それらが嫌な方はブラウザバックにドロップキックをお見舞いしてください。
ポカポカと暖かく桜も咲き、小鳥がさえずる平穏な春の朝。
ある都会の隅にぽつんと建つ大きくとも小さくもない道場。
「和合合気館(わごう あいきかん)」
そう看板に書かれた道場。
遠くからは通行人の足音や車が通る音、店の音楽などがざわざわと聞こえる。
だが、この道場の周辺は不思議と静かで、なにか落ち着く雰囲気を出している。
なにかこう、とても平和で落ち着くような、まるで極楽とも言えるようなとても心地の良いところだ。
そんな道場から聞こえるのは……
「せいっ!! いっ!!」バタン!!
「はぁ!! うっ!!」ドンッ!!
「はっ!! おっ!!」バァン!!
中からは男の叫びが聞こえ、その瞬間に驚いたような声を出し、叩きつけられたような音がする。
暫くして。
「「「「「ありがとうございました!!」」」」」
大勢の男の叫びが外まで響き渡る。
そして大勢の大柄な男性達が道場から出てくる。
「ふぅ、最近の人は元気が良いね〜。」
道場の真ん中でお茶を啜り独り言を言う一人の少女。
一人ぽつんと座りお茶を啜る音は静まり返った道場にはよく響く。
彼女はこの道場の設立者であり師匠である。
「瀬賀 剛二三(せが つよふみ)」彼女の名前だ。
彼女は144cmという小さな体で17という若さである。
何故こんな少女がこの道場の師なのか?
理由はただ一つ。
強い。
とにかく強い。
彼女は僅か10歳にして柔道に入門し、初日で師範を秒殺するなどした腕前だ。
そんな彼女が最も得意とするものが「合気道」だ。
得意の合気道を人に教えるが為にこの道場を開いたのだ。
「静かだね〜。」
年寄り臭い喋り方。
彼女の口癖である。
オールバックを後ろでひとつに結んだ長い黒髪に袴姿。
一見、明らかに運動が得意そうな彼女だが口調は老婆を思わせるようなしんみりしたものである。
実は昔からこうだという。
現在家族はいなく学校にも通っていないらしい。
つまり彼女にとってはこの道場が家であり、仕事場なのだ。
日が暮れ始め、空が夕焼けの色に染まってきた時。
「それにしても最近、誰かに見られてる気がするね〜。」
お茶を飲み終えて一呼吸ついたところで独り言を言う。
「気のせいだといいけど。」
そういうと彼女は裏の台所に行き夕食の準備をする。
数時間後
夕食を終え、風呂も上がった彼女がまた独り言を。
「やはり見られている気がするね〜。は〜、やだね〜。」
そう言いながら寝室へと向かい、布団にこもる。
「おやすみなさい。」
そう彼女は言うと目を閉じる。
翌日
目を覚ました彼女は妙な光景を目の当たりにした。
目の前には大きな木々が無数にあり、地面には草が生え茂り、布団は無くなっている。
寝る前までいた筈の道場ではない。
とても大きな森であった。
「いや〜ね〜。朝食が食べられないじゃない。」
彼女は頬に片手を当て、おばさんのような口振りで呑気なことを言う。
そして彼女はただひたすら真っ直ぐ歩いていった。
ただ真っ直ぐと、延々と続く森を進んで行くと明かりが見えた。
「あら、外かしら?」
そう言うと彼女は駆け出した。
森を抜けたその先で目にしたのは真っ赤な館。
とても大きく、そして何よりもその赤さが目立つ大きな館。
「紅魔館」である。
初投稿ですが頑張りました!!
私には文才が無いので色々変だと思いますが御了承ください。
キャラの元ネタは「スティーブン・セガール」と「塩田 剛三」です。