ただ、いつもの2倍ぐらいの量なので、読んで下さると嬉しいです!(いつも少ないんですが‥‥‥)
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では、4話をどうぞ。
出会い
どうも、レンです。
俺は、じいちゃんが亡くなった後に家を出て、恐らく南であろう方向に向かって歩いていた。
恐らくっていうのは、この星にコンパスなんて物は存在してないからである。空を飛べる世界だと思ったら、コンパスは存在してないし。便利なのか、不便なのか。
さて、南?に向かっている理由であるが、実はある人に会うためである。
え?仕事はいいのかって?あんなクソブラック企業なんかにこれ以上いられるか。あの上司は一人で働いとけ。そして俺の苦しみを味わえ。あれがどんなに辛かったか、お前には分からんだろう!
それに、俺一人では食うのにあまり困らないし。サイヤ人は確かに良く食うが、我慢しようと思えば中々に耐えられるのである。いや、辛いんだが。
で、5年間ほぼじいちゃんとしか話していなかったエリートボッチであるこの俺に知り合いなんているのか、というところでもあるが、残念ながら、俺の知り合いではない。俺が一方的に知っているだけである。結局ボッチなんですね、そういうことなんですよね、どうもありがとうございました。
まぁ、俺のことはいい。で、俺が会いたい人物は、いわゆる仙人ってやつだ。曰く、じいちゃんの師匠にあたる人らしい。昔、冒険談を聞かせてもらったときに出た人物である。名前は、龍仙人。亀、鶴がいてからの龍。なんだこの差は。超かっけぇ。
んで、じいちゃんは、この龍仙人様に気の工夫とかそこら辺のことを学んでいたらしい。そう、いわゆる瞬間移動とかである。まだ気の操作が出来てない俺には、学べることも多くてピッタリだと思う。
この世界において、気の操作は必ずいる。空を飛ぶにはもっての他、気を纏って戦えば、どんな武器より強い攻撃になり、どんな防具より硬い防御になる。ただ力が強く、戦闘力が高いだけじゃダメなのだ。俺は戦闘力も高くないが。
それに、理由はもうひとつある。気の操作とかだけなら地球とかいって教えて貰えばいんじゃね、とか思った人もいるだろう。ただ、これは俺も最初に思った方法である。だが、やはりというかなんというか、この世界は甘くなかった。
まず、宇宙船が入手できない。フリーザ軍とかサイヤ人とかめっちゃPOD使ってるから地球だけが入手するのが難しいだけで、他の星では簡単に入手出来るのかな、と思っていた時期が俺にもありました。
確かに他の星では入手しやすいのかもしれないが、ここはヤードラット星。他の星になんてそもそも用がないし、あっても瞬間移動で行けばいいしなんて思ってる。瞬間移動って知ってる気の所にしかいけないんじゃなかったんだっけ‥‥‥‥。あ、そうか、場所さえ分かれば気なんて誰のでもいいのか。悟空もナメック星行くときやってたし。マジ瞬間移動ぱないわ。瞬間移動様様だな。
んで、二つ目は、地球にいっても悟空がいるかどうかなんてわかんないからだ。とりあえず、今の時代が全くわからん。サイヤ人が生き残ってるなら、惑星ベジータが爆発して少ししかたってないと考えたりもしたが、それだけじゃ確定ができない。そもそも俺はちゃんと親がいるかどうかも分からないから、いつの間にかこの星にいたと言う可能性もある。あれだな、自然と沸いてくる某人気RPGのモンスターみたいな感じだな。。おい、誰が俺のことスライムみたいだって言いやがった?おし、言った奴等は後で校舎のうらにこい。教育(物理)してやる。
それじゃなくても、もし、ちゃんと親がいたとしても、ターブルみたいに惑星ベジータが爆発されるとき、他の星にいてから所帯をもち、ここに送ってきた可能性もあるし、バーダックのように、惑星ベジータの爆発に巻き込まれて違う時代にきたなんてこともある。
つまり、八方塞がり。何もわかんねぇ。
しかも、地球にいっても今の俺じゃ何が出来るかもわからず、行っても意味がなくなったりするかもしれない。俺って本当にどれくらい強いのかわかんないしね。無駄に歴史に介入して、原作が変わったら折角持ってる知識も意味がなくなるし。
結局は、身近にあって地球よりも強くなれる可能性のある、この星で頑張って色々技を覚えるか、という結論に至ったわけである。
というわけで南に向かっている俺であるが、もう流石にウンザリしてきた。だって、周りは何も無い広野なんだぞ。田舎だから周りには山があったが、近くにはこんな広野があるなんてことは知らなかった。知ってても別に意味は無いが。そういえば、ここってあれににてるな。あれ。悟空とヤムチャが初めて会った場所だな。俺の所にも誰かきてくれないかな。俺に敵意を持ってないやつ。可愛い子ならさらに可。
「おーい、そこのお前ー」
いやーマジでこの星にもこんなとこあんだな。地球とそっくりだな。そういえば、地球に何で恐竜なんているんですかね。絶滅しそこねたのか。ポイポイカプセルとか俺の時にはなかったから、少なくとも俺がいた時代よりは未来だとおもうんだが‥‥‥‥‥‥‥
「聞こえてんのかー。聞こえてんだろー。返事しろ。」
はっ、そうか。恐竜はきっとブルマとかが化石から復元したに違いない!じゃないと恐竜がいるなんてあり得ないと思う。いたら、哺乳類完全に終わってるしね。いやーすごいなー。
「返事しろっていってんだろ!」
ボッ!
何か声が聞こえた、と思ったらいきなり気弾が飛んできた。
「は!?」
突然のことにビックリしたが、なんとかギリギリで避ける。
「あっぶね!おいお前、いきなり何すんだよ!」
問答無用に気弾をうってくるなんて全く、教育がなってないやつだな。このサイヤ人ボディがあったから避けれたものの、普通の人間だったら当たってるぞ。どんな野郎かとおもったら、
「お前が反応しないからやったんだよ!」
と、俺と同年代ぐらいの少年が叫んでいた。
「‥‥‥‥‥‥お前がやったのか?」
とりあえず聞いてみる。いや、流石にね。まだ見た目5歳ぐらいのガキが気弾撃ってくるなんてね。そんなこと、あるはず‥‥‥
「ああ、俺がやったけど?」
あった。マジかよ。いや、まぁ悟天もこれぐらいの年で撃ってたけどさ。‥‥‥そうか、別に特別なことじゃないのか。俺が出来ないだけで。と、納得しかけたとき、別の衝撃に見舞われた。
「‥‥‥‥‥し、尻尾‥‥‥‥‥‥‥?」
少年の尻からは尻尾が生えていた。つまり、それが示すのは
「ああ、これ?何か俺って違う星の、サイヤ人?っていう種族の人間らしいんだよね」
―――――――――――――――――俺以外にもサイヤ人がいるということだ。
固まっている俺をよそに、少年は話を続ける。
「いやー珍しいよな。この星の人とは完全に身体も違うし。尻尾なんてもっと珍しいよ‥‥ね‥‥‥?」
何か相手も段々と語尾が弱くなってきた。見ると、視線は俺の尻尾に向かっていた。
「尻尾って、いや!!??」
うるせぇよ、俺だって叫びたいわ。
*
「で、落ち着いたか?」
「落ち着いたけど‥‥何で君はそんなに落ち着いていられるのさ」
「お前が無駄に叫んだおかげで冷静になれたんだよ」
「ぐっ‥‥‥‥‥中々に痛いところをついてくるじゃあないか」
「まぁ、んなことはどうでもよくて。で、本題だ。まずお前は何で俺に話かけてきた?」
「それは、まぁ、こんなところに俺以外の人がいたからかな」
まぁ、そうだろうな。こんな何もない広野にガキが一人なんて、流石にこの星といっても珍しいんだろ。俺だってなんだかんだで家があったわけだし。俺の家じゃないけど。となると、何故こいつはここに来てたんだ?
「じゃあ、次の質問だ。何でお前はこんなところにいる?」
あるとする答えとすれば、旅または家出だろう。恐らくだがこいつもサイヤ人なら、色々と酷いことをされてきたんだろう。
「まぁ、‥‥旅なんかしようかな、て思って家を出て、ここにいたんだ」
やはりか。
「やっぱり、サイヤ人ってのは非難する目で見られたりしたのか」
どこでもそんなもんなんだろうなぁ。やっぱりこいつも俺みたいに‥‥‥
「いや、そんなことはない。普通に皆接してくれたけど。」
――――――――――――え?
「別に差別があったから旅に出たんじゃなくて、出たかったから、俺は旅に出たんだ」
―――――――――――――は?何を言っているんだ、こいつは。
だって、俺はずっと非難を受けていたんだぞ?化け物、ここに来るな、死ねなんて言葉はいつも言われていた。
やっぱり、俺がサイヤ人だからいけないのか、力がないからこんなことをされるなんてことをずっと考えて生きていた。俺以外にも非難を受けている奴はいる、俺だけじゃないんだから負けてたまるか、とそれを信じていた。信じないと、耐えられなかった。
なのに、こいつは、差別は無かったと言った。普通に接してくれたと言った。俺と同じ痛みを知っているものだと思っていた。けど、こいつは違った。こいつは見たところ、気弾は撃てたにしても、そこまで強いとは思えない。俺より強いにしても、この星の大人より強いなんてことはないはずだ。
では、何故、俺だけが。俺だけが、差別を受けていたのか。こいつと俺は、何が違う?思えば、俺は化け物と言われたことがあったにしても、《サイヤ人だから》ということは言われたことが無かったような気がする。じゃあ、何故俺は差別を受けていた?どうして、ここまでその事に気づかなかった?もしかしたら、何か大切なことを見落としてるような―――――――――
「おーい、聞こえてるかー」
ハッと思考が現実に戻された。
「ああ、大丈夫だ。で、お前は強くなりたかったから旅にでたと」
今は考えても答えは出ない。とりあえずはこいつの話を聞くとするか。全く、今日は厄日だな。
「そうそう、そういうこと」
「じゃあ、」
「ストーーーーーープッ!」
次の質問だ、と言おうとして、大声で遮られた。
うるせぇな、と怪訝な顔で見ていると、奴はそんなことはどうでもいいというように話を続けた。
「俺のことばっかりきいて、そんなのフェアじゃないだろ。次は俺の番だ。」
まぁそれくらいは仕方ないかと思って頷く。
「まず、君も何でこんなとこにいたんだ?」
一瞬、返答に困ったが、すぐに答える。
「お前と一緒だよ。旅に出てて、ここに立ち寄ったんだよ」
じいちゃんが死んだから、ということは言わなかった。これ以上、前のことを思いだしたら、また考え混んでしまうと思ったから。一瞬つまったから怪しまれると思ったが、そんなことはなく。
「そうなのか」
とだけいった。よかった、そろそろこの話も終わりたいと思っていたところだ。これ以上何か話したくはないな。さっさと終われと思っていた俺の願いが通じたのか、奴は言った。
「じゃあ、最後の質問だ。」
「おう」
何か緊張するな。
「まぁ、質問というか提案なんだが」
「おう」
貯めるな。何か緊張感が増すからやめて!俺の胃がマッハで痛くなってくる。
「俺と一緒に旅をしないか?」
‥‥‥‥‥‥‥‥。
「‥‥‥‥‥‥‥何か、貯めた割りには普通だな」
「え!?俺結構勇気出したんだけど!?」
「正直俺も少し思っていたことだし。強くなるためには、ライバルも必要だろ?」
別に困ることもしないし、ついにボッチ脱却も出来るし。
「‥‥‥つまり、OKってことか?」
目の前の少年は、驚いた、という顔で聞いてきた。
まぁ、とりあえず自己紹介だな。
「おう。よろしくな。俺は、レンっていう」
「俺はカリフだ、よろしくな。」
そう言って握手をした。何故か、疑いもなくこいつは大丈夫だと、安心できた。
これが、俺の冒険が始まるための第一歩だった。
「じゃあ、とりあえず飛んでいくか」フワッ
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「どうした、飛ばないのか?」
「‥‥‥‥‥‥誰もが自分のことのように何でもかんでも出来ると思わないことだな」
「‥‥‥‥そうか、すまん。」(飛べないんだな‥‥‥‥)
「旅の前に、気の修行から始めるか」
「だな‥‥‥‥‥‥」
本当に、大丈夫だろうか?
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