やはり俺が意識不明の重体なのはまちがっている。   作:世間で言うジョージさん

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ついに新しい展開へ。
そして、何かしらの方法を見つけに動き出す。

さすがに無理がありそうながら、
ご都合主義なところはご勘弁を!
あと、何度も言いますがゴーストに関しては
独自解釈です。




第25話 魔王の協力

 

 

 

俺の身体に戻る為に、雪ノ下と由比ヶ浜と俺の3人(プラス材木座)は、図書館やネットで調べものをしていた。その間は、陽乃さんも独自に調べていてくれたらしい。

ちなみに俺の身体は少しのダメージはあったものの、むしろ少しずつ快方に向かってるらしい。人体の不思議だ。病院の医師達も驚いていた。材木座曰く、俺のゴースト状態が関係しているらしいのだが、詳しい事は解らないそうだ。ドヤ顔で説明されてムカついたので、軽く金縛りにしてやったら、口をパクパクさせていた。

 

 

あれから俺は、出来る限りの意思の疎通をとるようになった。常時、皆には携帯もしくは50音表を持って行動してもらっている。携帯の電池が切れても、50音表と10円玉を使って会話が出来るからだ。端から見ればコックリさんにしか見えねえけどな。試しに公園で由比ヶ浜とやってたら、ご近所のお母様方に通報されたらしい。暫くすると警察官が来て由比ヶ浜は怒られていた。可哀想だが、由比ヶ浜のキャラ的にはおいしいのだろうか?試しに聞いてみたところ、そんなことは全くなく、やはり怒っていた。八幡反省。

 

 

夜は眠る事も出来なくて、暇をもて余してる事を知った雪ノ下と由比ヶ浜は、少し悩む素振りを見せた後に、その時間を有意義に使うべきだと言ってきた。大体はイメージのトレーニングをしている事を告げると、雪ノ下がこう言った。

 

 

「こうしている間にも、貴方の学力は世間に置いてかれているのよ?その、良かったら…私の家に来なさい。勉強を教えてあげるわ。べ、別に他意は無いわよ?そもそも高校生活という普遍的な時間を、流動的に過ご………中略………というわけなのよ。わかったかしら?」

 

 

なんか一気に捲し立てられた。

相変わらず照れ隠しするときは、理論や理屈で武装し、口数がやたら多くなる。可愛いなと思っていると、今度は由比ヶ浜から爆弾を投下される。

 

 

 

「あ、あたしも勉強とか見てほしいし!あと、サブレの世話とか?えーと、えーと、あとは洗濯とか?ほら、有意義じゃない?」

 

 

ろくに考えなしに発言しているものだから対応に困る。やはりアホの子は変わらないのだろう。

とにかく、二人が俺を気遣ってくれているのは良く解った。何かあれば必要としてくれるのだろう。俺も二人の助けになるのなら、その為に動くことはむしろ本意だ。それから俺は時々二人の家にお邪魔する事になるのだが、その時の事はまた別の話だ。

 

 

 

そんな数日が過ぎたある日、陽乃さんから有力な情報が得られたとして、全員に召集がかけられた。どうやら緊急性を要する内容らしい。俺たちは雪ノ下のマンションに集まっていた。

 

 

 

「ひゃっはろー!みんなお久しぶり~♪比企谷くんもヨシくんも元気にしてたかな?久々のおねーさんの登場だよ。」

 

 

「久しぶりね、姉さん。ところで、ヨシくんって誰かしら?」

 

 

「え?ヨシくんはヨシくんだよ?材木座義輝くんに決まってるじゃない。 」

 

 

 

は?アイツ、いつの間に魔王とそんなに懇意になっているんだ?何なの?世界の半分でも貰う契約したの?

真相としては、陽乃さんが調べものをしていく中で、材木座の知識や意見を必要としていた。陽乃さんが材木座を気に入ってたこともありトントン拍子に仲が良くなったらしい。材木座は陽乃と呼び捨てにしていた。何ソレ、恐い!

 

 

 

「ウム。八幡よ!此度の招集は、我と陽乃が古き文献より見つけ出した物だ。心して聴くが良い!」

 

 

「ハァ…頭が痛くなってきたわ。」

 

 

『同感だ。厄介な組み合わせすぎじゃね?』

 

 

「中二に春が来たの!?マジ??」

 

 

 

由比ヶ浜が何か恐ろしいことを言っていたが無視しよう。それよりも話が脱線してしまった元に戻そう。

 

 

 

『陽乃さん、その情報の開示をお願いできますか?』

 

 

「それでは発表します!今回は、青森にある恐山に行ってもらいま~す♪ドンドンぱふぱふ~!」

 

 

『今回は?次回もあるんですか?』

 

 

「ウム、それも八幡よ。全てはお主次第だと言っておこう!早速だが、青森の彼の地へと旅立ってもらうぞ!」

 

 

「ちょうど土日を利用していけるように調整してあるよ。ヨシくんと雪乃ちゃんの分しかチケット取ってないからね~。比企谷くん頑張ってね♪」

 

 

 

頭が痛くなる展開だが、少しの疑問が残る。俺は旅費がかからないからいいとしよう。材木座も能力の関係上わかる。だが、何故雪ノ下まで行くんだ?スポンサー的なものか?養われる気はあるが、施しは受けんぞ。

とか思ってたら先に陽乃さんに正解を言われてしまう。

 

 

 

「雪乃ちゃんも力になりたいんだよ。あんまり邪険にしないでくれるかな?それに比企谷くん言ってたよね~?『頼ってもかまわないのか?キリッ!』って。」

 

 

 

あ、悪夢だ……!人の恥ずかしい記憶ばかり掘り起こしやがって!改めて、この人は魔王なんだと思わされた。対するは村人Aどころか、ゴーストが現れた!…なんだよそれ、魔王の配下じゃん。敵にすらなれないのか。いや、敵対したくないけど。命がいくつあっても足りんわ!

 

 

 

そうして俺達一行は、青森は恐山まで向かうのであった。そこにいけば有力な情報が得られ、問題は解決するかもしれんらしい。道中、駅弁をたくさん買い込んでいた。なかでもカレーなどは良い匂いがする。美味しそうに食べる材木座に感想を聞いたところ、その気になれば俺も食べれる事が発覚した。

 

 

『マジか?けど、俺には体がないんだぞ。もちろん胃袋もない。食べれる訳がねえだろ。』

 

 

「八幡よ、いつから錯覚していた?日常の動作が出来るのならば、食事も出来て当たり前ではないか!」

 

 

 

 

不思議な話は世界中にある。犯人はわからないが、いつの間にか置いてあった食べ物が無くなっている事例が確かにある。それは大抵の場合、ゴーストだったりするらしい。野生の動物が食べてたケースもあるが。手に感触があるならば、風を感じる触覚、味を感じる味覚、匂いを感じる嗅覚、視ることが出来る視覚、聴くことが出来る聴覚。所謂、五感というものが備わっているのならば、全て可能であるらしい。

現に俺は見て、聴いて、触って、嗅いでいる。ならば、味わう事も出来るはずだ。

 

 

試しに弁当のメインらしき牛肉のステーキを手に取り、口にしてみた。高そうな牛肉は、ベチャッという音と共に床に落ちた。材木座が泣きそうな顔になって「我の松阪牛がぁ…」と言っていたが、一人だけ食べてるのがイラッとしたので心の中で謝っておいた。ざまぁwww

ちなみにその一連の流れを見ていた雪ノ下は、手を頭にやり、「先が思いやられるわ」と言っていた。

 

 

 

なんやかんやで俺達は、恐山の麓の街へと辿り着いた。そして恐山を目指す。山の中腹あたりにいる高名なイタコさんに会う為に。

 

 

 

 

 

 




今回から陽乃さんは完全に協力者として
動いてくれますね~。
そして材木座との息の合った仲に!

由比ヶ浜は空気になってしまいましたが、
これは仕方のないことなのです。

姉は妹の味方ですからね。
でわ、また次回!

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