チートと転生、あとガンダム   作:ロイ

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異世界に行きたい

戦争は終わった。ロイはプラントを恐怖の呑底にたたき落とした。ZAFT軍の生還者はエターナル乗組員とキラ・ヤマトのみ。彼らはこのまま裁判にかけられる。ラクス・クラインが超ウザかったがネオ・オーブに移したので支持者なんて居ない。キラは精神治らないくらい壊れてたのでどうするか迷っている。

 

ロイはソロモン軍が全てナチュラルで構成されていると発表する。DSSDで量で負け、プラント制圧戦で質の差を見せつけられたプラント国民はこの発表でコーディネーターのプライドを木っ端微塵に砕かれた。これでコーディネーターとナチュラルの対立は世界範囲で激減した。

 

プラントの権利は理事国に戻った。だが幾つかの条件がネオ・オーブから出された。1.賠償金はプラントが支払えなかった場合、理事国が負担する。2.婚姻統制の廃止。3.コーディネーター夫妻が養子を引き取る場合はナチュラルでなければならない。これでプラントはコーディネーター国家という性質を失うだろう。

 

プラントはボロボロだった。インフラがかなり破壊され、予備の設備で生活している状態だ。コロニーの修理は多大な時間と資源が必要になるだろう。こんなもんロイは要らない、なので権利を理事国に売った(裏)。

 

ラクスの色んな行いとそれに対する評価が公表された。プラント市民はそれでもラクスを信じる者も居たが、殆どはこれでラクスを見限った。プラント国内でラクスシンパによるテロが起こったがロイにはどうでいい事だ。ついでにロイはラクスに家庭教師を付けた、自分の行動がどういう風に父と仲間の死に繋がったかをじっくり教え込ませてる、ついでにアスランやカガリの最後の映像とかも何度も見せる。それでどう考えるかは別だが極刑を免れないだろう。

 

戦争終結と言うことでスカンジナビアから結婚の催促がでた。ネオ・オーブもこれに同調し、ロイの知らぬ間に進んでいくが。書類記入段階で年齢が足りないことが発覚、全員頭にはてなマークが付いていた。ロイは14歳、何故気づかなかったんだと全員が考えた。ロイがこれを聞いてすぐに呆れと共に準備したパーティーを終戦祝いパーティーに変える。直ぐ近くで三人の少女がほっとしたのは秘密だ。

 

アークエンジェルクルーは連合に送還されそこで軍事裁判だ。イザークらは正式な捕虜なのでプラントに戻している。彼らはネオ・オーブを見てプラントの進む方向を見つけたと言っている。ホーク家は丸ごとネオ・オーブに移住した。喧嘩してるのバカらしくなって、メイリンがいい仕事に付いてるし、プラントは駄目っぽいし、皆でこっちで住もうと言う話になった。ホーク家はデュランダルさんのお隣になりました。ルナマリアはシンの副官になり、たまにシンにアタックされる。ちなみに両親達はすでに合意している。

 

ネオ・オーブでまた政治改革が始まる。まず、「人類進化プラン」をネオ・オーブ政府が主導することになる。そして軌道に乗ったデュランダルの遺伝子分析企業を使って税収制度も変える。遺伝子分析を元にした税収では遺伝子適正に合った職業を選択すると税率が高くなる。これは完全平等を実現するためではなく、才能と言う要素をできるだけ排除して努力で収入を決めるのを目的にした制度だ。遺伝子分析が間違えると大変なのでロイも技術協力を申し出た。

 

SIDE ロイ

 

戦争が終わってしまった。やることが一気に無くなってしまったよ。最近は寝る時間も充分だし、遊びの誘いも多い。マリアとか、ステラとか、メイリンとか、マユとかってあれ?私ってもしかしてとんでもなく羨まれる立場にいる?ま、いっか。

 

次は何をしよう?ボソンジャンプを公開しよう。演算装置はこちらの手の内だ。つまりジャンプするには私の許可がいる。問題ないな。これでその気になれば核を転移させることも出来ると知られるが、経済を支配されてる時点で文句を言う奴も居ないだろう。うん、これだな。丁度よくセレーネ・マクグリフ博士が来たし、深宇宙探索は彼女に任せよう。

 

後は、ゲーム会社か?ミナとギナの尊い犠牲(主に名誉的に)でゲームも行けると分かった。なんかゲームで世界を操縦できる気がしてきた。まあ、今は社会混乱は起こってないし、人種差別を無くすことを考えよう。人外と恋愛するゲームさえいくらでもあるんだ。人種くらいどうでもなる。

 

この国はまだ熟成が必要だ。移民が多く、様々の人種が集まっている。しばらくは平穏な生活でこの国を好きになってもらわないと肝心なときに全員逃げる。はあ、異世界行きたかったんだけどな、何十年かかることやら。

 

真剣に不老化でも考えるか?なんか老害になりそうで嫌だな。しかし魔法とかも見てみたいし、このまま一人で行く訳にもいかないし、他の人達も巻き込みたくない。ゆっくり考えるか。

 

SIDE OUT

 

 

 

 

 

 

C.E89、プラント最高評議会議長のイザーク・ジュールは再び理事国に宣戦布告する。この戦争は人種とは関係ないただの独立戦争になる。ロイはまた戦争の中で悪巧みして利益を搾り取る。彼の異世界の旅はまだまだ遠い。

 


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