達也の周りは敵だらけ   作:黒以下

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解説とか変になってたら御免なさい 


九校戦編 後編 其の五

新人戦『モノリス・コード』決勝は第一高校と第三高校が草原ステージで戦う事が決まる。試合開始直後に将輝は達也に攻撃を仕掛ける。達也は将輝の攻撃を一つ一つ打ち落とす。しかし時間の経過と共に難しくなっていく。一方で一校『モノリス』攻略に真紅郎が動く。真紅郎はレオと幹比古を相手に得意の『不可視の弾丸』で挑むも達也の対策により不発に終わる。達也の対策に驚き、試合中にも関わらず関心してしまう。そんな真紅郎の見せた一瞬の隙を突きレオが反撃に出る。

 

「しまった!」

 

試合開始 最初の戦闘不能者が真紅郎になると思われていたが

しかし 倒れたのはレオの方だった レオは将輝に倒されたのだ

 

「レオ!!」

 

「将輝!!」

 

ここから 一校の形勢が一機に悪くなる。 真紅郎は気持ちを切り替えたが 今度は

幹比古に隙ができる いきなり倒されたレオに動揺を隠せない 

 

「将輝の攻撃を受けて西城選手が立ち上がる事はない 司波達也は将輝が抑えてるから

後は 吉田幹比古を倒せばの一校のモノリスを攻略できる」

 

真紅郎は再度 幹比古に攻撃を仕掛ける 真紅郎は幹比古に加重系統魔法を仕掛けた

 

「『不可視の弾丸』は幻術で使えない でも僕の眼は幻術で誤魔化せても 

重力は誤魔化せないよね」

 

「ぐあっ!」

 

「決勝が草原ステージで良かったよ。君の精霊魔法は場所に依ってはとても厄介だからね。森林ステージならもっと強力な魔法を使えたんじゃないのかい?」

 

一方の将輝と達也にも 真紅郎と幹比古の戦いは見えていた。

 

「レオと幹比古が倒れたか・・・コッチも仕掛けるか」

 

達也は将輝との距離を更に詰める

 

「早い!!」

 

将輝は達也の速度に恐怖を感じた 懐に入られたら何をされるか分からない。将輝はとっさに反撃したがそれは明らかな オーバーアタックだった。空気弾が16連発 とても捌ききれる数ではない

 

しかし達也は一つ一つを『術式解体』で打ち落とす。しかし『術式解体』は一度に大量のサイオンを必要とする 達也にとってもかなりの負担で発動速度も将輝の空気弾よりも遅い 結局達也は二発の直撃を受ける

 

直撃を受けた達也を見て 将輝にあるのは後悔

 

「何んて取返しの付かないことを・・・」

 

しかし達也は起き上がった  

 

「お! お前 なんで?」

 

将輝には眼の前の光景が不思議で堪らなかった。しかし達也には関係の無いことだ。そんな事は気にせず達也は将輝の左耳に腕を近づけ指を鳴らす それと同時に激しい大音響が会場を襲う 一瞬の静寂 そして将輝が倒れ その光景に会場が騒ぎだす

 

「一条が倒れた?」

 

「どう云う事だ?」

 

一校天幕 

 

「今のは何?」

 

「何と云われても 指を鳴らしてその音を増幅したんだろう」

 

「そう・・・ですね 至近距離からの大音響による鼓膜の破裂と三半規管のダメージで

一条選手を戦闘不能に 起動式としては基礎単一振動系魔法ですから司波君でもあの短時間で発動が出来たんでしょう」

 

「そんなの見れば分かるわよ そうじゃなくて なぜ 達也君は動けるの?一条選手のオーバーアタックを二発は受けたはずよ」

 

「落ち着け七草 俺にもそう見えたが実際の司波は音響のダメージしか受けていない様だ。アイツは古流の術に長けている 受け流したのかもしれん。俺達が知っている知識だけが奇跡ではない」

 

会場内 藤林と山中の反応

 

鈴音は将輝を倒す為に使用した大音響は達也が基礎単一振動系魔法を使用したと推測したが実際は違う。確かに振動系統魔法はCADに格納されているが 実際には達也は使わなかった

 

「本当に凄いな 彼の自己修復術式」

 

「ちょっと 先生!」

 

「本当に頑丈だな どんな体の構造をしてるか調べてみたい」

 

「頑丈だからと言って実験台にしていい事にはなりませんよ」

 

「多少の実験で壊れるような人間じゃないだろ」

 

「そんな事 言っているとまた深雪ちゃんに凍り漬けにされちゃいますよ」

 

達也と山中は知り合いだ それは勿論 深雪とも知り合いと云う事になる山中は深雪と初対面の時に冗談交じりに達也に「解剖させろ」と言ったのだが深雪は冗談に取らなかった。そしてキレた深雪に至近距離での「ニブルヘイム」を受け死にかけた事がある。幸いその場にいた達也の力で死なずに済んだが この所為で深雪は山中達を完全に信用しきれていない

 

「嫌われてるのは君も同じだろ?」

 

「私は嫌われてるんじゃなくて嫉妬されてるんです」

 

「まぁ それは 置いといて・・・結局使ったな『フラッシュ・キャスト』今回は振動系の『フラッシュ・キャスト』か」

 

「流石に 低スペックのCADだけで 『プリンス』の相手は無理ですよ」

 

『フラッシュ・キャスト』 記憶領域に起動式をイメージとして刻み付ける事でCADを

使わずに魔法式を構築する 四葉が開発した洗脳技術の応用

 

「でも達也君は 魔法式をイメージ記憶することで魔法式構築の時間すら省略できてしまう・・・」

 

「あのスピードは脅威だ しかし あれが高校生で四葉の出来損ないとは 世の中 色々 間違ってるな」

 

将輝は達也によって倒されたが 試合は終わらない。むしろ 将輝が倒れても三校が未だに有利だが真紅郎は将輝が倒された事が信じられなかった

 

「将輝が・・・負けた?」

 

「よけろ吉祥寺」

 

真紅郎は三校のディフェンダーに声を掛けられ現実に引き戻され攻撃をギリギリで躱す

攻撃を仕掛けたのは幹比古 

 

「まだ 動けたのか 吉田幹比古」

 

だが実際の幹比古は立っているのがやっとの状態

 

「(一条選手を倒したんだね 達也)」

 

レオは倒され 達也もこれ以上は戦えない そんな絶望的状態ながら決意した

 

「(彼だけでも僕が倒す)」

 

幹比古は達也が調整した大型端末タイプのCADを取り出す。この時 達也が幹比古が抱える問題の答えをくれた時の会話を思い出していた

 

「発動スピードが遅く感じるのは精霊と対話して結果を一つ一つ確認しながら魔法を展開するからだ」

 

「でもそれは僕等にとって当たり前の手順なんだけど」

 

「だがこれからは確認せずに一気に処理を進めるんだな」

 

「!? 」

 

達也の回答 それは遂次展開と同じ発想

 

「(先ずは 地面の表層を振動させる『地鳴り』)」

 

「(振動系魔法か?)」

 

「(更に 地面に圧力を掛けて押し広げる『地割れ』)」

 

「(こんなもの 空中に退避すれば)」

 

真紅郎は跳躍の術式を発動するが

 

「(!! 草が足に絡まってる この魔法は何だ?)」

 

「(気流を操り草木を絡ませる『乱れ髪』 そこから地面に引き寄せる『蟻地獄』)

 

「(クソッ こうなったら 跳躍に使うサイオン量を増やして)」

 

真紅郎は必要以上に高く飛び上がる

 

「(そしてとどめの『雷童子』)」

 

真紅郎は自分より上空の雷に撃ち落とされた

 

「(良かった 何とか 倒せた)」

 

「この野郎 調子に載るな」

 

幹比古は真紅郎を倒したが 三校のディフェンダーに対する備えは一つもない。まして体力も魔法力も底を突いた状態。彼の発動した『陸津波』を避ける事も出来そうにない

 

陸津波 土を掘り起こし 土砂の塊をぶつける 移動系魔法

 

「(結局 負けるのか)」

 

敗北を覚悟した幹比古の眼の前のに突如見覚えのあるマントが広がる

 

「(レオ? なんで? 一条選手に倒されたはずじゃ」

 

そんな事を思っている間にも レオは反撃に出る そして相手の腹部に刃がぶつかる その後 彼はそのまま動かなくなる

 

新たに流れる一瞬の静寂 

 

「三校は全員戦闘不能?」

 

「って事は・・・」

 

「『モノリス・コード』は一校の優勝だ!」

 

湧き上がる歓声 その歓声は暫く続いた

 

 

 

 

 

 

 

 




一色愛梨は優等生オリジナルキャラなのに きたうみつなさんが作画担当の九校戦編 将輝が倒さるシーンに十七夜 栞と共に出てますね やっぱり書く人が違うと印象が違って見えますね
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