「──伝説の戦士」
「伝説の戦士だと? 笑わせるな!」
ベビーが連続エネルギー弾を放つ。
プルはエネルギー弾の嵐をことごとく
「はあ!」
ベビーの懐へ潜り込んだプルは、相手の腹に拳を
「がは!」
ベビーは衝撃で体をくの字に曲げて
プルはベビーの足を掴み、その場で回転し敵を投げ飛ばした。
「うわ!」
岩を貫通するベビー。
(つ、強い。寄生したくなったぞ)
プルはベビー目掛けて光線を放つ。
ベビーはニヤリとほくそ笑み、ベジータの体から抜け出した。
ゲル状になったベビーが光線を逆流してプルに接近する。
「かかったわね!」
光線が止む。
ベビーは疑問符を浮かべた。
(ギニュー先生、使わせてもらいます!)
「チェーンジ!」
プルは両腕を広げ、不思議な光線を放った。
(体が動かない!?)
次の瞬間、光線の当たったベビーとプルの精神が入れ替わり、ベビーとなったプルがプルの肉体へと侵入した。
プルの額に冷や汗が滲み出ると同時に頬にベビーの顔が現れた。
「どうお、気分は? 今まであなたはこんなことをしてたのよ」
ベビーは頬のプルを潰そうとするが体が動かない。
「無駄よ、ベビー。今は私があなたなんだから」
「き、貴様……!」
「さて、洗脳された人たちはどうしようね?」
「や、止めろ、俺の全宇宙ツフル化計画が!」
「そんな征服行為、銀河パトロールの私が許さないわよ」
「ぎ、銀河パトロールだと? 貴様、初めからそのつもりで俺に近付いたのか」
「その通りよ。あんたを野放しにしてたら宇宙中が大パニックになりかねないもの」
「お、おのれ、出て行きやがれ!」
プルは顔を引っ込め、気でベビーの意識を押し潰した。
それを見ていたパンとマーク。
「おばあちゃんが……」
「プルさん……」
プルは二人の方を見た。
怯える二人だが、プルが握りこぶしを作り、親指を立てたことによって安堵のため息を吐いた。
プルは二人の下に降り立つ。
「何ともないの?」
「師匠の技で入れ替わったからね」
「入れ替わった? ベビーと? 演技じゃないよね?」
「演技じゃないわよ」
パンはベビーの気を探ったが、これっぽっちも感じ取れなかった。
「さて」
プルはベジータの下に移動した。
ベジータが目を覚まして起き上がる。
「貴様が俺の中からベビーを追い出したのか?」
「誘い出したのよ」
「どういう意味だ?」
「ベビーの体を乗っ取りたくてね」
「乗っ取るだと?」
「師匠の技でね」
「貴様、ギニューの弟子か」
「ご名答」
「カカロットががっかりするだろうな」
「何で?」
「ベビーを葬れなかったことをだ」
「ところで、どうやったらベビーの卵を取り除けるの?」
「俺が知るか」
「そうよね。あい、わかった」