やはり俺が意識不明の重体なのはまちがっている。   作:世間で言うジョージさん

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まだ東京には行きません。

しかし、東京土産は考えてます。
いつも知り合いにおねだりして
買ってきてもらってます。

それでは、どーぞ~。




第32話 奇妙な共通点

 

 

 

現在、場所は雪ノ下のマンション。

時刻は19時だ。

 

最早、恒例となった雪ノ下宅への集まりは良いとして、時刻は何故夜の7時なのか?それは、平塚先生を待っていたからだ。

沖縄から帰ってきて、翌日に皆で集まる事になった。しかし、今回はどうしても平塚先生が居ないと駄目なのである。

別に保護者的観点とかじゃないぞ?

今回の話のメインは、平塚先生と言っても過言ではないからだ。

 

 

 

「それじゃみんな集まったので、早速話したいと思う。」

 

 

 

今回は口頭で説明したいので、材木座の体に憑依する事になった。陽乃さんは、「イヤ!ヨシくん!」とか言ってたけど俺もイヤだからね?

 

 

 

「質問や意見があれば、後で受け付ける。それじゃあ沖縄で解った事を説明する。」

 

 

 

雪ノ下と材木座は知ってるからいいとして、今回も省かれた由比ヶ浜と小町は少しふて腐れていた。平塚先生は呼んでもらえて嬉しいのか、目をキラキラと輝かせていた。いや、あなたも関係者ですからね?もしかしたら重要人物になるかもしれないですからね?

 

 

 

「まずは沖縄での協力者、ユタの平海静さんの説明から始めよう。彼女は…」

 

 

 

沖縄の誇る、地域密着型のシャーマンであるユタについて少しだけ説明する。そしてユタである海ちゃんに言われた内容を皆に伝えた。

 

 

今のままでは体に戻れない。

理由は未練があるから。

その未練が何なのか俺がわからん。

次の目的地と人選。

いくつか謎が判明する予定らしい。

 

 

 

最後の内容は、あとで平塚先生に問い質す内容でもある。

その前に質問が飛んできたので、まずはその問いに答えなければならないけど。質問はなんと、由比ヶ浜からだった!だから今日はこんなに寒いのか。まぁゴーストは寒さも暑さも感じないんだけどね。

今は材木座ボディだから年中暑いけど。

 

 

 

「はい!ヒッキー質問!」

 

 

「おぉ!まさか由比ヶ浜から質問される日がくるなんてな…今日は赤飯か。」

 

 

「ちょ、バカにしすぎだし!」

 

 

「そうよ比企谷くん。私も遺憾ながら由比ヶ浜さんを擁護するわ。」

 

 

「よくわかんないけど、バカにされてる!?ゆ、ゆきの~ん!」

 

 

 

すごく久しぶりに雪ノ下と由比ヶ浜の、百合空間を見た気がする。少しだけあの頃の奉仕部を思い出し、心が温かくなった。ちなみに話が進まないので、強引に話を戻すことにした。

 

 

「ところで由比ヶ浜。質問はいいのか?」

 

 

「あ、そーだった!ねぇ、ヒッキー。次の目的地と人選って、誰を連れてくのかなーって。あたしもヒッキーの力になりたいの。ダメ…かな?」

 

 

 

ムウゥ……上目遣いと涙目のコンボに、胸元を強調させる破壊力!

由比ヶ浜…恐ろしい子!

ただし周りから見た絵面は、材木座に目をウルウルさせてる由比ヶ浜だけどな。

その証拠に、小町は「結衣さん何か弱味を握られてるの?」とか言っていた。

陽乃さんも「イヤ!ヨシくん!」って何なの?好きなの?ちっ!リア充がっ!

気を取り直して質問に答える。

 

 

「次の人選だが、海ちゃんから助言をもらっているんだ。奉仕部全員で行きなさいってな。だから由比ヶ浜…お前も一緒に来てくれるか?」

 

 

「…うん、うん!行くよ!あたしも一緒に行くよ!ヒッキー、ありがとう!」

 

 

「おいおい、礼を言うのは俺の方だ。ありがとう…由比ヶ浜。」

 

 

 

 

またもや雰囲気を察してか、小町はニヤニヤしながら「ポイントが高い!」とか言ってるし、陽乃さんもテンプレになりつつある「イヤ!ヨシくん!」てもういいですよ。雪ノ下も汚物を見るような目は止めてね?あと平塚先生も「ちっ!リア充がっ!」とか言わないで。それ俺のセリフだからね?

 

 

 

「あー、ゴホン。つまり今回は奉仕部全員と材木座で行こうと思う。何か質問はあるか?」

 

 

「おにーちゃん。今回は東京に行くんだよね?」

 

 

「あぁそうだな。言っておくが遊びじゃないからな。お土産は無しだ。」

 

 

「ちっ!ごみぃちゃんのケチ!」

 

 

 

我が妹ながらなんて奴だ。本当にお土産狙いだったのか。まぁ可愛いから買って帰るけどね。もちろん、お土産と言えば東京バナナだ。

 

 

 

「でだ、ここからが本題というより俺からの疑問なんだが、平塚先生に聞きたい事があります。」

 

 

「へ……?わ、私にか?」

 

 

 

鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をして平塚先生は俺を見た。最近、全然会ってなかったのに平山さんと海ちゃんと会ってたから、久しぶりという実感が湧かない。逆に平塚先生を見たら二人を思い出すまである。

 

 

 

「俺達は、恐山、沖縄と協力者に会いました。けれどその二人には驚くべき共通点があったんです。お二人共、平塚先生にソックリなんです。」

 

 

「そんなに私にソックリさんなのかね?しかし、世の中にはそういう事例も多々あるだろう。それと私と何の関係があると言うんだ?」

 

 

「共通点は他にもあります。名前ですよ。協力者の名前は、平山静、平海静と言うんですよ。その名前に心当たりはありませんか?」

 

 

 

平塚先生は暫くう~んと考えていた。その周りで由比ヶ浜と小町も考えていた。お前らはいくら考えても、思い当たる節とか絶対ねえだろ。もちろん俺には推測ならあるんだが、あまり現実的ではない。雪ノ下だってその考えには行き着くだろう。陽乃さんも、それはわかっているはずだ。

 

 

 

「すまない、比企谷。親戚にも思い当たる節は何も無い。皆目見当もつかんよ。」

 

 

「それと、海ちゃんが言ってたんです。『山ちゃんと塚ちゃん』と。山ちゃんは平山さんの事だとして、塚ちゃんは平塚先生を指す言葉だと俺は推測します。」

 

 

「なるほど。向こうは私を知っているという事か。そのうえで奉仕部全員で

来いと、私が顧問なのも知っている…そういう事かね?」

 

 

今回はいつもとは違う。何か明確な意思があっての人選だと思える。結局のところ、いくらここで議論をしたところで何一つ謎は解けはしない。

この日は、東京に行く日時と場所だけを伝えて解散となった。

 

 

 

 

俺はというと…何故か由比ヶ浜の家にいた。

 

 

 




次回は由比ヶ浜さん宅でのイベントですね。
個人的には由比ヶ浜さんは
書くのが難しいのですが、優しい女の子なので
幸せになってもらいたいですね。

東京の何処に行くのか解る方がいれば、
スゴイです!

でわでわ!
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