白夜の兄貴分が帰って来るそうですよ?〜凍結(リメイク執筆中)〜   作:☆シュレリア☆

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第20話になります!

書いてる途中でマズイと思い念の為R-15を追加しておきました。

感想評価お待ちしています。程評価歓迎です!

あとデート回は全体的に短いです


ラグスとのデート

「ラグスとのデート」

 

ラザリスとの戦いから2日後・・・南で開かれる収穫祭まで2週間となった今日。心臓の修復も終わり久しぶりにみんなでゆっくり過ごそうと思っていた俺だったのだが、昨日ラグスを始めとした愛しい恋人達からある提案をされた事でラグスとデートをする事になっていた。

 

その提案というのが・・・。

 

『全員一緒では時間が足りないから順番にデートしよう』

 

というものだった。確かに・・・と思った俺はそれを快諾。と言うわけで、今は待ち合わせの場所でラグスを待っているのだが・・・。

 

「あの・・・黒夜、お待たせ」

 

お、来たみたいだな。そう思って声がした方を振り向いた俺は、その光景に目を奪われてしまった。そこにいたのはラグスで間違いないのだが、今はいつものローブではなく・・・白いブラウスに黒いロングスカートを履いて少しだけ化粧もしているようで、年相応?いや、見た目相応の可愛らしい格好となっていた。

しばらく固まっていると、ラグスは不安そうに俺を見上げてきた。

 

「あの・・・やっぱり、似合わないかな?」

 

「あ・・・いや、すまん!あまりにも可愛くてつい見惚れてた!・・・凄く似合ってるよ。めちゃくちゃ可愛いから大丈夫!」

 

「あ、ありがとう///」

 

ラグスは顔を真っ赤にして俯いてしまったが、俺はこのままこうしてても時間が勿体無いと思ってラグスの手を取って歩き出した。

 

「せっかくのデートなんだ。今日は目一杯楽しむぞ」

 

「あ・・・うん!」

 

俺たちはそのまま手を繋いで街を見て回る。途中いろいろな店を見て回ったが、あまり良さげな物は無かった。それでも俺とラグスはずっと笑顔だった。

だってそうだろ?大好きな相手となんの気兼ねもなく一緒に居られるんだ。ロクな店がなくても幸せなのには変わりない。

 

しばらくそんな感じで歩いていると、ラグスがなにか見つけたようで急に立ち止まった。

 

「ん・・・どうした?」

 

「あ・・・その、あそこでギフトゲームやってるから」

 

ラグスが指さした方を見ると、何やら人だかりが出来ていた。目を凝らしてみると、どうやら料理系のギフトゲームのようだ。俺はラグスを連れて近くまで移動すると、2人揃って顔を顰めた。

 

なんというか・・・酷いのだ。参加者の多くは腕に自信があるようなのだが、あまりの手際の悪さに審査員たちも俺たちと同じような表情になっている。司会の男はなんとか場を盛り上げようと必死に喋っていたが、料理が完成に近ずくにつれてだんだんとそれも無くなっていった。

俺はせっかくのゲームがこのままでは阿鼻叫喚の地獄絵図になってしまいかねないと思い、司会の男にコッソリ声をかけた。

 

『おーっと!?ここで予定外の飛び入り参加が現れたぁぁぁああああ!!!』

 

「どうも〜黒夜とラグスです。よろしく〜!」

 

「よろしくお願いします♪」

 

俺たちの登場に湧く会場・・・他の参加者たちはなにを今更・・・という顔をしていたが、俺は気にせず調理台へとラグスと共に向かった。

 

『え〜残り時間は30分しかありませんが大丈夫でしょうか?』

 

「問題ありません。むしろ30分もあります」

 

そう言うと、俺とラグスはすぐに調理にかかった。30分となるとそこまで凝った物は作れない。煮込みが必要な料理はNGだ。そう思った俺はラグスに必要な材料を伝えると、まずはカボチャを適度な大きさに切ってラップをかけるとレンジに放り込んだ。次にラグスが持ってきた牛乳を火にかけ、トマトをスライスしてミキサーにかける。さらに他の野菜を細かく刻むと、次に沸騰した牛乳にミキサーにかけたトマトと挽肉、さらに調味料などを加えてソースを仕上げる。そうしているうちに、レンジに放り込んだカボチャがいい感じに柔らかくなったので、それをボールで滑らかになるまでこねるとグラタン用の器にカボチャとその他の野菜、その上にチーズを贅沢に散りばめ最後にソースをかけてオーブンに放り込んだ。

後は焼き上がるのを待つだけ・・・。

 

ここまででかかった時間はわずか10分。焼き上がりまでだいたい8分程だからまぁそこそこのスピードだろう。

そんな俺たちを見ていた審査員や観客たちは、ただ目を点にして呆然と見ていた。

 

そして8分後・・・焼きあがったそれを俺が取り出すと、観客たちから歓声が上がった。

 

「お待ちどうさま・・・冷めないうちに召し上がれ!」

 

俺は出来上がった料理を審査員だけではなく他の参加者にも配った。最初こそ俺を睨んでいた参加者だったが、匂いに我慢できなくなったようで勢いよく口に運ぶ。

そしてその一口で勝敗は決した。

 

俺が作ったのはカボチャをベースにグラタンに似せた料理で、しかもちょっとした工夫を加えた事で中はトロトロ外はサックリとお菓子見たいな食感も楽しめる一品なのだ。

 

俺たちの料理を食べた参加者たちは次々にリタイアしていき、試しに俺はそのうちの幾つかを少しだけ食べてみたのだが、想像を絶する味に吐き気と目眩を起こし危うく意識を持って行かれる所だった。

審査員からは涙ながらに感謝され、俺とラグスは賞品として東側で使える食券・金貨10枚分をもらうのだった。

 

実はこの時、悠も観客に混じって見ていて俺以外の料理を見て震えていたのはまた別の話・・・どうやらトラウマがあるらしい・・・。

 

そんなこんなで食券を手に入れた俺たちだったが、今回はラグスがお弁当を作ってきてくれたという事で使わなかった。

俺たちは会場を離れると、少し離れた人気の少ない場所にシートを敷いてお弁当を食べ始めた。

 

「さっきの料理は前にも作ったことがあるの?」

 

「いや・・・今度みんなに試食してもらおうと思ってたレシピなんだけどな。材料が揃ってたから作ってみた。美味かったみたいで良かったよ」

 

「ふふ・・・もし失敗してたらどうするつもりだったの?」

 

「まぁある程度味の予想は出来てたからな・・・少なくとも食えるレベルの物にはなると思ってたよ」

 

俺がそう答えると、ラグスは口を押さえて笑い出した。

 

「そう言えば・・・初めて黒夜の料理を食べた時も同じような感じだったね」

 

「そう言えばそうだな・・・あれからまだ1ヶ月くらいしか経ってないんだよな・・・」

 

俺は随分と濃い時間を送った物だと思ったが、ラグスは少し頬を膨らませて擦り寄ってきた。

 

「その1ヶ月で黒夜は恋人を6人も・・・ねぇ、そろそろ手を出してくれないと私も不安になっちゃう・・・よ?」

 

「・・・そう・・・だよな。けど、こう・・・ムードとか色々と・・・」

 

俺が言い訳をしようとすると、ラグスは俺の口に指を当てて黙らせた。

 

「今日は・・・黒夜は私だけの物・・・だから」

 

「・・・わかった。けど、ここじゃ流石に無理だ。俺の部屋に行こう」

 

俺がそう言うと、ラグスは嬉しそうに微笑んだ・・・。

 

部屋へと帰ってきた俺とラグスは、ベットに腰掛けると同時に息を吐いた。

 

「き、緊張したね」

 

「あぁ・・・意外と誰にも会わないものだな・・・」

 

俺たちはお互いに見つめ合うと、自然と顔を近ずけていき・・・キスをした。俺はもう我慢の限界で、ラグスの服を脱がせて行く。

 

「黒夜・・・なんだか狼みたい」

 

「ごめん・・・我慢できないんだ。すぐにでもラグスが欲しい・・・」

 

「いいよ・・・私の全ては貴方の物・・・・・だから・・・」

 

俺はそれに頷き返すと、できるだけ優しく・・・ラグスを傷つけないように押し倒した。

けど、そんな事を考えていられたのも最初のうちだけで、結局俺はラグスを襲う勢いで求めてしまう。

ラグスはそんな俺を受け入れてくれて・・・その日はラグスが気を失うまで交わり続けたのだった。

 

何度も体を重ねて・・・ラグスが目を覚ました後、俺とラグスは一緒に風呂に入っていた。

 

「うぅ・・・なんか、まだ何か入ってるような感覚が残ってる・・・」

 

「その・・・ごめんなさい・・・」

 

「あ、責めてるわけじゃないの!むしろ嬉しかったから!これでようやく、身も心も黒夜に捧げられたわけだし・・・///」

 

ラグスはそう言って頬を染めた。俺はまた襲いたくなる衝動を必死に押し殺すと、優しくラグスを抱き寄せて頭を撫でる。

 

「・・・私・・・今凄く幸せ。黒夜と出会う前は・・・いなくなったみんなの事で頭が一杯で・・・不安で、寂しくて・・・けど、黒夜のお陰で立ち直ることが出来た。私・・・黒夜に出会えて本当に嬉しいよ」

 

「俺もだよ・・・最初は不安もあったけど、今もこうしてラグスや・・・多くの仲間と一緒に笑いあう事が出来てる。こないだは少し危なかったけど・・・これからもみんなで楽しく過ごせるといいな」

 

俺たちは微笑み合うと、ゆっくりと唇を合わせるのだった・・・。




今回はここまでとなります!

R-15でだいじょうですかね?大丈夫だと信じたい!もしもの場合はデート回だけ別の作品として投稿するべきかな・・・皆様の反応で判断したいと思います。
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