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ステルスロボはデザスターの基地で整備を行っていた。その光景をジェイが見ていた。
「すまない、ジェイ。負けてしまった。」
「ああ。だがなんだあのマシンロボは?変なチップを使ってたぞ。」
その時モニターに白いトランスフォーマーが映し出される。
「あれはフォースチップだ。俺と同じトランスフォーマーのな。」
「トランスフォーマー?マシンロボではないのか?」
「そこにいる奴と一緒にするな。お前たちは人間によって作られたが、我々は生まれた存在。いわば金属生命体だ。」
「なんだと!」
その言葉にジェイもステルスロボも驚く。
「ま、最もあんな下っ端に負けるとなるとお前の実力も知れるがな。」
「なんだと!」
ジェイが突っかかろうとするがそれをステルスロボが止める。
「止せ、ジェイ。悔しいがこいつのおかげで俺の兵器やガラゴロは完璧に近づいたのだ。」
「ステルス・・・・・・・・」
「ま、そういうことだ。暇なら少しは地上に降りて学んで来い。マシンロボを倒す手立てでも拾えるかもしれないぞ。」
そのトランスフォーマーは二人を見下す目で見るとモニターから消えた。
「くっ!バカにしやがって・・・・・・・・」
一方その頃街中では小百合が茶道の稽古帰りの道を歩いていた。辺りはすっかり夕方になり、人気も少なくなっていた。
小百合が歩く中、「ローラー!」と子供の叫ぶ声が聞こえる。
「もうこんな時間。お稽古に熱が入り・・・・・」
小百合が歩いていると飛び出してきたことぶつかり、風呂敷に包んでいた道具一式とK-BOYが散らばってしまう。
「ごめんなさい。僕慌ててて。」
子供はそう言うと道具を拾い始める。
「いえ、大丈夫ですわ。」
そんな時子供が小百合のK-BOYに気づき、手に取った。
「これって・・・・・・・・・・もしかしてお姉ちゃん、マシンロボレスキューなの?」
「ええ、そうですわ。」
小百合が答えると子供は泣きそうな顔をする。
「お姉ちゃん!」
子供は小百合に抱き着く。
「どうしたですの?」
「僕、お姉ちゃんにお願いがあるの。」
「お願い?」
「僕のローラを探して!いなくなっちゃったんだ!」
子供はそう言うと泣き始めた。
「ローラ、ですの?」
翌日の休暇日。小百合は洗濯機に正座して土下座をした。
「お願いいたします!約束してしまいましたの。」
「冗談じゃない!俺たちは災害救助隊だぞ!なんで猫探しなんか!」
洗濯用洗剤を片手に持ってる誠が文句を言うと、後ろからアリスが出てくる。
「アリス猫だーい好き!」
「あったしもー!それ面白そう!」
「「やろやろ!」」
「いや、待て待て。」
誠は反対意見を出す。
「いいじゃねえか誠。」
「太陽まで!」
「それに・・・・・・・・・・女性の頼みを断れないのが男ってのは宇宙・・・・・・・世界の常識だ。」
(さっき宇宙って・・・・・・・・・あ、そういや前の世界でローリって年上の人がいたって話してたっけ。)
鈴は太陽の話を思い出した。
「お前まで・・・・・・・・・・なんか経験があったみたいな口だな。」
「・・・・・・・・・・・色々あったんだよ。」
太陽はそう言うと明後日の方を向いた。
(何があったんだろう・・・・・・・・・・)
誰もがそう思った。が、知らない方がいいこともある。
結局誠は小百合のまっすぐな説得に負けて、受けることになった。
ちなみに太陽は指令室に置手紙を置いて行きました。
“多分今日一日大いに迷惑をおかけします。ごめんなさい。 大空太陽より”
太陽たちが子供の住んでいるマンションまで行くと依頼の子供が飛び出してきた。偶然にも小百合にぶつかってしまった。
「ごめんなさい!」
(すぐに謝るのはいいことだ。いい子だな。)
太陽はすぐにそう思った。
「ヒデキ君。」
「あ、お姉ちゃん!それにこれって!」
ヒデキの目の前にはMRR隊員服姿の太陽たちがいた。
「マシンロボレスキュー、ローラ検索のため出場してまいりましたわ!」
『はい!』
小百合が敬礼をするとみんなも敬礼をする。
「本当だったんだね!僕との約束、守ってくれたんだね。」
ヒデキは小百合に抱き着いた。
「大事な友達、見つけてやるからな。」
太陽がヒデキに向けそう言うと誠が指示を出した。
「よし。レッドウィングスは近所の住宅街。イエローギアーズはマンションの周辺。俺たちブルーサイレンズは商店街を徹底捜査だ。」
『おー!』
誠の言葉にアリスは声を上げる。
「どんなことがあっても、ローラを見つけるように!」
そんな誠を見て太陽は思ったことを口にした。
「やっぱり女性には勝てないのが男だな。」
「だな。」
「四の五の言わず、ローラ検索はじめ!」
『おー!』
太陽は住宅街を鈴と一緒に捜索する。
「て言ってもどう探したらいいんだか・・・・・・・・」
「ボンはどうしたのよ?」
「今日は大っ嫌いな注射だそうだ。」
「ああ・・・・・・・」
鈴は太陽の言葉に納得した。
「マタタビ使ってみない?」
「あれって効力が短い上に猫だったらなんでも寄ってくるから・・・・」
そんな時猫の大軍が一転に集まるように大行進をする。
「なに?」
「行ってみよう。」
太陽と鈴が猫たちの行進する先を見るとそこにはケンにショウ、進に強が猫に埋もれ、アリスが猫のコスプレをしていた。
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
その光景に二人は唖然とした。
「鈴、行こうか。」
「そうね。」
二人は見なかったことにした。
一方その頃MRR基地指令室では宮島が頭を抱えていた。
「全く、あいつらは何を考えているんだか。」
「全くだ。」
宮島の言葉に佐々木が相槌を打つ。
「お話し中すまない、宮島教官。」
ギャラクシーコンボイが話し掛けてくる。
「なんだ、ギャラクシーコンボイ。」
「確かに君たちのすることは人命救助が基本だ。だが、それ以外のことも考えねばならないのではないのか?」
「それ以外?」
「そうだ。こうして一丸となってたった一人の少年のために動く彼らの純粋な心には私も感銘を受けた。ライガージャックと手伝ってくる。」
「そうか・・・・・・・・・・・・ん?」
「は?」
二人は間抜けな声を出した。
「太陽たちになんだか他のマシンロボが呼ばれているのでな。」
「ちょ、ちょっと待て!なんでそうなったのだ!と言うか、君はサイバトロン司令官なんだろ!」
「司令官である以前に、一人の純粋なトランスフォーマーだ。たまには子供たちと一緒にバカをやってみたいものさ。」
「総司令官はたまに天然なところがあるから許してくれ。」
慌てて言う宮島にコンボイがそう答えた後にライガージャックが謝罪を入れる。
「おいおい、俺はいいのかよ?」
「お前はインストール終わってないだろうが。」
「あ、そうだった。」
ソニックボンバーが笑う。
「「ど、どうしたらいいんんだ・・・・・・・・」」
二人は倒れてしまった。
公園でマシンロボ、並びにコンボイ及びライガージャックが集まっていた。
「と言うわけで、この猫を探してほしいんだ。」
誠が大体の事情を説明した。
「それで、その猫と災害の関連性は?」
「過去のデータにそんなのはないぞ。」
「予想もつかねぇ事態かも。」
ポリスロボが疑問に思い、ファイヤーロボがデータを検索して言うとドリルロボが冗談交じりで言う。
「そんな深く考えんなよ。ただ単に、その坊やの猫を探してほしいだけなんだよ。」
「なにっ!」
ライガージャックの言葉にジェットロボは驚く。
「正気にも猫化家猫の猫を探すだけなのか!」
「いいではないか、ジェット。」
ギャラクシーコンボイがジェットに言う。
「太陽、すまないが私に乗ってくれないか?さすがにビークルモードで話すのはどうも・・・・」
「うん。」
太陽はコンボイに乗るとロボットモードにトランスフォームする。
「皆、私たちは災害から人を救うのが使命だ。だが、災害以外でも私たちが活躍する場はある。その第一弾として、この少年のローラ探しをしようではないか!」
コンボイが熱を込めた演説をする。
「・・・・・・・・・・貴方にそこまで言われると我々も引き下がれないな。」
「そうだな。今回は特例として、協力しよう。」
「ま、後でこっぴどく怒られるかもしれねぇが、それもたまにはいいか。」
「自分なりの正義を通すのも良しとしよう。」
マシンロボ一同納得してくれた。
そしてローラ探索が行われたがマシンロボであるために体が大きい分人も驚く。そのため町は少しパニックになった。
「皆さ、もうちょっとマシな探索方法思いつかないのかな?」
「だがビークルモードが大丈夫なのはファイヤーとポリスだけだぞ。」
「そうだけど・・・・・・・・・ま、言っても仕方ないか。ライガージャック、そっちはどう?」
「全然だめだ。」
太陽はギャラクシーコンボイをビークルモードにしてローラを探索していた。
その頃ポリスはローラ探索を検問紛いな方法でしていた。
「なんだよこの渋滞・・・・・・・・げっ!マシンロボレスキューじゃねぇか!」
軽トラを運転していた中年の親父がポリスロボを見たバツが悪そうな顔をする。
「捕まったら積載オーバーで免停確実だぜ!くっそー。」
全く関係ないのにあらぬ誤解を生んでしまった。
「どうする、どうすんだよ?んん~~~~~~~~~~~~、こうなりゃままよ!くそー!」
軽トラを運転していた男は強引に後ろにバックし他の自動車を巻き込みながらUターンする。そのことにポリスが気付いた、
その時であった。トラックの荷台にローラが乗っていた。
「あれは!ちょっと、ちょっと待ってください!」
ポリスロボの制止に耳も傾けず男は軽トラを走らせ離れていく。
「そこの車!」
ポリスロボは軽トラを追いかける。
「へっ!待てと言われて待つかってんだ!免許取られたら、コッチとらおまんまの食い上げでい!」
軽トラの男は後ろを確認するとポリスが追っていた。
「なにっ!」
「待て待て待てい!」
「なんで積載超過くらいでこんな目に遭うんだよ!」
全くの勘違いで大騒動である。
「こちらポリスリーダー、緊急連絡である!多摩川方面の逃走中のトラックに、ローラを発見!繰り返す、ローラを発見!」
その通信は全員に行き渡った。
「どうする太陽?」
「ビークルモードで追いかけるぞ!さすがにロボットモードはやりすぎだ。」
「了解!」
コンボイはポリスロボたちと合流する。
「なんでみんなビークルに変形しないの!」
「いや、つい・・・・」
ポリスがそう言うとガラゴロが攻めてきた。
「マシンロボ、今日こそ・・・・」
「邪魔だ!」
ポリスロボは雲の子を散らすように払い除ける。
「マシンロボ、今日こそ・・・」
「邪魔でい!」
別ボガラゴロをドリルも払い除ける。
「マーシンロボ!」
「邪魔だ!」
三体目はファイヤーが払い除けた。
「無視するな!」
右腕をガトリングに改造したガラゴロが放ち、先にある橋を破壊する。
「橋が・・・・・・・・・・・ない!」
軽トラの男はブレーキを掛けるが間に合わず、そのまま飛んでしまう。
「させるか!」
「させるかぁ!」
ドリルロボとポリスロボが叫び軽トラをキャッチしようとするが届かず、ポリスロボも届かなかった。そして奇跡のマシンロボ三体橋ができた。軽トラの運転手はそれを利用して再び逃走する。
「ローラ!」
手を軸に体勢を立て直し、再び追いかけ始める。
「マシンロボ、勝負が先どはぁ!」
ライガージャックがガラゴロ三機を尻尾の鞭で吹っ飛ばした。
「こいつらは俺たちに任せろ!」
「頼んだぞ!」
「任せろ!鈴、ジェットにゾーン展開指示を!」
「わかったわ!ジェット、ゾーン展開!」
「了解!ゾーン、展開!」
ジェットがゾーンを展開し、三機のガラゴロがゾーンに収められる。
「「ギャラクシーコンボイ、スーパーモード!」」
「ジェット!ハイパーモード、合体はじめ!」
「ハイパーモード、合体はじめ!」
コンボイはスーパーモード、ジェットはハイパーモードに変形する。
「我々には!」
「お前たちよりも!」
「「優先することがある!」」
『だから邪魔だ!』
「「「フォースチップ、イグニッション!」」」
ギャラクシーコンボイとライガージャックにフォースチップがイグニッションされる。
「「ギャラクシーキャノン、フルバースト!」」
「プラティナムクロー!」
「ジェットパンチャー!」
容赦なく必殺技が炸裂する。
「俺たち!」
「何のために!」
「出てきたんだー!」
三機のガラゴロはあっけなく倒された。
「戦闘による二次災害・・・・・・・・・・なし!」
その後結果としてはローラ探索のおまけとして泥棒逮捕に危険運転手の取り締まり、誠実さのアピールなどと言った面でプラスとなった。
で、太陽たちはと言うと・・・・・・
「やっぱこうなるか。」
罰を受けることになった。全員一か月間基地内清掃に加え休日の稽古以外の外出禁止、反省文二十枚。
「でもアイツ・・・・・・・・・」
太陽はローラを見つけたジェイのことを気にかけていた。
「なんであんな殺気を出してたんだ?」
太陽はそう思いながらコンボイの整備をする。