出撃!マシンロボレスキュー ギャラクシーと共に   作:ザルバ

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「よし。総員、大志館に向け駆け足!」

 入隊式が終わった後、太陽たちは集団で移動していた。

「今日から頑張らないとな。」

「あんた、一体何者よ?」

 鈴が太陽に問う。」

「まあちょっと色々あってな。詳しい話はいつかするから。」

「しかも初めての成功でレスキュー成功・・・か。」

 エースがそう言うと宮島が注意する。

「ぶつくさいっとらんと走れい!今日は三食賄い付きである!」

(ご飯か・・・・・・・・・そういえばコビーたちと一緒に宇宙を旅した時の飯はおいしかったなー。)

 そう思いながら太陽は走るペースをほかのみんなよりも少し上げる。そんな太陽を見てエースが対抗心を燃やす。

「一番は僕だ!」

 エースは太陽の後ろからタックルしてくるが太陽は回避する。エースはバランスを崩すも何とか態勢を保つ。

「大丈夫か?貧血か?」

「そうじゃない!僕はエリアス炎。エースと呼んでくれ。」

「・・・・・・・・・・・・自分で言ってて恥ずかしくないのか?」

 太陽が憐みの目で見る。

「僕はこのマシンロボレスキューの未来のエースだからさ!」

「それって卵って事だろ?みんな同じじゃん。てか、エースってのはエースになろうとしてなるもんじゃないからな。」

 太陽はそう言うと列に戻った。

「おい!」

 エースは太陽を追い越し、先に進んだ。

「あいつ・・・・・・・・・どこにあるのか知ってるのか?」

 

 少し外観がボロイ大志館。一同思ったことを口にした。

「ここに住むの?」

「古いな・・・・・」

「ていうか、ボロ。」

 各々感想を述べる中、大地は感動していた。

「かっこいいよ。僕、こういうところに住んでみたかったんだー。なんか、夢がかなったって感じ。」

 その言葉に太陽も共感した。

(そういや最初の頃はコンボイたちが用意してくれた居住スペースで過ごして、後でコビーたちと一緒の家で過ごしたけどあっちじゃ日本に帰らなかったなー。)

 そう太陽が思い更けていると寮母の大井川善次郎と大井川さとこが声を掛けてくる。

「あら。みなさんいらっしゃい。」

「おう、よく来たな!」

「両父母の大井川善次郎さんとさとこさんよ。」

 マリーが二人を紹介する。

『よろしくお願いしまーす。』

 一方その頃エースは・・・・

「どうだ太陽!僕がエースだ!」

 一人走っていた。

 

 大志館で善次郎が海を見ながら黄昏ていた。そんな大志館内食堂ではエースを覗いた全員が席に座り、教官たちの話を聞いていた。それぞれの隊員の前にK-BOYがロボットモードで立つ。

 誠の前に立つK-BOYが敬礼をすると誠も立ち上がり敬礼をする。

「これはK-BOY。お前たちマシンロボレスキュー隊員の隊員章であり、マシンロボ、並びに隊員同士の通信機でもある。」

「これからは、肌身離さず携帯すること。」

 宮島が説明し、佐々木が注意をする。

 誠がK-BOYを手に持つと変形し、モニターにエンブレムが表示される。

「これは?」

「今モニターに出たのは、それぞれの小隊のシンボルマークよ。」

「君たちは小隊に分かれて、団体行動をすることになる。」

 マリーが答え、佐々木が追加説明をする。そして宮島が説明する。

「小隊は・・・レッドウィングス、ブルーサイレンズ、イエローギアーズも三つに分かれる

「あたしたちが、それぞれの専任教官になります。」

「小隊の構成は各自の特性を考慮したが・・・・・・・・変更の可能性もある。私の期待裏切らないでくれ。」

(ま、それはお互いの成果だよな。)

 太陽がそう思っていると宮島が太陽に声を掛ける。

「太陽。」

「はい。」

「お前はレッドウィングスと兼任してお前のパートナーのチームを持つことになる。心しておくように。」

「はい!」

 マリーがお微笑みながら部屋を見渡していると持ち主がおらず困っているレッドウィングスのK-BOYがあった。

「エリアス君は?」

「あれ?ねえ太陽、知らない?」

「あー・・・・・・・多分・・・」

 

 宮島は額に血管を浮かせながら島の沿岸の道路を自転車で走っていた。すると道路で疲れたのか歩いているエースがいた。

「エリアス!」

「っ!きょ、教官!」

「罰として格納庫の掃除!」

「ええー!」

「それから。」

 宮島はK-BOYを投げ渡す。

「お前のK-BOYだ。お前はレッドウィングスだ。」

 

 寮内にローマ字で部屋主の名前が下げられていた。太陽は荷物を置くとベッドで大の字になって寝る。

「はー、今日は初日から大変だったー。あ、あの資料出して教官に提出する準備しないと。」

 太陽はそう言うと鞄の中からある資料を取り出した。

 

 一方その頃空に浮かぶ謎の島。その形はまるで巨大なガラゴロであった。その中を一人の赤いマフラーを巻いた少年がいた。

「俺は誰だ?」

 少年は廊下を歩く。すると途中に壊れかけている鏡があった。少年は自分の姿を見る。

「俺は・・・・・・・・・誰だ?」

「お前の名はジェイ。」

 機械のような声でそいつは答えた。

「お前は戦うために生まれた、デザスターの戦士。」

 少年が見る先にはいくつものガラゴロがいた。

「マシンロボは敵だ。行け、ジェイ。マシンロボを倒せ。」

 その声に従う様にジェイはその場を後にした。

 

 MRR基地格納庫ではエースがバケツとモップを持って宮島とファイヤーロボと一緒にいた。

「ファイヤーロボ。こいつは罰当番だ。見てやってくれ。」

「了解。」

 ファイヤーロボは敬礼をする。そして宮島はそこを後にした。

「ファイヤーロボ、聞いてくれ。」

「なんだ?」

「僕はエース。君は消火レスキューのプロだろ?僕も消火に関してはプロレベルの知識がある。僕は君と絶対に相性がいいはずさ。」

「知識よりも経験がものを言う。私の中には、何千人もの消防士やレスキュー隊員の経験がインプットされている。」

「しかしそれも知識ではないのか、ファイヤーロボ?」

エースへとそう言うファイヤーロボにビークルモードのコンボイがファイヤーロボに声を掛ける。

「君は・・・・・」

「自己紹介が遅れてすまない。私はギャラクシーコンボイ。太陽のパートナーと言ったところだ。」

「そうか。ファイヤーロボだ。よろしく。」

 ファイヤーロボは敬礼をするがコンボイは出来なかった。

「すまない。私は君たちと違い、太陽無しでは単独で動けないんだ。出来るとしてもこのビークルモードとフライトモードで移動する程度だ。どうか許してほしい。」

「いや、気にしなくていい。後の二人は姿が見えないが・・・・・・・・・」

「ライガージャックとソニックボンバーはいまこの島を見て回っている。この島をよく知ることも大事なことだからな。」

 二人が話をしていると警報が鳴った。

〈中央山脈。山麓より出火。山野火災発生。マシンロボレスキュー。出場待機。〉

 その警報は大志館にいた鈴たちの耳にも入った。

「この資料は後だ!」

 太陽は急いで準備に入った。

 

 MRR基地指令室で佐々木は状況を確認していた。

「山野火災、化学工場に向け延焼中。要救助者有り。マシンロボレスキューに出場要請、入電。」

「レッドウィングスの出番ですね?」

 宮島が長官に問うと長官は答えた。

「出場を許可します。」

「了解。レッドウィングス、出場します。」

 宮島は敬礼をする。

 そしてMRR基地の棟の手が現れ、パーの形になる。

〈救助火災指令。中央山脈山野火災。出場、レッドウィングス。〉

 指示が出ると待機していたジェットロボが動き始める。

「ファイヤー、先に出場しているぞ。」

「ああ。急げジェット。」

 ジェットは格納庫から出場カタパルトへと移動する。

「出場、ジェットチーム!」」

 宮島が指示を出すとジェットロボは消火弾を装備し、ジェットエンジンを吹かし出場する。

「ジェ―――――――――ット!」

 一方その頃レッドウィングスはウィングライナーに乗車し、ブルーサイレンズとイエローギアーズは指令室でサポートに回っていた。そんな中、誠が佐々木に問う。

「ブルーサイレンズの出場はないんですか?」

「出場指令は現状の状況に応じて発動される。待機も任務の一つである。」

「わかりました。」

 誠はその言葉に納得した。

 マリーが一同に声を掛ける。

「レッドウィングスのバックアップを戦力でするわよ。」

『了解!』

 長官が隊員たちを見る。

「ファイヤーロボ、並びにエイダ―ロボ、二番機から五番機は大回転ベースへ。」

 アリスがそう指示を出すと大回転ベースに乗る。

「間もなく、一番線にウィングライナーが参ります。レッドウィングス各員は、白線の内側までお下がりください。」

 小百合がアナウンスをする。ファイヤーチームが位置に移動するとウィングライナーが到着する。

「ファイヤーチーム、ウィングライナーへの搭載、はじめ。」

 アリスがそう言うとウィングライナーは変形する。

「射出レーン内異常なし。」

 強が安全を確認する。

「ウォーターブリッジへのポイント切り替え、よし。」

 小百合が確認する。

「ルーレット回転、全て準備、よし。」

「ドアが閉まります。」

 ケンが全ての安全を確認し、アリスが注意を促す。

「よし。K-BOYを使ってウィングライナーに指示を出せ。」

 宮島がそう言うと鈴がK-BOYを使って指示を出した。

「ウィングライナー、出動!」

 刹那、ウィングライナーが起動する。その光景に鈴は目を輝かせていた。そしてウィングライナーは出場する。

「ウィングライナーはレッドウィングスのトランスポーターだ。現場に高速で、マシンロボと補給物資を運ぶ目的で作られた。」

 宮島がウィングライナーについて説明する。

「エース、今回はお前がファイヤーロボのマスターだ。出来るな?」

「イエッサー。」

 エースは親指を立てて答える。

 

「こちらジェットリーダー。風の影響で、山野火災は化学工場に向け炎上中。ただちに消火作業に入る。」

 ジェットがそう報告するとジェットチームは火災現場に消火弾を落とし火災を消火する。沿岸では消防隊が消火作業をしていた。その側をウィングライナーが通り過ぎる。

「ファイヤーチーム、火災現状に現着。」

「山野火災はジェットチームが消火している。ファイヤーチームは直ちに救助に当たれ。」

「了解!」

 エースが報告すると宮本が指示を出す。

 ウィングライナーは変形しファイヤーチームを出す。

「モードチェンジ!」

 ファイヤーロボはロボモードに変形する。

「変形完了!」

 エースはファイヤーロボの側で火災現状を見る。その光景を太陽たちもウィングライナーの中で見ていた。

「私は救助に向かう。君たちは、化学工場への延焼を防ぐんだ。」

『了解!』

 ファイヤーロボの指示にエイダ―ロボが敬礼をして答える。エイダ―ロボは消火作業を開始する。

「放水、はじめ!」

 その現状を見てエースは恐怖していた。知識で知っていたとしても子供。現場には今回が初めてであった。そんなエースを他所にファイヤーは消火作業を開始する。

「すごい・・・・」

 消火作業をするファイヤーの後ろをエースは着いてゆく。

「エリアス、気を付けろ。風が変わったぞ。」

「えっ!」

 刹那、エースの側が再び燃え始める。

「うわっ!」

 驚くエース。だがファイヤーロボは消火作業を続ける。

「こわいのか、エリアス?」

「う、うん・・・・・・・・・」

「いいデータを教える。真の消防士は、炎の怖さを知っている。知っているからこそ戦える。それを知っているお前には・・・・真のファイヤーファイターになる資質がある。」

「ファイターの資質?」

 ファイヤーロボはエースにロボマスターとしての資格があることを間接的に言った。そのことにエースは微笑む。

「もう大丈夫!」

 エースが立ち上がった途端、K-BOYに着信が入った。

「こちらエース。」

「要救助者からの携帯の電波をキャッチ。火に囲まれている模様。」

 鈴がエースに連絡する。

「了解。電波で位置を確認した。」

「直ぐに救助に向かう。」

 エースとファイヤーロボが向かう。

「行くぞエリアス。」

「イエッサー。」

 ファイヤーが走りながら消火を行い、その後をエースが付いて行く。

「あの岩の向こうだ。」

 ファイターが消火機材を向けエースに教えた時であった。

「っ!」

 太陽のサバイバルナチュラルが危険を察知した。太陽は立ち上がる。

「どうしたの太陽?」

「アイツが来る。」

 鈴の問いに太陽はそう答えた。

「なんだって!」

 エースは驚き辺りを見回す。ファイヤーも辺りを警戒する。

「マシンロボは敵だ!」

 ファイヤーロボの正面からガラゴロがタックルをしてくる。それを受けたファイヤーロボは倒れる。

「ファイヤー!」

「また同じタイプの奴だ!」

「長官!」

 佐々木とマリーが声を上げる。

「レスキューを妨害する者は排除せねばなりません。戦闘を許可します。」

「ゾーン展開を許可する。」

「イエッサー。」

 長官と宮島の許可が下り、エースは返事をする。

「ファイヤー、ゾーン展開。」

「ゾーン、展開!」

 ファイヤーロボはジェットロボと同じようにゾーンを展開する。

「ゾーン展開、よし!」

「ゾーンⅠ型、展開確認。」

 ソーンⅠ型内部はアメフトドームの形をしていた、その中でファイヤーロボはガラゴロと交戦していた。

「貴様は何者だ!」

「我らはデザスター。」

 問うファイヤーロボへとガラゴロは体当たりし、ファイヤーは倒れる。

「マシンロボは敵だ!」

 ガラゴロは変形する。前回と違いガラゴロの右手はドリルが装備されていた。

「ガラゴロドリル!」

 ガラゴロはドリルを振り下ろすがファイヤーは回避する。

「エリアス、要救助者は任せたぞ。」

 ファイヤーロボはそう言うとガラゴロに向かって行った。

「イエッサー。」

「ファイヤー、頼むぞ。俺は消火作業を続ける。」

 ジェットチームが消火弾を落とす。

 その光景をジェイが岩山の山中から見下ろしていた。ジェイは通信機でガラゴロに通信を取る。

「ガラゴロ、あまり時間を掛けるな。さっさと止めを刺せ!」」

『ジェイよ、もう少し楽しませてくれ。』

「命令通り、さっさとマシンロボに止めを刺せ!」

 ゾーン内部ではファイヤーロボがガラゴロに踏みつけられていた。ガラゴロはファイヤーロボを見ると言った。

「マシンロボなど、我がデザスターの敵ではなーい!」

 

 一方エースは要救助者のところまで辿り着いた。

「こんにちは。マシンロボレスキューのエース炎です。要救助者二名確保。」

「二人か・・・」

「要救助者の状況はどう?」

 鈴が問う。

「一人はケガをしている。骨折の可能性がある。」

 そんな時海が言った。

「ファイヤーロボがやられる!」

「なんだって!」

 ゾーン内ではファイヤーロボがガラゴロドリルの餌食となっていた。そんな状況のゾーンをエースは見ていた。そんな時火災の煙が三人を襲った。

「ごほっごほっ!酸素は交代で吸ってください。煙は、吸わないように・・・・・」

 そう言った後に煙でエースは気を失ってしまい、その際にK-BOYを落としてしまう。

「おい、大丈夫か?」

 要救助者の一人が声を掛けるが返事はない。

「宮島教官!ギャラクシーコンボイとソニックボンバーの出撃許可をお願いします!」

「長官。」

「うむ。許可します。」

「太陽、許可が下りた。出撃を許可する。」

「了解!鈴、海。悪いんだけどエースのサポートに行ってくる。」

「わかったわ。」

「気を付けて。」

 太陽は二人に見送られ、ウィングライナーの外に出た。

「来てくれ!ギャラクシーコンボイ!ソニックボンバー!」

 太陽がサイバトロンのエンブレムのペンダントのボタンを押す。

「ソニックボンバー、出動だ。」

「あいよ!先に行ってるぜ。」

ギャラクシーコンボイとソニックボンバーは現場に急行する。

 

 ソニックボンバーがウィングライナーを目視するとトランスフォームをする。

「ソニックボンバー!トランスフォーム!」

 ソニックボンバーはトランスフォームする。

「んで、何をしたらいいんだ?」

「俺のエースのところまで連れてってくれ。あの後で慎重に要救助者二名を近くで待機している救急車まで運んでくれ。ギャラクシーコンボイ。」

『どうした、太陽?』

「ファイヤーロボがいない分消火作業に支障が出ているから水を補給しててくれ。」

『わかった。』

 コンボイは太陽の言葉を理解した。

「ソニックボンバー、頼む。」

「おう。しっかり捕まれよ。」

 ソニックボンバーは太陽を手に乗せ、三人の元まで向かう。

「すごい煙だな。早く何とかしないと。」

「そうだな。俺はまだ消火弾のデータをインストールしてねぇから何も出来ねえ・・・・・・・・くそっ!」

 ソニックボンバーと太陽は三人の元に到着した。

「マシンロボレスキューです。エース、しっかりしろ!」

 太陽は降りるとエースに酸素マスクをかぶせる。

「ッ!僕は・・・・」

 エースは意識を取り戻した。そんな時太陽がK-BOYを見て気づいた。

「合体指令コマンドが出てる。」

「え!」

 エースはK-BOYの画面を見る。するとそこには合体指令コマンドが表示されていた。

「エリアス炎。いや、エース!頼んだぞ!」

 ガラゴロドリルに苦しんでいるファイヤーがそう言うとエースはK-BOYを片手にゾーンに向けて叫ぶ。

「イエッサー!ファイヤーロボ、ハイパーモード、合体はじめ!」

 K-BOYの顔が現れ目が光る。その瞬間、エイダ―ロボがゾーン内に入る。

 エイダ―ロボはホースを新体操のリボンの様に扱いガラゴロを攻撃。ファイヤーロボから離す。

「ハイパーモード、合体はじめ!エイダ―ロボ各機へ、ハイパーモードへシステムを移行!」

 ファイヤーロボは変形する。

「ハイパーモード、合体準備よし!起動、各部異常なし!レスキュー合体、ハイパーファイヤーロボ!」

「レスキュー合体、よし!」

 エースが合体を確認する。

「ソニックボンバー。」

「わかってる、太陽。お二人さん、俺の手に乗ってください。下で待機している救急車まで運びます。」

 骨折したと思われる要救助者の処置を施した太陽がソニックボンバーに指示を出し、ソニックボンバーは要救助者二名を手に乗せ救急車の方まで慎重に運んだ。

ゾーン内部ではガラゴロとハイパーファイヤーロボは互いに身構え対峙していた。

「マシンロボ、またでかくなりやがったな。」

 その一方で太陽がエースに声を掛ける。

「やったなエース、一回で合体を成功させるなんて!」

「ああ、太陽が来てくれたおかげだ。」

「ソニックボンバーもだろ?」

「そうだったな。」

 エースはそう言うと親指を立てる。それに太陽も親指を立てて応えた。

「ハイパーファイヤーロボ、お前の力を見せてくれ!」

 エースがハイパーファイヤーロボに向けそう言った。

「我々のレスキューを邪魔する奴は、許さん!」

 ハイパーファイヤーロボがガラゴロに指を指す。

「早く仕留めろ、ガラゴロ!」

 ジェイがガラゴロに指示を出す。

「わかっている。」

 ガラゴロはそう言うとガラゴロドリルで攻撃しようとするがハイパーファイヤーロボがホースをリボンの様に扱いガラゴロドリルの腕に巻きつけるとそのまま引っ張り、ガラゴロドリルをドームの電光掲示板に突き刺す。ガラゴロはガラゴロドリルを抜こうともがくがなかなか抜けなかった。そんなガラゴロにハイパーファイヤーロボはゆっくりと近づく。

 ガラゴロがガラゴロドリルを抜き後ろを振り向いた途端であった。

「放水!」

 ハイパーファイヤーロボの肩の装備がガラゴロに向け放水をする。ガラゴロは放水によって壁に叩きつけられる。放水が止むとガラゴロは倒れる。そんなガラゴロにハイパーファイヤーロボは殴ろうとするがガラゴロは飛び、回避を試みる。

 しかしハイパーファイヤーロボはホースを引っ張りガラゴロを地面に叩きつけ引っ張ると近くまで引き寄せ踏みつける。ハイパーファイヤーロボは右の拳をゆっくり振り上げる。その光景をガラゴロも見ていた。

「ファイヤ!」

 その掛け声と共にハイパーファイヤーロボの拳が振り下ろされ、ガラゴロは爆発した。

 ゾーンが解除される光景をジェイは見ていた。戦いを撮影していた小型ガラゴロを回収するとジェイは言った。

「次は負けん。」

 ジェイはそう言うと姿を消した。

「戦闘による二次災害、なし!」

「ファイヤー、火災の火の粉でそこから西に五キロ離れた所で火災が発生した。」

「なに!」

 宮島の報告にファイヤーロボは反応する。

「直ぐに向かいたいがここの消火もある。ジェット!」

「すまないが消火弾の装備が尽きた。火災が広がってしまうが・・・・・」

 ジェットも仕方ないと思った時であった。

「大丈夫だって。俺とギャラクシーコンボイで消火するから。」

『なにっ!』

 太陽の言葉にファイヤーロボ、ジェットロボ、宮島、そしてエースが反応した。

 その直後、フライトモードのコンボイが来た。

「太陽、乗れ!」

「ああ!」

 太陽はギャラクシーコンボイに搭乗する。

「やるぞ、ギャラクシーコンボイ!」

「ああ!」

「「ギャラクシーコンボイ、トランスフォーム!」」

 コンボイがロボットモードにトランスフォームする。

「「ギャラクシーコンボイ!スーパーモード!」」

 ギャラクシーコンボイの砲台が変形し合体、ギャラクシーコンボイ・スーパーモードへと姿を変える。

「「姿が・・・・」

「「変わった!」」

 そのことにジェットたちは驚く。

「ここはハイパーファイヤーロボ、君に任せる。」

「あっちは俺たちに任せてくれ!」

「・・・・・・・・・・・わかった。頼んだぞ。」

「「了解!」」

 ギャラクシーコンボイも消火作業に入り、そして火災は鎮火された。

 

 鎮火した時にはすでに火が海に沈みかけていた。

「鎮火確認!」

 ハイパーファイヤーロボがそう言うと敬礼をする。それに釣られるようにコンボイとエースも敬礼をした。

「本火災は現時刻を持って鎮火。レッドウィングス各チームは引き上げ、撤収せよ。」

『了解!』

 宮島はそう言うと緊張が解け、席に座った。

「レッドウィングスの初出場、見事でした。」

「皆、怪我はない?」

『レッドウィングス、全員異常なし!』

『少し煤で汚れたくらいです。』

 エースがそう言うと腹の虫がなった。

「今の、何の音?」

 アリスが問うとエースが言った。

『すまない・・・・・・・・僕の腹の音だ。』

『そういやご飯食べてなかったな。早く戻ってご飯にしようぜ。』

『女将さんにご飯を用意してもらって。』

「了解。」

『それと長官、後程渡したい資料があるのですがお時間よろしいですか?』

「ええ。ご飯を食べた後で来ても大丈夫ですよ。」

『ありがとうございます!』

(マシンロボレスキューでの、太陽たちの暮らしが始まった。いろいろ大変だけど、太陽なら大丈夫だと思う。)

 

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