出撃!マシンロボレスキュー ギャラクシーと共に   作:ザルバ

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Fateにやっとzeroのイスカンダルが出ますね。
因みに私が持っているセイバー(オルタ)、ディルムッド、子ギル、ジル、ランスロット、ハサンにイスカンダルが加われば紛いなりにzeroメンバー集合になります。
若い頃のイスカンダルは持っているんですけどね。


4

 MRR基地のグラウンドではサポーターロボを使った競争が行われていた。内容は至って簡単。要救助者を入れるコンテナを運ぶサポーターロボに指示を出すこと。

 今グラウンドにはスカイ、エイダー、バイクの三機のサポーターロボが走っていた。指示を出しているのは太陽、エース、誠である。

「スカイロボ、外側を回ってから内側に入れ!他のサポーターロボにぶつかる!」

 太陽の指示でスカイロボは大きく回り、そして内側に向かい走る。スカイロボが先頭に立った。

「内側に入ったら速度を30%落とせ。直線に入る直前に一気に加速しろ!」

 スカイロボは太陽の指示に従い、行動する。結果、スカイロボが一位になった。

 その光景を見ていたドリルロボが言った。

「サポーターロボじゃなくて、俺たちにやらしてくれりゃあいいのになぁ。」

「ぼやくなぼやくな。」

 ジェットが宥める。

「サポーターロボの方が指示動作が簡単だからな。」

 ファイヤーがそう言うとマリーが言う。

「文句を言わずにしっかり見てなさい。あんたたちのパートナーも、この中から決められるんだから。」

「なーる、パートナーか。さっすが姉ちゃん、いいこと言うねー。」

「姉ちゃんは止めなさい!」

 マリーがドリルロボに注意する。

「よし、次のグルーブ。」

 宮島が指示を出すとアリス、進、大地が立ち上がる。

「よーし、アリスの腕の見せ所だわ!」

「負けねぇぜ。」

 そんな中大地はお腹を押さえていた。そんな大地を見て小百合が声を掛ける。

「大地さん、顔色がよくありませんわよ。」

「僕・・・・・・・・いたた・・・・」

「スタート!」

 宮島がスタートを切るとアリスと進はスカイロボとバイクロボを走らせるが、大地はドーザーロボを待機させていた。

「ん?どうした大地?」

「大地さん、お腹が痛いようです。」

 ドリルの疑問に小百合が答え、宮島が駆け寄る。

 その光景を見ていたエースが言った。

「アイツまたか。前にも気持ち悪いと言って訓練を休んでいなかったか?」

「そう言えば・・・・」

「大地・・・・」

 エースの言葉に誠も納得し、太陽は心配する。

 

 時間は過ぎて夕方。一日の訓練が終わり、候補生たちは大志館に戻る中、大地は一人海岸にいた。

「・・・・・・・・」

 一人海を見ながら黄昏ているとまた胃痛がした。

「また・・・」

「よう、大地。どうしたどうした?そんな背中丸めちまって。男ならシャキッつぃねぇか!シャキッと!」

 そんな大地にドリルロボが声を掛ける。

「君はいつも元気だね。」

「おうよ!威勢のいいのが取り柄なんでい!ん?」

 ドリルロボが大地を見ると顔を下に向けていた。

「なんでい!なんでい!暗い顔しやがって。ロボマスター候補だろうが!」

「僕って、ロボマスターに向いてないんじゃないかって。」

 大地はそう言うと海を見る。

 

 同時刻、鈴、小百合、アリスが横一列に歩いていた。

「あーあ、結局転んじゃうんだもん。やっぱバイクロボにすればよかった。」

「あはは。」

 鈴が笑っていると小百合が大地とドリルロボに気づいた。

「忘れ物をしました。先に行ってくださいませ。」

 小百合はそう言うと大地の方へと引き換えした。

 

「見てたでしょ、今日の訓練?」

「そういや、腹が痛いって早退してたな。腹の方はもういいのかい?」

「・・・・・・・・・違うんだ。訓練で自分の番になるとお腹が痛くなるんだ。」

「故障もしねぇのに具合が悪くなるのかい?よくわからねぇな。」

「君にはわからないよ。」

「そうだな。私にもドリルロボにもわからないな。」

 二人にコンボイが話しかける。

「おっ!ギャラクシーコンボイ。」

「やあ、ドリルロボ。大地君。」

「こ、こんばんわ。」

「ああ、こんばんわ。大地君、君の腹痛は所謂プレッシャーによるものではないのかね?」

「う、うん・・・」 ドリルロボの挨拶に返した後に質問するコンボイに大地は頷く。

「察するに自信が無い。そうではないのかな?」

「うん。上手くやる自信がないんだ・・・・」続けて問うコンボイに大地は顔を伏せて言う。

「・・・・・・昔の太陽も、何でもかんでもできたわけじゃない。何度も失敗して、そこから学んだんだ。君には君の特技や長所がある。それを生かせばいい。」

「ギャラクシーコンボイ・・・・・・・・・うん。ありがと。じゃあね。」

 大地はそう言うと大志館に戻った。その光景を陰ながら小百合が見ていた。

 

 大志館の食堂。その日の晩御飯はカレーであった。鈴とアリス、ケンはテレビのドラマを見ていた。

「お前ら、行儀悪いぞ。」

「いいじゃない太陽。てか、アンタマナーにうるさいの?」

「まあ・・・・・・・ちょっとね。(前にローリ注意されたから。散々に。)」

 太陽はローリに散々注意されたことを思い出した。

(ま、そのおかげで今があるんだけど。)

 太陽がそう思っていると誠がテレビのチャンネルを変えた。

「何すんのよ!バカ誠!」

「そうよ!」

「僕はドラマよりもこっちが見たいんだ。」

 テレビを見るとそこにはブルーサイレンズが活躍している映像が流れていた。

「なんで!なんでアタシやジェットが活躍しているところが出ないのよ!」

「実力の差だ。」

「なんですって!」

 鈴が誠に突っかかる。その時にスプーンが小百合の方へ、フォークが鈴の方へと落ちていく。大地は空の皿を手に持つと小百合の上で構える。するとスプーンは更に収まる。

 一方太陽は鈴を抱きしめる形で引き寄せると手を伸ばし、フォークをキャッチする。

「危ないな。気を付けろよ、鈴、誠。」

「あ、ああ・・・・・」

「・・・・・・・・」

「鈴?」

 太陽は鈴の方を見る。

「な、なななななにすんのよー!」

「ぶぎゃっ!」

 太陽は鈴に殴り飛ばされる。

「い、いきなり抱き付かないでよ!」

「鈴、太陽は鈴に振ってくるフォークをキャッチしたんだよ。」

「え?そうなの?」

 ケンの言葉に間抜けな声を上げる。

「見事でございますわ。」

 一方その頃小百合は大地を褒めていた。

「どこに落ちてくるかわかったから。」

「わかるんですの?」

「空間認識能力って言うらしいんだけど。今みたいに、飛んできたものがどこに落ちるとか、目の前の距離とか長さとか、すぐわかっちゃうんだ。」

「では、このテーブルの長さは?」

「2メートル16センチ2ミリ。いや、3ミリか。」

「まあ。」

 小百合は感心する、

「あんましマシンロボとは関係ないけどね、こんなの。ごちそうさま。」

 大地はそう言うとその場を後にした。

 

 大地は一人、大志館の屋上で黄昏ていた。すると大地のK-BOYに着信が入る。

『大地君!』

「ママ!」

 テレビモニターには大地の母が写っていた。

『元気にしてる?風邪とか引いてない?』

「うん、大丈夫。」

『さっき見たわよ、ニュース。』

「あ、あれ・・・」

『ええ。マシンロボってすごいのね。大地君は映ってなかったけど、ママ、大地君が活躍するみたいな。』

「でも・・・・僕なんかまだまだだから。」

『大地君は・・・・・えっと、ロボマスターだっけ?』

「うん。ロボマスター。」

『ロボマスターになれるのを、パパも期待してるわよ。』

「パパが?」

『ええ。だから頑張ってね。』

「うん、頑張るよママ。忍者ママ、頑張ってね。おやすみ。」

 大地はそう言うと連絡を切った。

「ロボマスター・・・・・・・なれるのかな、僕に?」

 

 翌日、太陽、小百合、大地を覗いた全員が宮島と一緒に遊園地へと向かっていた。

「太陽も来たらいいのに。」

「昨日の君の一撃が効いたんじゃないか?」

「なんですってー!」

 鈴がエースに掴みかかる。

「静かにせんか、お前ら。」

 宮島が二人をの頭を掴み静める。

 その頃地上ではジェイがガラゴロと通信をしていた。

「ガラゴロ、今どこだ?」

「あと少しで到着する。ちょっと地下鉄のトンネルをひっかけちまったがな。」

「気を付けろ。計画が知られたらどうする?」

 ジェイはそう言うとビル群の方を見た。

 同時刻、宮島たちは地下鉄に乗っていた。

 

 時を同じくして地下鉄管制室でも異常を検知していた。

「なんだ、さっきの振動は?」

「天井に亀裂が。」

「亀裂!そんなバカな!落盤が起きるぞ!」

 アラームが鳴り響く。

「列車を止めろ!」

「非常事態発令!E603!緊急停止!」

 その直後、鈴たちの乗っていた地活の通路で落盤が起こり、緊急停止した。

「地下鉄構内で落盤が発生しました!」

「状況は?」

「列車ごと、生き埋め状態です。」

 

 その知らせはMRR基地にいた三人にも知らされた。大地は大志館の食堂で一人K-BOYを使って母への手紙を打ち込んでいた。そこへ太陽と大地が血相を変えてくる。

「大地さん!」

「大変だ!」

 三人は隊員服に着替えてMRR指令室へ向かった。そこでは佐々木が連絡を受けていた。

「宮島か?大体の状況は連絡を受けた。乗客や子供たちの様子は?」

「みんな・・・・」

「候補生たちと宮島教官が生き埋め。所長とマリーさんは外出中。最悪の事態だな・・・」

「佐々木、ドリルロボで採掘救助をさせてくれ。」

「「ドリルロボ!」」

 宮島の言葉にエースと誠が反応する。

「でも今基地にいるのは・・・・」

「小百合と太陽と大地だけだ。」

「しかし誰がドリルロボを・・・・」

「佐々木教官!」

 太陽が発言する。

「なんだ、太陽?」

「大地をドリルロボに乗せてください!」

「ええ!」

「まあ。」

 太陽の言葉に大地は驚き、小百合は感心する。

「何故だ?」

「昨日、大地は空間認識能力があることを言ってくれた。採掘となると並大抵の人間じゃ難しいけど、大地の空間認識なら的確にどこを掘るかを掴める。」

「大地、太陽が言ったことは本当か?」

「え、あ、はい。確かに空間認識能力は有りますが・・・・・・・」

「いけるかもしれない・・・・・・・・ドリルチーム出場だ。小百合君はここでバックアップを。太陽はバックアップしつついざと言う時のために待機。」

「「了解!」」

 一方地下鉄内では乗客がパニックを起こしていた。

「鈴、見て!」

「どうしたの?」

 アリスの言葉で鈴が外を見るとそこには亀裂から地下水が漏れていた。

 

 MRR基地の格納庫内のハッチにドリルがセットしていた。

「初出場だな。頑張れよ、ドリル。」

「おう!」

 ジェットロボがドリルの幸運を祈る。

「張り切りすぎて無茶をするなよ。お前はそそっかしいからな。」

「てやんでい!まかしときな!」

 ファイヤーロボが注意をするがドリルロボは大丈夫と言い張る。

「おう、大地!」

「準備はよろしくて?」

「あ、うん。・・・・・・・じゃなくて了解。」

「発進をスタンバイする。」

「頼むぞ。」

 太陽と小百合が発信をスタンバイする。

 そんな中大地がまた腹痛に見舞われる。

「大地!」

「なに?」

「俺のこの漢ドリルがあるんでい!大船に乗った気でいな!」

「う、うん・・・・」

 少し不安になりながらも大地は返事をした。

「ドリルロボ、並びにドーザーロボ二番機から五番機は大回転ベースへ。」

「二番通路にギアダンプが入ります。」

「ドリルチーム、ギアダンプへの搭載はじめ。」

 太陽と小百合がアナウンスをする。MRR基地の棟の手がグーを形作る。

「射出レーン内、全て異常なし!」

「ウォーターブリッジへのポイント切り替え、よし!」

「ターゲット回転。全て準備よし!」

「進路の安全、確認。ギアダンプ、発進いたしますわ。」

 ギアダンプは現場に向かい発進する。

 

 ギアダンプが現場に到着するとアナウンスが流れる。

〈いつも、ご迷惑を掛けております。安全第一!安全第一!〉

 ギアダンプドリルチームが出場する。

 その光景を気の陰からジェイが見ていた。

「マシンロボ。」

 ジェイは通信機でガラゴロに通信する。

「ガラゴロ、計画は変更だ。」

「変更?あと少しでビルの下だぜ。今からビルをぶっ倒すんじゃなかったのか?」

「マシンロボが現れた。こっちが先だ。」

 一歩その頃ドリルに乗っている大地は鈴からの通信を聞いていた。

「大地、聞こえるか?」

「鈴ちゃん。」

「地下水が溢れてるの!」

「地下水!」

 大地は驚く。

「このままじゃ皆溺れちゃう。急いで!」

「み、みんなが・・・・うっ!」

 大地をまた腹痛が襲う。

「大地!」

「太陽君!」

「みんなお前に命を懸けているんだ!頑張れ!俺もギャラクシーコンボイで現場に向かう!」

「聞いたか、大地?みんなお前に託してんだぜ。」

「チクショー!お腹なんか、いくらでもいたくなっちゃえ!」

 大地は叫んだ。自棄のようでもあるがそこには覚悟があった。

「よく言った!」

「大地さん。地下になにかいます!」

「えっ!」

 小百合の言葉に大地は驚く。すると道路からガラゴロが姿を現した。

「奴らだ。降りろ、大地。」

 ガラゴロは変形し人型になるが、右腕が大きなハンマーになっていた。

「この先は通さねぇ。」

 ガラゴロが道を塞ぐ。

 

「佐々木教官、俺とギャラクシーコンボイに出撃許可を!」

「しかしギャラクシーコンボイは消防車だ。給水は・・・・・・」

「できます!ギャラクシーコンボイにはその装備が備わってます!」

「・・・・・・・・・・わかった。レスキューを妨害するガラゴロの排除を第一優先とし、その後のレスキューを手伝ってあげてくれ!」

「了解!」

 太陽は敬礼をするとコンボイの元まで走り始めた。

 

「やいやいやいやい!どこのどいつか知らねぇが、マシンロボ一のパワーを誇るドリルロボたぁ俺のこったぁ!」

 ドリルロボは歌舞伎役者のように構える。

「危険です。避難して下さい。」

 大地が周りの人に避難を促す。

「安全確保のため、ドリルにゾーン展開を許可する。」

 佐々木が大地に指示を出す。

「了解。ゾーン展開、はじめ!」

「ゾーン、展開!」

 ドリルロボはグーでゾーンを展開する。

 その光景を少し離れたビルからジェイが見ていた。

「ガラゴロ、速攻だ!」

 指示を出すと同時にエネルギーが一転に戻って来る。

「あーらよっと!」

 ガラゴロはハンマーを振り下ろすと同時にゾーンが形成される。

「ゾーンⅢ型、展開よし!」

 ゾーンⅢ型内は石油採掘場を想定した作りになっていた。ヘリポートで爆発が起きる。その根源はガラゴロのハンマーであった。ガラゴロはハンマーを振り下ろす。ドリルロボ、並びにドーザーロボは回避する。

「ドリル、ハイパーモード、合体はじめ!」

 大地のK-BOYの顔が開き、目が光る。

「待ってたぜー!野郎ども、祭りでい!祭りでい!ハイパーモード、合体はじめ!」

 ドリルロボは相撲の腰を入れる動きをする。

「ドーザーロボ各機へ、ハイパーモードへシステムを移行!」

 ドリルロボは変形する。

「合体準備よし!二番機よし!三番機よし!四番、五番機よし!起動、各部異常なし!レスキュー合体!ハイパードリルロボ!」

 ドリルはキャタピラを急速に回し右拳を突くがガラゴロに避けられ後ろからハンマーを喰らう。ガラゴロは喜ぶと再びハンマーを振り下ろし爆発を起こす。

「ドリル!」

 モニターで見ていた小百合が声を上げる。

「あっ!ドリルさんが!」

「ドリルロボはマシンロボ系でパワーを誇るが、やる気がありすぎて空回りし過ぎるのが欠点だ。」

 ハイパードリルロボは立ち上がる。

「くー、これは効くねぇ。」

「もういっちょいっとく?」

 ガラゴロはそう言うとハンマーを振り下ろそうとする。

「そうはさせん!」

「へ?ぎゃあ!」

 フライトモードのコンボイがアタックをする。

「大地、待たせたな。」

「太陽君!」

「ギャラクシーコンボイ!」

「ああ!」

「「ギャラクシーコンボイ、トランスフォーム!」」

 コンボイはロボットモードにトランスフォームする。

「「ギャラクシーコンボイ、スーパーモード!」」

 ギャラクシーコンボイは更にスーパーモードへと変形する。

「ドリル、僕の指示通り動いて!」

「合点承知の助い!」

「俺たちがサポートする。いくぞ、ギャラクシーコンボイ!」

「ああ!」

 ガラゴロはハンマーを振り下ろそうとするがその前にコンボイが拳を突き出す。

「ドリル、ガラゴロの後ろに回って殴って!」

 ハイパードリルロボは大地の指示通り動き、ガラゴロを殴る。それをギャラクシーコンボイが打ち上げる。

「今だ大地!」

「ドリル起動して待機!」

 ハイパードリルロボは頭を閉じ、ドリルを回転させる。ガラゴロはまっすぐハイパードリルロボへと落ちてゆく。

「前へ5メートル移動!ドリルアタック!」

「おっしゃ!喰らいやがれ!」

 ドリルはガラゴロに向かいジャンプする。が、ガラゴロはハンマーをぶつけ直撃を防いだ。

「しまった!」

「いや、大丈夫だ!ギャラクシーコンボイ、やるぞ!」

「ああ!」

「「フォースチップ、イグニッション!」」

 ギャラクシーコンボイのギャラクシーキャノンが全てガラゴロに照準を定める。

「「ギャラクシーキャノン・フルバースト!」」

 ギャラクシーコンボイの必殺技、ギャラクシーキャノンがガラゴロに直撃する。ガラゴロは爆発した。

「くっそ!ドジが!」

 ジェイは悔しがる。そしてゾーンから偵察していた小型ガラゴロが戻ってきた。ジェイはそれを掴むとビルから飛び降り、忽然と姿を消した。

「や、やった・・・・」

 大地は結果にまだ受け止め切れてはおらず、唖然としていた。

「あ、戦闘による二次被害、なし!」

「さあ、みんなの救助を急ごう!」

「がってんでい!」

「大地、そのことで少し話があるんだけど。」

「?」

 太陽はある案を大地に話した。

 

 地下ではドリルが生き埋め状態の地下鉄へ向け大地を乗せて向かっていた。

「みんな、待ってて。」

「現状までの距離は―――」

「目標まで・・123メートル。」

「ふふ。大地さんには報告の必要がありませんでしたわよね。」

 その頃地下鉄内では天井近くまで水が溜まっていた。

「もうダメっす!」

 ケンが諦めかけた時であった。誠の耳にある音が入ってきた。

「いや、聞こえる・・・・・聞こえるぞ!」

 それはドリルが回転する音と、壁が破壊される音であった。ドリルが壁を破壊する。すると水が一気にドリルの空けた穴へと流れてくるがそれをギャラクシーコンボイのホースが全て吸い上げた。

「よ、よかった・・・・」

 鈴が安堵の声を上げる。

「みんな、遅くなってごめん。地下水はギャラクシーコンボイが回収しているからもう安心だよ。」

 そんな大地の言葉に誠はふと疑問に思った。

「これだけの地下水を収めることは出来るのですか?」

「ああ。ギャラクシーコンボイのタンクは水を水素と酸素に分解して貯蔵ができる。いわば底なしのタンクだ。」

「成程。」

 誠は宮島の言葉に納得した。

「太陽。まさかこんな作戦をまたするとはな。」

「うん。コビーがやったことを思い出してまたやるなんて思ってもみなかったぜ。」

 地上にいるコンボイと太陽はそう話した。

(パパ、ママ。僕マシンロボレスキューに入ってよかったよ。ロボマスターを目指してこれからも頑張ります。)

(一時はどうなるかと思ったけど、頼れる仲間がまた一人増えたようだ。でもデザスターの目的が分からない。それにあの変形技術、トランスフォーマーを連想してしまうな。)

 

 空に浮かぶ謎の島。そこの奥深くで修理を受けている白いトランスフォーマーがいた。

「カイザー博士。私の修理は順調なのか?」

「ああ。だが思いの外傷は深い。このまま出ても・・・・」

「わかっている。だが、こうして我が宿敵の戦う姿を見ているとたぎるのでな。」

 紫の顔は微笑んだ。

 

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