クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者 作:オービタル
ウラノス艦内で水の残量が少しだと分かり、近くに存在する水の惑星へと給水へ向かったが、問題が起こった。
「..........陸地が.........全くない......」
「うん..........と言うことは........」
「全然!給水出来ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
「何でこの惑星は陸地がないの!!!???いじめだよね!?これ!?いじめだよ!!!」
「まぁ、ソフィア落ち着け.......」
「赤単細に言われたくないわ!!」
「何で!?」
「何では、どうでもいいの!!!」
「ハァ~.........ん?」
「ねぇ、ソフィア殿........あれは?」
「ん?.......何もないじゃない!アタシをからかっているの?」
「嫌、拙者は本当に彼処に.........あれっ!?」
「いないでごさる........」
「気のせいじゃないの?」
「たぶん........気のせいかなぁ.........」
陽弥とソフィアとリョウマが窓から自室へ戻ると海中から、不思議な女の子が出てきた。黒髪で桃色のサンゴ礁の髪飾りをしており、瞳がまるで、サファイアの様に輝いていた。
食堂では、水道水が出てなく、調理好きのユナも困っていた。
「困っちゃうな~、困っちゃうよ~」
自室へ戻った陽弥達は暇な表情をしていた。
「...........暇だ。」
「暇です。」
「暇だよ。」
「暇で御座る。」
「暇だよ~」
「................ちょっとアンタ達!ぐうたらすんな!!」
「じゃあ、何すれば良いんだよ!?」
「それは!.............あ..........え~っと..................分からん。とにかく!ぐうたらすんな!!」
「へいへ~い」
「ったく!.........ん?何やってるのリョウマ?」
ソフィアがリョウマが座禅をしている事に気付く。
「瞑想........こうやって、足を組んで、目をつむり、心を集中しているのだよ.........父上と母上と叔父上と叔母上もやっていたから、」
「ふ~ん.........」
ソフィアも瞑想を使い、リョウマと同じ様な行動をする。それから数分後...........
「グギギギギギギギギギ」
「............」
「グギギギギギギギギギッ!!あ~~!!!やってられん!」
ソフィアが座禅した足が痺れた事に怒鳴る。
「しょうがないよ、何せドラゴレイドとアウラの民は異文化が似ているからなぁ......」
「き~!!!」
ソフィアは怒りながら、部屋を出ていった。
「何を怒っているので御座るのでしょうか?」
数時間後、ようやく陸地を見つけ、給水作業を始めた。
皆が砂浜で遊んでいるが、リョウマは母から譲り受けた刀を抜刀し、下から振り上げると、巨体な渦巻きを起こした。リョウマは刀をしまい、ウラノスに戻ろうとすると、
「ん?」
何やら、一つの影が浮かび上がった。リョウマは上を見ると、何かが落ちてくるのが分かった。
「あれは............?」
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~!!!!!!」
「え!?」
「ああああああああああ~~~~~~~!!!!!!」
「「ギャァッ!!!!」」
落ちてきた者がリョウマに激突して、二人同時に悲鳴を上げた。それを見ていた陽弥は駆けつける。
「大丈夫か!リョウマ!?」
「痛たた.......大丈夫........それより........え?!」
「どうしたんだ?..........え!?」
「どうしたの?......嘘っ!?」
「..........これ.......」
それは、美しき少女であり、白い服と白いローブを着ていて、黒い紙に桃色のサンゴ礁の髪飾りをしており、さらに陽弥達を驚かせたのがその足だった。普通は2本の足なのに、この娘の足はなんと、誰もが見る魚の様な下半身をしており、ピンクの鱗と綺麗な尾ビレをしていた。
「「「「「「........に.....に.....人魚ぉぉぉぉぉ!!!???」」」」」」
陽弥達は大声を上げ、気を失っている人魚をウラノス艦内に入れて、大きな水槽に入れて、治療した。すると人魚は元気良く、泳いでいた。
「何で上から人魚が落ちてきたんだ?」
「ひょっとすると、リョウマ...........あの時の技じゃないかな?」
「あの時の?..........あ、」
数分前、リョウマがサラマンディーネの刀を振り上げ、渦巻きを起こした時に人魚の少女がそれに巻き込まれて、外に放り投げ出されたとの疑惑があった。
「しかし、拙者の角が範囲に入っている生命体を感知できて、知らせてくれるはずなのだが、」
「別の何か?」
「そうなんだ.......」
すると人魚がリョウマを見て、何かを言い出した。
「何て言ってるんだ?」
「ちょっと待って、」
リョウマは水槽の入り口に行くと、人魚がリョウマに飛び付いてきた。
「うわぁっ!!?」
「御願いです!私の国を守ってください!」
「え!?」
「あ!申し遅れました!私はローレライ ローレル・ウルド・ネプチューンで、マーメルド共和国 国王ポセディア・ウルド・ネプチューンの娘です。」
するとリョウマは翼を広げ、メロウの前で膝を付き、顔を下げて、挨拶した。
「自分は...........種族銀河同盟の三大国家 非加盟種族同盟国 加担種族 ドラゴレイドの国王 スワン・ネイルの一族 リュウガ・ネイルと人類銀河共和国加担種族 アウラの民のフレイヤの一族 近衛中将 サラマンディーネの子 リョウマ・ネイルで御座る。」
「お願いします!リョウマ様!どうかマーメルド共和国を宇宙海賊カルディアノンから我が国に伝わる伝説の宝玉 七聖龍の宝玉を守ってください!」
「七聖龍の宝玉!?今、アンタ........七聖龍の宝玉って言わなかった!?」
「え!?.......はい.......?」
「それが何でこの惑星に?」
「...........守護神なのです。代々私達の先祖は、七聖龍を祀られていたので、私達、マーメルディア人からでは海を守る守護神なのです。」
「それが.........何で宇宙海賊に狙われているんだ?」
「恐らく、海の神の膨大な力が狙いかも知れません。」
「どうするので御座るか?」
「............決まっているだろ!........俺達 種族銀河同盟はこれから、マーメルド共和国に行き、宇宙海賊カルディアノンを討伐しに行く!艦長!ご指示を!」
『私も同意件です。全乗組員に告ぐ!これより、我々はマーメルド共和国に向かい、宇宙海賊を討伐し、マーメルディア人を救出する!全クルーは発進準備を!』
「「了解!!」」
陽弥とリョウマは敬礼するとローレライは分からなく慌てて、陽弥とリョウマと同じポーズをする。
準備が整い、ウラノスを潜水モードに切り替えると、ウラノスの艦橋が内部に格納され、ウィングも閉じて、カタパルトである木馬の前足が横になり、木馬型から突起型の形態へとなった。(分かりやすく言えば、ガンダムAGEの戦艦ディーヴァの第一形態です。)そしてウラノスはローレライ案内に従い、海底の奥深くにあるマーメルド共和国へと潜水した。
艦内のテラスが開き、陽弥達が行くと、全面に防水ガラスが貼られており、太陽の光が青く輝く海中を照らしており、鮮やかな色をした魚と水性生物達が泳いでいた。その光景に陽弥達は驚く。得にヴィヴィアンとメトロの子供たちとエミリアだった。
《うわぁ~~!!!》
「綺麗ですわ!」
「スゲェ!!!」
「こりゃ、対したもんだ。」
すると、エミリアの所の防水ガラスから、龍の様なおとなしい水性生物が来た。(分かりやすく言えば、モンスターハンタートライGに出てくるモンスター『エピオス』に似ており、頭に一角が生えている水性生物です。)
エミリアはキョトンとすると、あちらもキョトンとする。するとローレライがエミリアに説明する。
「その水性生物はパリアトプスですわ、」
「パリアトプス?」
「惑星アクアに存在する草食水性生物です。海中の岩に付着している苔とワカメを食べて、生活しており、肉食水性生物から子供を守るために、あの一角から、電気を出して、攻撃してきます。私達が攻撃しなければ良いおとなしい水性生物です。」
「この世界にも.......いろんな生き物がいたのですねぁ、」
「話はリョウマ様から聞きました。貴方の世界がアジマス連邦に支配されていると、..........何と言えば良いのか........私達マーメルディア人の世界ではアジマス連邦は機械でできているために、水を嫌っていて、この惑星は安全なのですが.........まさか、宇宙海賊が来るとは思ってもおりませんでした。」
「メロウ様......その宇宙海賊カルディアノンのついて、お話しをしてください。彼らはどんな人なのですか?」
「はい、宇宙海賊カルディアノンは惑星カルディアノンを母星とする種族で、予想以上の残虐で、暴力、権力、科学力を持ったトカゲが進化した種族です。あらゆる文明レベルの低い惑星に武力行使で、侵略しているのです。」
「侵略!?アジマス連邦と同じですわ.........」
「確かにアジマス連邦と同じ行動ですが、アジマス連邦と違って、奴隷ではなく.......捕獲して、自分達の生物兵器を作り上げる実験材料にするのです。」
「何て酷い事を........!!」
「それがきっかけに、私達マーメルディア人には膨大な実験材料と国に伝わる伝説の宝玉、七聖龍の宝玉を宇宙海賊カルディアノンの首領 ニュートがその力を欲しており、それを手にすれば、銀河一の荒くれ者になれると判断したのでしょう。」
「メロウ様!」
「ん?」
「必ず、貴方の国を助けます!だから、もう少しの辛抱です!」
「..........ありがとうございます.......!」
ローレライは膝を付き、泣き崩れてるのを、エミリアが励ます。それを見ていたリョウマは拳を握る。
ウラノスのVRトレーニングルームでは、エイルマットがエルダーサイスを振り上げ下げていた。するとそこに、リョウマが来る。
「何の様だ。ドラゴレイドの若造...........?」
「...........相手して.........貰えませんか?」
「................ほぉ、何故だ?」
「.......ローレライ殿の悲しさと陽弥とルナ殿の七聖龍の力を見て、判断しました。拙者もローレライ殿を守れる武士になり、陽弥とルナ殿のお役に立ちたいと........だから、お願いします!........貴方の弟子にしてください!!.................」
リョウマが刀を置き、地面に頭を付けて、土下座した。
「...............顔を上げろ」
エイルマットの声にリョウマは顔を上げると、エイルマットの腕から、龍の様な物体が現れ、それを地面に叩き付けると、地面から無数の赤黒いドラゴンがリョウマに向かって、突撃してきた。リョウマは驚き、それを回避すると、龍は爆発して、消えた。
「"吼竜破".........対象の敵に地獄の竜が襲いかかる。これを学べ..........」
「..........」
「?..........どうした?とっとと俺の技の特訓をやれ!!」
「!............はい!師匠!!」
リョウマは刀を持ち、エイルマットの相手をして、特訓た。
その頃、ある海中で、
「船長!船長!所属不明ノ非行物体ガ、此方に接近シテイマス!!」
「所属不明ダト.......?ダトスレバ、アノ人魚姫カ..........マァ良イ、七聖龍ノ力を手ニスル鍵ガ揃ッタ......」
「ドウシマスカ?」
「............アノ手を使オウ.......フフフフフフ.........」
「あれです!あれがマーメルド共和国です!」
ローレライの声に陽弥達が見た物は.............
「あれが.........マーメルド共和国!?」
それは.......海底奥深くに街があり、街道の光が暗闇を照らすかのように輝いており、その街道の行く先に緑に輝くクリスタルで出来た城があり、その城の左右にある大きな塔から、この街を守るかの様に巨体な泡でマーメルド共和国を包んでいた。
「綺麗........!」
「泡で浸水を防いでいるんだ........!」
「こんな科学力があるなんて、対した物です。」
すると、城門から多数のマーメルディア人の兵隊と潜水艇が現れ、ウラノスを取り囲んだ。
「お前たち!宇宙海賊カルディアノンか!!!?おとなしく降伏するんだ!!」
「待って下さい!皆様!私がこの方々を連れてきただけです!」
「姫様!!??まさか!..........卑怯だぞ!姫様を人質するとは!許さん!許さんぞ!!!近衛兵、潜水艇、攻撃用意!!」
近衛兵たちの槍と潜水艇の銃口から、レーザーが発射された。
「まずい!電磁シールド!!を展開して!!!!」
「了解!!!」
アリスがオペレーターに命令して、ウラノスの電磁シールドを起動させ、電磁シールドでマーメルディア兵のレーザーを防御した。
「御願いです!私の話を!..........キャアッ!!!」
ローレライが倒れる直後、リョウマが支える。
「大丈夫で御座るか?」
「リョウマ様!」
「クソッ!どうやったら彼等を説得出来るんだ!?」
「お兄ちゃん!」
「ルナ?」
「私に任せて♪」
ルナが艦橋を離れ、酸素マスクを装備し、海の中へ潜水し、マーメルディア兵達の前に出た。
「何だ!?こいつは!?」
「月光神龍!!!」
ルナが手に付けられている腕輪を上に掲げると青い水晶から、月光神龍が現れた。それを見たマーメルディア兵は、驚く。
「あれはまさか!?........月光神龍だと!!!!????」
「龍装光(ドラグーン・アーマー)!!!!」
ルナが叫ぶと月光神龍は雄叫びを上げ、ルナの体を包み込むと純白と蒼海のアーマーを装着したルナが現れた。するとルナの両手が白く光だすと、その両手を前に出した直後、ルナはさけんだ。
「ハァァァァァァァァァァァァァァァァァ~~~~~~~~ッ!!!!!!!!!!!!..............絶対零度!!!!!!」
ルナの手から凍てつく、渦巻きを噴射し、マーメルディア兵を吹き飛ばすと同時に、マーメルディア兵達が凍っていく。
「凄い!!!」
「これが..........銀河七聖龍の力!!!!」
ルナがウラノスの艦橋を見て、皆の前でウィンクした。
それから、凍りついていたマーメルディア兵達は体に付いていた氷は溶け、安否で何処も以上もなく、陽弥達の前で土下座をしていた。
《スミマセンでした~~~~~~!!!!!!!!!!!!》
「いえいえ、良いのですよ.........誰にだって間違いはありますから.........」
「いいえ!!!!!!土下座させて下さい!!まさかメロウ様を宇宙海賊から助けて下さった方々に申し訳ないことしたのです!何て御言葉を言えば!!!!!!」
「良いのですよ♪所でお父様とお母様はご無事でいらっしゃいますか!?」
「ご無事で御らっしゃいますとも!国王陛下、王妃様も離ればなれになったローレライ様の事を心配しております。」
「まぁ!ありがとうございます!」
陽弥達がメロウと一緒に城へと向かうと、一人の兵隊が何故か泣いていた。
「スミマセン..........姫様.........!!」
城の城門が開き、中から大きな体と髭をした男性とローレライと同じサイズの女性が現れた。
「お父様!お母様!」
「「ローレライ!!」」
ローレライが両親の元へ向かった直後、リョウマの角から微かな電磁波を感じて、ローレライを止める。
「待つのだ!ローレライ殿!」
「え?」
「.........様子がおかしい........」
「どういう事ですか?!」
すると国王はローレライに警告する。
「ローレライ.......逃げるのです........!私達と民も近衛兵達は.......宇宙海賊カルディアノンに操られているのです!!これは.........お前を誘き寄せる........罠だ!」
「っ!!」
するとリョウマとエイルマットは国王と王妃の横に何かがいることに気付いた。
「師匠!」
「やるぞ!」
「「吼竜破!!!!」」
エイルマットは吼竜破を放ち、それに続き、リョウマは威力が弱い吼竜破を放ち、国王と王妃の横にいる者を吹き飛ばした。
「「グワッ!!!」」
光学迷彩を使っていたカルディアノン達が姿を現した。
「そんな!」
すると陽弥達の上を通るように大きな影が浮かび上がった。陽弥達は上を見ると、それは数キロメートルもある巨体要塞だった。すると国王と王妃の後ろから翼が生えているカルディアノンが現れた。
「引ッ捕ラエロ!!」
「お父様!お母様!」
リョウマがローレライを連れ逃げると、リョウマの目の前にカルディアノン達がドラゴニックバスターガンを構えていた。リョウマが舌打ちをするとエイルマットが飛び出し、エルダーサイスを回転しながら、カルディアノンの攻撃を防御したり、近付いて、カルディアノンを切り裂いた。
「血風大車輪!!」
「グワァァァ~~!!!」
「若造!その姫さんを連れて逃げるんだ!赤髪の若造!」
「!?」
「そっちの姫さんもだ連れて逃げろ!」
「分かった!........ルナ!」
「分かったわ!エミリアさん!こっち!!ローレライさんも!!」
「「はい!!」」
エミリアとローレライは陽弥とリョウマの指示に従い、二人を連れて逃げた。
「逃ガスナ!!追エ!!」
カルディアノン達が翼を展開して、リョウマ達を追った。