紅魔館へ入り咲夜と遭遇した霊夢と魔理沙は、作業効率を上げるべく二手に分かれたのであった。
魔理沙は咲夜に怒鳴ったあと、勢いよく階段を駆けあがり、咲夜に近寄ろうとした。
階段を何段か上がり始めたとき魔理沙は違和感を感じた。
「!?」
咲夜のいる場所へと階段を上り終わると、そこにあったのは魔理沙が最初にいた階段の途中の踊り場だった。
「なんだ、いつもの時間停止能力か?美鈴はもっとすごかったぜ、お前はいつも通りかよ」
久々だったので少し驚いたものの、魔理沙はすぐに咲夜に挑発するように問いかけた。
その質問に対し、咲夜は冷静に余裕を見せながら答えた。
「少し違うわね、私が時間だけでなく、空間も操れることを知っているかしら?」
「知ってるぜ、紅魔館はお前のおかげで成り立ってるんだってな」
魔理沙が自分の能力を覚えていたことに驚きつつ咲夜はつづけた。
「何年か前までは空間をいじるのに魔法陣書いたりしなくちゃいけなくて大変だったのよね…」
咲夜が説明を続ける中、それをさえぎって魔理沙が質問する。
「じゃあお前は前もって空間をゆがませてたのか?」
咲夜は魔理沙への返答をしつつ話をつづけた。
「違うわ、最近は少し長めの詠唱をするだけで空間をいじれるようになったの」
魔理沙はまだ、前もって空間をいじらず、詠唱もせずにこんなことができたのか理解できていなかった。
「さ、さっきは、詠唱もしなかったじゃないか」
何が起きているか理解できないまま、魔理沙は戸惑いながら咲夜に言った。
咲夜は「フフッ」と少し控えめに笑いながら言った。
「私は時を止めることもできるのよ?そして、時を止めることと空間をいじることを同時にやることも今では容易だわ」
魔理沙はようやく咲夜のトリックを理解した。だが魔理沙はそこまで驚くことは無かった。
「それなら前にもやってるだろう?結局いつもと同じじゃないか」
魔理沙が溜息をつきながら言った。
「まぁ、説明するのも面倒くさいし、戦ってみれば違いは分かるわ」
説明することをあきらめたように咲夜は目を閉じて溜息をつきながら言った。
2人ともが溜息をつきながら少しがっかりしたようすで、各々の武器を準備しはじめた。
魔理沙は取り出していた八卦炉を構えなおし、深呼吸をした。
咲夜は空間をゆがませ、ナイフを一本だけ取り出した。
「おいおいww私をナイフ一本で倒そうってのかw、流石にちょっとナメすぎじゃないのぜ?」
咲夜がナイフを一本しか取り出さなかったことに、拍子抜けした魔理沙が笑いながら言った。
その魔理沙の発言に対し、咲夜は目を鋭く、ルビーのように赤く光らせ、笑みをつくって言った。
「一度にたくさんのナイフを持っても落としてしまうだけだわ、今は一本でいいのよ」
咲夜は、目の前にナイフを持ってきながら息を整えた。
咲夜さんの能力をどう強化するか悩みました、この小説では大体のキャラの能力を強化していく予定なのでご了承ください。
次回から咲夜と魔理沙の戦闘ですね、また長くなりそうですw
今月中には紅魔編を終わらせる予定ですので、投稿ペースを上げていきたいです。
たまに忘れるので次話がなかなか来ないときは感想で「次話はよ」って言って教えてくださいw
*アドバイスや感想等ありましたらご気軽に書き込んでください。小説がより良くなるかもしれません。