東方合気神   作:憂鬱な者

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氣って本当に凄いもんですよ。
後書きに氣の出し方とかを書きますので是非実験してみてください。
びっくりしますよ本当に。


【第十四話】氣の力

この人と闘ってください。

 

彼女は瀬賀に指を指してそう言う。

 

「こんな小さな子とやり合えっていうのかい?」

 

「はい、見かけによらず凄い人だと噂なので。」

 

「へ〜、あんた名前は?」

 

「瀬賀 剛二三です。武道家をやっています。」

 

「ほぉ、武道家かい。

それは楽しめそうだね。」

 

「どうぞお手柔らかに。」

 

そう言い彼女は腕を出す。

 

「ん?腕相撲でもやるのかい?」

 

「私の腕を曲げられたら貴女の勝ちでいいですよ。」

 

「は?」

 

彼女の発言に一瞬間抜けな顔になる。

 

「ち、ちょっと瀬賀さん!!

この人は鬼なんですよ!?それも幻想郷一の怪力と言われるほどの!!」

 

「へぇ、そうなんですか?

でも構いませんよ『絶対に曲げられない』ですから。」

 

「へぇ、絶対だね?

やってやろうじゃないか。」

 

「はい、貴女に『氣』というものを見せてあげたいですから。」

 

「氣?よくわからないがいくよ!!」

 

「ではまず『普通に踏ん張った状態』をやりましょう。

私は腕に力を入れて曲げられてたまるか!!という風に踏ん張ります。」

 

「よ〜し、そら!!」

 

カクッ

 

彼女の腕はあっさり曲がった。

 

「簡単に曲がってしまいますよね?

ではもう一度やってみてください。」

 

「踏ん張っていてあの程度だろう?

いくらやっても同じに決まってるだろう?」

 

しかし。

 

「ん?ぐっ…!!」

 

彼女の腕はビクともしない。

 

しかも彼女は夕涼みでもしてるかのように涼しい顔をしている。

 

対して彼女は顔を真っ赤にして彼女の細い腕に『全力』を出している。

 

「んぐぐぐぐぐっ!!ふんぬぅぅぅぅぅ!!」

 

幾ら力を入れても彼女の腕はピクリともしない。

 

そしてとうとう彼女はギブアップする。

 

「はぁ…はぁ…、ど、どうなってるんだ?」

 

「まだまだありますよ?」

 

そう言い彼女は目の前に真っ直ぐ立つ。

 

「私を持ち上げてみてください。」

 

「も、持ち上げる?」

 

「はい。」

 

「ははは、幾ら何でも持ち上がらないわけないよな?」

 

「ふふふっ。」

 

そして彼女は瀬賀の脇の下を掴み、踏ん張る。

 

ふわっ

 

彼女は簡単に持ち上がった。

 

「それではもう一度やってみてください。」

 

「まさか重さは変わらないよな?」

 

そう言い彼女はもう一度持ち上げる。

が。

 

「んん!?」

 

彼女の身体はまるで地面に接着されているかのように動かない。

 

「ふんんぬぬぬぬぬ!!」

 

幾ら踏ん張っても持ち上がる気配すらない。

 

当然彼女は何かに掴まってなどいない。

 

彼女は鼻歌でも歌いそうなほどのんびりした顔をしている。

 

対して彼女は血管が浮き出そうな程力んでいる。

 

「ま、まいった!!降参だ!!」

 

彼女は遂に疲れて完全に降参する。

 

「一体どうなってるんだ!?何か能力でも持っているのかい!?」

 

「ははは、能力なんか持ってないですよ。

これが『氣』の力なんです。」




【氣が出ているか確かめる為の方法①】

「曲がらない腕」

①Aは半歩前に片足を出します
②Aは出した足と同じ方の腕を前に出します
③BはAの前腕と肘の内側を掴みます
つまり肘を支点にもう片方の腕で腕を曲げる形になります
④Aは臍下丹田の一点に心を鎮め、完全に全身の力を抜きます
⑤Aは出した腕の指先から『氣』がほとばしり出ているとイメージします
この時腕の重みはその『最下部にある』とイメージします
⑥Bがその腕を曲げます

すると
成功→幾ら力を入れても腕が曲がらない
失敗→普通に曲がる

これは途中で腕に力を入れたり、イメージを途切らせると途端に腕は曲がってしまいます

少々難しいですが頑張って実験してみてください

Bの方は最初は一気に曲げてあげずに、ゆっくりと力を入れて曲げてあげた方が成功しやすいです
隙をみて意地悪に曲げたりしないように
これはあくまで『氣が出ているかどうか』を調べる為のテストです


次回、氣とは何か?を彼女が説きます

実験頑張ってみてください
次回も氣のテストを後書きに書きます
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