足が治ったからこれで合気道及び武術、格闘技を極められます!!
「はいはい、それでは一旦止めてくださ〜い」
手を叩いて全員呼ぶ
「皆さん、動きは大体わかりましたか?」
《はい!!》
「では、次の練習を教えますね」
全員キリッとして彼女に注目する
「次は『座り技』をやってもらいます」
《座り技?》
全員、首を傾げて騒つく
「座り技というのは文字通り座って行う技です」
「はい」
「何ですか?」
1人の青年が手を挙げて質問する
「座って戦えるんですか?」
「戦えなきゃ武術じゃないですよ」
「座って戦う時なんてあるんですか?」
「あるっちゃありますね」
「どんな時ですか」
「例えば、居間で話をしている最中に突然襲われたりした時や、立てない時に役立ちますね」
「なるほど…」
「まぁ、理由は別にあります」
「は?」
「座り技の稽古は足腰の鍛錬にうってつけなんですよ
座り技を十分に鍛錬すれば立ち技はとても簡単になります」
《お〜》
全員納得の様子だ
「さぁ、早速やりましょう」
《はい!!》
そして全員先程と同じ様にペアになって練習を始めた
しかし
「うわっち!!」
「いてっ!!」
「っつ〜!」
皆んな上手く動けなかったり、足を痛めたりしてほとんどの人が出来ていない
「皆さん意外と足腰が弱いんですね〜」
微笑みながら弟子達を見下ろす
「じ、じゃあお手本を見せてくださいよ!!」
弟子の1人が言い返す
「いいですよ
では誰かやりたい方はいますか?」
しかし誰も手を挙げなかった
当然だ、彼女の強さを全員が知っているからだ
仮に勝ったとしても座っている小さな少女が相手だ
自慢にもならない
勝っても負けても得は無いのだ
しかし数分後
1人の男性が出てきた
「俺がやります」
「はい、ではお手柔らかに」
力仕事をやっているのかかなり体つきが良く、力に自信がありそうな男性だ
そんな彼を前に彼女はその場に正座した
彼は立ったままだ
「どう攻めてもいいですか?」
「はい、何時でも何でも」
彼女が言い終わる直前に彼は彼女の頭めがけて右脚で蹴りを放った
しかし、既に彼の狙った先に彼女はいなかった
「!!嘘だろ!?」
彼女はいつの間にか彼の左の真横に座ってニコニコしてた
「は、早ぇ!!」
「何だ今の!?」
全員が騒つく
「このっ!!」
彼は彼女に左脚の膝蹴りを放った
しかし
「おうっ!?」
彼の体は天井に向いていた
膝蹴りを捉えられ、彼は投げられていたのだ
彼は受け身を取れず、頭を畳に打った
「—————っ!!」
頭を抱え、悶える
「ははは、揚げ足を取ってあげましたよ」
「誰が上手いこと言えと…」
「脚は2本しかありません、片脚を上げたら支えは1本になっちゃいますよ
脚をとって、持ち上げてやれば転びますよ」
「ぬぅ…」
彼はしょんぼりして戻っていった
「さ、お手本は見せましたよ?
まだ何かありますか?」
《な、無いです…》
「では、さぁ、早く練習練習!!」
手を叩いて急かした
初心者が座り技をいきなりやると腱とか痛めますから注意
私も両脚の筋肉が凄いことになりましたからね