白夜の兄貴分が帰って来るそうですよ?〜凍結(リメイク執筆中)〜 作:☆シュレリア☆
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白夜の兄「本拠と特訓」
本拠へと帰ってきた黒夜達は、現在魔王の爪痕を目の当たりにしていた。
「これは・・・確かに相当強い魔王がいるみたいだな」
「おい黒ウサギ・・・魔王に襲われたのはいったい何年前の話だ?」
「僅か3年前のことでございます」
「ハッ!そいつは面白いな。この風化しきった風景がたった3年前だと?断言するぜ・・・どんなに大きな力がぶつかったとしてもたった3年でこの状態にはならねえ」
「俺も十六夜の意見に賛成だな・・・これは時間操作とかでも無理だ。聞いた話じゃ、これは一晩でのできごとなんだろう?」
黒夜の一言に十六夜はさらに驚いた。それこそほとんど一瞬でこの風景を作り出したと言っているような物なのだから。
「YES・・・魔王の力は、それほどまでに未知の物だったのでございます」
沈痛な面持ちで肯定する黒ウサギ。
「ハッ!いいぜいいぜいいなぁオイ!俄然やる気が出てきた。当分の目標は黒夜に勝つ事だからな・・・その魔王様には、そのための踏み台になってもらおうじゃねえか!」
これだけの物を見ても尚これだけの事を言ってのけるのは十六夜らしいと言えるだろう。
どうやら標的にされているらしい黒夜は若い世代が育つのはいい事だと、十六夜の成長を楽しみにする事にした。
本拠の目の前まで来ると、そこには先に帰っていたジンを筆頭に、20人ほどの子供達が出迎えてくれた。
「おかえり黒ウサギのねえちゃん!」
「新しい人って誰!カッコいい!?」
「お腹空いた〜!」
「ただいまなのですよ♪今から紹介するのでみんな並んでくだい。ご飯はもう少し待ってくださいね?」
黒ウサギの先導のもと、子供達は二列に並んで今か今かと瞳を輝かせた。
「それでは、こちらの5名様が今日から同志となる十六夜、飛鳥さん、耀さん、黒夜様、ラグスムエナさんです!」
『よろしくお願いします!!!!!』
「おう、元気が良いじゃねえか!」
(私・・・やっていけるかしら)
(私・・・子供苦手なんだけどな)
「ハハッ!元気が良いのはいい事だ!」
「フフ・・・私は子供大好きなんですよね〜」
紹介も終わると、黒ウサギはさっそく水路に水を引くために水樹の苗を十六夜から受け取った。
この時勢い余って十六夜が濡れそうになるが・・・。
「そう言えば召喚の時に黒ウサギは十六夜達を湖に落とすつもりだったんだよな・・・」
という黒夜の一声とともに、黒ウサギを十六夜目掛けて投げ飛ばした。
「え?わっ・・・キャアアアアアアアアア!!?」
「ちょっと待てやゴラァ!?」
ドッポオオオオオオオオオン!!!
そして2人仲良く大量の水が溢れ出す水路に叩き落とされる十六夜と黒ウサギ。
黒ウサギはパニックになっているのか、十六夜の頭を必死に抱えてもがいていたが、十六夜はある意味天国と地獄を彷徨う結果となっていた。
(クソッ!胸の感触を楽しみたいのに・・・息が・・・!!!)
流石にこのままでは不味いと思った黒夜が2人を引き上げるまで、十六夜は天国と地獄を彷徨い続けるのだった。
「どうだった?十六夜」
「いや・・・まぁ苦しくはあったがあの感触は一生忘れられないだろうな」
「へぇ?今度ラグスにやってもらおうかな・・・」
救出後、そんな馬鹿な話をしていた2人を黒ウサギのハリセンが襲い、その夜・・・黒夜の声が聞こえていたラグスムエナが本気で実行したのはまた別の話ですある。
その後は女性陣はお風呂へ、十六夜は散歩と称した侵入者退治へ、そして黒ウサギは厨房へ来ていた。
先ほどからお腹空いたと連呼している子供達のために夕食を作ろうと思ったからである。
しかしそこには先に準備を進めていた狐耳の少女が手際よく夕食を作っていた。
「あれ・・・君1人で作ってるの?」
「わひゃぁ!?」
「おっと!?」
突然声をかけられて驚いたのか、少女は持っていた包丁を放り投げてバランスを崩してしまった。黒夜は咄嗟に包丁をキャッチすると、もう片方の腕で少女を抱えるようにして助けた。
「ごめん、驚かせちゃったかな?」
「あ、えっと・・・黒夜さんでしたよね。すみません」
「いや、気にしなくて良いよ。それで君1人で作ってるのかな?」
「あ、はい。食事を作れるのが私と黒ウサギのお姉ちゃんしかいないので・・・」
黒夜はなるほどね・・・と納得すると、手伝うために壁に掛けてあったエプロンを着けて少女の隣に並んだ。
「君の名前は?」
「あっ!えっと、リリと申します!」
「リリちゃんか。そんなにかしこまらなくていいよ。それと、手伝うから何を作ってるのかな聞いてもいい?」
「えぇ!?そんな黒夜さんに手伝っていただくわけには!」
「料理が好きなんだよ。だから手伝わせてもらえると嬉しいな」
優しく微笑みかけると、リリはかおを真っ赤にしながらそれじゃあと教えてくれた。
「今日は黒夜さんたちが来てくれたので、少し豪勢にシチューを作ろうと思ってるんです。あとはご飯に付け合わせ・・・ですね」
「ふむ・・・それだと品数少ない気がするな・・・俺の手持ちの食材も使っちゃおう。それでサラダとチキンあたりも加えれば十分だろう」
「あ、ありがとうございます!みんなも喜びます!!」
「どういたしましてだ。食費に関しては俺がなんとかするから、明日からも変に節約しないで栄養面もしっかり考えたメニューを出すようにしよう」
「大丈夫なんですか?」
「任せといて。リリちゃんが存分に腕を震えるようにいろんな食材を持ってきてあげるよ」
そう言いながら頭を撫でてあげると、リリは耳と尻尾をピョコピョコさせながら喜んだ。
そんな会話をしながら調理を進めていると、途中外から爆撃のような音が聞こえてリリがまた驚いてしまうものの、これも黒夜がしっかり支えてあげたことで怪我をせずに済んだ。
「い、今のはなんだったんでしょうか?」
「あ〜多分十六夜がなんかしたんだと思うよ。後で聞いとくからリリちゃんは気にしにでいいからね」
「わ、わかりました・・・」
少し不安なのか、俯いてしまったリリの姿に、黒夜は後で十六夜はお仕置きしようとこころに誓ったのだった。
その頃十六夜は・・・。
「ぶぇっくしょん!!」
「い、十六夜さん?」
「あぁ、すまねえ・・・誰か噂でもしてんのかね?まぁとにかくだ、お前は先代を超える必要がある。これはそのための作戦なんだ。おチビが嫌だってんなら別に良いけど、その時はコミュニティを抜けさせてもらうぜ?」
「いえ、十六夜さんの案に乗ります・・・が、条件があります。」
「条件?」
「はい・・・今度サウザンドアイズで開かれるゲームに、十六夜さん1人で参加してください」
「そこで俺の力を見せろってか?」
十六夜は面白いものを見るような目でジンに問いかけた。
「それもあります・・・が、それだけではありません。そのゲームでは僕たちにとってとても大切なものが出品されるんです」
「もしかして・・・昔の人仲間か?」
「はい・・・それもただの仲間ではありません。元魔王だった経歴をもつ方です」
元魔王・・・その言葉に、十六夜はいよいよ我慢できないといった感じでテンションを上げた。
「元魔王様が仲間・・・か。いいぜやってやるよ。その代わり、明日のゲームには何が何でも勝て。そうすりゃそのお仲間はおれが必ず取り返してやる」
「はい!」
「もし負けたら俺コミュニティ抜けるからな」
「はい・・・えぇ!?」
「ヤハハ!」
こうして十六夜はなにやら悪巧みをしているのだった。
そして女性陣はと言うと・・・。
「黒ウサギはわかっていたけれど・・・ラグスさんも物凄くスタイル良いわね」
「そうですか・・・?飛鳥さんや耀さんも後数年もすれば今より魅力的な女性になっていると思いますが・・・」
「でも、私は胸はそこまで育たないと思う・・・」
耀は自分の胸をペタペタ触りながら呟いた。
「えっと・・・私が言うのもなんですが、女性の価値は胸だけじゃありませんよ。現に黒夜様が最初に褒めてくださったのは私の料理でしたし///」
「へぇ?ちょっと興味あるわね・・・どんな風に褒められたのかしら?」
「私もきになる」
「黒ウサギも気になるのですよ♪」
まさか3人がここまで食いつくとは思わず、ラグスムエナは少したじろいでしまうがグイグイ迫ってくる3人にとうとう観念し告白するのだった。
「え、えっと・・・その、良いお嫁さんになるね・・・と」
「「「キャー!!」」」
ラグスムエナの告白に、3人は黄色い声を出した。
「そんなことを言われたのねぇ」
「それ、もうプロポーズじゃないかな?」
「そうですよ!黒ウサギは応援するのですよ!」
半分からかいが混じっている気もするが、3人はラグスムエナを応援する事に決めたようで困ってしまった。口には出せないが、既に貰ってくれるという言質すらラグスムエナはもらっており、いざとなれば本当に黒夜のお嫁さんになれる所にいるのである。
しかしラグスムエナは自分が死神である事をきにしていることと、相手はあくまでも自分の主人であることもあり今後も悩みは深まることになりそうである。
全員がまた揃ったのは、夕食の席での事であった。十六夜たちは目の前に広がる食事に舌鼓を打ちながら盛り上がる。
その光景に、作った黒夜とリリの2人はお互いに顔を見合わせると嬉しそうに笑い合うのだった。
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次の日の朝、朝食を済ませた一同は昨日の約束通り黒夜を相手に特訓することにした。
場所は黒夜がもつゲーム盤"黒の王盤"のなかであり、黒夜は少し弄って全体的に明るくして特訓しやすいように調整していた。
本来このゲーム盤は夜を象徴するもので、本当になにも見えない程に真っ暗な空間なのだ。
まずは早めに終わりそうな飛鳥と耀を相手に、黒夜は2人の攻撃を次々と捌いていく。
まず気になったのはやはり、飛鳥個人の戦闘力の低さだった。思っていたよりは動けているものの、この箱庭で戦っていくにはどうにも心許ない。
次に気になったのは耀の協調性のなさだ。せっかく飛鳥と一緒に戦っているのに全く連携を取るつもりがないように見える。
そして2人のギフトについてだが、飛鳥の威光は若干ではあるが黒夜に対しても効き目があった。あったと言っても本当に1秒以下の時間動きを止めた程度で、その程度の隙では今の2人では黒夜に一撃入れることもできないのが現状だった。
耀の生命の目録に関しては、まだ通常の動物の力しか使えないせいかその動きは予想できる範囲内でしかないためさほど脅威にはなり得ない。
逆に今試すべきは飛鳥の"神子"と耀の"神獣の加護"についてだろう。ただ、この2つは発動する条件が分かっていないためなかなか上手くいかずにいた。
黒夜の推測では、この2つは2人の霊格を底上げすると同時に身体能力の強化などの効果があると思われるのだが、今の所はどちらも発動していない事を考えると間違った推測なのかもしれないと思い始めていた。
「あぁもう!どうして発動しないのかしら!」
「ちゃんとイメージしてるか?」
「・・・イメージ?」
「そうだ。そういった抽象的なギフトっていうのは、目に見えない分イメージが大事なんだよ。例えば・・・俺の知ってるギフトだと、昔戦った男が炎王ってギフトを持ってたんだが、これは炎を生み出せるギフトでな?イメージ次第で多種多様な形に変えることが出来る便利なもので結構苦戦したんだ。例えば炎の刀とか弓とか・・・大きいのだと鷲に似せた火の鳥とか竜とかがあったかな」
2人はなるほど・・・と頷くと、ギフトカードを片手に精神を集中してイメージしてみることにした。
飛鳥がイメージしたのは神子というよりも巫女の姿で、これは単純に飛鳥がミコという言葉に対する思い込みから来ているのだが、今回はそれが正解だったようで突然飛鳥の体が光始めた。
元来、神子と巫女は神に仕える者という意味ではそこまでの違いはなく、漫画やゲームなどではより一般に広まっている巫女の方が言葉として多く使われていることが多いだけなのである。
かといって違いが無いわけではないので間違わないように気おつけて欲しい。
光が収まると、飛鳥が来ていた赤いドレスは無くなっており、代わりに巫女服姿に変わっていた。
しかし、その形は少々特殊であり、通常の巫女服に加えて腰の辺りからさらにマントのように広がった白地の物と、手首の裾の部分が異常に長いこと。
さらには首から狐を模したようなマフラー状の物が付いていた。
飛鳥は自身の姿を見確認すると、かるくその場で跳ねたりして動いてみる。
「なんか・・・さっきよりも凄く体が軽いわ」
「一応は成功したみたいだな。けどそれはギフトの姿の1つでしかない筈だ。これから色々試していけば何種類かの姿になれる可能性があるぞ。けどまぁ今はそれで十分だろ。少なくともお前の弱点だった身体能力の低さは克服できたと言ってもいい筈だ。耀の方が終わったらその状態でもう少し組手をして身体に馴れろ」
「わかったわ」
そうこうしているうちに、耀の方も発現が進んでいた。
耀がイメージしていたのは物語の中などで見たことのある神聖な獣の姿。神獣と名が付いているからにはそれになぞらえた力ではないかと推測した結果である。
徐々に服装が変わっていき、最終的には青白く光る毛皮で出来た物に変わっていた。何故か同時に獣の耳と尻尾が生えてきて驚いたが、可愛かったので耀自身は満足そうな顔をしている。
「耀も似たような感じで発現したんだな。2人は仲良くなりそうだ。耀はどんな感じだ?」
「えっと・・・友達の力を借りてる時より動けそう・・・かな。後なんか出せそう」
「なんかってなんだよ・・・まぁいいや、次はその状態でかかって来い。俺も少しだけ反撃するようにするから守りにも気おつけろよ?」
「「了解!!」」
それからはまた打ち合いになった。ただ、誰が見ても分かる程に飛鳥と耀の動きは劇的な変化を遂げていた。技はまだまだ拙いが、スピードやパワーは先ほどの比ではない。
特に飛鳥の変化が凄かった。通常の状態ではリリ辺りでも頑張れば互角に戦えるんじゃないかと思う程に弱かった彼女だったが、今では何故か空まで縦横無尽に飛び回って拳や蹴りを繰り出していく。
そして耀もそれに負けじと特に強化されているスピードとさらに手に入れたばかりのグリフォンのギフトを併用して残像が残るほどの速さで黒夜に殴りかかっていた。
それでも体力の方は元のままなので、2人は軽すぎる体について行けずものの5分程度でバテてしまうのだった。
「効果は絶大なだけど使いどころに注意だな・・・明日からはその状態での戦闘訓練を2人で組手とかでやって、それ以外は体力作りに専念しよう。せめて1時間はその状態での戦闘を続けられないと使い物にならないぞ」
「「わ、わかった(わ)」」
疲れ切って動けない2人にアドバイスすると、今度は十六夜とラグスを呼んだ。
「っし、やっと出番か!・・・にしても、お嬢様達の変化は凄かったな」
「ホントですね・・・あれなら少なくとも魔王と戦って死ぬことは無くなりそうです」
「もっと体力つけば・・・だけどな。5分しか全力戦闘力のできないんじゃ並のゲームでならまだしも、魔王とのゲームでは使えないよ。それより、ほかの心配をしている余裕はあるのか?お前達に対しては俺も多少は本気で攻撃するからな」
黒夜の言葉に一気に気を引き締めた2人はひとまず目標を聞いてみた。
「そうだな・・・まずラグスは2割の俺とどこまでやり合えるか試す。勿論十六夜と2人がかりでだ。十六夜はラグスと同じ理由と、自分のギフトがどの程度の事が可能なのかを見極めていくことだ。現状十六夜のギフトは異常な身体能力くらいしか分かってないからな」
十六夜とラグスはそれに頷くと、同時に地を蹴った。
まずはスピードで勝十六夜が黒夜目掛けて蹴りを放った。最高速からしっかりと体重を乗せたその一撃は、いくら黒夜と言えどダメージを与えられると思っていたのだが、黒夜はそれを片手で掴んでそのまま放り投げた。
次にラグスが十六夜に気を取られている黒夜の後ろにルートを使って一瞬で移動し鎌で切り掛かる。しかしそれは読まれていたようで、黒夜はそれをクルリと振り返って指と指の間で挟んで止めると、そのまま背負い投げの要領で釜ごと放り投げた。
ここまでの攻防でたった2秒の出来事・・・。それを見ていた飛鳥と耀の2人はレベルの違いすぎる戦いに冷や汗をかいていた。
十六夜とラグスは瞬時に態勢を立て直すと今度は左右から挟み込むように移動し、十六夜は足元を、ラグスは上半身を集中的に狙って攻撃を繰り出していく。しかも今度は威力よりもスピード重視の連撃で、黒夜に反撃の隙を与えないための戦略だったのだが・・・それも彼には通用しなかった。
黒夜はまずラグスの鎌を捕まえるとそのまま力任せに引っ張り、態勢を崩したラグスの背中に手を置いて足元に攻撃してきた十六夜を巻きこんて叩き潰した。
一瞬咳こんだ2人だったが、咄嗟に十六夜が黒夜の足を掴んだ事でバランスを崩すのに成功すると、これを勝機とばかりにラグスが全力で鎌を横薙ぎに振るった。
これには流石の黒夜も一撃もらっただろうと離れて見ていた飛鳥と耀も思ったのだが、次の瞬間信じられない光景を目の当たりにする。
ラグスが放った一撃は、黒夜の歯によって止められていたのだ・・・。
十六夜とラグスは正直無理だと思いながらも、なんとかすぐに戦闘体制に戻る。しかし黒夜はと言うと、頭を掻きながらゆっくりと近づいて来たのだった。
「いやーまいった。さっきのは割と危なかったよ。咄嗟に予定以上の力です対応してしちまった」
そんな事を言いながら親指を立ててくる黒夜に、十六夜とラグスは急に体から力が抜けて行くのがわかった。
「ふむ・・・やっぱり2人の実力は相当高いね。ラグスは3桁出身だから当然としても、十六夜も4桁くらいの魔王とサシでやっても問題ないだろ・・・。ただ、攻撃が雑過ぎるのがきになったかな。ラグスはちゃんと相手が避ける方向まで考えて攻撃するのに対して、十六夜はとにかく当たれば行けるって考えが丸わかりだ。後、ラグスはルート連続使用は出来ないのかな?」
「それは・・・試した事ない、かな」
「なら、ラグスはまずルートで短距離の連続使用をマスターすること。それができれば擬似的な空間転移と同じ戦い方ができるからね。んで十六夜はまず基本的な武術を学んでもらう。今は身体能力に物を言わせていても下層程度じゃ相手になる奴はいないだろうけど、中層以上になるとそうもいかない。けど、基礎だけでもマスターできれば、その常人離れした身体能力をさらに効率的に生かすことができる。例えば・・・同じパンチでも基礎を知っているのと知っていないのとでは威力に大きな違いが生まれるんだ」
黒夜は気になった所を一気に解説していて、飛鳥と耀では覚えきれない量だったが、流石と言うべきか十六夜とラグスはそれを一字一句聞き逃さず頭に叩き込んだのだった。
それからも、少し休憩を挟みながら昼食のためにリリが呼びに来るまで稽古に勤しむのだった。
飛鳥と耀はこの時、ガルド相手に新しい力を存分に試してやろうと考えていたとかいなかったとか・・・。
フォレス・ガロとのゲームまで残り4時間・・・ゲームに参加する3人は休息のために一度眠りに付くのだった・・・。
今回はここまでとなります!
ではでは第3回雑談会はーじまーるよー♪
と言うわけで今回のゲストは問題児3人組です!
十六夜「よろしく頼むぜ」
飛鳥「よろしくね」
耀「よろしく」
今回はみなさんの特訓回でしたね・・・。
十六夜「おう・・・にしても、春日部とお嬢様の覚醒早すぎねえか?」
いやー大丈夫です。次回からガンガン強い敵出しますからw
耀「ネタバレ禁止!」
アグァ!?
飛鳥「全く・・・そう言えば、黒夜さんは本当にどれくらい強いのかしら?今日は結局一度もギフトを使わなかったわよね?」
十六夜「だな・・・あいつは2割とか言ってたが、ギフト込みで言えば実は1%も出してねえんじゃないか?」
耀「もっと頑張らないと!」
飛鳥「そうね!ってもう時間?」
十六夜「だな、それじゃ!」
十六夜&飛鳥&耀「またお会いしましょう!!!」