~第二話~私の望み
私の名前はレミリア・スカーレット。誇り高き吸血鬼。
私は紅魔館という館の主を500年間務めているの。私の下には素晴らしい仲間がいるわ。
まず、この館のメイド十六夜咲夜。この子は人間なのよ。能力は時を操る能力、周りからその能力のせいで気味が悪く思われてたけど私だって誇り高き吸血鬼だもの。そんなの気にしないわ。この子にはいつもお世話になってるわ。
そして、門番の紅美鈴。この子は私を倒しに来たのだけれど、その勇敢な意思を気に入ってしまってね…門番にしちゃったの。だけど、よく来る変な輩を倒してくれるからとても頼りになる門番よ。
他にも私の親友であるパチュリー・ノーレッジ、小悪魔…私の妹でもあるフランドール・スカーレット。
この子は地下室にいるの。…決して閉じ込めてるわけじゃないの。ただ…しばらく居てもらってるだけ。
そして、私はこの幻想郷にあるものを広め、私がこの幻想郷の王になるの。吸血鬼の王でもあり幻想郷という世界の王…最高でしょ?
「お嬢様。お菓子を持ってまいりました」
「あら、もうそんな時間だったのね。いつもありがとう。」
「いえ、私はお嬢様の従者。これくらいどうっていうことはないです。」
「そう、頼もしいわ。」
「そう言っていただきありがたき幸せ。」
「ふふっ、じゃあいただくわね。」
「はい、どうぞゆっくりお召し上がりくださいませ。」
…と、いったような感じの日常を過ごしているの。
ダメね、やっぱりこの作戦のことで頭がいっぱいで味が全然感じられない。
でも、美味しいっていうことは分かるの。ただ…フランのこともあるし…。
私だって心配はしてるわよ。だって…『実の妹』なんだもの。
心配しないわけないでしょう?この世でたった一人の妹なんだし。それ以外なんでもないわ。
「レミィ、ちょっと作戦のことなんだけど。」
…あ、いつの間にいたのかしら…全然気づかなかったわ。さっきの困ってる顔見られちゃったかしら…。
「あらパチェ。いいわよ、私も今その作戦のことを考えてたところだったわ。」
「…そう、随分と心配してるような顔だったけどね。」
「…!別に…フランのことを心配してるわけじゃないわよ…作戦の事よ。あれはまだ未開発中でしょ?それがうまくいくのかどうかが心配だっただけよ。」
「あら、フランのこと心配してるの。ただ言ってみただけなのにね。」
こいつ…。やっぱり、パチェには隠し事はできないわね。
「えぇ、そうよ。心配なのは当たり前じゃない、ここ一か月顔を見してないんだから。」
「じゃあ見せてくればいいじゃない。」
「そうだけど…。今更感があるのよね。」
私は頬杖をついて紅茶を飲んだ。そうでもしないと顔を隠せないから…。
「じゃあ、私が行ってくるわ。それで十分でしょう?」
「え!?ちょ…ちょっと待ってちょうだい!」
…は?何を言ってるのかしら。と心の中で言うよりも先に口で言ってしまった。
「だって、今更合わせる顔がないのでしょう?私も久々にフランの顔を見たいって思ってたところだしちょうどよかったわ。」
「待ってってば!…分かったわよ…見せに行くわよ…。」
「…そう。それでこそ紅魔館の主ね。」
「…ふんっ。」
そして、私はフランに会いに行くことになった。
~第二話~私の望みEND