やはり俺が意識不明の重体なのはまちがっている。 作:世間で言うジョージさん
しかし、東京土産は考えてます。
いつも知り合いにおねだりして
買ってきてもらってます。
それでは、どーぞ~。
現在、場所は雪ノ下のマンション。
時刻は19時だ。
最早、恒例となった雪ノ下宅への集まりは良いとして、時刻は何故夜の7時なのか?それは、平塚先生を待っていたからだ。
沖縄から帰ってきて、翌日に皆で集まる事になった。しかし、今回はどうしても平塚先生が居ないと駄目なのである。
別に保護者的観点とかじゃないぞ?
今回の話のメインは、平塚先生と言っても過言ではないからだ。
「それじゃみんな集まったので、早速話したいと思う。」
今回は口頭で説明したいので、材木座の体に憑依する事になった。陽乃さんは、「イヤ!ヨシくん!」とか言ってたけど俺もイヤだからね?
「質問や意見があれば、後で受け付ける。それじゃあ沖縄で解った事を説明する。」
雪ノ下と材木座は知ってるからいいとして、今回も省かれた由比ヶ浜と小町は少しふて腐れていた。平塚先生は呼んでもらえて嬉しいのか、目をキラキラと輝かせていた。いや、あなたも関係者ですからね?もしかしたら重要人物になるかもしれないですからね?
「まずは沖縄での協力者、ユタの平海静さんの説明から始めよう。彼女は…」
沖縄の誇る、地域密着型のシャーマンであるユタについて少しだけ説明する。そしてユタである海ちゃんに言われた内容を皆に伝えた。
今のままでは体に戻れない。
理由は未練があるから。
その未練が何なのか俺がわからん。
次の目的地と人選。
いくつか謎が判明する予定らしい。
最後の内容は、あとで平塚先生に問い質す内容でもある。
その前に質問が飛んできたので、まずはその問いに答えなければならないけど。質問はなんと、由比ヶ浜からだった!だから今日はこんなに寒いのか。まぁゴーストは寒さも暑さも感じないんだけどね。
今は材木座ボディだから年中暑いけど。
「はい!ヒッキー質問!」
「おぉ!まさか由比ヶ浜から質問される日がくるなんてな…今日は赤飯か。」
「ちょ、バカにしすぎだし!」
「そうよ比企谷くん。私も遺憾ながら由比ヶ浜さんを擁護するわ。」
「よくわかんないけど、バカにされてる!?ゆ、ゆきの~ん!」
すごく久しぶりに雪ノ下と由比ヶ浜の、百合空間を見た気がする。少しだけあの頃の奉仕部を思い出し、心が温かくなった。ちなみに話が進まないので、強引に話を戻すことにした。
「ところで由比ヶ浜。質問はいいのか?」
「あ、そーだった!ねぇ、ヒッキー。次の目的地と人選って、誰を連れてくのかなーって。あたしもヒッキーの力になりたいの。ダメ…かな?」
ムウゥ……上目遣いと涙目のコンボに、胸元を強調させる破壊力!
由比ヶ浜…恐ろしい子!
ただし周りから見た絵面は、材木座に目をウルウルさせてる由比ヶ浜だけどな。
その証拠に、小町は「結衣さん何か弱味を握られてるの?」とか言っていた。
陽乃さんも「イヤ!ヨシくん!」って何なの?好きなの?ちっ!リア充がっ!
気を取り直して質問に答える。
「次の人選だが、海ちゃんから助言をもらっているんだ。奉仕部全員で行きなさいってな。だから由比ヶ浜…お前も一緒に来てくれるか?」
「…うん、うん!行くよ!あたしも一緒に行くよ!ヒッキー、ありがとう!」
「おいおい、礼を言うのは俺の方だ。ありがとう…由比ヶ浜。」
またもや雰囲気を察してか、小町はニヤニヤしながら「ポイントが高い!」とか言ってるし、陽乃さんもテンプレになりつつある「イヤ!ヨシくん!」てもういいですよ。雪ノ下も汚物を見るような目は止めてね?あと平塚先生も「ちっ!リア充がっ!」とか言わないで。それ俺のセリフだからね?
「あー、ゴホン。つまり今回は奉仕部全員と材木座で行こうと思う。何か質問はあるか?」
「おにーちゃん。今回は東京に行くんだよね?」
「あぁそうだな。言っておくが遊びじゃないからな。お土産は無しだ。」
「ちっ!ごみぃちゃんのケチ!」
我が妹ながらなんて奴だ。本当にお土産狙いだったのか。まぁ可愛いから買って帰るけどね。もちろん、お土産と言えば東京バナナだ。
「でだ、ここからが本題というより俺からの疑問なんだが、平塚先生に聞きたい事があります。」
「へ……?わ、私にか?」
鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をして平塚先生は俺を見た。最近、全然会ってなかったのに平山さんと海ちゃんと会ってたから、久しぶりという実感が湧かない。逆に平塚先生を見たら二人を思い出すまである。
「俺達は、恐山、沖縄と協力者に会いました。けれどその二人には驚くべき共通点があったんです。お二人共、平塚先生にソックリなんです。」
「そんなに私にソックリさんなのかね?しかし、世の中にはそういう事例も多々あるだろう。それと私と何の関係があると言うんだ?」
「共通点は他にもあります。名前ですよ。協力者の名前は、平山静、平海静と言うんですよ。その名前に心当たりはありませんか?」
平塚先生は暫くう~んと考えていた。その周りで由比ヶ浜と小町も考えていた。お前らはいくら考えても、思い当たる節とか絶対ねえだろ。もちろん俺には推測ならあるんだが、あまり現実的ではない。雪ノ下だってその考えには行き着くだろう。陽乃さんも、それはわかっているはずだ。
「すまない、比企谷。親戚にも思い当たる節は何も無い。皆目見当もつかんよ。」
「それと、海ちゃんが言ってたんです。『山ちゃんと塚ちゃん』と。山ちゃんは平山さんの事だとして、塚ちゃんは平塚先生を指す言葉だと俺は推測します。」
「なるほど。向こうは私を知っているという事か。そのうえで奉仕部全員で
来いと、私が顧問なのも知っている…そういう事かね?」
今回はいつもとは違う。何か明確な意思があっての人選だと思える。結局のところ、いくらここで議論をしたところで何一つ謎は解けはしない。
この日は、東京に行く日時と場所だけを伝えて解散となった。
俺はというと…何故か由比ヶ浜の家にいた。
次回は由比ヶ浜さん宅でのイベントですね。
個人的には由比ヶ浜さんは
書くのが難しいのですが、優しい女の子なので
幸せになってもらいたいですね。
東京の何処に行くのか解る方がいれば、
スゴイです!
でわでわ!