白夜の兄貴分が帰って来るそうですよ?〜凍結(リメイク執筆中)〜 作:☆シュレリア☆
感想評価お待ちしています!低評価歓迎です!
「耀とアイとのお出かけ」
恋人たちとのデート最終日・・・。今日の相手は耀だ。とは言っても他の5人とは違ってアイも一緒なため少し違ったデートになるんじゃ無いかと俺は思っていたりする。
街へ出ると、抑えきれないように笑いながらアイは走り出した。
「アイ〜危ないから走っちゃダメだぞ〜!」
「はーい!」
「ふふ・・・アイも連れてきてよかったね」
「そうだな・・・」
そんな感じで耀と一緒にアイを眺めていると、耀はそっと俺の手を握ってきた。俺は隣を見ると、薄っすらと頬を赤くした耀の顔にドキッとしてしまう。
俺は軽くその手を握り返すと、耀は嬉しそうに微笑んだ。
その時だった・・・。
「きゃあっ!?」
「アイ!?」
俺たちはアイの悲鳴が聞こえて慌てて探すと、スーツ姿の男に髪を引っ張られて嫌がるアイが目に入った。
俺は頭に血が上って繋いでいた手を解くと、一足で間合いを詰めて男の腕をへし折った。
「ぎゃあ!?」
「てめえ・・・俺の娘に何しやがる」
俺が低い声でそう言うと、男の仲間と思われる連中が3人現れ囲んできた。
「あぁ!?そいつはアニキにぶつかって来やがったんだよ!おかげでアニキのスーツが汚れちまったじゃねえか!!」
「しかも腕を折りやがって!」
「慰謝料払えや、あぁ!?」
3人の男たちはそうまくしたてるが、俺は正直耳を貸していなかった。俺はアイに向き直ると、怪我が無いか調べてから声をかける。
「怪我は無いみたいだな・・・。ぶつかったっていうのは本当なのか?」
「う、うん・・・。けどすぐに謝ったんだよ?余所見していてごめんなさいって!でもおじちゃんがいきなり私の髪を掴んできて・・・」
「そうか・・・」
アイの話を聞いた俺は、男たちに向き直ると頭を下げた。
「娘がぶつかってしまったことと、感情的になって腕を折ってしまったことは謝る。だが、子供がぶつかったって程度で怒ることはないだろう?」
「うるせえよ!悪いと思うなら金だせや!!」
「ふぅ・・・」
男の言葉に、俺は息を吐くとスーツの男へ近寄り折った腕を治療した。
「これで腕は治った筈だ。ついでに汚れたスーツも綺麗にしておいた。これで良いだろう?」
「ふ、ふざけんじゃねえ!この程度で済むと思うなよ!」
「金が払えないならそっちの女を寄越しな!それでかんべんしてやるぜ?」
そう言って男が指さしたのは、アイを連れて離れていた耀だった。仮に連れ去られたとしても耀なら自力でどうとでもなるのだが、俺は男たちに視線を戻すと静かに目を閉じた。
「良い加減にしろよ・・・これ以上俺を怒らせるな」
「はぁ!?怒ってんのは俺たちの方だっての!調子乗ってるとボコった後で女を犯すぞ!!」
それが俺の限界だった・・・。俺は最後に言葉を発した男の頭を掴むと、勢い任せに地面へ叩きつける。男の頭は地面にめり込んで、そこを中心に地面が円状に凹んだ。
それを見た他の2人はリーダー格らしき男と共に逃げようとするが、俺はその3人に回り込むと殺さない程度に手加減した拳を叩き込んだ。3人は錐揉みしながら吹き飛んで行き、壁などにぶつかって崩れ落ちた。
それを見ていた周囲の人達は一連の事情を鑑みてそのまま立ち去っていったが、そこへ慌てた様子の葵が現れて溜息を吐いた。
「黒夜・・・なにがあったんですか?」
「こいつらが耀を犯すとか言ったからぶん殴った。後、たぶんこいつら当たり屋かなんかだ。調べればいろいろ出てくると思うから・・・すまん、頼んでも良いか?」
「仕方ありませんね・・・貸し一つですよ?」
葵はそう言うと、男たちの首根っこを掴んで引き摺っていった。
俺がそれを見送っていると、耀とアイが近寄ってきて、アイは泣きそうな顔で俺のお腹の辺りに顔を埋めた。
「パパ・・・ごめんなさい」
「アイのせいじゃ無いよ。それよりホラ、今度はパパととママと手を繋いで行こう・・・な?」
俺がそう言うと。アイは目をゴシゴシと擦ると笑顔で頷いた。
それから俺たちは、アイの服を買ったり子供でも参加出来そうなゲームに参加するしたりして、お昼には耀が作ったお弁当を3人で食べていた。
「・・・どう?」
「美味い・・・え、耀って料理得意だったんだな・・・ちょっとビックリした」
「ふふ・・・普段は食べる側だからね。でも前は自分で作ってたから、どれだけ美味しく食べられるか試してたらいつの間にか」
「なるほどな・・・うちの女性陣で料理が出来ないのは飛鳥とラッテンくらいか・・・」
「そうなの?」
「前に飛鳥が料理しようとして失敗してた。後、ラッテンにはレティシアが教えようとしたんだがなぜか途中で鍋が爆発して大変だったらしい」
「鍋が爆発・・・漫画みたいだね」
耀はクスクスと笑うと、アイに視線を向けた。
「アイはどう?美味しい?」
「美味しい!」
「そっか・・・もし苦手な食べ物があってもちゃんと食べないとダメだよ?」
「う〜・・・頑張る・・・」
「ハハ・・・耀はすっかりお母さんが板に付いたみたいだな」
「そうかな・・・?アイは結構しっかりしてるから実感ないかも」
そんな耀の言葉に俺はまた笑うと、お弁当を食べるのに戻った。
その後も俺たちは目一杯遊ぶと、日が落ちる前に本拠へと帰ってきた。アイは遊び疲れたのか、耀の部屋へ戻るとすぐに眠ってしまい、その様子に俺と耀は小さく笑った。
「ねぇ・・・黒夜」
「ん〜?」
「黒夜は・・・私以外のみんなとはエッチ・・・したんだよね?」
俺はお茶を啜っていたのだが、流石に慣れてしまったのか吹き出すことはなかった。それでも若干動揺はしているんだが・・・。
「まぁ・・・そうだな。けど、耀とは付き合い始めたばかりだから・・・焦る必要は無いかなと思ってる」
「そっか・・・でもね、黒夜・・・」
耀はそう言うと、俺の方へ身を乗り出してきた。
「私だけみんなと違うのは嫌だって思う・・・。確かに日は浅いけど、私は黒夜になら抱かれても良いって思えるくらいには黒夜が好きなんだよ?」
「耀・・・」
「それに・・・アイには本当に悪いと思うけど、こんな時でもないと私は黒夜に抱いてもらう時間が無いと思うの・・・だから・・・」
そして耀はそのまま俺にキスをした。それはとても熱いキスで・・・耀は俺を逃さないように両手を俺の首に回して離れないようにする。
「ん・・・んちゅ・・・れろ・・・くちゅ・・・ちゅぱ・・・・・」
「んぅ・・・よ、う・・・ちゅる・・・んぷ・・・じゅる・・・」
「ちゅぷ・・・ぷはっ・・・黒夜ぁ・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・本当に・・・良いんだな?」
「うん・・・黒夜の・・・好きに、して?///」
そう言って頬を染める耀に、俺はもう一度軽いキスをするとアイを起こさないように耀を抱き上げ、部屋を後にした。
そして俺の部屋へと移ると、俺たちは待ちきれないとばかりにキスをする。俺はその間にも耀の服を脱がせていき、産まれたままの姿になった耀をベットに押し倒した。
「やっぱりちょっと・・・恥ずかしいね」
「すぐに慣れるよ・・・んちゅ」
「ん・・・ちゅ・・・」
「はは・・・もう準備万端みたいだ」
「い、言わないでよぉ///」
「可愛いよ・・・いくぞ」
「うん・・・来て、黒夜・・・」
そして俺たちは一つになった・・・。
流石に夜も遅かったため、今までのように何度もする事はなかったがその分、俺は耀に愛情を注いだつもりだ。俺たちは寝静まったみんなを起こさないように移動すると、お風呂で汗を流した。
「・・・黒夜は・・・どうして恋人をたくさん作る事にしたの?」
「ん・・・?そうだなぁ・・・1番の理由は、俺が寂しかったからかもしれないな・・・」
俺がそう答えると、耀は驚いたように目を見開いた。
「ほら・・・3000年も俺は1人だったからさ・・・人の温もりって奴に飢えてたんだよ。外界にいた頃は危うく発狂してセカイそのものを消滅させそうになったくらいだからな・・・。こっちに帰ってからも、ラグス達の前では出さないようにしてたけど結構不安定だったんだ」
「もしかして・・・殺気を出しやすかったのも」
「そうだな・・・ルイオスはともかく、ラグスと葵には本当に悪いことをしたと思ってる・・・。それでな?俺は人との繋がりを求めるようになった。それでラグスと恋人になった時にこの話をしたら・・・『1人の寂しさは私もわかるつもりです。だから、貴方が私の他にも恋人を作る事には何も言いません。ただ、その代わり相手が告白してくるのを待ってください』って言われたんだ」
「あはは・・・それで黒夜からは告白する事は無かったんだね」
「まぁな・・・葵とかはかなり前から俺を好いてくれてるのに気づいてたんだが・・・ラグスとの約束があったから随分待たせちまった」
「そっか・・・でも、私もそうだけど・・・今は凄く幸せだから大丈夫だよ」
「だと良いな・・・」
俺たちは微笑み合うと、風呂から上がって耀の部屋へ戻った。これからはアイがいるため耀の部屋で過ごすことが増えそうだと思いながら、俺たちはアイを挟むようにして眠りに付くのだった・・・。
今回はここまでとなります!
もう少し長くなるかなぁと思ってたんですがそんなことなかったです・・・。
やっぱり耀が1番好きですね・・・(だったらなぜメインヒロインにしなかったし・・・)