エイダ―ロボたちを奪われた一件からエースは元気がなく、大志館の食事にも喉が通らなかった。
(全く、無茶をするなよ。)
太陽は無理に平静を装っているエースを見て溜息を吐く。
時を同じくしてファイヤーロボは居ても立ってもいられず、格納庫内を往復していた。そんなファイヤーロボにドリルロボが話しかける。
「おい!エイダ―の嬢ちゃんたちが心配なのはわかるけどよう、ちったあ落ち着いたらどうだ?」
「私は十分落ち着いているぞ。」
心配するドリルロボにキレるファイヤーロボ。そんなファイヤーロボにポリスロボが言った。
「足元をよく見て見ろ。」
ファイヤーロボが足元を見るとそこには踏み潰されている自転車があった。
大志館の食堂でエースはブラッドと話したことを思い出していた。
『どうしてなんです!』
『私たちは、災害から人を守るのが仕事です。自分たちから戦いを挑むのは本末転倒ではありませんか?』
『大体、連中の基地など何もわかっていないんだ。焦る気持ちも分かるが、少し冷静になれ、エース。』
言葉としては正しいが、綺麗ごとにしか聞こえない。理想を語っても現実は厳しい。事実、敵は幾度となくレスキューを妨害し、遂には攻撃までもしてきた。そんな敵に対し何時までも守ってばかりでいいのかと、きっと誰の心にも思い当たる節はある。
そんなエースに誠が声を掛ける。
「あんまり気に掛けんなよ。お前もファイヤーも、精いっぱいやったんだ。確かに、見学に来た子たちを立ち入り禁止区域に入れたのは間違ってたけど、ミスは誰にでもあることだしな。」
「ミス?」
まるで他人事化のように言う誠にエースは額に血管を浮かべる。
「重要なのは同じ失敗を繰り返さないことだ。これに懲りて、もうあんな規則違反は・・・・」
「大きなお世話だ!」
エースは声を上げて立ち上がる。
「黙って聞いてれば偉そうに!規則さえ守ってればいいいい子ちゃんは黙ってろよ!」
「誰がいい子ちゃんだって!」
誠も立ち上がった。売り言葉に買い言葉である。
「ふーん、心当たり無いわけ?」
「一度お前とは決着を着けないと思ってたんだ。」
「奇遇だね。実は僕もさ!」
一触即発の状況に小百合と大地が仲裁をする。
「やめてください!」
「やめてよ二人共!また懲りずにやり合うつもり?」
「「うるさい!」」
「これは男と男の勝負なんだ!」
「喧嘩できない弱虫のお前の出る幕じゃない!」
「「引っ込んでろ!」」
二人は大地を押し倒す。それに巻き込まれ小百合にも倒れる。
「ちょっとアンタたち!いい加減にしなさいよ!」
鈴が立ち上がって注意をする。
「お前のせいだぞ!」
「君のせいだろ!」
二人がいがみ合っていると大地が立ち上がった。
「よくも小百合さんを・・・・・僕は弱虫なんかじゃないぞ!」
大地はそう言うと二人を殴り始める。
「何すんだ、お前は!」
「大地止めろ!」
その光景を見ていた一同は呆れる。
と、その時太陽が帰ってきた。
「ただいまー。いいニュー・・・・・」
言おうとした太陽の頭にスプーンがぶつかってきた。
「・・・・・・・・・進、強。」
「「は、はい!」」
いつもより低い声で言う太陽に二人は敬語になる。
「窓を開けろ。そして周りの障害物を排除!」
「「わ、分かりました!」」
二人は参院の近くの窓を開け、障害物を排除する。
「お~~~~~~~~~ま~~~~~~~~~~え~~~~~~~~~~ら~~~~~~~~~~~~!」
『っ!?』
「一辺頭冷やして―――――」
太陽は勢いよく三人の方まで駆けだす。
「こ―――――――――――――い!」
太陽はドロップキックをお見舞いした。
『うぎゃああああああああ!』
三人は仲良く吹っ飛ばされそのまま海にダイブした。
長官室には海水に濡れ、砂まみれになりながらも殴った跡が綺麗に残っているエース、誠、大地が整列していた。
「成程ね。事情は分かったわ。」
「だが、喧嘩はご法度だ。覚悟はできているな?」
マリーが事情を理解し、宮島が注意をする。
「全く。喧嘩出来ないのがどうとか、他人のことを棚に上げるとか、過去をグチグチ悔やんでいるとか、お前らしょうも無いぞ。」
太陽の言葉に三人は反応する。
「俺とジェットがテストを終えていいニュースを持って来たんだ。とんだ歓迎だったよ。」
「ニュース?」
太陽の言葉にエースが気になる。
「そうだ。ようやく完成したんだぜ、あのマシンコマンダーが。」
そのニュースを聞いて3人の表情は明るくなった。
「飛行テスト、ご苦労様でした。何も問題はありませんでしたか?」
「問題なんてなかったです。むしろ最高でした。」
「でしたら、これから本格運用テストを開始しなければなりませんね?」
ブラッドの言葉に佐々木が「はい。」と返事をした。
「ただ、三体のリーダーロボの搭載をしてのテストですので、かなり面倒な作業になると思われますが・・・・・・」
心配する宮島。そんな時太陽とブラッドの考えが合致した。そのことにエースたちはどこかしら気づいた。
マシンコマンダー発進ハッチから姿を現したのは赤、青、黄の三機が合体したビークルであった。
その光景を格納庫前から通が小百合たちに説明していた。
「見たまえ。これがマシンコマンダーの真の姿だ。三体のリーダーロボを搭載し、どんなトランスポーターよりも現状に駆けつけることができる。陸、海、空。そして宇宙。その活動の場は果てしない。君たちの新たなる力だ。」
そのマシンコマンダーの中でドリルロボは大地に話しかけていた。
「ようようお前ら、全然楽しそうじゃねぇな。」
「ちょっと色々あって。」
ポリスロボが誠に話しかける。
「新しい機体をいち早く試せるんだ。喜ばしいことだぞ。」
「チェックリストが四千項目なければね。たく、エースのせいでこんな・・・・」
「僕のせいだと!」
文句を言う誠にエースは怒るがそれをファイヤーロボが尋ねる。
「もしかして、喧嘩をしたのか君たち?」
『・・・・・・・・・』
「なるほど。」
「レスキューはチームワークだ。君たちはそれを忘れてはいないだろうな?」
ポリスロボが問うと誠は答えた。
「もちろんさ、ポリス。」
誠の言葉に大地も頷いた。三人は黙々と作業を続ける。そんな時ファイヤーロボがエースを心配した。
「エース・・・・」
その頃ボラーレ共和国ヨンパウロシティを少し離れたところからハザードがBLファイヤーロボとエイダ―ロボたちと共に見ていた。
「シュタ!エネルギー充填120%、災害準備よし!」
ハザードがナマズ型の機械の方を向くとナマズの腹が光った。
「キャットフィッシュ一号、起動!」
ハザードがリモコンを押すと一気に高い所からナマズが降り、地面を揺らした。
それによって発生した地震が街に災害をもたらした。
そのことはMRR基地にも入電した。
「出場要請です。ボラーレ共和国、ヨンパウロシティ周辺でマグニチュード7.4の地震が発生しました。建設中の、超高層ビルが倒壊寸前で、地元のレスキュー部隊の装備ではレスキューが困難だと。」
マリーが報告すると宮島は言った。
「でもボラーレなんて、到着するまでとんでもなく時間が掛かっちまうぞ。」
そんな時太陽が言った。
「日本の真裏とは痛い。」
「正確には18,500kmもあるのでジェットが飛んでも何時間かかる事か・・・・」
「間に合いますよ。」
太陽の言葉に海が言うと通が絶望を逆転させた。
「マシンコマンダーはスペースプレーンなんです。高高度弾道飛行が可能なんです。」
「・・・・・・・・・・・・どういうこと?」
「簡単に言うと大砲の弾みたいに飛行できるって事だ。弧を描いて飛んでくだろ?あれと同じ要領だ。でもこれはジェットエンジンじゃないとできないんだ。」
「どうしてよ?」
「ジェットエンジンは空気が無ければないほど抵抗が減るけどプロペラ機なんかは空気が無いとまともに飛べない、そうでしょ、通さん。」<br>質問する鈴に太陽がそう答えてから通に確認する。
「太陽君の言う通りです。いったん成層圏まで登って、空気抵抗がほとんどない高度10万メートル以上まで飛べば最高速度はマッハ20を超えます。ヨンパウロだって、あっという間ですよ。」
一同その言葉に舌を巻いた。
教官たちがブラッドの方を向くとブラッドは頷いた。
「聞いたか?エース、誠、大地。」
『はい!』
「どうやら訓練がいきなり実戦になっちまったようだ。やれるな?」
『はい、チェックは完了してます。』
三人とも息が合っていた。
「よろしい。マシンコマンダー出場せよ。また、太陽君はギャラクシーコンボイとソニックボンバーで後から出場してください。」
「了解!」
「マシンコマンダー、スリンガーカタパルトへ。」
「スリンガーブリッジ、浮上!」
「カタパルト、発進位置へ!」
小百合と強がアナウンスをする。
「ハイパーラバー、弛み無し!」
「射出方向に、航行中の航空機無し!」
「発進準備、よし!」
ショウと進が確認をする。
「マシンコマンダー発進、どうぞ!」
小百合がそう言うとマシンコマンダーは発進する。
マシンコマンダーが成層圏を飛行していると誠と大地がエースに向かって言った。
「エース、デザスターが出てきたらエイダ―ロボが取り戻せるんじゃないかって思ってんじゃないだろうな?」
「今はレスキューに集中だよ、エース君。」
「・・・・・・・・・・・・分かってる。」
二人は傷口に塩を塗るのが好きなようだ。
ハザードは災害の光景を見て笑っていた。
「なんと美しい破壊の光景、なんと妙なる悲鳴の響き。これぞ恐怖と絶望が満ちる災害の芸術だ!」
ハザードはキャットフィッシュ一号を見る。
「ああ、二発目が待ち遠しい!」
その時ハザードはマシンコマンダーに気づいた。
「もう来たのか!」
ボラーレ共和国ヨンパウロシティ上空では誠が通信を受けていた。
「はい。はい、了解しました。エースはファイヤーはビルの消火。大地とドリルは地下の作業員たちを。俺とポリスは瓦礫の撤去と避難する人たちを誘導する。」
「お前が仕切るなよ!」
「なんだって!」
「もういい加減にしてよ。言い争っている場合じゃないでしょ?事態は一刻を争うんだよ!」
エースと誠は睨み合っていた。
その光景を見ていた宮島は呆れる。
「たく、アイツら。」
「帰ってきたらこってり絞ってやる。」
佐々木がそう言うと通は呟いた。
「彼らのあんな様子じゃ、あれは試せそうにないな。」
マシンコマンダーは三機に分離すると各々の現場へと向かった。
ファイヤーロボはレッドコマンダーに上に乗り燃えるビルの消火に当たった。
「飛べるというのはありがたいな。」
「今まで高い所はジェットやジャイロに任せっきりだったからね。」
地下ではドリルロボがイエローコマンダーを先導していた。
「後を付いて来な、大地。」
「わかった。」
ポリスロボは避難誘導をし、誠が消火作業に当たっていた。
ドリルが瓦礫を掘り進めると要救助者を発見する。
「要救助者発見でい。」
「マシンロボレスキューです。救助に来ました。」
その光景をMRR基地指令室で見ていたマリーが言った。
「救助は上手くいっているようね。」
「一時はどうなる事かと思ったがね。」
宮島も一安心であった。そんな時海が言った。
「でもおかしいですよ。南アメリカ大陸西岸は、非常に地盤が安定していて、本来は全くと言っていいほど地震は起こらないんです。」
そんな時、ケンと小百合が観測結果を報告する。
「観測データの解析結果、出ました。」
「震源は、ヨンパウロ氏の北西12kmでございますわ。」
その時ショウが驚いた。
「え、でもなんっすかこれ?」
「震源が・・・・・」
「地表!?」
進と強も驚いた。
「ありえませんよ!やはりこの地震は何者かが!」
海がそう言うと佐々木が誠とポリスロボに通信を入れる。
「誠、ポリス。調査に向かえるか?」
「はい。ただちに震源と思われる地点に急行します。」
そのことは―エースとファイヤーロボにも入っていた。
「ファイヤー、鎮火を確認したら僕たちも急ごう。」
「ああ。」
ファイヤーロボを乗せてレッドコマンダーはビルの上層部へ上昇する。
その時ファイヤーロボが鉄骨の下敷きになっている作業員を発見した。
「エース!少しでも揺らせば、キャビンが崩れて倒壊する。」
「もう一度地震が来たりしたら・・・」
エースは目の前の人のお命が刻一刻と失われていくことを恐れていた。
その頃ブルーコマンダーに搭乗しているポリスロボは震源へと向かっていた。
「このあたりのはずだが?」
その時ポリスロボが気付いた。
「誠!左前方!」
「あれは!」
二人の目にはキャットフィッシュ1号が映った。誠は降りて近くで見る。
「これが地震の原因か?」
「そのとーりだ!」
誠はハザードの声がする方を向く。
「なかなか鋭いじゃないか、マシンロボレスキューの諸君。」
ハザードは敬礼をする。
「ハザード!」
「ちゃんと敬意を込めて、ハザード大佐殿と呼びたまえ!BLファイヤーロボ!」
「ハイパーモード、合体開始!起動、各部異常なし!完了!BLハイパーファイヤーロボ!」
ポリスロボの前にBLハイパーファイヤーロボが立つ。
「思う存分やるがいい。」
「エイダ―ロボ!」
「私のレディたちが!」
心配する二人に誠が言った。
「エース、こいつは俺とポリスが相手をする。お前たちは救助に専念しろ。」
「でも!」
「今は任せろ!お前たちの気持ちは、俺たちにもわかる!」
「誠・・・」
ポリスロボがゾーンを展開する。
「ゾーン展開!」
ファイヤーロボが鉄骨を移動させようとするとエースが止めに入った。
「待て、ファイヤー。そいつはヤバそうだ。下の奴がクレーンとくっ付いている。」
「しかし、クレーンと接触していない鉄骨なんてないぞ。」
その時太陽から通信が入った。
「大地、エースたちのサポートをしてくれ。」
「わかった。エース君、ファイヤー、僕の指示通りに動いて。」
エースとファイヤーロボは大地を連れて鉄骨の上に移動する。
「大丈夫か、大地?」
「平気さ。」
大地はそう言うと下を見下ろした。落ちたら当然ただでは済まない高さであった。
「どうしてもこの角度から見たいんだ!」
その頃ゾーン内ではポリスロボはBLハイパーファイヤーロボに吹っ飛ばされていた。
「おら!どうした!」
BLハイパーファイヤーロボが飛び蹴りを更に喰らわせる。そこへドリルロボが助けに入る。
「助太刀するぜポリス!こなくそー!」
ドリルロボのタックルが決まり、BLハイパーファイヤーロボは倒れる。
その頃ファイヤーロボは大地の指示で救助作業を行っていた。
「そう、それ!その鉄骨を上33度、右12度に42cm動かして。」
ファイヤーロボは慎重に動かし始める。
「そしたらその鉄骨を上23度、左に18度に30cm動かして。」
ファイヤーロボが動かそうとするとレッドコマンダーが水平を失いバランスを崩しかける。
「エース君!絶対に機体を揺らさないで!」
「わかった!」
その頃誠はブルーコマンダーでキャットフィッシュ一号を何とかしようとしていた。
「何とかして、これを止めないと!」
ブルーコマンダーが放水をするとキャットフィッシュからミサイルが放たれる。
「甘い!」
その時いち早く来たソニックボンバーがミサイルでミサイルを撃ち落とした。
「なに!卑怯な手を使いやがって!」
『お前にだけは言われたくない!』<br>それを見て叫ぶハザードに誠とソニックボンバーは同時に言う。
その時、レッドコマンダーとイエローコマンダーが到着し、空からはスーパーモードのコンボイが来た。
「ハザード!」
「大佐だってつってんだろー!」
「もう貴様の好きにはさせん!」
ファイヤーロボがそう言うとハザードは笑った。
「笑わせるな。BL達には貴様らを完全に上回るパワーを与えてある!それがハイパーモードになればそれこそ無敵!」
その時ブラッドが言った。
「リーダー合体です!」
「ですが長官、今の彼らの状態では・・・・」
「大丈夫。やってくれますよ。」
通はブラッドのその言葉を信じ合体コマンドを送った。
三人のK-BOYの画面にMRRのエンブレムが表示された。
「マシンコマンダーの真の力は、リーダーロボ三体を搭載し、その三体全ての力を合わせたマシンコマンダーロボになる事だ。」
「マシンコマンダーロボ?」
そのことにエースは気になる。
「でも、君たちの指示コマンドがバラバラでは合体は成功しない。君たちが心を一つに合わせなければダメなんだ。」
三人は互いを見合う。
その時太陽が言った。
「俺たちで合体の時間を稼ぐ。早くしろ!お前たちならできる!仲間を信じろ!俺たちは、マシンロボレスキューだろ!」
三人は太陽の言葉を聞き同時に頷く。その後に太陽達はソニックコンボイへのリンクアップを開始する。
「「ギャラクシーコンボイ!」」
「ソニックボンバー!」
「「「リンクアップ!ソニックコンボイ!」」」
合体完了と共にソニックコンボイはゾーンに入ると最大加速でBLハイパーファイヤーロボを殴った。
「今だ!」
『リーダー合体!マシンコマンダーロボ!』
三人のK-BOYの顔が開き、目が光る。
『リーダー合体、はじめ!』
マシンコマンダーは三機に分離し、イエローコマンダーのハッチが開く。
「イエローリーダー、搭乗よし!」
開いたイエローコマンダーにドリルロボが搭乗し、続いてブルーコマンダーのハッチが開く。
「ブルーリーダー、搭乗よし!」
ポリスロボがブルーコマンダーに搭乗し、最後にレッドコマンダーのハッチが開く。
「レッドリーダー、搭乗よし!」
ファイヤーロボがレッドコマンダーに搭乗するとレッドコマンダーが変形する。
『合体準備よし!』
「イエローコマンダーよし!」
「ブルーコマンダーよし!」
「起動、各部異常なし!リーダー合体、マシンコマンダーロボ!」
その後にイエローコマンダーが左足、ブルーコマンダーが右足となり、最後にレッドコマンダーの先端中央が展開して顔が現れると新たなマシンロボ、マシンコマンダーロボが誕生した。
「なにっ!?」
誕生したマシンコマンダーロボにハザードは驚く。
「エース、お前が指揮所に入れ。自分が蒔いた種は、自分が刈るんだ。」
マシンコマンダーロボがエースに向けて言う。
そしてエースはマシンコマンダーロボの指揮所に入った。
「これより、私が現場の指揮を取る。リーダーたちのデータは、私の中にある。全てを任せろ。」
「了解!」
「行くぞ、エース!」
マシンコマンダーロボはゾーン内に入った。
ゾーン内ではBLハイパーファイヤーロボがコンボイと押し合いになっていた。
「太陽!」
「エース!来たんだな!」
「BLファイヤーロボ、エイダ―ロボたちを返してもらうぞ!」
マシンコマンダーロボがBLハイパーファイヤーロボに接近する。BLハイパーファイヤーロボがコンボイから離れると上に跳ぶ。
「へっ!やれるものならやってみろ!」
BLハイパーファイヤーロボがマシンコマンダーロボに跳び蹴りをするがマシンコマンダーロボは腕でガードし弾き返す。
「やるじゃん。」
「今度はこっちの番だ!」
BLファイヤーロボに向かいマシンコマンダーが拳を振ろうとする。
「待つんだ、マシンコマンダー!」
コンボイが注意をするが一足遅く、BLハイパーファイヤーロボがエイダ―ロボを盾にする。
「エイダ―ロボ!」
エースが声を上げるとマシンコマンダーの動きが鈍くなった。そこをBLハイパーファイヤーロボは見逃さず、殴り飛ばした。マシンコマンダーロボは倒れる。
「バカが!」
BLハイパーファイヤーロボはマシンコマンダーロボを踏みつけようとするがそれをソニックコンボイが阻止する。
「ぐぁっ!」
「生憎、仲間をやらせるわけにはいかないんでね!」
「その通りだ!」
その時であった。コンボイのマトリクスが光り、BLハイパーファイヤーロボを照らした。
「ぐおっ!なんだこれは!」
「ファイヤーロボ。君が呼びかけてみてくれ。君の声に答える筈だ!」
「早くしろ、ファイヤー!」
コンボイとマシンコマンダーロボがそう言うとファイヤーは呼びかけた。
「頼む。私の声を聞いてくれ!私の愛しのレディたちよ!」
ファイヤーロボの声が届いたのかエイダ―ロボが拒絶を始めた。
「っ!なんだ!どうなっている!?なぜだ!こいつら俺のコントロールを!」
「リーダーの証マトリクスには不思議な力がある。俺も長年ギャラクシーコンボイと一緒に過ごしてきたけど、分からない。だが・・・・・・・・・悪を打ち破るために!」
「この力はある!今だ!マシンコマンダー!エース!」
「「ああ!」」
マシンコマンダーロボは上に跳ぶとトールハンマーを構える。
「ゾーン解除!」
トールハンマーが振り下ろされると同時にBLハイパーファイヤーロボの合体が解除され、BLファイヤーロボはキャットフィッシュ1号に真っ逆さまに落ち、そのまま破壊し爆発した。
「わ、私の傑作が!」
ハザードは壊されたことに驚き、マシンコマンダーロボの方を見る。
「撤退だ!」
「憶えてやがれ!」
ハザードとBLファイヤーロボは尻尾を巻いて逃げて行った。
「戦闘により二次災害、なし!」
救助を終え、ファイヤーロボはエイダ―ロボたちが戻ってきたことを喜んでいた。
「よく戻ってきてくれた・・・・・私のレディたち!」
エイダ―ロボたちもそのことを喜んでいた。
(こうして、新しいマシンロボ、マシンコマンダーロボが新たに仲間に加わった。)
デザスターの基地ではマスターガルバトロンがあることを試していた。
「いかがかな、マスターガルバトロン?」
「カイザー博士。ああ、申し分ない。次会う時にはこれを使ってやらんとな。ふははははははははははははははははは!」