。」

 

 

非公式新聞部はこの風見学園においては非公式の部活でありながら学園の創立当時から存在している、その為かこの学園の至る所に非公式新聞部の隠し通路が多く存在する。

 

 

かという俺は全くどこに在るのかどれだけ在るのかは知らない、知っているのは非公式新聞部のメンバーだけだ。

 

 

 

「でしたら尚更その通路を使うべきなのでは?」

 

 

「いやー、私達も発見当時はそのつもりだったのよ。その為に準備を少しづつしてたんだけど・・・。」

 

 

「?」

 

 

急に歯切れが悪くなったまゆき先輩に対して疑問符を浮かべるムラサキ、その様子を見て音姉が口を開く。

 

 

「さっきも言った通り磯鷲会長が単独でその通路を使って行っちゃったの、下校時間が過ぎた後に。」

 

 

「ええ!!ど、どうしてその様な事を?」

 

 

「磯鷲会長って、どちらかというと非公式新聞部よりの人だったのよ。けど、非公式新聞部とは対立してたの。」

 

 

「だけど、生徒会の他のメンバーに内緒で勝手にイベントを用意したりと生徒会の中でも問題児だったの。」

 

 

「え、ええ。生徒会長がですか?」

 

 

ムラサキが信じられない様な様子で音姉に問い掛ける、まあ。気持ちは分からなくない。磯鷲前会長は謂わば第三勢力の様な人だった。

 

 

生徒会に所属しながらも行動そのものは非公式新聞部寄り、しかし、誰よりも我が強く非公式新聞部とは相容れない間柄である。

 

 

「そんな人が自分の企画をおしゃかにされて黙ってる訳なくってね、私達が見つけたその隠し通路を使ったのよ。」

 

 

「な、なんて短絡的な・・・。それで結果は・・・聞くまでもないですわね。」

 

 

流石のムラサキも呆れて物も言えない様だ、しかし。それも当然だろう。あの非公式新聞部の部室へと続くであろう重要な隠し通路を個人的な理由で無断で使用したのだから。

 

 

そしてその結果は現場が示す通り。

 

 

「そっ、現在も非公式新聞部は元気に活動中よ。まあ。けど幾つか収穫はあったけどね」

 

 

「収穫ですか?」

 

 

「ええ、磯鷲会長の話だと同じ景色がずっと続いてる廊下で窓も扉もなかったそうなの。」

 

 

「進めど進めど同じ景色で流石に不味いと思ったらしんだけど時すでに遅しってやつでね」

 

 

「迷ってしまったのですね。」

 

 

「そうそう、んで迷ってどうしたらいいか分からずその場にしゃがみ込んでたら寝落ちしたらしくてさ」

 

 

「次に目が覚めたら学校の廊下だったらしいのよ。恐らくだけど非公式新聞部に見つかって外に連れ出されたんでしょうね」

 

 

「そうなのですか、まあ。無事でなによりでしたけど、その隠し通路は?」

 

 

「後日調べたら見事に無くなってたのよ入り口が、仕事の早い事早い事。」

 

 

この話はかなり有名な話しであの磯鷲会長がしばらくの間大人しくしていたぐらいである、相当怖かったのだろう。

 

 

「まあ。そんな事があって私達も迂闊に踏み込めなくなっちゃったって訳。入り口を見つけれても中がどうなってるか不明な以上安易に踏み入れ慣れないからね。」

 

 

「うん。また磯鷲会長の二の舞になりかねないしね。それに大勢で踏み行っても安全っていう保証もないしね。」

 

 

「成程そういう事でしたんですね、根本的な解決法が使えないのは厳しいですね。」

 

 

 

そんなこんなで対非公式新聞部対策会議は幕を閉じた、因みに夕飯は全員が家で食べていった。

 

 

また週末に買い物に行かないといけないな。

 

 

 

 




今回は結構文字数が多めになりました
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