パルスィとキスメの野球録   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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問題

〔いじめられて数日後〕【学校】

私が腹パンしたことが先生方にバレたらしく、私は職員室に呼び出されていた。

 

「で、トイレの水を飲まされそうになったから抵抗したときに、たまたまお腹にパンチしちゃったのね。」

 

「はい。・・・上級生達はどうなるのですか?」

 

「う~ん、先生達から注意しておくからパルスィちゃんは安心してね。」

 

「はい。ありがとうございます。」

どうやら私にお咎めはないようだ。

ただこの先生方の判断が私のいじめを悪質化させた。

 

〔数日後〕

下駄箱から上履きを取ると画ビョウが刺さっていた。

私は画ビョウを取ると先生に提出し、教室に行くと、机の中にお菓子の袋が入っていた。

 

(めんどくさいことしかしないのね・・・妬ましい。お菓子なんて数ヵ月食べてないわよ。)

私はお菓子の袋を机から取り出すと、タイミングを計っていたかのように

 

「あ、パルスィがお菓子食べてる!!」

 

「いけないんだ!!」

と言ってくる。

バカバカしいと思った私はその袋を先生に提出した。

 

〔3週間後〕

この頃になると私をいじめる人数が多くなり、さすがにイラついてきた。

そんな時、私が下校していると人数に任せて私を襲ってきた。

返り討ちにしたが、その中にいた1人が腕を骨折してしまった。

場にいたいじめっ子達はみんなでからかったところ激情して殴り、骨折させたと主張し、骨折した女子の保護者も私に詰め寄ってきた。

先生方は骨折しているのは事実なため私を庇うことはせず、結局私は親の矢部ときずなとともに骨折させた子に謝罪と慰謝料を払うこととなった。

骨折したいじめっ子に頭を下げながら

 

(パルパルパルパル・・・みてろよ、必ず見返してやる。)

と憎しみに満ちた感情を抱くのだった。

 

【ボーイズのグランド】〔謝罪した数日後〕

私は小学部の監督から退部しろと言われた。

 

「お前はなにをしている。いじめられて激情するとは・・・ピッチャーに向いてないな。あとバッターのセンスもない。・・・うちのチームは全国制覇を狙ってるのにセンスがない・・・しかも女子を教えるつもりはない!!・・・ほら。これを持って帰れ。」

渡されたのは退団届けと新品の硬球4個だった。

 

(・・・みてろよ!!)

私は悔しさのあまりこめかみの血管が切れ、血を流しながら帰るのだった。

 

【アパート】

帰るとドラえもんも入った家族会議となった。

 

「困ったでやんす。・・・まさかチームを追い出されるとは・・・。」

 

「・・・骨折させた子のお母さんが町内会の副会長ですから噂がすぐにひろまったのですよ。」

 

「でやんす。・・・他の軟式チームは入れないでやんすね。・・・困ったでやんす。」

 

「・・・ねぇ。少しいいかな?」

 

「ん?森川どうしたでやんすか?」

 

「・・・ボクの養子にしてほしい。」

 

「「な!?」」

 

「ドラえもん・・・どういうこと?」

 

「・・・ねぇ、パルスィ。ここの地域にいたらたぶん野球ができなくなる。・・・ボクは君の才能を潰したくないんだ。・・・矢部さん。借金は大丈夫なの?」

 

「・・・厳しいでやんす。自己破産もあるかもでやんす。」

私は家族がここまでヤバかったことを初めて知った。

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