クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者   作:オービタル

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afterstory47:唯我独尊

 

その頃、真なる地球でレオン達の帰りを待っているサラ達は……。

 

「レオン……」

 

愛する夫の帰りを待つサラとヒュウガの所に、アンジュとアレクトラが声を掛ける。

 

「大丈夫よ、サラ子…レオンとタスクが負ける筈がない…」

 

「アンジュ……」

 

サラがそう思っていると、紅い月と黒い太陽の間に、星が光る。

 

「?」

 

すると星が徐々に大きくなると思いきや、その正体は光の球体であった。光の球体はサラとアンジュと接触すると、形を変える。

 

「…!?あなたは!?」

 

サラはその人物を見て、驚くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃デススフィア中枢部では、勇人達がドレギアス・ズァークに苦戦していた。レオンとタスクは破壊神帝アージュ・ズァークに挑む。

 

「エールシュヴァルト!」

 

『ブライングウイングリフター』

 

ヴェルトヴィンガーのシャイニングウィングから12基のエールシュヴァルトが一斉に射出され、タスクのエグゾディアスからリフターが分裂し、アージュ・ズァークにオールレンジ攻撃をする。

 

『何も、効かんぞ!!!羽虫が!!』

 

アージュ・ズァークがレオンとタスクに襲い掛かる。

 

「「くっ!!」」

 

レオンとタスクはアーティファルソードⅡとグランジャベリンでアージュ・ズァークの攻撃を受け止める。

 

『ほぉ?この我を受け止めるとは……中々、やるなぁ』

 

アージュ・ズァークが鋭い眼差しで、レオンとタスクに威圧する。

 

「グッ!!……こんな威圧、初めてだ!」

 

「っ!!……これまでの敵より、遥かに越えている!!」

 

レオンとがアージュ・ズァークに威圧されていると、隙きを狙ったのか、レオンとタスクの背後に回り込み、牙を向く。レオンとタスクはすぐにビームシールドで無限毒液が付いている牙での攻撃を受け流すのであった。

 

 

ジュンはオレイカルコスブレードで破壊神帝ムーラ・ズァークを相手していた。

 

『ハハハ!!!強力な武装もないくせに!それで精一杯か?』

 

ムーラ・ズァークがジュンを挑発させながら、両眼から禍々しい収束レーザーを放つ。ジュンはオレイカルコスブレードを傾け、レーザーを屈折させる。

 

「このっ!蛇野郎!!!」

 

ジュンはブチ切れ、龍装光を発動する。

 

「狼・龍装光!!」

 

オレイカルコスブレードから狼極龍王が召喚され、ソニックライザーのアーマーへとなる。

 

『狼極龍王とは…面白い!来るがいい!!』

 

ムーラは楽しそうに笑い、角を光らせる。

 

「ほざいてろ!!」

 

ジュンが狼極龍王の青いオーラを放つオレイカルコスブレードを付き構え、ムーラへ突進した。

 

コモンとアラドはフェニックライザーとグリムライザーで破壊神帝ヴィシュを相手していた。

 

 

リアースとアイリスは破壊神帝マニに苦戦していた。

 

ベイボルスとアストラは破壊神帝アナ

 

フェイズは破壊神帝スヴァ

 

陽弥とエミリアは七体の胴体である破壊神帝サハスを相手する。

 

「奴らを支えているのは、胴体であるサハス・ズァーク!」

 

陽弥はデメテルブリンガーを抜き、サハスに攻撃した直後、サハスが持っていたザ・コアが形を変え、オレンジに輝く巨大な盾へとなり、デメテルブリンガーを防御する。

 

「何っ!?」

 

『何も効かぬわ!!』

 

サハスが今度は、ザ・シードの形を変え、巨大な青き巨大な剣と化し、陽弥を薙ぎ払う。

 

「陽弥様!っ!!」

 

エミリアが陽弥の所へ駆け付けようとした直後、サハスがザ・シードを振り下ろす。エミリアは急いでエネルギーシールドを展開し防御するが、叩き込まれる。

 

「エミリアッ!!クソ!!」

 

陽弥はハイパーノバビームライフルを乱射する。

 

『ハハハ!!!我に刃向かうとは、威勢のいい神だ!』

 

サハスは眼からビームを放ち、無数の爆炎を放つ。

 

 

勇人はクサナギを持ち、ドレギアスへと掛ける。

 

「うおおおおおおおお!!!」

 

『来るがいい、荒神よ!』

 

「ドレギアァァァァァス!!!!」

 

勇人はクサナギを振り上げ、一気に振り下ろす。ドレギアスも蒼海の剣でクサナギを防御する。

 

「くっ!」

 

『フハハハハ!!我を、止めることはできない!全ての世界を破壊し、真の平和な世界に変える!』

 

「何が平和だ!!お前の作る世界は何もない世界だろ!!」

 

『それがどうした?お前達は散々命を弄んできたのではないか?我は破壊神帝であり、"創造神王"でもある!』

 

ドレギアスは灼熱のメイスを振り下ろし、勇人を叩き落とした。そして稲妻のチェーンハンマーの鎖で、アダムの首を締め付ける。

 

「グッ!!!」

 

締め付けられた勇人がドレギアスに振り回される。そしてチェーンハンマーから電撃が流れる。

 

「うあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!」

 

電流が勇人の体を痺れさせる。

 

『フハハハハ!!潔く諦めろ!そうすれば楽にしてやるぞ!』

 

「!!……黙れええええええええ!!!」

 

アダムから閃光が輝き、ドレギアスを眩かせる。

 

「今だ!」

 

体制を立て直した勇人は逆に、チェーンハンマーを掴み、電流を流す。

 

『!!』

 

勇人とドレギアスの電流がぶつかり、チェーンハンマーが壊れる。

 

「まだ終わってねぇ!!」

 

勇人はアドバンスドライフルを構え、下部のミサイルランチャーを構える。

 

「……っ!!」

 

するとドレギアスの額に、結晶化したシンディが囚われている直後、衝撃が勇人を襲った。

 

「…あ……ああ…?」

 

モニターから紫の投槍が突き破っており、勇人の胸と心臓を貫いていた。そしてドレギアスは投槍を縮め、勇人とアダムごと飲み込んだ。勇人が食われた所を見ていた陽弥が叫ぶ。

 

「勇人ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、勇人はどこか知らない異空間の中を漂っていた。

 

「俺……死んだのか…」

 

勇人は自分の胸の風穴を見る。

 

「くそ……ん?」

 

すると何処からか、少女の歌声が聞こえてきた。

 

「この歌は?」

 

すると異空間の中から、一つの光が出てくる。

 

「これは?」

 

勇人は光を覗くと、そこに写ったのは今も破壊神帝と戦っている陽弥達であった。

 

「!!」

 

次に、混沌の狭間で敵艦を駆逐しているシンの姿があった。

 

「……皆!」

 

すると今度は、ある男の子が公園で遊んでいた。

 

「あれは?……」

 

男の子はただ一人…砂場で遊んでいた。遊んでくれる友達や保護者もいなかった。すると何処からか、歌声が聞こえてきた。

 

「♪〜♪〜」

 

「?」

 

男の子は歌が聞こえてくる滑り台の方へ行くと、滑り台のの上に白いワンピースの女の子が、涙を流しながら歌っていた。それを見ていた男の子が拍手をする。

 

「?」

 

女の子が滑り台を滑り下り、挨拶する。

 

「名前は?」

 

「……新川 勇人……」

 

「!!」

 

それを見ていた勇人は、自身の幼少の名前を聞き、気づく。

 

「(そうだ……これ、俺がまだ三歳の頃…公園で、"あの娘"の出会いだ……)」

 

勇人はその二人を見ていると、別の光が現れ、全宇宙の人々の思い映像として映し出される。

 

「これ……全部、みんなの光……」

 

すると今度は、8人の兄弟クアンタ皇家の思い出が映し出される。8人は当たり前の日々を当たり前過ごしていた。一緒に御飯を食べたり、寝て、笑ったり、泣いたり、たまには喧嘩もしたり、そして…大事な人の側にいたり、民から愛されていた……平和な日々であった。

 

「クアンタ達は、こんなにも光を持っていたんだ……キガオロチを倒せたのも、みんなの光が彼等を支え、一緒に戦っていんだ!!」

 

すると、勇人の胸から緑に光るメビウスの輪が出てきた。

 

「この光は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、アウラの塔で避難している民達の所に、サラ達が声を掛ける。

 

「皆!諦めちゃダメ!ここで希望を捨ててはいけません!私達には……まだ生きる権利があります!大切な人共に、未来へと!」

 

《!》

 

落ち込んでいた民達がサラの方へ顔を上げる。そしてそれは、陽弥の世界にも同じようなことがあっていた。

 

「諦めるな!」

 

アストラッド王やルナ達が民達に声を掛ける。

 

「私達はまだ負けていない!何もせず終わってしまうことなんてない!」

 

「まだ…できることはある……陽弥達殿は今も、戦っている!」

 

リョウマも声を掛け…

 

「そうよ!私達は、あんな奴に良いように滅ぼされるゴミなんかじゃない!」

 

ソフィアも声を掛け……

 

「諦めたら…そこで終わる!……希望を捨てんじゃね!!」

 

 

 

 

 

 

そしてそれは今も戦っている陽弥達も同じであった。

 

「まだ!……終わってねぇ!!」

 

デメテルブリンガーを地面に突き立て、立ち上がる陽弥。

 

「人は……確かに過ちを犯してしまう生き物だ!!」

 

レオンもアーティファルソードⅡを突き立て、立ち上がる。

 

「だがな!人には……お前みたいな神よりも凄い事をする!!」

 

そしてジュン、コモン、アラド、リアース、エミリア、タスク、アストラ、ベイボルス、アイリスも立ち上がる。

 

「それはなぁ……"力を合わせる事なんだ"!!仲間を作るって事だ!!」

 

「仲間がいれば……勇気が湧く!」

 

「一人一人は弱くても…力を合わせれば、どんな強大な敵や神にも倒せる!!」

 

「何度倒されても立ち上がる!!」

 

「間違えてしまった事あっても、仲間達の声が導いてくれます!!」

 

「そう……俺達は、何度でも立ち上がる!!!」

 

「どんな状況に陥っても!!」

 

「私達は、アンタみたいな破壊する事しか考えない神には!!」

 

《負けない!!!!》

 

皆の言葉を聞いたドレギアスや神帝達が高笑いする。

 

《フハハハハハ!!!!!!!何が、仲間だ?いい加減、お前たちの現状を把握……っ!!!???》

 

すると陽弥達の体が、黄金に光る。

 

『何だ!!?この光は!!??』

 

そしてそれは、デススフィアの戦域や全宇宙でも起こっていた。正規軍艦隊や艦内にいる人達、それぞれの宇宙に生きる人達、全神々が黄金に輝き始め、黄金のオーラを放つ。サラ達は黄金のオーラを放つ民達を見て、空を見上げる。

 

「"彼"の言う通りでした……『人は……生きる希望の光になる』と……」

 

そしてサラやヒュウガ自身の体からも光が溢れる。

 

 

 

 

 

 

 

そして勇人は光るメビウスの輪を見てると、メビウスの輪が光の珠へとなる。すると光の玉珠から二つの珠が出てくる。

 

「炎と風……二つの力が一つになりし時、己の光が目覚める」

 

勇人がそう言うと、ガントレットのコスモバイルからカオスドレイクが出てくる。

 

「マスターよ…」

 

「ドレイク……もし、俺がこれから先、凄い事を起こそうと思っているんだ……協力してくれる?」

 

「当たり前だ……我はどんな事が起ころうとも、マスターの命に従う」

 

するとドレイクの体が青白く輝き、結晶の体を持つ美しきドラゴンへと覚醒した。

 

「……ドレイク、その姿!?」

 

「今の我はドレイクではない……我の名は時空を統べる銀河七聖龍"時空神龍"だ!」

 

「……時空神龍」

 

「さぁ、マスターよ!轟き叫んでください!」

 

時空神龍の頼みに、勇人は光を手にし、轟き叫んだ。

 

「みんなの心を……一つに、龍装光!!」

 

時空神龍が雄叫びを上げ、大破したアダムや勇人に憑依すると、炎と風と光が勇人やアダムや時空神龍と融合し、光の卵へとなる。光の卵の表面にヒビがはいり、光が漏れ、卵が割れると、中から純白の頭部と胴体と脚と腕に兜と鎧と肩鎧と籠手と脛当て、白き陣羽織、六つの目の鬼面、背部に四本腕がそれぞれ二つずつアドバンスドライフル、ソーデッドカノン、そしてシャイニングソードとダークブレードを持っていた。その姿はまさに、白き崇高な鬼神と言ってもいい姿であった。勇人は自分の容姿を見て、驚く。

 

『これが…俺…』

 

鎧と籠手や掌にメビウスの輪が描かれており、右、左腰部にクサナギと思わしき太刀と巨大化したシャイニングオブダークがそれぞれ二つずつ装備されていた。勇人は太刀を引き抜くと、頭の中からアダムと時空神龍の声が響く。

 

『主よ…』

 

「時空神龍にアダム?」

 

『背中の大剣を引き抜いてください』

 

「背中の大剣?」

 

勇人は六本腕で背中の中央部に装備されている者を持つと同時に、高周波のノバビームの刃が放出される。

 

神々しいその大剣から、暖かいみんなの思いが体中に流れ込むと、ある奥義と能力を覚える。そしてアダムと時空神龍が大剣の名を言う。

 

『"神刀 天叢雲牙(アマノソウウンガ)"』

 

大剣の名を聞くと、アマノソウウンガの中央の空洞部のガラス状のプレート内に『極』と漢字で表示される。

 

「良し!!行くぜ!!」

 

勇人は兜のフェイスを付け、アマノソウウンガを突き付け、天に向けて、異空間を刺すと、突き刺した空間がひび割れた。

 

『おおおおおおおおおおっ!!!!!!??????』

 

ドレギアス・ズァークや神帝達が苦しみだした事に、陽弥達は不思議に思う。

 

「何だ!?」

 

「ドレギアスが…苦しんでいる!?一体何で!?」

 

するとサハスに一線の光が浮き出ると、血が吹き出す。

 

『まさか!!?』

 

血が吹き出す傷から、巨大な手が出てきて、傷を広げ、中からアマノソウウンガを持った光の鬼神が出てきた。

 

「何だあれは!?」

 

そして光の鬼神が飛び出て、陽弥達の前で着地した。さらに驚いた事に、その光の鬼神は陽弥の達の機体の七倍以上大きかった。

 

「デカっ!!?」

 

「まさか勇人!?」

 

リアースとベイボルスが問うと、勇人はゆっくりと二人の方を向き、答える。

 

『そうですよ…リアースさん、ベイボルスさん…♪』

 

神々しい声で言う勇人に、皆は唖然する。

 

「変わったな、勇人……声が…」

 

「しかも全長と言うより、身長……これは、41メートル以上もあるんじゃないですかね?」

 

『そうですかね?』

 

勇人が自身の身長を比べていると、破壊神帝ムーラ・ズァークとマニ・ズァークが襲いかかって来る。

 

『ゴチャゴチャ話してるんじゃね!!羽虫が!!』

 

『八つ裂きにしてやる!!』

 

《!!》

 

『八つ裂きになるのは……お前らだ!!』

 

勇人はそう良い、太刀で抜刀した。納刀すると、ムーラとアナの体から青い炎が吹き上がる。

 

『『ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!!!!!!!』』

 

二体は悲鳴を上げながら、炎によって塵と化する。しかも超再生する筈の神帝が再生せず、復活もしなかった。

 

『何が、起こったのだ!!?』

 

動揺するドレギアスと五体の神帝達、陽弥は勇人の力に感心する。

 

「クアンタの力が、ムーラとマニの邪念を完全浄化したんだ…しかもあの抜刀術、見事だ」

 

『己ええええええええええええ!!!!!!』

 

ドレギアス達が怒り、攻撃体制を構える。

 

「どうやら、二体が瞬殺されたことに警戒が強まったようだなぁ」

 

レオンがアーティファルソードⅡを付き構える。

 

「だな!」

 

陽弥もデメテルブリンガーとビームガーターを付き構える。そしてジュン達も武器を構える。

 

『皆…良し!!』

 

勇人はアマノソウウンガや全ての剣を鞘から引き抜いて、ドレギアスに突き付ける。

 

『俺の名は、"新川 勇人"…ブリタニア皇家最後の末裔、真の名は……"フォルティア・ブリタニア・クアンタ"!!全てを滅ぼす破壊神帝ドレギアス・ズァークを!討ち滅ぼす者なり!!』

 

勇人の決め台詞と共に、陽弥、レオン、タスク、ジュン、コモン、アラド、リアース、アストラ、ベイボルス、アイリス、エミリア、フェイズが一斉にドレギアスと神帝達へ突撃して行くのであった。

 




次はついに最終回でございます!
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