クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者   作:オービタル

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今回の話はエミリアに宿る力の正体とジュリオの目的を明かします。
そして陽弥に宿る力の事もです。

では、どうぞ!


第26話:幹部

 

陽弥達はエレベーターの戸が開くとそこは、西洋の町が広がっており、要塞なのに青い空と雲が存在していた。

 

「ここが.........中層エリア.........」

 

陽弥はその光景に見て驚き、マナの光を使用している人達や使用してない人達が街道を歩いていた。

 

「マナの光を使用している人達が..........たくさんいる...........父さんと母さんとヒルデガルド叔母さんのいたエンデラントも...........こんな感じだったのかなぁ?」

 

「そうだろうなぁ..........だけど、」

 

ルーの眼が指す方向にマナの光で移動しているトラックの荷台の檻の中に奴隷達がいた。

 

「奴隷売り場か..........」

 

「俺のいた世界の人類はこんな事をしないんだが..........」

 

「............まぁ、その事は後にして.........先ずは情報収集だ.......」

 

「じゃあ.........後で......」

 

クロウとルーと陽弥は散会し中層エリアでの情報収集を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

晴哉は中層エリアの街道を歩いていた。

 

「中層は普通なんだ...........下層スラムと違って.........」

 

陽弥が歩いているとネオ・ミスルギ皇国の検察官が陽弥に声をかけてきた。

 

「そこのお前......!」

 

陽弥は立ち止まり、冷や汗をかく。

 

「..................(まずい.......これが父さんの言っていたノーマを拘束する検察官か.........!)................何でしょう?」

 

「この辺りに羽を持つ少女は見かけなかったか?」

 

「.........羽を持った少女?」

 

陽弥が問うと、検察官は陽弥の服装を見て、納得したかのように、陽弥に説明した。

 

「知らないのか?..........なるほど......下層スラムにいたなら仕方がない..........最上層から逃げ出したらしく、我々ネオ・ミスルギ四将軍の幹部達から指令が出て、捕らえた者には報酬金と偉大なる皇帝ジュリオ様のいる宮殿に招待されるとの伝令が出ている。念のため、市民にも協力している。だが........もし匿ったりすれば宇宙一最悪の銀河牢獄"ゾル・ドゥー"へ連行する..........お前.....何か知らんか?」

 

「..........知らん」

 

「そうか........失礼する。」

 

検察官はそのまま、その羽を持つ少女とやらを探しに任務に戻った。

 

「銀河牢獄ゾル・ドゥーかぁ..........」

 

陽弥は安心感を取り戻し、情報収集に戻った直後、後ろから、フードで顔を隠した少女が陽弥の背中にぶつかってきた。

 

「「痛っ?」」

 

「ごめんなさい.........!」

 

その少女はペコリと頭を下げ、去っていった。

 

「何だ........?まぁ、良いや.........」

 

陽弥は立ち上がると、近くに酒場があった。

 

「酒場なら..........何か情報が出ているかもしれない..........」

 

酒場に入るとバーの前にルーがコーヒーを飲んでいた。

 

「あ!.........ルー」

 

「お!陽弥も.......?」

 

「あぁ、酒場なら何か情報があると思って......」

 

「俺も同じだ」

 

「そういやぁ、さっき......」

 

「さっき検察官から協力要請がきただろ?」

 

「お前もか..........羽のある少女って言っていたなぉ........」

 

「関係ないだろ?俺らの任務は......」

 

陽弥とルーは寛いでいるとドアからとてつもない音が鳴り、酒場にいた陽弥とルーや客達は一斉にその方向に向いた。

 

「「っ!?」」

 

現れたのは体が大きく、仁王立ちをした大男だった。

 

「聞けぇぇぇぇぇい!!市民よ!!私はネオ・ミスルギ四将軍に支えるアポカリプス様の幹部!オルトだぁ!!」

 

オルトと名乗る大男は叫び、尋問してきた。

 

「今ここに.........ネオ・ミスルギ皇国皇帝ジュリオ陛下に歯向かう者が紛れ込んでいると!!」

 

その事に陽弥とルーは焦る。

 

「.............ルー、ヤバイんじゃないか?」

 

「幹部となると.......厄介だなぁ.........でも、何でここにいるって言うのが分かるんだ。」

 

するとオルトは陽弥とルーの話ている事に気付き、二人に近付いた。

 

「そこっ!!」

 

オルトが陽弥とルーの間に迫り、厳しい表情で尋問する。

 

「何を話しているんだ!?」

 

「「...........」」

 

二人はもうダメかと思いきや、隣に座っていた男性が急に立ち上がり、ポケットから球を取りだし、床に投げつけた途端、球から硫酸のガスが撒き散らし、その間に男性は酒場から逃げ出した。しかし、

 

「っ!?」

 

男性の目の前にオルトが立ち塞がっていた。

 

「硫酸化炭素の煙幕で!!この私から逃げられると思ったか!!!闇組織め!!!!!」

 

オルトは男性の胸ぐらを掴み、男性の左袖を捲ると赤い棺のタトゥーとポケットから何かのメモ帳が出てきて、オルトはそれを拾い上げ、メモ帳に書かれている内容を読んだ。

 

「ふん!ジュリオ暗殺か..............この者をゾル・ドゥーへ連れていけ!!」

 

「「「「ハッ!」」」」

 

オルトが多数の検察官に命令し、男性を拘束し、連行した。

 

「クソッ!!覚えていやがれ!!俺らは絶対にあの皇帝を殺してやる!!娘の仇を取ってやる!!」

 

男性は抗いながら、成す術もなく、ゾル・ドゥーへと連行された。その光景に陽弥とルーは焦る。

 

「ヤバイぞ...........これ」

 

「..........そうだな」

 

陽弥とルーは慎重にオルトの眼を盗み、酒場から出た直後、

 

「待てぇぇぇぇぇぇい!!!!!」

 

「「っ!!?」」

 

「種族銀河同盟のスパイが!!」

 

「「っ!!!???」」

 

オルトが叫び、陽弥とルーは足を止めてしまった。

 

「...........何の事でしょう?」

 

「惚けても無駄だ!!下層スラムでの検問所の入所データにお前のデータだけ妙に.........マナの光が大きいのだ!?」

 

「..........え?」

 

「言えることは簡単な事だ!...........あの検問所でアポカリプス様はお前を見ていたんだよ!!お前の体の中に宿る力をスキャンできるからなぁ!!」

 

その事に陽弥とルーは驚く。

 

「..............(ば!バレている!!)」

 

「..........あの時点で気付かれたって事かよ!!」

 

検察官達が陽弥とルーを囲み、二人はもうダメかと思いきや、二人の上から、ビームセイバーを持ったクロウが参上してきた。

 

「クロウさん!!」

 

「二人とも!!逃げるぞ!!」

 

クロウが回転し始めると、竜巻が起こり、検察官を吹き飛ばした。

 

「でっ!どうやって逃げるの!?」

 

「広場に向かうぞ!!」

 

陽弥とルーはクロウに続き、広場へ向かうと、サイレンが鳴り響いた。広場に着くと目の前に検察官やネオ・ミスルギ皇国兵が待ち構えていた。

 

「チッ!囲まれた!」

 

「逃がさないぞ.........」

 

陽弥達の目の前にオルトが現れると、一体のネオ・ミスルギ皇国兵が急に爆発しだした。

 

「何だ!?」

 

その時、検察官の一人が叫んだ。

 

「反アジマス連邦だぁぁぁぁ!!!」

 

オルトの後方から赤いビームフラッグを掲げ、前進してくる黒い兵隊が現れた。

 

「来てくれたか!!」

 

反アジマス連邦の軍隊の中から、ΒとΣがホバーで走行しながら、ガトリングガンとサブマシンガンを乱射してきた。

 

「すまん!!遅れてしまった!!」

 

「β!」

 

「お前のアーキバスⅡを持ってきた!!」

 

すると広場の噴水から陽弥のアーキバスⅡが出現した。

 

「ありがとう!!」

 

オルトは陽弥を見て、怒鳴る。

 

「最悪だ!!........セイクリッドメイルをこのエリアで使用するとは!!アイツ........絶対に許さん!!」

 

陽弥はアーキバスⅡに乗り込み、起動し、検問所へと向かった。

 

「行け!陽弥!!」

 

陽弥のアーキバスⅡがもうスピードで飛行し、上層に繋ぐ検問所が見えてきた。

 

「良し!検問所だ!!」

 

陽弥はアーキバスⅡの出力を最大にし、検問所を突き抜けると黄金に輝く、たくさんの豪邸や庭が広がっていた。

 

「ここが上層エリアか!」

 

陽弥はその光景を見ていると、後方から紫と青のギムガルムが襲来してきた。

 

「っ!?」

 

すると陽弥のアーキバスⅡの通信機から不気味な女の声がした。

 

「フヒヒヒ.........咎人......来た........排除する......私........ミラーナ...........美しきγ様に支える幹部.........」

 

それに続き、今度は青いギムガルムも通信してきた。

 

「同じく..............僕はイプシロン様に支える幹部のテスタロスです...........自己紹介が済みましたので.............貴方をジュリオ陛下の元に連行します!」

 

「ふざけんな!誰があの糞野郎の所に!」

 

「陛下の悪口を言うな!」

 

テスタのギムガルムがビームライフルを構えると、陽弥のアーキバスⅡは背部に装備されているブラスターで応戦する。

 

「喰らえ!」

 

ブラスターのビームが発射され、テスタとミラーナはそれを回避した。

 

「クッ!神聖な貴族の居住区を!!..........許さん!この野蛮なヴェクタ人め!」

 

「許さんのはそっちの方だ!!ここはアジマス人の暮らす世界だ..........おとなしく元いた世界に帰れ!!」

 

「断る........!」

 

「っ!?」

 

「君は知らない.........僕の過去はかつて..........ヴェルダ王朝の街にあった..........平和だったヴェルダ王朝の民達が突然、マナの光を失い..........暴動が起き........唯一.......僕の肉親は父だった........時空融合から僕を庇って死んだ!...........そんな絶望の世界で僕は!..........たった一人で生きてきた!今も!下層スラムで生きる人々はマナが使えなく、苦しんでいる!..............僕はもう失いたくない!これ以上の死人を出すのは!!」

 

テスタは怒鳴るとギムガルムの腕が変形し、レーザーブレードをアーキバスⅡに振りかざすと、陽弥は背部に装備されているもう一つの武器、対艦ビーム長刀"ダーインスレイブ"を抜刀し、テスタのギムガルムのレーザーブレードの攻撃を防御した。

 

「お前もそう望んでいるなら何でジュリオに従うんだ!?」

 

「陛下は..........膨大なエネルギーを持つ光の力仕事"アーク"と............陛下の持つ闇の力"ダークマタージュエル"と..............姫殿下に宿る第三の力ともう一つ................お前に宿る無限の力を欲していると!!!............陛下の元に連行すれば下層スラムの住民にもマナの光の加護を授けようと!!!これで...........あの頃の生活に戻れる!!」

 

「あの頃の生活?.......笑わせるぜ.........」

 

「へ!?」

 

陽弥はそう言うとテスタを蹴り上げ、ダーインスレイブでギムガルムの両足を切断し、地面に叩き落とした。

 

「ジュリオはそんな約束をしない.............ただ民衆を自分の為の道具にしか思っていない......さらに奴は他の種族の惑星を略奪してその種族を奴隷にしている..........アヴァロンもその一つだ..........元々はアジマス人の故郷なのに、ジュリオはそれを奪い、主導権を自分の物にした.........現実から逃げている臆病な皇帝だ.........!!!!!」

 

陽弥はダーインスレイブをギムガルムに突き付けると、テスタは怯える。

 

「ひぃっ!」

 

「仕方ない........良いことを教えてやろうか?...........他の人類............俺の叔母さん達は.........現実から逃げず......前を向いて歩いている............だから、現実から逃げず、抗え.........」

 

陽弥はそれを言うと、ダーインスレイブを直し、上層エリアの真上にある最上層へと向かっていった。するとそこにミラーナが駆け付けてきて、テスタを救助する。

 

「テス君.........大丈夫?」

 

「.............」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽弥はダーインスレイブで最上層のシャッターを切り刻み、突入すると、そこには黄金に輝く宮殿が目の前にあった。

 

 

「着いた!!」

 

そして陽弥は宮殿を見渡すとエミリアのいる塔を見つけた。

 

「あの搭だな!」

 

陽弥は猛スピードでエミリアのいる塔へ向かっていった。

 

「エミリアァァァァ!!」

 

陽弥は塔に着くと高火力ヒートアサルトブレードを抜刀し、壁を切り裂いた。

 

「エミリア!助けに来たぞ!」

 

中を見ると...........それはもぬけの殻だった。

 

「あれ?」

 

陽弥は部屋の中を確認しようとしたその時、黒い影が陽弥に突進してきた。

 

「うわぁっ!!!??」

 

陽弥は地面に叩き落とされ、体制を整え戻すと、現れたのは.........

 

「何だ!?」

 

それは体型が細く、両腕が紫に光るビームセイバーと黒いアゲハ蝶と思われる美しい羽を羽ばたかせ、降下した。

 

「黒い...........ギムガルム!?」

 

すると黒いギムガルムはビームセイバーを構えた。

 

「ほぉ.......、殺ろうと言うわけか..........!?」

 

陽弥はそう言うと、ダーインスレイブを二刀流で掛かり、黒いギムガルムの華麗な攻撃を防御する。

 

「何だろう.........この感じ?............心がざわめいている...........何でだ?」

 

そしてダーインスレイブとビームセイバーの刃がぶつかると、陽弥はアーキバスⅡの頭部で黒いギムガルムの頭部ごとぶつけ、黒いギムガルムが怯んでいる隙に上へ舞い上がり、ダーインスレイブを降り下ろした。

 

「貰ったぁぁぁぁぁ!!」

 

陽弥の渾身の一撃が黒いギムガルムのコックピットを切り裂き、コックピットの内部が露になった。

 

「......................へ!?」

 

突然、陽弥がそのコックピットの中にある事に気付く。

 

「人..........!?」

 

それは黒いタクティカルスーツを着用している女性で、黒いロングヘアーで黒いバイザーをしていた。するとその女性はバイザーをオフにすると顔が露になると陽弥はその顔を見て、驚く。

 

「っ!!!!?」

 

すると陽弥が開けた穴からクロウのアーキバスⅡとルーのジークフリード、ΣとΒが現れた。

 

「「陽弥!!」」

 

「「陽弥様!!」」

 

「どうしたんだ!?」

 

クロウが陽弥に問だすと、陽弥は言う。

 

「............何で!?...............何でお前が!?」

 

「一体.........っ!!?」

 

クロウは黒いギムガルムを見て、驚く。

 

「嘘...........だろ!?」

 

それに続き、ルーも驚く。

 

「何で.............彼女が...........!!?」

 

すると陽弥は手で頭を抑え、慌てながら答える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何でだ!?.............何で..........エミリアが!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒いギムガルムのコックピットの中に緑の髪ではなく、黒い髪になって、その瞳に輝きがなくなっている変わり果てたエミリアの姿だった。

 

「最悪な再会ですね..........これは!!」

 

Σがサブマシンガンを構えると、テスタ、ミラーナ、オルトのギムガルムが現れた。すると三人はエミリアの前に近づき、膝間付き、敬礼した。

 

「「「エミリア・レグレシア・クアンタ姫様!!!」」」

 

「え!?」

 

彼らの言葉に陽弥達は驚くと、宮殿の門から拍手が聞こえてくる。

 

「彼女の本名だよ.................」

 

門から現れたのは変わらない笑顔をしながら拍手をするジュリオだった。

 

「ジュリオ!!!」

 

「いやいや.........まさか、このアヴァロンに侵入するとは.............間抜けな連中だな、」

 

「ふざけるな!お前!.............エミリアに何をした!?」

 

「ダークマタージュエルの力で洗脳させただけだよ.............そして、」

 

ジュリオの後方から、エヴァが現れ、陽弥に言う。

 

「私の幹部だ..........」

 

「エヴァ!!」

 

「彼らは我ら四将軍の幹部.............その名も"四星騎士"だそしてエミリアは四星騎士の団長"冥王の姫騎士"と呼ぶ」

 

「そして僕は"流星の戦士"です。」

 

「フヒヒヒ.........私.........黒星の魔術師」

 

「そして俺は!星刻の番人だ!!」

 

テスタ、ミラーナ、オルトはそれぞれの呼び名を言うとジュリオが命令してきた。

 

「お前たち.............殺れ!!」

 

「「「イエス!マイエンペラー!!」」」

 

三人は敬礼し、陽弥達に襲い掛かってきた。

 

「エミリア........彼処にいる彼の力を奪ってきなさい...........」

 

ジュリオはエミリアに命令するとエミリアは言う。

 

「..............イエス.......マイエンペラー........」

 

エミリアはビームセイバーを突き付けてきて、陽弥に襲い掛かる。

 

「エミリア!!」

 

陽弥は武器を抜刀せず、シールドでエミリアの攻撃を防御する。

 

「俺は!お前と戦いたくない!!目を覚ましてくれ!!!」

 

しかし、陽弥の声は本人届かず、エミリアのビームセイバーが陽弥の頭上に降り下ろそうとしていた。

 

「っ!」

 

絶体絶命の時、穴から、藍と白のカラーリングをしたアーキバスⅡが現れ、ビームナギナタでエミリアのビームセイバーを防御し、陽弥を守る。

 

「陽弥ぁぁぁぁぁ!!」

 

「父さん!」

 

シンはビームナギナタで振り払い、陽弥を守るように、体制を整える。

 

「陽弥!待たせたな!!」

 

「父さん!それより、エミリアが!」

 

「あぁ、分かっている...........まさかこう来るとは思っていなかったよ........!!」

 

するとジュリオは陽弥とシンを見て、笑う。

 

「フハハハハハ!!まさかヴェクタの親子が来るとは..........素晴らしい!!偽りの地球人で我々新人類を脅かす存在"超人類"と出会えるなんて.............素晴らしすぎる!!これもドゥーム様の思し召し!!」

 

陽弥はジュリオが何を言っているのか分からなくなると、シンは怒鳴る。

 

「黙れ!ジュリオ!!そうか.........お前はドゥーム崇拝者か.........その崇拝者が何で皇帝の座に付いているのか!?それともう一つ..........何でお前はアークとダークマタージュエルとこの姫さんの力を欲しているんだ?」

 

シンが質問するとジュリオは答える。

 

「決まってるだろ!..........マナの復活だよ!Q人が遺した三つの遺産"アーク"、"ダークマタージュエル"そして..............三つの中でも最大のエネルギーを持つ遺産"クアンタニウム"を使い........アウラのドラゴニウムの補充なしの無限のマナの光を作り上げ!!永遠の皇国として君臨するのだ!!」

 

「クアンタニウム?..........あの姫さんの力の事か.............」

 

「さらに!!この三つの力が揃いし時!最強の力が出てくると言う!」

 

「「?」」

 

「三つの力が揃いし時!次元の核とも言える存在!!その名も"無限"!!その無限を私に宿れば!!永遠の不老不死と全てを操る事が出来る!!」

 

「全て!?どういう事だ!?」

 

「分からないのかね?それでも超人類の末裔か?」

 

「...............まさか!!!?」

 

「あぁ、そのまさかだよ!得にクアンタニウムの力はあらゆる種族と和解出来る力を持つ...........ダークマタージュエルはノーマやあらゆる種族、神をも操る事が出来る!アークはあらゆる驚異を排除出来る!そして無限の力は............あらゆる世界と......過去や未来を跳躍、変革を持っている!それがあれば私は神を越えた存在!"神皇"としてあらゆる世界の過去と未来に永久に君臨するのだ!!」

 

衝撃の事に陽弥達は驚く。

 

「っ!!?過去と未来を跳躍!?まさかこのアヴァロンは............!!!!!」

 

「そうだ............この要塞国家自体が..........."タイムマシン"なのだよ!!後はクアンタニウムを取りだし、ドゥーム様の手助けをするだけ、」

 

シンはジュリオの狙いが分かったかのように答える。

 

「と言うことは!このアヴァロンを使って!!」

 

そして陽弥もジュリオの狙いに気付く。

 

「過去に行き!ラストリベルタスを妨害するつもりなんだな!?」

 

「そうだ...........賢い奴だお前は...........」

 

するとΣとΒがガトリングガンとサブマシンガンを構える。

 

「そうはさせんぞ!!」

 

「邪魔をするな!!アポカリプス、γ.......殺れ!!」

 

「「了解しました。」」

 

「アポカリプス!!」

 

「γ!!」

 

二体は重装備をしたアポカリプスとγを睨み付ける。

 

「あら、お久しぶり......Β、Σ」

 

「貴様!!」

 

「父さん!早くしないと!」

 

「分かっている!けど!!」

 

エミリアが光速でビームセイバーを切りつけてきて、シンはそれを防御する。するとジュリオは語り出す。

 

「だけど!...........私の元に三つの力は揃ったが無限の力は出現しなかった............」

 

《へ!?》

 

「見せてやろう.........我が神.......ドゥーム様から授かりし、ダークマタージュエルの本当の力を...............龍装光!!」

 

突然、ジュリオが龍装光と叫んだ事に陽弥達は驚く。

 

《龍装光!!!!!!??????》

 

するとジュリオの腕に食い込んでいたダークマタージュエルから禍々しい百の眼を持ち、二つの口を開かせ、二枚の悪魔の翼を広げた漆黒の龍が召喚され、ジュリオの体に纏い始め、クロウの龍装光と同じアーマーになり、黒いマントを広げ、ドゥームの剣だった邪心剣アメズヤクラを抜刀し、叫ぶ。(見た目はクロウの龍装光の黄金と白から黒と赤のバージョンだと思ってください。)

 

「これがドゥーム様から授かりしダークマタージュエルの本当の力!!その名も偽りの銀河七聖龍 邪神龍皇ドゥーム・ドラゴンだ!!」

 

「何!?」

 

陽弥達が驚くと、ジュリオが消え、陽弥のアーキバスⅡのコックピットの上に立っていた。

 

「さらに...........私の前に驚くべき者が現れるとは........」

 

「っ!?」

 

ジュリオは陽弥のアーキバスⅡのコックピットを引き剥がし、陽弥はファランクスを構えた直後、ジュリオの黒い腕が伸び、陽弥の心臓に突き刺さった。

 

「うっ!?」

 

その光景にシンは叫ぶ。

 

「陽弥ぁぁぁぁぁ!!」

 

するとジュリオは陽弥の心臓をえぐり出すと、シン達は驚く。それはジュリオがえぐり出した陽弥の心臓が虹色に光っていた。

 

「フハハハハハ!!ハハハハハハハハハ!!!!!まさかお前の心臓に宿っていたとはなぁ!」

 

陽弥は息が荒くなりながら、問う。

 

「どう........いう事な.......んだ!?」

 

「まだ分からないのか?............無限の力"インフィニティソウル"と呼ぶべきかな、インフィニティソウルの出現条件は一つ.............死人に宿る事だよ!!」

 

「..............へ!?」

 

「何!?」

 

シンはその事に驚くと、ジュリオは鼻笑いをして、とてつもない事を言う。

 

「それと.......この光景は全惑星に放送している!」

 

既にアポカリプスが全惑星中の放送をジャックし、アヴァロンで起こっている映像を流しており、それを見ていたヒルダやルナ、アンジュもサラ、タスクやリュウガ、地球にいるアリア達も衝撃な映像を見て驚く。

 

「教えてやろう........私が語った意味を.........このインフィニティソウルは死者にしか宿らない!.........つまり、お前は死んだ人間!........今もこの現世に生きる死者なのだよ!!」

 

ジュリオの放った言葉に陽弥達や全惑星に生きる種族も驚いた。




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