出撃!マシンロボレスキュー ギャラクシーと共に   作:ザルバ

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 MRR基地上空をマシンコマンダーに乗っているジェイが操縦し、その隣に誠が座っていた。

 ジェイと誠は水と油。ぎくしゃくしている二人への配慮だが、不安もあった。

「おー、やってるなー。何も問題起きないといいが。」

 浜で太陽は遠くに跳んでいるマシンコマンダーを見て呟いていると大地と鈴が来た。

「大丈夫かな?あの二人。」

「心配ないって。喧嘩すれば仲良くなる。男ってそう言うもんよ。」

 鈴が太陽の肩に手を回してそう言うが・・・・・

「お前は女だろ。」

「そうでした。」

 とてもいい夫婦にしか見えない光景であった。それに大地は居心地悪い気分になった。

「成程、悪くない機体だ。」

 ジェイはマシンコマンダーを操縦して感想を述べた。その隣で誠がジェイに向け言った。

「油断するな。マシンコマンダーの性能ばかりを当てにしていると・・・・・」

「こいつはどうかな?」

 誠が言ってる途中でジェイは一気に加速。海面から急上昇して空に“MRR”と書いた。

「上手いもんだなー。」

「本当だね。」

「でもあれだけやってGきつくないのか?」

 皆さんお忘れかもしれませんが急旋回するとものすっごいGが掛かります。それを連続ですると相当です。

 マシンコマンダーはバレルロールをしながら急上昇、雲を抜けると一気に海面へ急降下する。海面ギリギリで機体を水平に保ち、低空飛行しながらMRR基地浜の太陽たちの方へと向かう。

「なあ、こっちに向かってないか?」

「そんなこと・・・・あれ?」

「距離750m、このままじゃ二秒後に・・・・・」

 丁度二秒後、マシンコマンダーは上昇して直撃を回避した。だがマシンコマンダーが通り過ぎた後から突風が吹き太陽たちは倒れる。なんお偶然か鈴は太陽に身を預けるように倒れた。

 そしてその後から波が押し寄せ太陽たちを水浸しにする。

「うう・・・・・・・・・・・・なっ!?」

 鈴は置かれている状況に顔を赤くする。

「こらー!ジェイー!」

 鈴は太陽の上で顔を赤くしながら怒った。

「すごいぞ、この性能は!このままなら・・・・・」

 ジェイが更にテストをしようとした途端、急に減速をした。その理由は隣で操縦かんを握っていた誠にあった。

「こちら誠、コントロールの移行を完了。これより帰投する。」

「何をする、貴様!」

「こんな乱暴な操縦、要救助者を乗せてするつもりか!」

「こんな操縦、要救助者を乗せてしない!俺はマシンコマンダーの性能を確かめたんだ!ひょっとして・・・・・お前おれの操縦が怖いのか?」

「なに?!」

 ジェイの言葉に誠が怒る。

「お前の操縦じゃあ、マシンコマンダーの性能が無く。」

 ジェイのその言葉に誠は怒る。

「貴様・・・・・」

「第一、空を飛べないポリスのロボマスターにマシンコマンダーの能力は理解できない。」

「お前・・・・ポリスロボを馬鹿にするのか!」

「客観的に事実を言ったまでだ。翼をもたむ者に、鳥も気持ちがわかるはずもない。」

 もはや哲学を言っているジェイに誠の堪忍袋の緒が切れた。

「貴様―!」

 誠はジェイに突っかかる。

「ポリスはVステルスよりも正義感も判断力も上なんだ!」

「でも空飛べないだろ!」

「飛べる飛べるって、煙とバカは高い所が好きってよく言うだろうが!」

「悔しかったらトンでみろ!なあ、悔しかったら飛んでみろ!」

「この際だから言っとくが俺はお前を本気で信じているわけじゃないからな!」

「別にお前に信じてもらわなくてもいい!」

「何を!」

「操縦系をこっちによこせ!」

「誰がお前なんかに渡すか!」

 喧嘩をしながら言い争っているため操縦桿は誰も握っていない。

 よってマシンコマンダーは訓練コースから大きく外れて暗雲へと向かっていた。

 巨大な積乱雲に入っても喧嘩を続けた。

 二人が止めの一撃を喰らわそうとした時、安全のため着けていたシートベルトが引っ掛かり仲良く脱出スイッチを押して積乱雲の中で脱出をする恥をかいてしまった。

 MRR基地指令室でもマシンコマンダーの信号が途絶えたのが確認され、ジェット、Vステルス、ジャイロ、サブマリン、コンボイ、ソニックボンバー、ファーストが捜索活動を開始した。

 

 その頃ジェイはある草原で目を覚ました。

「ここは・・・・?誠は?ここは!」

 ジェイにはその場所が見覚えがあった。

 巨大な積乱雲の中にたたずむ空中の要塞、デザスターの基地であることにジェイは気づいた。

 その頃Vステルスロボはマシンコマンダーに搭乗していたポリスロボを出して話をしていた。

「ダメだ。脱出装置からの信号がキャッチできない。」

「どういうことだ!」

「まさか・・・・・ジェイ・・・・・」

 Vステルスロボが不安な気持ちで空を見上げた。

 その頃ジェイはデザスターの基地の中を警戒しながら誠を探していた。

「っ!?誠!」

 ジェイはパラシュートが引っ掛かっている誠を見つける。誠は意識を失っていた。

 だがそこへ大きい何かが近づく音が聞こえてきた。ジェイはその音に気付き身を潜める。

「ここは・・・・どこだ?」

 音によって意識を取り戻した誠は辺りを見回す。

「貴様こそ何者だ?その制服はマシンロボレスキューの!」

「ガラゴロ!」

「なんでこんなところに?」

 ガラゴロは誠のパラシュートを掴む。

「何をする!放せ!」

「おっと、本当に話してもいいのかな?」

 ガラゴロの言葉に誠は足元を見る。するとそこはガラゴロよりもはるかに高い場所で、下が暗くて何も見えない状態であった。もし今話せば誠の命が無いことはすぐにわかった。

「ちょっと顔貸してもらおうか。」

 ガラゴロはそう言うと誠を連れて奥へと行った。

「誠・・・・・」

 ジェイは物陰で見ることしかできなかった。

 ガラゴロが誠を連れてある場所へ向かっている道中、目に映ったのは廃墟であった。今にも壊れそうな建物がある中、誠は口にした。

「ここは一体どこなんだ?」

 ガラゴロが洞窟を抜けるとそこには球体状態のガラゴロがいた。

「ガラゴロがこんなに・・・・・・・・まさか此処は!」

「ようこそ、愛川誠君!」

 創誠に話しかけてきたのは久々の登場のハザードであった。

「ようこそ、デザスターの基地へ!」

「貴様は・・・・・ハザード経理課長!」

「ああ君ね、こんなの経費で落ちないよ。もっとちゃんとした店に行かないと・・・・・・・・・・・・って!アホか!大佐だ大佐!ハザード大佐だ!ま、会社で言うところの社長みたいなものだ。」

「いやさ、会社で部長みたいなものだろ?」

「だよな。もっとしたくらいだよな。」

「まあ窓際係長じゃねぇの?」

 誠の間違いにそう返したハザードにガラゴロ達が率直な意見を述べるとハザードは怒った。

「でえーい、黙れ!交通費カットするぞおら!」

「ひえー!ヤッパリ経理課長だ!」

 ガラゴロに交通費と言うものがあるのかいささか疑問だがこの際置いておくことにしよう。

「おい、給食当番。俺を一体どうするつもりだ?」

「大佐だ!貴様、ワザと言ってるだろこらぁ!貴様一人始末するなどチョロインだぞ!しかし、お前らが一人で行動しないのは既にわかりきっている。此処への落下物反応は二つ!さあ、もう一人が誰か教えてもらおうか!」

 ハザードもバカではなかった。だが会社ではリストラ候補。残念な存在である。

「マシンロボレスキューは俺一人だ。もしここに他の誰がいるとしてもい、誰がハザード図書委員に教えたやるものか!」

「大佐だー!貸し出し禁止にするぞこらぁ!こうなったら、お前をエサに引きずり出してやる!」

 

 その頃ジェイは住み慣れたデザスターの基地の中を歩いていた。

 ジェイはふとある場所に足を止めた。そこには古びたバスケットゴールに壁に落書きがあった。ジェイは幼少期に遊んでくれた“F”のことを思い出した。

 ジェイのお世話係として動いていた彼女は他のガラゴロに比べてドジな所はあったが、誰よりもジェイのことを思い、世話をしていた。

 Fはただ一つ、ジェイにあることを願っていた。それはジェイが立派に育つことであった。

 

 誠は四肢をロープで固定され、身動きができない状態にされていた。

 ハザードはアイも変わらずこの方法が好きである。

 ハザードは警備隊にもう一人のマシンロボレスキュー―に警戒することと指示を出した。その警備隊の中にFがいた。

 ハザードはここに来るまでの罠に慢心をしていたが警備隊のガラゴロからすべて突破されたと報告を受ける。

「ハザード!」

「っ!まさか!」

 ハザードはまさかジェイが再び此処に戻ってくるとは思わなかった。

「出やがったな!この裏切り者のすっとこどっこい!撃て!撃てー!」

 ハザードの指示で警備隊のガラゴロはガトリングを放つ。ジェイは高台から飛び降りて誠を拘束していたローブを軸に回転、そして下へ降りる。ガトリングの弾によって誠の左腕が解放される。そしてジェイが下へ降りる際に左足が自由になる。ジェイは細い道を走りながら誠の右腕を拘束しているロープにガトリングの弾を当てる。

 誠は右腕だけロープに繋がれターザン状態になる。そして瓦礫の上に立つとジェイが誠の右腕を拘束しているロープを解こうとする。

「ジェイ、なんで戻ってきた?」

「仲間一人助けられなくて、何がレスキューだ?」

 ジェイの言葉に誠は衝撃を受ける。

「まずは仲間に連絡だ。」

「あ、ああ・・・・」

 右腕が自由になると誠はジェイの後を追うように走りだす。

 誠はジェイがこの中を知り尽くしていることに違和感を感じた。

「ジェイ、ここはどこなんだ?」

「ここは・・・・俺の育った場所。デザスターの基地だ。」

「なに!?」

「だからここのことはハザードなんかよりもよく知っている。」

 その言葉を聞いて誠の脳裏に廃墟のような街並みが蘇った。

(こんなところで一人・・・・・・・)

 親もいないジェイ。それに加え完全に孤立した世界に一人ぼっち。チームワークも学べるものでもなく、ましてや協調性なども学ぶことすらない。誠はここに来てやっとジェイの境遇を理解できた。

「ボケっとするな、誠!」

 誠はジェイの言葉に現実に引き戻され、通路に空いている穴へと降りる。

 ジェイと誠が通路を走っていると他のガラゴロとは違いフリフリを付けているガラゴロと出くわした。

 そのガラゴロを見た瞬間、誠は殴りかかろうとするがジェイが止める。

「力づくでも行かせてもらう!」

「待て!」

 誠は最初その行動に驚いたが、そのガラゴロを見て理解できた。

 見た目は同じではあるが、どこか違う気がした。

「F・・・・・・」

「ジェイ・・・・・」

 ジェイがFの名を呼ぶとFは感動していた。

「こいつは?」

「こいつは、小さいころから俺を育ててくれた奴だ。」

 その言葉に誠は驚いた。

「よくぞ御無事で。」

「なぜこんなところに?」

「ジェイがいなくなってからリストラで警備の方に回されて・・・・・」

 その時、警報が鳴り響いた。

「っ!早くこっちへ!」

 Fの後を追い、ジェイと誠はある扉の前に連れてこられた。Fは扉を開ける。

「速くここから逃げましょう。」

「しかしF,おまえこんなことして・・・」

「私の仕事はジェイを無事に育てること。」

「F・・・・・」

 どんなことがあっても彼女はジェイの味方であった。

 そんな時また警報が鳴り響いた。

「追手が来る!貴方たち先に逃げて!」

「しかし!」

「早く!早く!」

「あ、ああ・・・・」

 Fに促され、二人は通路の奥へと進む。その際にFは誠に声を掛けた。

「あの、お仲間さん。」

「ジェイの事、よろしく頼むよ。」

「あ・・・・」

 言おうとした途端、扉が閉まった。

 

 通路を歩いている時、誠はジェイに話しかけた。

「ジェイ・・・」

「なんだ?」

「俺、お前の事・・・・・」

 その時であった。カイザーG高笑いが通路に設置されていたモニターから聞こえてきた。

「久しぶりだな、ジェイ。」

「この声は・・・・・カイザーG!」

 モニターに一人の男が映し出された。

「私の本当の名は、ドクターカイザー。」

「カイザーGが人間!?」

 ジェイは今まで知らなかった事実に驚きを隠せなかった。

「付いてくるといい。」

 カイザー博士はモニター越しに歩くそぶりを見せる。二人はその後を追う。

 二人は付いて行き、ある場所へ辿り着いた。そこは大きな穴があけられている場所であり、異様な感じがした。

「なんだ此処は?」

「わからん。俺もここへ来たのは初めてだ。」

 二人がそう話した途端、瓦礫が穴へと落ちる。スすと穴の奥底で何かが光った。

「よく見るがいい。」

 空中にディスプレイが投影される。

「これがカイザーGの本当の姿だ。」

「本当の姿!」

「この新たな肉体が完成した時、私は神となり、この星に君臨する。」

「ドクターカイザー!お前は何を企んでいる!」

「いずれ分かる。」

 カイザー博士はそう言うと高笑いをしながら姿を消した。

 そして基地全体が揺れ、瓦礫が落ちてくる。

「危ない!」

 誠とジェイはその場から離れ、通信室へと移動した。

「ここだ、通信室!」

 ジェイはパネルを操作する。

「よし、これでジャミングは切れるはずだ。」

 ジェイがそう言う中、誠は周りのモニターにある。設計図に気づき、それをK-BOYで撮った。

「ジャミング解除。聞こえるか、Vステルス!」

 

『Vステルス!』

「ジェイなのか?」

「なに!」

 Vステルスロボがジェイの通信を受け取ると隣にいたポリスロボが驚く。

『俺と誠は、デザスターの基地にいる。』

「そうか・・・・・あの雲の中に!」

『早く救助に来てくれ!』

「了解!」

「待ってくれ!」

 Vステルスロボが救助に向かおうとするとポリスロボが呼び止める。

「私も連れてってくれ。私もこの手で、誠を守りたい!」

「わかったポリス。お前のロボマスターを思う気持ちは、俺が運んでやる。」

「俺もいいか?トランスフォーム!」

 ソニックボンバーが二人に近づく。

「ソニックボンバー!来てくれるとありがたい。向こうにはダークライガージャックがいるかもしれないからな。」

 Vステルスロボはソニックボンバーの提案を受け入れ、デザスターの基地へと共に向かった。

 

 その頃ジェイは元来た道を戻っていた。

「もうすぐVステルスが救助に来てくれる!」

 二人が走ってくると通路の奥から銃弾が飛んできた。二人は咄嗟に物陰に隠れる。

「なんだ!・・・・・・・・・・・まさか!F!」

 通路の奥の扉ではFが身を挺して守っていたが、武器が爪だけであるFは銃弾を防ぐ術が無く、その身に銃弾を浴びていた。

 銃弾の雨が止むとFは膝から崩れ落ちる。

「とっとと片付けろ。」

「へい!」

 ガラゴロがFを退けるように指示を出す。

 Fは自らの最後を覚悟し、言い残した。

「ジェイ。お慕い申して・・・・・あ・・・・り・・・・・ま・・・・す・・・・・」

 その時Fの身体が発光した。

「まさかコイツ自爆を!」

「なに!」

 通路の物陰に隠れていた誠が「隠れろ!」と叫んだ。

 刹那、通路の奥から爆発音と爆風が発生し、Fのパーツが散乱する。そのパーツの中に、ハート型のパーツだあった。

「F・・・・・・・くっ!行くぞ!」

 Fは溢れる漢書を押し殺し、前へと進む。

「ジェイ!・・・?」

 誠は地面に落ちてるハート型のパーツに気づいた。

「ジェイ!」

 誠はジェイの後を追う。

 

 二人が外に出るとガラゴロが立ちふさがった。

「ここからは逃がさねぇぞ。」

 ガラゴロがそう言った途端、ガラゴロの背後から消火弾がぶつけられる。

「誠!」

「助けに来たぜ!」

「ポリス!」

「Vステルス!ソニックボンバー!」

 救助に来てくれた三人に二人は喜ぶ。

「させるかー!」

 ガラゴロが体当たりを仕掛けようとする。

 Vステルスの上に乗っているポリスロボは跳び降り、着地する。

「ここをどこだと思っている!」

 ポリスロボの周りに何機のもガラゴロが姿を現す。

「ポリス!」

 ソニックボンバーが援護に回ろうとした途端、ダークライガージャックが立ちふさがる。

「そこを退け!」

 ソニックボンバーはトランスフォームをして戦闘を開始する。

 ポリスロボは迫りくるガラゴロを避けるしか術がなかった。

 そんな時ジェイが誠に言った。

「誠。飛行能力のないポリスはここでは不利だ!」

 また嫌味を言われたと思い誠は怒りかける。

「Vステルスのパーツを使え。」

「っ!わかった!」

「ステルスチーム!」

「ポリスチーム!」

「「Xモード。合体、はじめ!」」

 ポリスロボにVステルスロボのパーツが合体する。

「X合体、完了!」

 Xポリスロボは足のファンを回しブースターを吹かせると急上昇、ガラゴロの中を抜ける。

「付いて来い!」

「逃げる気か!」

 ガラゴロはXポリスロボの後を追う。その隙に誠とジェイはVステルスロボの中に乗る。

「Vステルス、搭乗完了した。」

「ポリス!ソニックボンバー!」

「了解!」

 ステルスロボからの通信を受けてXポリスロボは煙幕を張る。ガラゴロ達はその煙幕で身動きが取れなくなる。その隙にXポリスロボは後ろに着き攻撃態勢に入る。

「フィンガーフラッシュ、チョキ!」

 フィンガーフラッシュがガラゴロ達に炸裂し、一層する。が、新手のガラゴロ達が姿を現した。

「喜ぶのはまだ早い!」

「くっ!ポリス!ここは敵の本拠地だ!撤退する!」

「了解!ソニックボンバー!」

「おう!」

 三機は撤退しようと全速力で離脱する。ガラゴロ達とダークライガージャックは後を追いかけてくる。

「しつこい!フォースチップ、イグニッション!ギャラクシーキャリバー!」

 ソニックボンバーのギャラクシーキャリバーがダークライガージャックを破壊し、他のガラゴロ達も巻き込む。

 

 ガラゴロ達を振りき、ジェイはFのことを思いながら黄昏ていた。

「ジェイ・・・・・これ。」

 誠はFのハート型のパーツを差し出す。

 それを見てジェイは衝撃を受けた。

「デザスターの連中が皆悪い奴ばかりでないことが・・・・・・・・・・わかった。」

 誠がそう言うとジェイは乱暴に取る。

 しかし、ジェイは肩を震わせていた。そんなジェイに誠は黙って肩に手を置いた。

 

 その頃マスターガルバトロンはカイザーGの完成を今か今かと待ちわびていた。

(ふっふっふ、アイツ・・・・・この俺がなんでお前に協力をしたかわかってないようだな。お前の野望がかなう瞬間、それは俺の第一の目的が達成される時だ。)

 マスターガルバトロンは口角を上げ、微笑んでいた。

 

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