クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者   作:オービタル

32 / 123
第30話:聖騎士 シグムント復活

試合に勝った陽弥は護星神の試練の中で最も難易度が高く...........危険な世界.............死者の国 ヘルヘイムでの試練を受けていた。

 

「ハァ、............ハァ、............ハァ、...........これは.....ちょっときついかもなぁ........」

 

陽弥の周りに無数のヘルヘイムに堕ちた亡者の群れに囲まれていた。亡者は呻き声を上げ、陽弥の周りに浮いており、彼の魂を狙っていた。

 

「悪いがなぁ...........あいにく俺の心臓は人工心臓だから............奪えないぞ!!」

 

陽弥は左腕の闇の爪で亡者を切り裂いたが、相手は霊体で斬れなかった。

 

「チッ!」

 

陽弥は舌打ちすると、右腕の光の爪を展開し、亡者を凪ぎ払うと、亡者は陽弥の光の右腕に脅える。

 

「ん?................あぁ、なるほど........死者の国はいつも夜..........こいつらは夜行性になっているんだったなぁ............だったら......この光で永遠に脅えていろ........罪人共が!!」

 

陽弥は光の爪を振り回し、亡者を追い払っていた。亡者は陽弥の光に耐えられなく、岩影や洞窟の中に隠れる。陽弥は振り回している内に亡者の群れがいなくなっていることに気付いた。

 

「あれ?..........もう、おしまい?」

 

陽弥は光の右腕を出したまま、ヘルヘイムの奥へと進んでいった。その時、後方の岩影に黒い影が陽弥を睨んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽弥はその奥へ進んだ先に一つの黒い扉が目の前にあった。

 

「ここが目的の場所か...........」

 

陽弥は早速、光と闇の腕を発動し、黒い扉を壊そうとしたその時、黒い影が陽弥に飛び付いてきた。

 

「何っ?!」

 

陽弥は背中にしがみついている黒い影を振りほどこうと、暴れ、ようやくその黒い影を闇の左腕で掴み、引き剥がすとその黒い影の正体は.........

 

「妖精..........?」

 

それは翡翠の色で美しい髪をした女の妖精だった。しかし、仮面が取り付けられているため、素顔が分からなかった。すると陽弥はその妖精に尋問する。

 

「何でここにいるんだ?」

 

しかし、その妖精は喋らなかった。

 

「何だ?.........お前喋れないのか?」

 

すると妖精は陽弥の問いに応じ、首を上下に動かし、顔に取り付けられている仮面に指を指して、ジェスチャーする。

 

「その仮面のせいで喋れないって言うことか?」

 

すると妖精は強く首を上下に振る。

 

「分かった..........!」

 

陽弥は早速、妖精の顔に取り付けられている仮面を引き剥がそうとしたが、仮面はびっしり顔に貼り付いており、光と闇の腕の力でも、取れなかった。

 

「う~ん..........困ったなぁ........仮面が取れなきゃ、何を言っているか分からないなぁ...........ここは一端、試練を中断して、シェパード艦長に相談してみるか............」

 

陽弥は女の子を連れ、本部へと帰還する。その途中、陽弥が壊そうとした黒い扉が少し開き、その隙間から誰かが陽弥を睨み覗いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽弥は本部に戻り、女の子に付けられている仮面を検査していた。

 

「こんな材質は見たことがないなぁ........」

 

「見たことがない?........どういう事なんですか?」

 

「この仮面の材質は今までの金属より硬く、さらに何か喋ろうとしたら仮面から電流を流すシステムなんだ........」

 

「そんなぁ.........!!酷すぎる.........」

 

「念のため、さらに調べておく...........お前はその子の世話をしなさい.........良いかね?」

 

「分かりました!」

 

陽弥は女の子と一緒にラルフの家へ帰ろうとしたら、シェパードが陽弥を呼び戻した。

 

「後...........」

 

「はい?」

 

「今月の給料だ...........」

 

シェパードが封筒に入った給料を陽弥に渡すと陽弥は深く頭を下げる。

 

「あ!ありがとうございます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽弥は女の子を家に連れ帰り、考えていた。

 

「さて............どうすれば...............!」

 

陽弥は何かを思い付き。倉庫へ行き、何かを探していた。

 

「確か..........この辺りに............あった!」

 

陽弥が見つけたのは頭に被るような装置が二つあった。

 

「脳波電子読み取り翻訳機.............これを使って、この子の脳波を読み取り.........何を言っているのか分かるかもなぁ、」

 

陽弥は翻訳機の装置を頭に被り、女の子にも翻訳機を被らせる。そして翻訳機の電源をオンにし、頭の中で念じる。

 

「ねぇ、君.........」

 

「?」

 

「何か...........思い込んでみて?」

 

「...............わ..............たし...........は...........」

 

「良し!」

 

「わ...........た.....し.........は...............」

 

女の子が念じている直後、とてつもない爆音が鳴った。

 

「っ!?........何だ!?」

 

陽弥は外を見に行くと、高層ビルから煙が上がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽弥は女の子を連れて、本部に行くと、サイレンや警報が鳴り響いていた。

 

「緊急事態発生!!緊急事態発生!!ヘルヘイムから極悪の脱獄霊が脱走しました!住民は速やかに!!自宅に避難してください!!繰り返します!ヘルヘイムから..............」

 

陽弥は民間人を安全な所へ誘導している保安局の隊員に声を掛けた。

 

「何が起こったのですか!?」

 

「分かりません!陽弥さんが受けていたヘルヘイムから名のある悪霊が女神ヘルの目を盗んで、霊界からこの域へ脱走したんだ!」

 

「脱走......?!」

 

「目的は恐らくですけど...........誰かに対しての復讐だと思います.........もし奴がこの域を出れば.........」

 

「その人は殺されると............」

 

「そうなのです!.........それだけは断固として、阻止しなければならない!........陽弥さんのガルドメイルは用意している!今すぐに行けるか?」

 

「勿論だ!.........それとこの子も頼む!」

 

陽弥は急いで、保安局の格納庫へ向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、Νヴェクタシティの上空を飛行しているクラゲのような黒紫の物体をした脱獄霊は保安局のガルドメイルに追いかけられていた。

 

「そこの脱獄霊!!止まれ!..........止まらないと撃つぞ!」

 

しかし、脱獄霊は保安員の警告を無視していた。

 

「隊長!どうしますか!?」

 

「やむ得ん.......撃て!」

 

隊員達は隊長の命令に従い、ガルドメイルΝ搭載されているビームバルカンで追撃し、ホーミングミサイルを放つと、脱獄霊に直撃した。

 

「やったか?!」

 

煙が晴れる直後、煙の中から触手が出てきて、保安員のガルドメイルを破壊した。そして脱獄霊が怒りながら、叫ぶ

 

「ヴェクタ人!!皆殺しぃぃぃぃぃ~~~~!!!!」

 

そして叫んでいる脱獄霊を数キロ離れているビルの最上階で陽弥は眺めていた。

 

「アイツ........何であんなに暴れてるんだ!?まぁ、良い!行くぞ!!」

 

陽弥は、ガルドメイル "サラマンダー"で向かい、脱獄霊にビームバルカンを乱射する。脱獄霊はビームバルカンを乱射する陽弥の方を向く。

 

「ヴェクタ人!」

 

「ホラホラ!!どうした!........」

 

「ちょこまかとぉぉぉぉぉ!!」

 

脱獄霊は怒りだし、背部から無数の刺が出てきたと思いきや、その刺がミサイルとなって陽弥のサラマンダーに襲い掛かる。陽弥はミサイルを回避するが、ミサイルの弾数が多く、一機のミサイルがサラマンダーのレフトウィングに直撃したと同時に陽弥はサラマンダーから脱出した。

 

「ヤバッ!ガルドメイルが壊された......!」

 

陽弥はパラシュートで高層ビルが並ぶ市街地に着地すると後方から脱獄霊がビルを破壊して、陽弥の前に現れた。そして陽弥は脱獄霊に質問する。

 

「お前!何でそんなに怒ってるんだ?」

 

「黙れ!小汚ないヴェクタ人が!!........それにお前のその髪..........あの小娘に似ているなぁ...........」

 

脱獄霊の語った言葉に陽弥は疑問を持つ。

 

「あの小娘?............母さんを知っているのか?」

 

「母さん?...................そうか.......そう言う事か.........フフフフフフ.........アハハハハハ!!!!」

 

脱獄霊は陽弥の目を見て、急に笑いだした。

 

「何がそんなに可笑しいんだ..........?」

 

「いやぁ、お前のその目..........やっぱりあのガキに似ているなぁ........そうか、そうか..........アイツの子か..........お前!名は?」

 

脱獄霊はさらに陽弥に問う。

 

「え?........陽弥・ギデオンだが..........」

 

陽弥が名を言った直後、脱獄霊が触手を陽弥に降り下ろしてきた。

 

「っ!?」

 

「ギデオン家の末裔めぇぇぇぇぇ!!!見つけたぞ~~~~!!!!」

 

脱獄霊は怒声を上げ、おぞましき触手で陽弥を攻撃してくる。

 

「何だ!?お前!急に襲い掛かるは意味分からない事を語るはお前誰なんだ!?」

 

「俺は............かつてお前のクソ親父に敗れた..........ケビン............」

 

陽弥は回避しながら、ケビンの名を思い出す。

 

「ケビン?............あれ?........何処かで聞いたような..........」

 

そしてようやく陽弥はケビンの事を思い出す。

 

「あ!..........そうか.........お前が俺の祖父を殺した犯人で...........母さんをずっとストーカーしていた挙げ句、無理矢理結婚させようとしたあのロリコンケビンか?!」

 

陽弥の言葉にケビンは切れ、黒紫の触手を振り回す。

 

「それを言うなぁぁぁぁぁぁ」

 

次々とケビンは市街地を破壊しており、陽弥は光の右腕を発動させ、光の爪でケビンの巨大で滑らかな皮膚を切り裂くとケビンは悲鳴を上げる中、陽弥は笑いだす。

 

「ハハハハハハ!やっぱり!父さんの言われた通りだ............直ぐ"かっ!"となりやすく、偉そうな事を言う...........お前父さんに破られた事で今もあの世で悔しがっていたんだなぁ」

 

「そうさ!俺は死んだとき...........復讐を誓ったんだ!いつかあの世から脱走し、貴様の一族を皆殺しにして!新ヘルガスト連盟帝国を築き上げ!偉大なるドゥーム様を!復活させるのだ!!!」

 

ケビンの下らない計画に陽弥は呆れた。

 

「............本当に.........馬鹿だな........!!」

 

「何だと?!」

 

「てめぇのその下らない計画は...........永遠にないね!」

 

陽弥は左腕から闇の爪をだし、ケビンに向かって走ったが、ケビンは触手で陽弥を捕まえ、叫んだ。

 

「黙れぇぇぇぇぇ!」

 

そしてケビンは陽弥を地面へ降り下ろすと、陽弥は地下まで吹き飛ばされた。

 

「痛てぇ.........?」

 

陽弥は目を覚ますとそこはQ人の古代神殿で目の前に石化したままシグムントがあった。

 

「ここまで、吹き飛ばされたか............」

 

すると陽弥が吹き飛ばされて来た穴が壊れ、ケビンが現れた。

 

「シンの息子ぉぉぉぉぉ!!覚悟しておけ!!」

 

ケビンは怒りながら、触手で古代神殿の柱を壊していた。

 

「おい、おい.........神殿で暴れたらバチが当たるぞ...........!!」

 

「覚悟ぉぉぉぉぉ!!」

 

ケビンが触手から刺が現れ、陽弥の頭上に触手を降り下ろし、陽弥は防御体制をすると何かが、陽弥を守った。

 

「っ!?」

 

陽弥は眼を開けるとそこには石化している筈のシグムントが陽弥を守っているかのように手首からサーメットブレードを展開し、ケビンの触手から守っていた。その光景にケビンと陽弥は驚く。

 

「何!?」

 

「シグムント?!!」

 

すると誰も乗っていない筈のシグムントはサーメットブレードで触手を切り裂き、ケビンに向かって蹴り上げた。

 

「ゴブッ!!」

 

ケビンはシグムントの蹴りで通って来た穴から逆に吹き飛ばされた。

するとシグムントのコックピットハッチが開き、ジェスチャーする。

 

「乗れって言うのか?」

 

陽弥が問うとシグムントの眼が強く光だした。

 

「何で動いたのかは知らないが..........行くぞ!」

 

陽弥はシグムントに乗り込むと、シグムントは背部から緑光を出す虫の羽を展開すると、その4枚の羽を羽ばたかせ、ケビンのいる地上に向かって飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、本部ではシェパードとラルフが状況を問う。

 

「状況はどうなっている!?」

 

「脱走霊は現在、地下神殿で陽弥・ギデオンと交戦中です!」

 

「神殿だと!?」

 

シェパードがその事に驚くと、下からケビンが現れる。

 

「「!?」」

 

皆はケビンの方を向くと、下からも何かが現れた。

 

「あれは...........!!」

 

それは石化したままのシグムントがケビンの前に現れ、シェパード達は驚く。

 

《シグムント!?》

 

皆は驚き、ラルフが言う。

 

「何故、シグムントが起動しているんだ!?まさか............」

 

ラルフがシグムントに乗っているパイロットが分かると同時に、陽弥はシグムントのサーメットブレードをケビンに突き付けた。

 

「グッ!!パンドラメイル シグムント!!何だあの機体は!?」

 

するとシグムントは羽を羽ばたかせ、突進してきた。ケビンは口から粒子砲を放つが、シグムントはそれを読み取ったかのように、粒子砲を回避した。

 

「は!?.........速い!」

 

シグムントはケビンの脇腹に回り込み、サーメットブレードで切り裂いていく、ケビンは触手を伸ばして、シグムントを捕まえようとした。

 

「そこだ!!」

 

すると、シグムントの装甲が突然、光輝きながら2体に増え、触手を回避する。

 

「あれ!?」

 

ケビンは驚き、また触手で2体に増えたシグムントを倒そうとすると、2体の装甲がまた光輝きだし、4体に増えた。

 

「何だと!?分身?!!.............小生意気な!!」

 

ケビンは怒鳴ると同時に背部からミサイルを一斉発射し、シグムント4体のシグムントに直撃するが、今度は8体に増えた。

 

「クソ!攻撃が当たる度に増えていやがる!!」

 

ケビンは触手から拡散粒子砲を放った直後、シグムントが次元跳躍を発動し拡散粒子砲を回避したと同時にさらに増える。

 

「次元跳躍だと!?」

 

そうしていくうちに、増えたシグムント達により、ケビンの触手が斬られていくと同時にケビンはこの世とは思えない光景を目の当たりになった。

 

「何だ...........この数..........!?」

 

数百体いるシグムントがケビンを囲み、手首からサーメットブレードを展開し、数百体のシグムントがケビンに向かって突撃し、ケビンを切り刻んでいく。

 

「グァァァァァァァァァ~~~~!!!!」

 

ケビンは悲鳴を上げる。その光景はまるで、数百匹の蜂がスズメバチを取り囲んで攻撃している様に見えた。そしてシグムントに乗っている陽弥.........嫌、数百人の陽弥達が叫ぶ。

 

《これで終わりだ!!》

 

数百体のシグムントがサーメットブレードの刃がケビンの体中にとどめを刺す。

 

「コイツらは...........化物なのか!」

 

ケビンは苦しみながら、それを言い終えると同時に体が破裂した。戦闘が終えると数百体いたシグムントが消えていき、元の一機になり、市街地に着陸した。そして陽弥はコックピットの中で汗をかきながら、息を荒く吸ったり、吐いたりしていた。

 

「ハァ!........ハァ!..............ハァ........ハァ........フ~.......」

 

陽弥は落ち着くと、何かが落ちる音がした。

 

「ん?」

 

下を見るとそれはシグムントの装甲が散らばっていた。陽弥はシグムントの頭部を見て驚愕する。それは、機体の筈なのに、フレームは生物のような皮膚を持ち、背部には羽根があり、陽弥が最も驚いたのは、頭部であった。甲殻虫の角と鋭い顎と何かの生物のような口と牙と舌、そして眼が4つもあった。(分かりやすく答えますと、エヴァンゲリオンの初号機のような感じです。)するとシグムントの4つの眼が陽弥の方に向くと、喋りだした。

 

「...........何奴だ?」

 

「え.......!?」

 

陽弥はシグムントが喋りだした事に驚くと、シグムントが陽弥を掴んで、下に放り投げた。

 

「うわっ!?」

 

陽弥は背中を強打し、背中を擦りながら、シグムントに怒る。

 

「痛つつっ!何するんだよ!?」

 

「貴様の様な貧弱なヴェクタ人は........我の主に相応しくもない............」

 

シグムントがそれを言い終えると、羽を羽ばたかせ、何処かへ飛んでいった。その光景に陽弥は目を光らせながら、言う。

 

「あの機体...........むかつく......でも絶対にあの機体と言うより............あの生物を乗りこなしてやる.......!」

 

陽弥は拳を握り、急いで保安局へ戻った

 

 

 

 

 

その頃、シグムントは家に送還された女の子と何かを話していた。するとシグムントは女の子へ手を差し伸べると、女の子に引っ付いていた仮面が取れた。

 

「これで良し.........」

 

シグムントは羽を羽ばたかせ、また何処かへ行った。

 

「ありがとう♪」

 

女の子は笑顔でシグムントが去るのを見送る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後、陽弥は家に戻った。

 

「帰ったよ~」

 

陽弥は疲れた体で椅子に座った。

 

「フゥ、疲れた............ん?」

 

ふと、テーブルの上に仮面が置かれていた。

 

「仮面?............................え?!」

 

よく見ると、それは女の子に引っ付いていた仮面であった。それがテーブルの上にあることに驚く。するとドアが開き、中から女の子が姿を現し、陽弥に挨拶する。

 

「お帰り♪」

 

「.........え?!」

 

女の子は目を光らせながら、陽弥を見て、挨拶する。

 

「お帰り♪」

 

「..........た......ただいま......」

 

「キヒヒヒヒヒ♪」

 

女の子は陽弥に元気良い笑顔を見せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、陽弥は取れた仮面を持ってその子と一緒に本部へ向かった。研究者は仮面と女の子の事で混乱する。

 

「おかしい........あの子の顔をガッチリと付いていた筈の仮面がどうして.........?」

 

「分からない........だが、おかげであの子を傷付けずにこの仮面を分析出来る。それと.......あの子の名前を確認したい........」

 

研究者は女の子に問う。

 

「君......」

 

すると、女の子は恐がり、陽弥の後ろに隠れる。

 

「あ~、俺がやります......君、名前は.......?」

 

陽弥は代わりに女の子に問うと女の子は元気良く答えた。

 

「マナ!」

 

「マナちゃんかぁ.........マナちゃん、君はどうしてヘルヘイムにいたの?」

 

「ずっと待っていた!」

 

「誰を?」

 

「パパを!」

 

突然、マナが陽弥に指を指して来て、疑問に思う。

 

「.........え?!」

 

陽弥も自分の指で自分を指し、再度確認した。

 

「まさか.......俺!?」

 

「うん!」

 

「ええええええええぇぇぇぇぇ~~~~!!!?」

 

突然の事に陽弥は天高くまで大声を上げた。そして陽弥の育児生活が始まった。

 




オ「よっ!子持ち護星神!!」

陽「うるせぇ!」

オ「がんばれ!陽弥!........嫌、ゴッドパパ!」

陽「黙れ、俺を馬鹿にしてるのか?!」

オ「うん!そうだよ!」

陽「この野郎~!!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。