白夜の兄貴分が帰って来るそうですよ?〜凍結(リメイク執筆中)〜   作:☆シュレリア☆

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第27話になります!

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十六夜と黒ウサギのデート

「十六夜と黒ウサギのデート」

 

黒夜達がデート期間を設けてから3日が経った頃・・・俺と黒ウサギもそろそろ出かけないかと言う話をしていた。

 

「先日白夜叉様から教えていただいたのですが・・・明日は街の南側でお祭りがあるそうです」

 

「祭りか・・・出店とかもあるのか?」

 

「はい!・・・祭りの最後には花火も上げるそうですよ♪」

 

「そりゃ良いな・・・なら明日は祭りデートに行こうぜ。黒ウサギは浴衣を着てくるようにな」

 

「ゆ、浴衣ですか!?わ、わかりました・・・準備しておきます!」

 

こうして俺たちは祭りへ行く事になったんだ・・・けど、どうしてこうなった・・・?

次の日の夕方・・・俺が待ち合わせの場所で待っていると、約束の時間の10分前に黒ウサギはやってきた。だがその格好はかなりおかしかった。浴衣である事には間違いない。間違いないのだが・・・。

 

「お、お待たせしました・・・///」

 

「なぁ黒ウサギ・・・なんで、ミニスカの浴衣なんだ?」

 

そう・・・黒ウサギが着ている浴衣は太腿の辺りでバッサリカットされており、さらにはサイズが小さめなのか豊満な胸が今にもこぼれ落ちそうになっているのだ。周りの有象無象共も黒ウサギの姿に鼻の下を伸ばしており、俺が全力で殺気を放つと蜘蛛の子を散らすように逃げていった。

 

「そ、その・・・実は黒ウサギは浴衣を持っていなくて・・・昼間に白夜叉様に相談したらこれを・・・十六夜さんが絶対に喜ぶからって言われて・・・」

 

黒ウサギの説明に。俺は額を押さえて溜息を吐いた。だがいつまでもこうしてはいられない・・・。これ以上黒ウサギのこんな姿を他の男に見せて堪るか!そう思った俺は、黒ウサギの手を掴むと1番近い服屋に駆け込んだ。

祭りがあることもあってか、その店では多くの浴衣がズラリと並んでいて俺はその中から黒ウサギに似合うと思った一着を取ると、それを黒ウサギに渡して試着室へと押し込んだ。

 

「い、十六夜さん?」

 

「あのな・・・確かに俺個人としては非常に嬉しい格好ではあるんだが、そんな格好を他の男に見せられるかよ・・・頼むからその浴衣に着替えてくれ」

 

俺がそう言うと、黒ウサギは頬を染めながらも嬉しそうに微笑んでからカーテンを閉めた。

俺はそれを確認すると、心の中で白夜叉は今度絶対殴ると誓ってから店員に声をかけた。

 

「さっきの浴衣・・・いくらになる?」

 

「先程のですと・・・あそこの棚のですから金貨12枚ですね」

 

「12・・・か。祭りのことを考えると・・・まぁ良いか?」

 

俺はそう呟くと店員に金を払った。

 

「あのウサギさんは彼女さんですか?」

 

「あん?まぁな・・・どっかの変態のせいであんな格好をさせられたらしい」

 

「あはは・・・それ白夜叉様ですよね絶対・・・」

 

そう言って苦笑いをする店員に、俺も同じように苦笑を返した。

 

「それでしたら・・・こちらの簪を差し上げますよ」

 

「良いのか?」

 

「えぇ・・・実は私サウザンドアイズの代理店員なんですよ。せめてものお詫びです♪」

 

そう言ってウィンクする店員に、俺は礼を言うと簪を受け取った。それと同時に、黒ウサギが試着室から出てくる。

 

「お待たせしました!」

 

「よし、それじゃ行くか」

 

こうして俺たちは店員に見送られながら店を出た。

 

「何やら店員さんと楽しそうにお話ししてたようですね?」

 

「あぁ・・・なんでもサウザンドアイズから派遣されて来たらしい。事情を話したらお詫びにってこれをくれたよ」

 

俺はそう言いながら黒ウサギの髪を器用に纏めると、先ほどもらった簪とで止めた。

 

「あ・・・簪ですか。ふふ・・・似合いますか?」

 

「あぁ・・・やっぱ黒ウサギは紺系の色が似合うな」

 

「ありがとうございます♪・・・あ!十六夜さん!綿あめが売ってますよ!」

 

そう言いながら黒ウサギは俺の腕を引いて店へ歩いていく。俺はそんなに急がなくても良いだろと思いながらもはしゃぐ黒ウサギに付いていった。

 

「へぇ・・・結構色んな種類があるんだな。向こうじゃ普通一種類しか無いんだが・・・」

 

「箱庭では見て楽しむために砂糖などに着色して販売するお店もありますからね・・・しかも色によっては微妙に味も違かったりするんですよ?」

 

「なるほどな・・・いちごにメロンにバナナもあるのか」

 

「十六夜さんはどれにします?私はいちごかチョコで悩んでるんですけど・・・」

 

「ならお前がいちごで俺がチョコにすれば両方楽しめて良いだろ」

 

俺はそう言うと、いちご味とチョコ味の綿あめを取っておっちゃんに金を払った。

 

「良かったんですか?」

 

「構わねえよ・・・ほら、ちゃんと持てよ」

 

「ありがとうございます♪・・・はむはむ・・・ん〜美味しいです!」

 

「そりゃ良かった」

 

俺たちはその後も焼きそばやお好み焼きを食べたり、小さなゲームなどに参加してから少し離れた所へ来ていた。

 

「楽しかったですね〜♪」

 

「そうだな・・・今頃は黒夜とペストもどっかで花火を待ってるのかな?」

 

「そう言えば会いませんでしたね・・・」

 

そんな話をしていると、ついに花火が上がり始めた。

 

「こういう風景は・・・外の世界とは変わらないんだな」

 

「そうかもしれませんね・・・」

 

俺たちは互いに見つめ合うと、自然とキスをする。

 

「最初の頃はキスする度に狼狽えてたのが嘘みたいだな」

 

「そ、それは言わないでください///」

 

「黒ウサギ・・・」

 

「十六夜・・・さん・・・ちゅ・・・んぅ・・・ちゅぱ・・・」

 

俺は花火に照らされた黒ウサギのトロけた顔に、だんだんと我慢できなくなっていき舌を絡ませながら迫っていく。

 

「あ、十六夜・・・さん・・・ここじゃ・・・やん・・・」

 

「ごめん黒ウサギ・・・我慢できないんだ・・・」

 

「せめて・・・向こうへ行きませんか?ここじゃ・・・誰かに///」

 

顔を真っ赤にした黒ウサギを、俺は抱き上げると人目につかなそうな木陰へ移動する。そしてまたキスの雨を降らせていった。

 

「あん・・・十六夜さん・・・んちゅ・・・ひゃん!?」

 

「黒ウサギ・・・もう、良いよな?」

 

「・・・仕方のない・・・人ですね・・・来て、ください///」

 

俺は恥ずかしそうに呟く黒ウサギが堪らなく愛おしくなり、そのまま体を重ねるのだった・・・。

 

花火も終わり、本拠へ戻った俺たちは音を立てないように風呂へと向かった。その・・・正直やりすぎてしまったのだ。俺も黒ウサギもいろいろと見せられない状態になっており、風呂に到着すると急いで服を脱いで纏めて大きめの桶にお湯を張ってその中に放り込む。

 

そして風呂に浸かると違和感に気付いた。

 

「なぁ黒ウサギ・・・これって・・・」

 

「みたい・・・ですね・・・///」

 

俺たちは風呂に僅かに浮いていたソレを見て赤面してしまう。

恐らくペストと黒夜も俺たちと同じだったのだろう。

 

「それにしても・・・酷いですよ十六夜さん!まさかあんなに激しくされるとは思いませんでした!!」

 

なにやらプンプン!よいう擬音が聞こえてきそうな感じで怒る黒ウサギに、俺は若干自己嫌悪に陥りつつも反論した。

 

「黒ウサギだって何度も求めて来たじゃねえか・・・あれで興奮するなって方が無理だぜ?」

 

「そ、それは!///だって・・・///」

 

あ〜そんな顔をしないでくれ!また襲いたくなっちまうじゃねえか!!

 

「その・・・今度からはもう少し優しくしてください・・・///ちょっと・・・痛いんです」

 

「す、すまん・・・いや、本当にゴメンな・・・」

 

俺が割と本気で謝ると、黒ウサギも許してくれたようで笑顔を見せてくれた。

 

「はい♪っと・・・そろそろ上がりましょうか?」

 

「そうだな・・・あ、服・・・」

 

そこで俺たちは気づいてしまった。下着も纏めてお湯に放り込んだため着るものがないという事に・・・。俺たちはざっと洗って絞ると、可能な限り静かに、それでいて早足で部屋へと戻るのだった・・・。

 

大事な所だけを隠して進む俺たちの姿は、正直誰かに見られていたら首を吊っていたかもしれないと思うほどに情けないものだったが、部屋へ飛び込んだ俺と黒ウサギはお互いに吹き出すとそのまま一緒に眠りに付いてしまうのだった。

 

次の日・・・なかなか起きてこない俺たちをリリが起こしに来て 裸で抱き合っているところを見られてしまい黒夜に殴られたのはまた別の話だ・・・。

 

チクショウ・・・。




今回はここまでとなります!

最後なんだかおかしなことにw
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