東京オリンピックもそう遠くないんですし
本物の柔道の技を使って欲しいものです
三船久蔵さんに憧れている方はいないのでしょうか…
木村政彦さんは有名だそうですが
神社の中から出てきた少女
紅白の巫女服に大きなリボンを身につけた少女
この神社の巫女「博麗 霊夢」である
靴を履き、2人の前に歩み寄る
「貴女ね?最近噂になってる外来人って」
「噂か如何かは知りませんが、外からやって来た者です」
彼女は軽く頭を下げ、挨拶をする
「で、何しに来たのよ?」
「そうですね〜、そこにいる方に用が…
というより、そこの方が私に何かあるようですので」
彼女は鳥居の隣を指差して言う
すると
空間に切れ目が入り、その中から1人の少女が現れた
「あら、気付いていたのね」
「えぇ、ずっと」
現れたのは、傘を持った金髪の少女
この幻想郷の管理人「八雲 紫」である
「私がこの世界にやって来た時…
いえ、私が来る前から貴女は私を観ていましたね?」
「あらあら、全部気付いていたのね」
片手を頬に当て、参った様な顔をする
「えぇ、貴女の言う通り
私は貴女をずっと観ていたわ、貴女が現世にいた時から今までずっと」
「何故、私を監視していたのです?」
彼女が聞くと
彼女は扇子を取り出して開き、口元を隠して言った
「貴女がこの幻想郷を変えてくれるか観ていたのよ」
それを聞くと彼女はため息を吐いて言った
「私が世界を変える…ですか
そうですか…わたしは何か出来ましたかね?」
彼女に眉を顰めて聞く
「えぇ…貴女は凄いわ
ここ半年足らずで貴女は里の殆どの人を更生させたわ
以前より里は活気盛んになり、事故も減り
何よりも、人々の絆がとても深まったわ」
それを聞くと彼女はニコッと笑い、応えた
「そうですか、私は力になれましたか
里の方達は私の教えを守ってくれているんですね」
「貴女は本物の武道の精神をこの幻想郷に広めてくれたわ
人は口で幾ら平和を公言しても平和にはならない
でも、武道は触れ合い、お互いの心を通じあわせる
特に貴女の言う、合気道というのはその力がとても強い
自分を主張せず、相手に臨機応変に心を合わせ
相手を傷付けずに、むしろ相手の体の為になる技を使い、身を守る
自分も相手も傷付かず
お互いに身を守る術を身につけ
更にはお互いの絆を深める
これ程までに平和を愛し、尚且つ平和にさせたものは見たことがないわ
こんな素晴らしいものを伝えてくれた貴女には感謝するわ」
「お褒めいただきありがとうございます
合気道とは、平和を愛する武道です
合気道は一言で表しますと『愛』なのです
相手の氣に合いする道
天地の氣に合いする道
世界の平和を愛する道
合気道とは『愛氣道』なのです
この世の全てに合いし、愛してこそ合気道なのです
是非とも、この合気道をこの世界で広めてください」
「えぇ、勿論よ」
2人は握手をし
一息ついて、彼女は言った
「この世界での私の役目は終わりました」
あの植芝盛平さんは
合気道を「愛」という一文字で表していました
現在でも、植芝さん直筆の「愛」の掛け軸は有名です