クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者 作:オービタル
シタデルの格納庫では、陽弥達に最終決戦仕様のアームド・ベースが装備されていた。それを見たレオン達が驚く。
「こ……これが!?」
「対ディアヴォリアス大型戦略殲滅兵器!?」
「ローグオリュンポス!?」
オリュンポスとは……かつてシンがドゥームとの戦いに使っていた全長100メートルもある巨大サポートカスタムアーマーであり、巨大なウェポンコンテナと左右に大型ビーム砲とジェネレーターが二つずつ装備されており、下部に腕らしきアームが4本あり、大型ブースターが装備されている。謂わば『巨大な武器庫』と呼ばれていた。
それが、シンのペルシウスや陽弥とエミリアのシグムディアとシグニュー、レオン達のヴェルトヴィンガー達や勇人のアダムと合体していた。
「フフフ、まだまだ…さらにオリュンポスに強力な武装を取り付けた♪」
すると格納庫のフレキシブルアームが何かを搬送してきた。それは上半身が人型に近い形態を採っており、下半身に相当する部位はロケットバーニアと両肩に大型の盾が装備されていた。さらに続々の武装が姿を現す。大型ミサイルポッド、多連装拡散レーザー、ロングカルネージランチャー、ハイメガシールドキャノン、超大型対艦ミサイル等の様々な重火器が出てくる。
「これ…全部使っていいのですか!?」
「良いよ♪良いよ♪……ドレギアスは相当な戦力で来る…だから武装のコストを最大値上げておいたから♪」
レオンや陽弥は興奮し、早速好きな武装を取り付ける。
レオンのは、両側面に超大型ソーデッドカノンと対艦ミサイル発射管、高エネルギー収束火線砲、A.B.C (Anti Beam Coating)ジェネレーター、大型クローアーム、ハイメガシールドビットを備えたオリュンポス。
タスクのは、両側面にメガ・ビーム砲、誘導ミサイル発射管、高出力エネルギー収束砲、A.B.C ジェネレーター、大型クローアーム、ハイメガブラスターキャノンを備えたオリュンポス。
ジュンのは、両側面に3連装大型ビームガトリング砲、誘導ミサイル発射管、A.B.C ジェネレーター、ハイメガランチャー、大型クローアームを備えたオリュンポス。
コモンのは、両側面に高出力ビームワイヤーブレード、誘導ミサイル発射管、A.B.C ジェネレーター、ハイメガライフル、4連装マルチランチャー、大型クローアームを備えたオリュンポス。
アラドのは、両側面に高火力ノバビームガトリング砲、誘導ミサイル発射管、対艦ミサイルポッド、パルスレーザーキャノン、A.B.C ジェネレーター、メガ・ビーム砲、フォールディング・バズーカ、大型クローアームを備えたオリュンポス。
リアースのは、右側面に高出力対艦スナイパーキャノン、左側面中型ミサイルポッド、対空ガトリング砲、誘導ミサイル発射管、対空多連装拡散レーザー、A.B.C ジェネレーター、大型クローアームを備えたオリュンポス。
陽弥のは、両側面にハイメガ・ビーム砲とA.B.C ジェネレーター、ソーデッドカノン、そして12基のマニュピレーターアーム、大型対艦ミサイルポッド、中型ミサイル発射管、有線式大型クローアーム、ハイメガライフルビット、対艦ソードファンネル、船首部ハイノバ粒子砲、シザービット12基、A.B.C ジェネレーター、小型含め246基を備えた最新式のオリュンポス。
エミリアのは、右側面に超大型ドリルランス、左側面に超大型エネルギーシールド、12基のマニュピレーターアーム、有線式大型クローアーム、シールドビット134基、ランスビット14基、A.B.C ジェネレーター、船首部ハイノバ粒子砲を備えた陽弥同等のオリュンポス。
フェイズのは、右側面に大型タクティカルロッド、左側面にハイメガシールド、86基のオラクルビット、A.B.C ジェネレーター、船首部ハイノバ粒子砲、大型クローアームを備えたオリュンポス。
アストラのは、右側面に大型ソード、左側面に大型ビームシールド、対艦ミサイル発射管、A.B.C ジェネレーター、
ベイボルスのは、右側面に大型スピア、左側面にパイルバンカー、大型ガトリングキャノン、誘導ミサイル発射管、A.B.C ジェネレーター、大型クローアームを備えたオリュンポス。
アイリスのは、両側面にファランクスボウ『大型ロングボウ』、対艦ミサイル発射管、A.B.C ジェネレーター、
大型クローアームを備えたオリュンポス
そして勇人のは、両側面に大型メガビーム砲とA.B.C ジェネレーター、対艦ミサイルコンテナ、対艦ミサイルポッド、誘導ミサイル発射管、有線式ワイヤーバンカー、マイクロミサイル、後方邀撃ミサイル、大型集束ミサイル、自衛用無人機『シド』が16基、船首部ハイメガ粒子砲、大型クローアーム、対空拡散レーザーを備えた大型のオリュンポスであった。
勇人はシンに問う。
「本当に良いのですか?」
「良いに決まっているだろ、DARPA社はお前を全力で支援するぞ♪弾薬やエネルギーがガス欠になりかけたら、補給か武装追加しても良いからな♪」
「……あ、ありがとうございます」
勇人は呆れ、シタデルが率いる正規軍がついに、禁断の地である混沌の狭間へと辿り着く。
『全艦隊、ワームホール通過確認 戦域突入支援艇発信せよ』
オペレーターの指示に、ヴェクタの核兵器であるレッドダストを乗せた支援艇が母艦から発進されていき、それに続き、全艦隊やユグドラシルから機体や戦闘機が発進していく。その中にオリュンポス部隊も発進していた。全艦隊と共に、禍々しく揺らめく空間とデブリの中を突き進んでいくと、目の前に、デブリの小惑星帯を盾にしているデススフィアが見えた。そしてデススフィアの前に母艦並の大きさを持つ異次元生命体とネブラ銀河帝国とコーパス艦隊が立ち塞がっていた。
『全艦隊!艦砲射撃用意、撃てぇ!!』
全艦隊の主砲や副主砲から、粒子砲や高エネルギービームが放たれる。攻撃が着弾と同時に、敵側も攻撃を開始した。先行のセイクリッドメイル、ガルドメイル、ギムガルム、戦闘機が敵機と交戦し、勇人達もオリュンポスの高機動ブースターの出力を上げる。
「行くぞ!!!」
レオンとタスクは両側面のソーデッドカノンから放出される巨大な高周波ソードで、敵艦に接近し、高出力エネルギーソードを振り回す。巨大なソードが敵艦隊を一刀両断し、さらに襲い掛かる敵を切り裂く。
ジュンとアラドが全武装で敵をマルチロックオンし、敵艦に向けて、乱れ撃つ。ジュンから放たれたビームとミサイルの雨が、敵機や敵艦を駆逐していく。
コモンもビームワイヤーブレードを蛇のような動きで伸ばし、敵艦の艦橋を次々と貫く。
リアースは前線基地であるEnⅡや皆を支援する為に、大型スナイパーキャノンを構え、敵機を狙撃していく。
アストラとベイボルス、アイリスも次々と敵艦と敵機を撃沈していく。
陽弥も移動しながら、敵艦に向けて、ハイノバ粒子砲を放、接近してくる敵にマニュピレーターアームの先端部に付いているビームマシンガンや2基の対艦ソードファンネルとシザービットで迎撃していく。エミリアもドリルランスとエネルギーシールドを構え、突撃していく。
フェイズも大型タクティカルロッドを掲げ、敵艦の頭上に巨大な魔法陣を展開する。
「降り注げ!シャイニングジャベリン!!」
魔法陣から光の投槍が降り注ぎ、敵艦を撃沈していく。
勇人は大型メガビーム砲で敵を撃墜し、大型クローアームから大型ビームサーベルを展開し、敵艦の艦橋を切り裂く。さらに敵のミサイルを拡散レーザーで撃ち落とし、連結していたシドを起動する。
「シド!展開!」
シドが両肩のフレシキブルコートを構え、両腕のガトリングキャノンを乱射する。
「?」
すると奥にメデューサを発射しようとするボゥ将軍の戦闘艦がおり、勇人は急いでシドに命令する。
「シド!ファランクス形態!!」
シド達がフレシキブルコートを構え、連結していく。そしてメデューサが放たれると、メデューサがシドのフレシキブルコートにより、拡散・無効化させ、ガトリングキャノンを乱射する。
「馬鹿な!!!」
ガトリングの弾丸が艦橋や装甲を破壊し、ボゥ将軍の戦闘艦が撃沈された。
「ん?」
勇人はモニター画面を見ると、ミサイルポッドとメガビーム砲の弾頭数とエネルギー残量が少ないことに気付き、巨大なデブリの裏に隠れている補給艦へと急ぐ。補給艦には戦闘で破損した機体や戦闘機が格納されており、、勇人のオリュンポスを着艦させる。
「次の弾頭数とメガビーム砲の補給を急いで!」
《了解!》
勇人は整備員にまかせ、水分補給を摂る。
「このままだと戦力が減る……一か八か!」
勇人はさらに、オリュンポスの武装を追加する。
「レッドダスト4基と多連装拡散レーザーの追加を頼む!」
オリュンポスの両肩面武器コンテナに核ミサイルであるレッドダストとが装着されていた。
「もう出る!ありがとう!」
勇人はそう言い、出撃する。
戦況はとてつもなく酷く、正規軍が押し負けていた。陽弥は旋回しながらミサイルを発射し、敵機を撃墜していく。
「くそっ!倒しても倒しても切りがない!!」
陽弥そう言い、レオンがデススフィアを見る。
「やっぱり、ここは直接ドレギアスを倒したほうが!!」
レオンがそう言うと、異次元生命体達が立ち塞がる。
「クソ!!」
誰もがそう思ったその時、勇人のメガビーム砲が異次元生命体達を蹴散らした。
「師匠!レオンさん!」
「「勇人!!」」
そして勇人が、陽弥達に説明する。
「俺がレッドダストでデススフィアに穴を開けます!待機しているレッドダスト部隊にも伝えてください!!」
勇人はそう言い、デススフィアへと向かう。
「良し!みんな聞いてくれ!勇人がレッドダストでデススフィアに穴を開ける!待機しているレッドダスト部隊は、勇人と共にデススフィアに穴を開けてくれ!!」
陽弥の指示に、全艦隊が一斉に勇人の前を立ち塞ぐ艦隊に目掛けて、艦砲支援する。陽弥達も勇人の援護していく。
そしてケラ・デ・ジャムの艦隊が迫りくる正規軍に苦戦する。
「何をしている!!撃ち落とせ!っ!!」
っと、ケラ・デ・ジャムの前に勇人のオリュンポスが現れ、大型クローアームから大型ビームサーベルを放出し、艦橋を切り裂いた。
「邪魔だ!!」
勇人は撃沈したケラ・デ・ジャムの戦艦を盾に、防衛網を潜る。
「喰らえ!!」
マルチミサイルが飛び、次々に敵機を駆逐していく。デススフィアが丸腰になると、勇人はレッドダストを発射し、勇人に続いていた部隊も、レッドダストを発射し、デススフィアに直撃した。核の炎、閃光、衝撃、爆風がネブラ帝国軍とコーパス艦隊を襲う。煙が晴れると、デススフィアに大穴が空いており、オリュンポスも通れる通気口が開いていた。
「見えた!!」
勇人はブースターの出力を上げ、デススフィア内部へと侵入し、大型ビームサーベルやメガビーム砲で突き通して行くと、陽弥達が追いついて来た。
「勇人!!」
「師匠!レオンさん!皆!」
陽弥はデススフィアの全体をスキャンし、全体図を表示させる。
「この通気口の先に、デススフィアの中枢部がある……ドレギアスはきっと…この先にいる!」
「ヘヘ!今の俺らの武装なら、互角に戦えるぜ!」
ジュンがそう言うと、リアースが言う。
「そう言って、本人が叩かれると思うよ♪」
「言ってろ!リアース!」
「二人共!無駄口はそこまでだ!」
アラドが注意すると、陽弥が報告する。
「間もなく……デススフィア中枢部に着くぞ、五秒前……3、2、1…!」
通気口の出口を抜けた先は、黒く染まった空間であった。
「……真っ暗だ、何にも見えん」
アストラはヴォルダンのツインアイでライトを付け、辺りを見渡した直後、闇の中から巨大な剣が現れ、アストラ目掛けて伸びた。
「アストラ!!」
壁に叩き込まれたアストラは、大型ソードで巨大な剣を受け止めていた。その時、中枢部全体が明るくなる。
《ッ!!?》
勇人達は驚く。禍々しい数千の眼球、巨大な両腕にはザ・コアとザ・シードを持っており、破壊神帝アージュ・ズァーク、破壊神帝ムーラ・ズァーク、破壊神帝アナ・ズァーク、破壊神帝マニ・ズァーク、破壊神帝スヴァ・ズァーク、破壊神帝ヴィシュ・ズァーク、破壊神帝サハス・ズァークの頭部に、剣と思わしき禍々しい角が生えていた。そして七体の破壊神帝の上に、四本の腕を生やした破壊神帝ドレギアス・ズァークが紅蓮のメイスと蒼海のソード、稲妻のチェーンハンマー、疾風のアームキャノンを装備しており、頭頂部に黄泉の禍太刀、背中に赤い珠である灼熱の珠、黄色の珠である災厄の珠、緑の珠である憤怒の珠、青い珠である虚無の珠、そして四つの珠の中枢部に紫の珠である憎悪の珠と、憎悪の珠の前に小さな黒い珠である混沌の珠が付いた黄金の光輪が輝いていた。
「で!!でかい!!」
ホライゾンで戦った時よりも大きく、全神々の全長を越えるほどであった。破壊神帝マニの攻撃を大型ソードで防いでいるアストラが言う。
「コイツ!本当にドレギアスか!?もしかして、これが…ドレギアスの本来の力!!?」
するとドレギアスが疾風のアームキャノンを向け、禍々しい緑の閃光を発するビームを発射した。
「アストラ!!」
爆炎の中から、アストラのオリュンポスが出てくる。
「危ねえ!危ねえ!」
アストラは体制を立て直すと同時に、陽弥が号令を掛ける。
《おう!!!!!!!!!!!!!》
レオン達が一斉にオリュンポスの出力を上げて、突撃すると、数千の眼球から拡散レーザーが放たれ、アイリスとフェイズとコモン、タスクを吹き飛ばした。
「うおおおおおおおおっ!!!!」
陽弥はソーデッドカノンを振り下ろすが、破壊神帝アナ・ズァークがバリアを張る。ソーデッドカノンが弾かれたことに驚く。
「何っ!?」
その直後、破壊神帝アナ・ズァークが襲い掛かり、陽弥が吹き飛ばされる。
「陽弥!」
「陽弥様!」
「師匠!!」
皆は、吹き飛ばされた陽弥の方を向いた直後、破壊神帝が宙に浮かび、猛スピードでレオンとエミリア、勇人に襲い掛かる。ドレギアス・ズァークは蒼海のソードを振り下ろすと、エミリアがエネルギーシールドで抑える。
「今です!!」
エミリアが抑えている隙にリアースとアイリスが大型スナイパーキャノンとファランクスボウで狙撃するが、ビームが着弾と同時に拡散される。
「硬い!!」
その直後、稲妻と電撃を発するチェーンハンマーとアームキャノンを放ち、リアースとアイリスに襲い掛かる。
「うわああああっ!!!」
「リアース!!アイリス」
レオンと勇人、立て直した陽弥が、ソーデッドカノンを突き刺すが、アナ・ズァークとアージュ・ズァークのバリアによって、防御される。
「「勇人!!」」
勇人が大型ビームサーベルを振り下ろされ、バリアを破壊した。
「ジュンさん!コモンさん!アラドさん!フェイズさん!」
ジュン、コモン、アラドが誘導ミサイルを発射すると。破壊神帝マナ・ズァーク、スヴァ・ズァーク、ヴィシュ・ズァークが首を伸ばして襲い掛かってきた。
「「「クッ!!」」」
「突き上げろ、大地よ!」
フェイズが呪紋を唱えると、地面から巨大な岩の刃が突き出し、三体の破壊神帝の攻撃を防御する。
『何?』
すると岩の刃から、ベイボルスとタスクが飛び出し、大型スピアとハイメガブラスターキャノンを放ち、ドレギアスを吹き飛ばした。
『フンッ!!小生意気な羽虫共が!!』
ドレギアスや破壊神帝達の眼が光りだすと、ドレギアスの周りに、大樹が生える。
「何だ!?」
「陽弥さん!あれを!」
フェイズの指差す方向を見ると、大樹の周りに巨大な紋章が張られていた。
「……まさか!!?」
そして大樹に向けて、曙光が照らし出され、大樹の葉から透き通った雫が落ち、ドレギアスに付着すると、ドレギアスや破壊神帝達の傷が癒やされていく。さらに大樹から、妖精達がドレギアスに力を回復させた。その現象を見た陽弥言う。
「フェアリースターだと!!?如何なる状態や傷を完全に癒やす最高クラスしか使えない古の呪紋!!」
『その通り……我は全ての呪紋と奥義が使える……どんなに抗っても無意味だ』
ドレギアスは笑いながら、灼熱のメイスを地面に叩きつけ、無数の爆炎を撒き散らす。
《!!》
勇人達は爆炎に巻き込まれるが、オリュンポスを犠牲にし、無事に回避できたが、回復しまドレギアスに不安を抱く。
「くそっ!」
「そんな…」
「こんな奴……倒せっこねぇ…」
「それでも!!」
皆がドレギアスの恐怖する中、勇人がアダムの背部に装備された神刀『クサナギ』を抜刀する。
「シンディを救い!ドレギアスを倒す!!」
陽弥達も、それぞれの武器を抜き、ドレギアス・ズァークに向かって行くのであった。