白夜の兄貴分が帰って来るそうですよ?〜凍結(リメイク執筆中)〜 作:☆シュレリア☆
UA8000件突破&お気に入り件数100件突破!本当にありがとうございます!
拙い文章ですが今後ともよろしくお願いします♪
感想評価お待ちしています!低評価歓迎です!
「葵とのデート」
今日は葵とデートをする日だ。葵とはあの日以来なかなか一緒に出掛けることが出来なかったため、俺もかなり楽しみにしている。
葵もそれは同じなようで、今日のために仕事を頑張ったらしい。
待ち合わせの場所へ行くと、そこには既に葵の姿があった。葵はいつもの割烹着ではなく、紺色の着物に身を包んでおり髪も下ろしていて目を閉じて佇む姿はとても綺麗だった。
「悪い・・・待たせちゃったか?」
「いえ・・・約束の時間の15分前ですし。私が早く来すぎてしまっただけですよ」
「それでも待たせちゃったのは変わらないからな・・・。それはそうと、綺麗だよ」
「ふふ・・・ありがとう。それでは行きましょう?」
そう言いながら葵は俺の腕に自分の腕を絡めてくる。俺たちはそのまま歩き出した。
「昨日はお祭りがあったみたいですね」
「あぁ・・・ペストと行ってきたよ。葵はどこか行きたい所はあるか?」
「そうですね・・・私としては、こうしていられるだけでも幸せなのでどこでも良いんですが」
「それはそれで困るな・・・あ、そうだ」
俺はある事を思いついて葵を連れて昨日ジャックが開いていた店の辺りに移動した。
まだいるといいんだけどな・・・。
そう思っていると、ちょうど後片付けをしているジャックとアーシャの姿が目に入り、俺は慌てて声をかけた。
「ジャック!」
「ヤホ?・・・あぁ黒夜殿。昨日ぶりです。今日はそちらの女性と?」
「あぁ・・・って会ったことないのか?葵はサウザンドアイズの店員なんだが」
俺がそう言うと、ジャックとアーシャは大げさに驚いた。
「ヤホ!?それは失礼しました!」
「マジかよ・・・まるで別人みたいだ」
「ハハ・・・それより、悪いんだが少しだけ商品を見せてもらえないか?」
「ヤホホ!黒夜殿の頼みでは断れませんね。良いですよ」
ジャックはそう言うと、一度しまった商品を出してくれた。俺はお礼を言うと、端から端までじっくりと見ていく。
そしてその中から3つの商品を取ると、ジャックに見せた。
「これが欲しいんだけどいくらだ?」
「それですか・・・少々高いですが大丈夫ですか?」
「そんなにか?」
「えぇ・・・3つ合わせて金貨20枚になります」
「確かに高いな・・・まぁ大丈夫だけどな」
俺はそう言うとジャックにお金を渡した。
「ヤホホ!黒夜殿にはいつもお世話になってばかりですねぇ。貴方のおかげで私どもも随分と楽が出来ていますよ!」
「前に指輪のセットを買ったのってあんただったのか?ありがとな!」
「アーシャ!黒夜殿にその口の利き方は!」
「気にするなってジャック。俺だっていつも良い買い物が出来て助かってるんだ。お互い様だよ」
俺はそう言うと、葵を連れてジャックたちと別れた。後ろではジャックがなにやらお小言を言っているようだがまぁ良いだろう。
俺たちは昼食のために木陰に移動して葵が作ってきてくれたお弁当を食べていた。
「・・・美味い・・・腕を上げたな」
「ふふ・・・良かったです。頑張って練習しましたから」
「そうだったのか・・・いや、本当に美味いな!」
俺はゆっくりと味わいたいと思いながらも、箸が止まらず次々と口へ運んでしまいあっという間に食べ終わってしまった。
「無くなってしまった・・・」
少しションボリしてしまった俺に、葵はクスクスと笑いながら自分の分を箸でつまむと、俺の方へ差し出した。
「良かったら私の分もどうぞ」
「良いのか?」
「はい。好きな人に美味しそうに食べてもらえたほうが私も幸せになれますから」
「そう言われちゃ断れないな・・・あ〜ん・・・むぐむぐ・・・あぁ美味い」
「ふふ・・・♪はい、どうぞ♪」
「ん・・・あ〜ん」
そうして葵の分まで食べ終わった頃、俺は改めて葵に向き直った。
「葵、ちょっと良いか?」
「はい?」
「その・・・他のみんなには眷属の証としてって意味も込めて指輪を渡したのは知ってるよな?」
「はい」
「けど、葵は眷属になったわけじゃなかったから指輪は渡してなかった。けど、それじゃいけないと思ってな」
俺はそう言うと、先程ジャックから買った包みを取り出した。中から出てきたのはサファイアの宝石が付いた指輪。それと、お揃いのネックレスだった。
「これを君に受け取って欲しい。流石に指輪はお揃いに出来なかったから、ネックレスも買ってみた。受け取ってもらえるかな?」
「・・・嬉しいです・・・凄く・・・嬉しいです!あの・・・付けてもらえますか?」
俺は頷くと、葵に指輪とネックレスを付けてあげる。そして俺もネックレスをつけた。
葵は本当に嬉しそうに指輪を眺めていて、俺も嬉しくなったが、急に葵が真面目な顔になったので俺は一瞬たじろいでしまった。
「あの・・・黒夜・・・」
「ど、どうした?」
「黒夜は・・・その、春日部さん以外の4人と・・・その、体を重ねたんですよね?」
「・・・・・あぁ」
「やっぱり・・・これで私だけのものは無くなってしまったんですね」
葵は少し寂しそうに顔を俯かせた。俺はどう声をかければ良いか分からなくなってしまったが、葵は顔を上げると震える声で訴えかけてきた。
「黒夜・・・今日は、私も抱いてもらえませんか?それで・・・今回は・・・な、中に・・・て欲しいんです」
「・・・良いのか?」
「はい・・・今日だけじゃありません。時間がある時で良いんです。私に・・・貴方の子供を産ませて欲しいんです」
俺は一瞬固まってしまった。子供・・・俺は考えたことも無かったが、葵の気持ちは痛いほどに伝わってきた。
俺は泣きそうになっている葵を抱きしめると、優しくキスをする。
「わかった。葵に子供が出来るまで・・・何度でもしてやる。だから泣かないで・・・」
「黒夜・・・嬉しい・・・!」
俺たちはノーネームの本拠へ戻ると、みんなに今日は葵が泊まる事を伝えて俺の部屋へ入った。
初めて俺の部屋に来た葵はどこかソワソワしていたが、俺がベットへ促すとおずおずとベットに座った。
「前回は・・・葵に嫌われたら嫌だと思って手加減したけど、今日は全力で抱くから覚悟しろよ」
「はい・・・何度でも受け止めますよ。・・・だから、たくさん注いでください」
俺は頷くと、葵の着物を脱がしながらゆっくりと押し倒していった。
それから・・・もう何度目かも分からないほど葵と体を重ねた俺たちは、流石にそのまま眠るわけにもいかずフラつく体を支えあいながら風呂に入った。
「さ、流石に・・・疲れたな・・・」
「そう・・・ですね。けど、今回だけで子供が出来そうなくらいには注いでもらえて私は満足です///」
「あはは・・・むしろ溢れてーーー」
「流石にそれ以上言うのはマズイと思いますよ?」
「そ、そうか?・・・まぁでも、生まれるとしたら女の子と男の子、どっちが欲しい?」
「私は男の子がいいですね・・・きっと黒夜に似てカッコいい子に育つと思います」
「俺は女の子が良いなぁ・・・きっと葵に似て美人になる」
俺たちはお互いにクスクスと笑うと、そっと身を寄せ合った。
「産まれると良いな・・・」
「はい・・・きっと、今よりももっと幸せになれると思います」
「そうだな・・・なぁ、名前はどうしようか?」
「ふふ・・・気がはやいですよ。・・・でも、そうですね・・・男の子なら黒夜の名前から深夜なんてどうですか?」
「良いな・・・女の子なら・・・むむ、葵から取るのは難しいな・・・」
「1文字しか無いですからね・・・なら、夜々なんてどうでしょう?」
「可愛らしくて良いな。ハハ・・・なんだか凄く楽しみになってきた」
「そうですね・・・子供・・・出来てると良いなぁ」
葵はそう言いながら自分のお腹をさする。俺はそんな葵が愛おしくなり、ゆっくりと抱きしめキスをするのだった・・・。
今回はここまでとなります!
ギリギリ3000字行ってた・・・。もしかしたら葵さんの子供も本編で出てくるかも・・・?流れ次第ですねw