SAO <少年が歩く道>   作:もう何も辛くない

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第64話 竜の谷の激闘

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体を捻り、限界まで力を貯めて引き絞る。一気に力を解放したケイの斬撃は、凄まじい威力を誇っていたはずだ。重戦士達に向けて一文字に振るわれた刃は、タワーシールドに叩き付けられ、轟音を発する。

 

 

「っ…」

 

 

ケイにとっても手応えのある斬撃だった。だが、その斬撃は、重戦士二人が一歩二歩程度後退らせるだけに留まる。二人のHPは揃って一割ほど削られてはいるが、まるでこのダメージを予期していたかのように、彼らは落ち着き払っていた。

 

 

「パパ!」

 

 

「解ってる!」

 

 

重戦士二人の後方からスペル詠唱の光が見えた。ユイの警告を受けたケイはすぐにその場から後退。

 

直後、重戦士二人の体が淡い水色の光で包まれる。途端、二人のHPがみるみるうちに回復していき、遂にはHPは満タンとなった。さらにそれと同時、重戦士二人の後方から二つの大きな火球が放たれる。

 

ケイは、正確にこちらに迫ってくる火球を眺めてから、体を翻し、サラマンダーが作った壁の方へと駆け出した。それでもなお、火球はケイを追いかけてくる。恐らく、かなり正確なホーミング性能を持っているのだろう。

 

 

(だったら…)

 

 

こちらがどれだけ逃げても火球は追ってくる。それなら、代わりに何かを当てればいい。

 

ケイは走るスピードを緩めながら、火球との距離を測る。そして、火球がすぐそこの所まで迫った時、ケイは一気に速度を上げて右足を踏み出し、高く跳躍した。跳躍したケイは壁に張り付くように両足と刀を持っていない左手を着け、すぐさまその場から離れる。

 

直後、ケイが壁に張り付いていた場所に火球が着弾する。壁は全くびくともしなかったが、着弾した火球は爆発を起こして消え、ケイを追ってこなくなる。

 

 

「しっ────」

 

 

ケイの回避の方法に驚いていたのだろう、目を見開いて固まっていたサラマンダーパーティーに向かって、ケイは再び駆け出す。ケイの接近に気付いた重戦士二人が我に返り、先程と同じようにタワーシールドを構え、盾の影に身を隠す。

 

轟音、再び。

 

ケイの斬撃は二つのタワーシールドに阻まれ、二人の重戦士のHPを一割削るだけに終わる。二つのHPバーは淡い水色の光に包まれながら回復していき、後方から二つの火球がケイを襲う。

 

 

(こいつら…)

 

 

襲い掛かる火球、そしてさらに後方から打ちだされる火球をかわしながら、五人パーティーの戦い方の的確さにケイは舌を巻く。完全に自分と戦う事を想定した、対策が成された戦い方。恐らくはユージーンが、そのモーティマーというサラマンダーの領主に自分の事を話したのだろうが…。まさかこうする事を考えて────

 

 

(…いや、ないな)

 

 

そこまで考えた所で、浮かんだ思考を打ち消す。ユージーンか、はたまたあそこにいた誰かから情報が漏れた事は間違いないだろうが、もしこの方針をユージーンが知っていたとしたら、必ず止めていただろう。

 

『あいつを討つのは俺だ』とか言いながら。

そういう強いプライドを、持っているように見えた。

 

 

「っと…」

 

 

迫る複数の火球を回避しながら、ケイは先程と同じ要領で岩壁は後方の魔法でできた壁に火球をぶつけて打ち消していく。

 

 

 

 

 

 

ケイの対策について綿密な打ち合わせをしていただろうサラマンダーパーティーも、さすがにこの動きは想定外だったようで。ケイは気付いていないが、五人揃って額に冷や汗を浮かべていた。

 

 

(いくら何でも…)

 

 

このまま戦い続ければ仕留める事は出来るだろう。いくら人外染みた動きをするケイでも、疲労という等しく人に訪れる枷からは逃れられない。

 

だがさすがに、苦笑を浮かべるしかなかった。

 

 

(ここまでとは…)

 

 

ユージーン将軍を打ち倒し、パーティーを半壊させたという話は聞いていた。その上で最大の警戒をして、最大の対策を練って、彼を襲った。

 

しかしどうだ。どちらもまだ大したダメージは喰らっていないとはいえ、こちらが圧倒されているではないか。領主に選ばれた五人が、ALOの中でも指折りの実力者と呼ばれている自分達が、たった一人のプレイヤーに振り回されている。

 

 

「…っ!」

 

 

奥歯を噛み締める。こんな事は許されない。確かに認めざるを得ない。ユージーン将軍を打ち倒した実力は確かだと。だが…、それでも、たった一人のプレイヤーに自分達が負けるなど、あってはならない。

 

 

「センゴク!ジェリド!下がれ!」

 

 

前方でケイの攻撃に備えていた重戦士プレイヤー二人を呼び戻す。

 

 

「カルダ、ウォルグ。あれを使うぞ」

 

 

そう言い、三人で頷き合う。直後、詠唱が始まった。

 

 

 

 

 

 

「…何だ?」

 

 

駆け回り、火球を打ち消していくケイの目に異様な光景が映った。

ケイの攻撃に備えていたはずの重戦士二人が後方に下がっていく。そして直後、杖を構えた三人のプレイヤーが何かの詠唱を始める。

 

スペル詠唱の光が灯っていき、詠唱が続くごとに次第に強くなっていく。

 

 

「…これは、やべぇかも」

 

 

最後の一つをやり過ごし、地面に着地したケイは三人のプレイヤーを包む魔方陣の規模に苦悶を隠せなかった。

 

魔法を詠唱する際、何らかの文字の羅列が並んだ魔方陣がプレイヤーの周りを包む。そして魔法の規模が大きくなるほど、魔方陣の数が増えるのだが…、三人を包む魔方陣は、その姿を隠すほどの数になっている。

 

 

(くそっ!)

 

 

ケイは放たれる魔法に備えて、一旦距離をとって身構えた。これは、放たれる魔法が先程の火球の様に、自身をホーミングするものと考えての行動。だが、直後に起きた現象は、ケイの予想から大きく外れたものだった。

 

 

「っ!?」

 

 

詠唱が終わったのだろう。三人を包んだ魔方陣が消え、三つの杖がケイに向けられる。

魔法が放たれる────、ケイは刀を構えて腰を落とす。しかし、杖からは何も出てこず…、代わりに、ケイの足下で変化があった。

 

 

「…!?」

 

 

ケイの足下に巨大な魔方陣が描かれていた。魔方陣は輝き、そして輝きは次第に増していく。

 

心が驚きを発するよりも前に、ケイは動き出す。魔方陣の範囲は、ケイを中心として半径十メートルほど。丁度、三人の魔導士風のプレイヤーのすぐ前まで広がっていた。魔法が発動する前に、そこまで逃れる自信はない。

 

それなら、空しかない。

 

ケイは翅を顕現させ、空へ飛びあがる。この魔法が先程の火球の様にホーミング性能を持っていたならば、この行動は愚行そのものだが、あの魔方陣を見る限り、詠唱主が範囲を設定して発動する魔法だと思われる。これに対してできる事は、少しでも魔法の中心部から遠くへ逃げるだけ。

 

 

「なっ…!」

 

 

全速力で飛びあがるケイ。だが、ふと地面から感じる自分を引き込む引力に、目を見開く。

いや、自分だけではない。風が、空気が、地面に描かれた魔方陣の中心として、渦を巻きながら引き込まれていた。

 

 

「パパ…!」

 

 

「くっ…、ダメだユイ!隠れてろ!」

 

 

胸ポケットからユイが顔を覗かせるが、ケイはすぐに人差し指でユイをポケットへ押し込む。魔方陣から伝わってくる引力に逆らい、ケイは必死に上へ上へと飛び上がろうとするが、次第に地面へと落ちていく。

 

 

「くっ…、うぁ!?」

 

 

不意に、一気に引力が強くなる。それにケイは抗う事ができず、ついに体勢を崩して地面へと、回転しながら落下していく。

 

 

「っ!」

 

 

地面へと落下するケイを、魔方陣の輝きが包み込む。咄嗟にケイは、刀を倒し、体の前に押し出した。

 

直後、凄まじい轟音と共に魔方陣を枠にして、巨大な光の柱が立った。

 

 

 

 

 

 

眼前で、ケイが光の柱に飲み込まれているのを見ながら息を吐く。視界の左上に映された、自分を含めた魔法重視のプレイヤー三人のマナがほとんどからの状態になっているのが見える。

 

先程使った魔法は、聖属性最強の魔法。この魔法は膨大なマナを必要とするのだが、複数のプレイヤーが同時に詠唱する事で、複数のプレイヤーのマナを足して使用できるのだ。詠唱のタイミングがかなりシビアで、必要なマナの量もそうだが、詠唱を完成させることすら難しいという魔法。だが、条件が難しい分威力も絶大で。それこそ、闇属性の自爆魔法に匹敵するほどである。

 

 

(さすがにこれなら…)

 

 

光の柱が薄れていき、魔方陣が描かれていた場所の視界がクリアになっていく。

そこには、ケイのHPがゼロになった証である、リメインライトが浮いている…はずだった。

 

 

「はは…、マジかよ…」

 

 

「何かもう、この人が何しても驚かなくなってきたわ…」

 

 

その場で立っている者はいなかった。だが、リメインライトも浮かんではいなかった。

地面に臥している一人の人影。ケイだ。HPを僅かに残したケイが、地面に倒れていたのだ。

 

 

(まさか、まだ生きてるとは…)

 

 

先程放った魔法は、巻き込まれれば間違いなくHPバーを消し飛ばす威力があったはずなのだ。一体どうやって、あの魔法から生き延びたのか。

 

 

「…う…ぐっ」

 

 

「どうやら、動けないようですね…」

 

 

ケイが手を地面に着けて、立ち上がろうとする。しかし力が上手く入らないようで、立てた腕が崩れ、再び地面に臥す。

 

 

「…おとなしくついてくるなら、殺しはしませんよ?」

 

 

立ち上がろうともがくケイに問いかける。だが、返事は返って来ない。ケイはただ、立ち上がるために腕を立てようとする。

 

 

「…」

 

 

この沈黙がケイの答えなのだろう。後方で待機していた重戦士二人に目配せし、ケイに止めを刺すように指示をする。二人は頷いてから、重い鎧を鳴らせてケイに近づいていく。

 

 

「…?」

 

 

魔力を使い果たして、ようやく打ち倒せた。その相手の強大さに改めて脅威を抱きながら、ふとケイのHPに目を向ける。

 

 

(何故)

 

 

おかしい。あり得ない。そうとしか言い表せない変化が起きていた。

 

ケイのHPは危険域に達しており、真っ赤に染まっていた。後、体が壁に激突しただけでゼロになるくらいの、その程度の量しか残ってなかったはずなのだ。

 

 

(それなのに、何故…。HPが注意域になっている!?)

 

 

目を見開き、驚愕した瞬間だった。ケイに止めを刺そうと歩み寄った二人の内一人の喉から、銀に輝く刃が突き出たのは。喉を貫かれた戦士のHPは猛烈な勢いで減っていき、ほとんど一瞬に等しい間でアバターの形は崩れ、その場にリメインライトだけが残る。

 

 

「え…?ぐっ!?」

 

 

すぐ隣で起きた事態に呆けていたもう一人の戦士も、刃に切り裂かれ一撃でHPを全損させ、リメインライトが揺れる。

 

 

「な、何で…」

 

 

隣でこの事態を見ていたセンゴクが、呆然と呟く。ジェリドもまた、呆けた様子でゆっくりと立ち上がるケイを眺めている。

 

信じられない。何故、何故あの魔法を喰らって生き延びられたのか。

 

 

「…っ、まさか」

 

 

その時、HPが回復した現象を思い出す。あの時ケイにアイテムを使った様子はなかった。

自動的にHPを回復させる方法はたった一つしかない。

 

 

「ポーションを飲んだのか…?でも、あの状況でどうやって…!」

 

 

 

 

 

 

(正直、マジで危なかった…。死に戻りを覚悟したぞ…)

 

 

ケイと対峙し、守りを固めていた重戦士プレイヤー二人を不意打ちに近い形で打ち倒し、残った三人の魔導士プレイヤーを見据える。先程の魔法でマナを使い果たしたのか、仲間がやられているにも関わらず、反撃の魔法を使う様子が見られない。

 

あの時、魔方陣の引力によって、魔力の中心部へ引き込まれてしまったケイは、咄嗟に<天叢雲剣>を前に構えて防御態勢をとった。直後、来るであろう大きな衝撃に備えたケイを襲ったのは、間を置かない連続の小さな衝撃だった。大規模な魔方陣に派手な輝きという見た目に反して、あの魔法の本質は超高速の連撃魔法だったのだ。あっという間に減っていくHP、それでも、一撃で消し飛ぶという事態は避けられた。ケイは前に構える刀はそのままに、左手でウィンドウを開き、ALOの中で最高級の回復ポーションを取り出して飲んだ。

 

後は、ポーションの回復ペースと<天叢雲剣>のエクストラ効果に賭けるしかなかった、が…。その賭けにケイは勝ち、今、そこにケイは立っている。

 

 

「エクストラ効果…、だと?」

 

 

「そ。ユージーン将軍の魔剣グラムには、<エセリアルシフト>って効果があったよな。あれと同じように、この刀にもあるんだよ」

 

 

「っ!?その刀が、<伝説級武器>だと!?」

 

 

ALOにログインして、ケイはずっと、何故<天叢雲剣>がこの世界で存在していたのかを考えていた。存在しているだけではない。刀の説明欄には、エクストラ効果が付与されている事が記されていた。アインクラッドから持ち込んだ形になったこの刀が、何故この世界の能力を得ているのか。

 

…どれだけ考えても、答えは一つしか出てこなかった。

 

 

(この世界には…、もう一本、この刀が存在してるんだ)

 

 

調べてみても、<天叢雲剣>という武器を知る者はいなかった。だが、そう考えるしかない。

この世界にはまだ、誰にも見つけられていないもう一本の<天叢雲剣>が存在する。多分、SAOのサーバから<天叢雲剣>のデータを取り出し、それを使用したのだろう。この世界に熟練度として存在している、<片手剣>など、SAOにあったスキルの様に。だからこそ、カーディナルにバグとして検知されなかった。

 

 

(…ま、色々とガバガバな理論だし、ただの予測だけど)

 

 

<魔障壁>

これが、<天叢雲剣>に付与されていた効果の名だ。武器を装備したものに対しての魔法攻撃を、武器を触れさせた状態で受けた場合にダメージを軽減させるという効果。軽減させる程度については書かれていなかったが、あの魔法をポーション込みとはいえ初期のHPで耐え切った所を見ると、最低でも半減はしているだろう…。

 

 

(…チートじゃねぇか。いや、あのグラムもチート武器だったけ)

 

 

三人の、それもかなりの腕のプレイヤー三人の魔力を合わせて使った大規模魔法すら、せいぜい威力の高い魔法のダメージで済ませてしまう。あの魔剣グラムのエセリアルシフトといい、ALOで伝説級武器と分類される物は、性能がインフレ状態になっている様だ。

 

 

「さて、と…」

 

 

「くっ…!」

 

 

<天叢雲剣>のチート性能に苦笑していたケイだったが、表情を引き締め、マナを失い動けないでいた残った三人に目を向ける。SAOの中で、ダメージディーラーやタンクといった役割分担ができていたように、このALOでも重戦士、軽戦士、魔法隊と役割がしっかり分かれている。

 

このパーティーには軽戦士という遊撃ができるプレイヤーはいなかったが、役割分担はしっかりできていたように見えた。残った三人は、多少のスキルはあるだろうが、ほとんど接近戦の能力はないだろう。

 

 

「見逃してもいいけど…。アイテムふんだくるって宣言したしなぁ…」

 

 

「っ!」

 

 

ケイがそう口にした直後、びくっと体を震わせる三人。

 

 

「くそっ!退くぞ!」

 

 

瞬間、まるで示し合わせたかのように三人は同時に赤い翅を伸ばし、飛び上がった。そのままケイが来た方向、サラマンダー領の方向へと飛び去っていく。あっという間に姿は小さくなり、そして見えなくなっていった。

 

 

「仲間置いてって…。薄情な奴らだなぁ」

 

 

未だゆらゆらと揺らめくリメインライトを横目で眺めながら、ため息交じりで呟く。

その直後、ケイの行く手を塞いでいた壁が音を立てる。目を向けると、先程とは逆に、壁が地面の中へと戻されていた。術者が離れていったせいか、魔法が効果を失っていく。

 

 

「ユイ?」

 

 

これで先に進む事ができる。ケイは胸ポケットを指先でつんつんと叩きながらユイを呼び出す。

 

 

「ぷはぁっ!パパ、大丈夫ですか!?」

 

 

「あ…、あぁ。サラマンダー隊は撃退したよ。見ての通り、先に行ける」

 

 

ポケットから出てきた瞬間、目に涙を浮かべながら、ユイが勢いよく問いかけてきた。鼻先まで近づいてきたユイに、ケイは僅かに体を反らして、揺らめくリメインライトと壁が消えて開いた道を見せながら答えた。

 

 

「そうですか…。もうっ、パパは一人で無茶しすぎです!確かに私には、パパと一緒に戦う事は出来ませんが…。でも、サポートする事は出来ます!」

 

 

「わかったわかった…。悪かったな、ユイ」

 

 

ケイが無事だったことに安堵したと思えば、一人で無理をした事に憤慨して、忙しいユイに思わず笑みを浮かべながら、ケイはそっと指先でユイの頭を撫でる。

 

 

「そんな風に撫でても誤魔化されませんからね!…むぅ」

 

 

撫でられたユイは腕を組み、頬を膨らませてそっぽを向いてしまう。その可愛らしいしぐさに、ケイは思わず、ユイに気付かれない様に噴き出してしまった。

 

 

「…さて、そろそろ行くか。ユイも、いつまでも膨れてないで、さっさと中に入れよー」

 

 

「誰のせいと思ってるんですか、パパ!」

 

 

背から翅を伸ばしながら言うケイに、ユイは憤慨しながらも、ケイの言う通りに胸ポケットの中に入る。

 

胸ポケットの中に入ったユイは、まだ頬を膨らませていた。

…こんな風に、本当の親子の様に過ごせるのをどれだけ心待ちにしていたか。SAOでユイと出会ったばかりの時は、想像もしていなかったが。

 

後は、アスナを助けて…。三人で。

 

 

「…よし」

 

 

翅を羽ばたかせ、空へ飛び立つ。その先にある、城塞都市アングウィスは、すぐそこだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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