ということで、2話です、どうぞ。
オッス、オラレン!わくわくすっぞ!
‥‥‥やめよう、なんか合わない。キャラ的に無理だな、これ。
ということで、レンです。
さて、今、俺は何をしているかというと、仕事してます。他にすることもないので。当然のことながら、ゲームとか漫画とかの娯楽はないし。仲の良い人はじいちゃんぐらいしかいないし。
‥‥‥あれ?これってまさかの俺ボッチパターン?
えー。マジかー(白目)
家族は友達って言わないもんね!
友達ってあれだろ?罵詈雑言、誹謗中傷何でもござれの関係で、時には仕事も任せてくれる優しさも見せてくれる人達のことだろ?
アタイ知ってるよ!
‥‥‥あれ、おかしいな、目から汗が‥‥‥。
そういえば、俺って前世はどうだったのだろうか。ぼっちだったのか?だったら悲しいな。2世に渡ってボッチって逆に凄いな。どんだけ人間関係が悪いんだよ。別にそこまで嫌われるような容姿ではないと思うんだけどなぁ‥‥‥。
あ、言って無かったが、俺は前世の記憶が曖昧である。俺の趣味のこととか、自分のことは覚えているんだが、どうにも人間関係とか、どんな仕事をしていたとか、そこら辺のことはあいにくと、全く覚えていない。そちらの方が俺にとっては都合がいいから、別に気にしていないんだが。家族のこととか考えてなくていいしね。俺の家族はじいちゃんだけだ。‥‥‥だから、そこ、笑うな。知り合いもとか言うんじゃない!
俺のメンタルにも限界があるぞ。
「さっさと仕事しやがれ!!働かせてやるだけありがたいと思え!」
俺の上司のヤードラット星人が叫ぶ声が聞こえた。
はいはい、うるせぇな。てめぇも仕事しろや。という言葉は死んでも口にしてはいけない。そしたら仕事がなくなって生きていけなくなる。本当に仕事があるだけでありがたいんだ、失ってたまるか。
「この考えがもうすでに社畜なんだよなぁ」
ボソッと呟く。ほんとうに、俺は何をしているのだろうか。
というかこんなボケーとしている場合じゃない。仕事仕事。
「はぁ‥‥」
というか仕事がありすぎてヤバイ。1日に17時間も働かされている。17時間も畑を耕し、木々を運ぶ。ブラック企業も真っ青だ。労働基準法にひっかかるぞ。
この星に労働基準法なんてものはないんだが。あってほしかったな。死ぬほど働かなくては生きていけないのが、この世界の辛いところだ。
世界というか、俺に辛いのか。だって、俺だけ異常に働かされているんだぜ?
まさか、これが、サイヤ人の力か‥‥‥!
‥‥‥違うな。うん。いや、サイヤ人だからってところは合ってはいるんだが。
ちなみに、俺の1日は、地球でいうところの朝4時に起きて、5時に職場の村にいき、夜の10時に仕事がおわる。んで、11時に寝る。睡眠は大切だからな。たっぷり5時間も睡眠出来るんだぜ!
因みに5才児の理想の睡眠時間は10~13時間らしいです。見事に2倍ですね本当にどうもありがとうございました。
さて、ならばいつ修行をしているんだということになる。
前言ったように、この世界は力がなくては生きていけない、シビアなところだ。いくらサイヤ人の身体だといっても、何もしなくても強くなるなんてことはほぼない。
え?ブロリーはどうなるかって?アイツは特別なんだよ。そもそも人間なんてカテゴリーに分類していいのか、あれは。
まぁ、結局俺みたいな普通の人間は修行しなくちゃ強くなれない。だが、俺にはそもそもあまり時間はない。
そこで、俺が考えた修行方法は、仕事中にするか、仕事自体を修行にする方法だ。木を切ったり、運んだりするのは結構力を使う。つまり、体を鍛えるのにぴったりなんだ。最近は自作の重りを手足につけたりして、仕事をしている。今つけてるのは確か、1個50㎏だったような気がする。最初は10㎏も重かっただんだが、どんどんと慣れてきて、重りを増やしていくようになったのだ。
改めて数字で見ると、マジで強くなってるって実感できる。サイヤ人の身体能力は世界一ィィィィィ!!
が、この修行方にも限界がある。まず、時間を充分に確保できないということ。木を運ぶなどのところは完全に力をつかうが、ちょくちょく力を使わないところも出てくると、全く修行ができなくなる。例えば、焼き芋食うから火を起こせとか。上司もそれを知ってか、その仕事をだんだんと増やしてきているような気がする。マジでめんどくさいなぁ。働きたくないでござる。
2つ目は、仕事中にやっていることもあり、不自然な修行はできないことだ。例えば、気のコントロールの修行とか。原作では、悟飯が気のコントロールの方法を言っていたが、あれは集中が出来る場所で、なおかつ誰にも迷惑がかからないところでしか出来ないのである。東京のスクランブル交差点で胡座かいて集中できるか?流石に少しは盛ったが、用はそういうことだと思ってほしい。
つまり、俺は気がほとんど使えない。これは本当に辛い。折角、ドラゴンボールの世界に来たというのに、夢でもあり、当たり前のようにやっている空を飛ぶということもできないのだ。それどころか、気功波すら打てない始末。マジかよ。
3つ目は、一人だと限界があるということ。サイヤ人は戦えば戦うほど、強さが増していく。
そんなサイヤ人の特性も全く活かせてないし、それをやらないと全然強くならないと思う。原作で7年間も重力室とかで修行した王子が、悟空を越せなかったように、やはり修行相手は必須だと思う。
結局、俺はボッチだから強くなれないということですか。ざけんな。
あ、死にかけまくればいいって思うやつもいると思う。が、俺にはそんな度胸はない。もともと普通の人間だった俺に自殺っぽい事なんかできるか。しかも、俺の家にはメディカルマシーンとか、仙豆とかの便利アイテムもない。あっても、富豪の家とかぐらいしかないだろう。なので、この案は無し。
「はぁ‥‥‥」
本当に、ため息しかでない。
誰もいないから強くなれない。強くなれないから相手に従うしかない。そうすると、頼れる相手もいなくなってくる。
何という悪循環。もう嫌になってきまする。
だが、そうやってブルーになっていても、俺の手と足は全く止まらず、黙々と仕事を続ける。慣れって恐ろしいな。
まぁ、修行も兼ねて、頑張りますか!
「よーし、ここまででいいぞ。さっさと帰った帰った!」
つ、疲れた‥‥。今日はいつもよりやらされたぞ。絶対に。
絶対に許さんぞ!虫けらども!とか言っても俺には力が無いから反論出来ないし。
力も無く、人権も無いに等しく、修行相手もいなく、時間も無い。何でこんなに人生ハードモードなんだ。良く俺生きていけてるな。
まぁ、鬱病とかになったりしないのは、じいちゃんの存在が大きいんだろう。優しいし、俺が泣いていても慰めてくれる。じいちゃんも何故か村の皆に嫌われているため、俺だけがこんな辛い生活をしているのではないと、教えてくれている。5才の時からそんなものを教えられても困るのだけれども。
最近は、じいちゃんの体調が悪くなってきて、話す機会も減ったけど、昔は良く自身の冒険談を語ってくれたりしていた。俺は、それが大好きだった。今思えば、俺の分の金も稼がなければならず、時間も無かっただろうに良く話してくれたな。じいちゃんマジで天使。超リスペクトっすわー。
「ただいまー」
歩いて30分。ようやく家に着いた。本当に立地悪いな。あ、別にじいちゃんを攻めてる訳じゃないよ。嫌われものの俺達が住むには丁度いい場所でもあるし。
‥‥‥‥そういえば、じいちゃんの声が聞こえないな。いつもならお帰りーって返してくれるのに。寝てるのか?
玄関に入ったのに、しーんとした空間に違和感を覚える。
‥‥‥‥‥‥嫌な予感がする。俺は走って家の中に入った。
そこで見たのは、
「う、嘘だろ‥‥‥‥?」
床に倒れている、じいちゃんの姿だった。
やっぱり、こんな世界なんて、大嫌いだ。
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