達也の周りは敵だらけ   作:黒以下

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ほのかの説明が分かりずらくてごめんなさい 


九校戦編 中編 其の十二

一校が食事をしている頃 横浜中華街のとある場所で行われていた会議の空気は重かった

 

「どう云う事だ 新人戦は三校が有利な筈だろ」

 

「折角 渡辺とか云う選手を棄権に追い込んだのに」

 

「このままでは一高校が優勝してしまう」

 

「本命が優勝したのでは意味がないぞ」

 

「今回の計画を失敗させる訳には・・・」

 

「失敗すれば 全員 本部の粛清対象だ」

 

「早急に手を打たねば」

 

彼らの協議はそれから暫く続いた

 

一方 深雪達は夕食を終え 部屋に帰る処だ 会場では料理の取り換えが行われている 

残念ながらいつまでもいる事はできない。その会場は他校も使うのだから 

次に一校と同じ会場を使うのは三校だった

 

「あら 一校の皆さん 今晩は」

 

「貴方達は三校の・・・」

 

「入れ違いに成らなくて良かったわ」

 

「私達に何か 御用でしたか?」

 

「えぇ 司波深雪さん 貴女に お詫びしたかった」

 

「お詫び? 私にですか?」

 

「私は初対面で 貴女を侮った発言をした。でも、今日の試合を見てそれは間違っていたと分かりました。家柄だけで貴女を判断してしまい申し訳有りません」

 

「・・・それは 仕方ないかと 事実ですし」

 

「深雪さん 貴女は強い でも だからこそ 貴女に勝つ事に価値がある。私はもう油断はしないわ 次は本戦『ミラージ・バッド』の決勝で会いましょう」

 

「フフッ 分かりました 私も決勝でお待ちしています」

 

 

夕食後 七草家の動き

 

真由美は夕食後 弘一に呼び出されていた

 

「あの 何でしょう 私も 忙しいんですが」

 

「すまん ちょっと 聞きたい事があってね」

 

「聞きたい事?」

 

「司波深雪さんの事だよ」

 

「・・・そうですか」

 

「真由美は何処まで知っている」

 

「どこまでって・・・」

 

「彼女は一般なのか?」

 

「そう 聞いてますけど」

 

「兄妹は?」

 

「お兄さんが一人」

 

「それは 担当エンジニアの司波達也君か?」

 

「そうですけど」

 

「ご両親は何をされている?」

 

「はぁ~随分 熱心ですね」

 

「あれだけの才能だ 興味を持たん者などいないだろう 現に私以外のナンバーズ当主も二人の情報収集に動いている」

 

「そうですか」

 

「しかし 誰が二人の事を調べても 行きつく結果は同じだろうな」

 

「?・・・どう云う意味でしょう」

 

「無いんだよ 二人のデータが どれだけ 調べても 二人のデータには碌な事が書いていない普通なら 有り得ない事だ」

 

「・・・それは 本当の事ですか?」

 

「そうだ この事は直ぐに 問題になる。二人は一体何者なのか。だから 私は 二人の事を少しは知ってるだろう真由美に聞く事にしたんだ」

 

「そうですか・・・ですが 私も 二人の事は余り知りません。二人共 自分の事を話しませんから」

 

「そうか なら 今日はもう いい」

 

夕食後 四葉家の動き

 

深雪は達也の部屋にいた そこに 真夜からの連絡が

 

「今晩は 二人共」

 

「どうされたのですか?」

 

「深雪 今日の試合は素晴らしかったわ ナンバーズの皆さん 驚いてたわよ」

 

「そうですか・・・有難うございます」

 

「でもね~皆さん 貴女達の事 調べるって」

 

「大丈夫なのですか?」

 

「心配しないの 上手くやっておくから」

 

「お手数を御掛けしてしまい申し訳有りません」

 

「いいのよ じゃあ 明日も頑張りなさい」

 

「はい」

 

「じゃあ 二人共 お休みなさい」

 

「お休みなさいませ 叔母様」

 

 

新人戦三日目 この日は 新人戦『アイス・ピーラーズ・ブレイク』と『バトル・ボード』の優勝者が決まる

 

 

 午前 新人戦 女子『バトル・ボード』決勝会場 

 

この試合で 優勝者が決まる ほのかは珍しく 緊張していない

 

「(大丈夫 私には達也さんが考えてくれた秘策がある)」

 

一方 応援席のエリカ達は

 

「なんか異様じゃない 選手全員 ゴーグルを掛けるなんて」

 

「幻惑魔法対策としては有効だと思うけど」

 

「でも 光井は 予選以来 あの戦法はとってないぜ」

 

「そうだけど もしもの時の為に警戒しない訳にはいかないと思うよ」

 

「いや~ でもさ~」

 

「何が不満なんだい?」

 

「これって 達也君の思うツボだよ」

 

「いいじゃないか それなら 本当に達也の思うツボなら光井さんの優勝は決まった様なものじゃないかな」

 

レースが始まる 出遅れたほのかは 他の選手を追いかける。そして 最初のカーブでほのかはあっさりと他の選手を抜いてしまう

 

「何だ今の」

 

「コースに影が落ちたように見えたけど」

 

「そうか 分かった」

 

「ほのかさんは いったい 何を?」

 

「水路に明暗を作り相手選手に水路の幅を誤魔化してスピードを出させない様にしてるんだ」

 

相手選手達はコースの中央を滑るのにほのかは時折 端を滑る

 

「暗い面・・・って事は つまり壁際 スピードを間違えるとぶつかっちまうしな」

 

「この間の事もあって カーブなら余計に慎重に成っちゃうか」

 

カーブの度に他の選手とほのかの差が開いて行く。そしてほのかの優勝が決まった

 

新人戦 女子 『アイス・ピーラーズ・ブレイク』決勝リーグ

 

「栞・・・その 大丈夫?」

 

「昨日ほどショックは大きくないわ」

 

十七夜 栞 は決勝リーグに進んだが 明智瑛美との試合に僅差で負けてしまう

 

「北山選手にリベンジしたかったけど もう一人ライバルが増えちゃった」

 

「来年は頑張らないとね」

 

「えぇ 勿論よ」

 

午後 一校 会議室

 

「皆さんの御かげで一校が決勝リーグを独占する事になりました 皆さん お疲れさまでした」

 

「有難うございます」

 

「この件にに対し大会委員から提案がありました。既にこの時点でウチに与えられるポイントは順位に関わらず同じだから三人を同率優勝にしないかと 判断は貴方達に任せるけど 達也君はどう思う?」

 

「明智さんは さっきの十七夜選手との試合でサイオンの消費が激しいのでこれ以上は」

 

「司波君の言う通りです 私は棄権で構いません」

 

「じゃあ 北山さんはどうしますか?」

 

「私は戦いたいです 深雪と競えるこのチャンスを逃したくないです」

 

「北山さんはこう言ってるけど」

 

真由美はそう言って 深雪を見る

 

「雫が 私と戦う事を望むのを 私が断る理由は有りません」

 

「分りました。明智さんは棄権 決勝は北山さんと司波さんね」

 

二人の戦いの幕が上がる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




色々ご不満だと思いますがオリジナル設定と展開って
事で ご容赦下さい
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