「システマの強さは認められているのにシステマに使われている合気道は何故信頼性が低いのか?」
さとりに勝利し、数十分後
「ふぅ…、さてそろそろ帰りますか。」
「もう少しゆっくりしていっても良いのよ?」
「いえ、私を待ってる方がいますから。」
お茶を出されて、それを飲み終えると席を立つ
「文さんも撮りたいものは撮れたでしょう?」
「えぇ、まぁ。」
「それでは送っていってください。」
「はい。」
「よかったらまた来てください。」
「はい、機会があったらまたいつか。」
そう別れを告げると2人共猛スピードで帰っていった
「もう帰っちまったのかい?」
「あら、起きてたのね。」
後ろから勇儀がふらりと出てきた
「今さっき帰りましたよ。」
「そうか…。
いつかまた勝負をしたいねぇ…。」
「そうね…。」
2人共上を見上げてそう思った
「それでは、ご協力ありがとうございました〜。」
「はい、良い記事出来るといいですね。」
「ははは、それではまた今度。」
紅魔館の前に降ろしてもらい、別れを告げる
「さて、大分日が暮れてましたね。
皆さんただいま帰りました〜。」
しかし返事が聞こえない
「ふぅむ、皆さん中でしょうか?」
彼女が門を通り過ぎた直後
「隙ありぃ!!」
「ふっ!!」
ドンッ
「おえっ!!」
突如、彼女の背後から美鈴が飛びかかってきたのだ
しかし彼女は飛びつく瞬間に後ろに背中を突き出し、彼女の胴体に見事クリーンヒットする
すると彼女は肺の空気を全て押し出され、仰向けにぶっ倒れた
「ははは、隙ありとよく言えたものですね〜。」
「ゲホッ!!ゲホッ!!ははは…。」
咳き込みながら苦笑いをする
「ほれ、手を貸しますよ。」
「どうもすみません…。」
ギュ
グリッ
「いだだだだだ!!」
「はっはっは、警戒心が無さ過ぎですよ美鈴さん。」
小手捻りをくらい、美鈴は地面に這いつくばる
夜、風呂場にて
「いやぁ、意外にもちゃんと浴槽があったんですね〜。」
「はい、一応お嬢様は浴槽がある国出身だと思うので。」
美鈴と瀬賀とで一緒に風呂に入っている
「先生って身長の割には意外と体つきがしっかりしてますよね?」
「えぇ、一応これでも武道家ですからね。
元々柔道もやってましたから多少は筋肉質ですよ。」
「へぇ〜。
ところで先生。」
「なんですか?」
「何時になったら私に修行をさせてくれるんですか?
一応弟子になったんですし。」
「もう既に始めてますよ?」
「え?」
「合気道に必要なものはなんですか?」
「え?え〜っと…。」
「相手の氣を読むことです。」
「え?」
「簡単に言えば『相手の行動を読むこと』です。」
「なるほど。」
「例えば私が喉が渇いたと言いますね?
何が飲みたいと思ってます?」
「え?
え〜っと、水ですか?」
「緑茶です。」
「は、はぁ。」
「では私は今から何をすると思います?」
「え?わかりません。」
「正解は風呂から上がるです。」
「あっ、はい。」
「このように日常的なことでも相手の行動を読めるようにならないといけません。
合気道の開祖の方も行動を読めるようにするために弟子達に自分の世話をさせたと言います。
こんな言葉を知ってますか?」
「なんですか?」
「『歩けばそれ即武道』です。」
「それってどういう意味ですか?」
「武道家にとっては『毎日が闘いの舞台』というわけです。
スポーツ格闘技では『ステージの上だけが闘いの場』です。
しかし武道家は『常に闘いの舞台の上にいる』のです。
武道家は『通り魔に遭っても文句は言えない』のです。
武道家は常に闘えるようにしてなくてはいけないのです。
世の中誰でも正面から挑んできてくれるとは限りません。
だから相手の行動を読むのは『闘いの時だけ』ではなく『日常の行動も』読まないといけないんです。
闘いの時だけ警戒していても不意打ちをくらっては意味が無いですからね。」
「なるほど〜。勉強になりました。」
「だから貴女にはしばらく私の世話、付き人をしてもらいますよ。」
「は、はい!!」
最近地道にシステマの練習をしてます。