クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者   作:オービタル

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第32話:シンセシス

 

陽弥は死んだ筈の実祖父のサムを見て、驚愕する。

 

「じいちゃん!..........何で生きてるの!!!??」

 

「ハァ.........ヘリオスとセレーネに頼まれたんだ..........貴方の御孫さんは次元の狭間にいるって..........だから私はお前の見舞いに来たんだ...........アルベルトは.........現世で活躍している弟に会いたいと........」

 

サムが説明していると、陽弥はサムの話を退けて、さらに質問する。

 

「それより!じいちゃんとアルベルト叔父さんが護星神ってどういうことなんだ!?」

 

「詳しく事は私が説明する..........時が来たのだ........邪神軍団の復活が..........」

 

アルベルトの言葉にシェパードは驚愕する。

 

「何だと?!」

 

「奴等は十分にエネルギーを蓄えつつ復活しようとしていてる..........」

 

「エネルギーを?..........何の?」

 

「人から出る.......あらゆる憎しみと怨み、そして怒り、哀しみ、欲望、暴力なんだ............ジュリオはまだそれの存在に気付いていない.......」

 

「じぁあ!ドゥームはそれを分かってダークマターを渡して!?」

 

するとデュランは答える。

 

「いいえ、それはありません...........ドゥームが何故ジュリオに大事なダークマターを渡したのでしょう....」

 

陽弥達は深く考え込むと、ラルフは分かった様な表情でアルベルトに言う。

 

「...........!」

 

「何か分かったようだな.......」

 

「なるほど、そう言う事か........俺達は大事な事を忘れていた...........ダークマタージュエルには邪神達の力が封じ込められている結晶体..........だけどコントロールは言っていなかった.......つまり、」

 

陽弥は具体的に答えた、

 

「...........クアンタ人であったドゥームをダークマタージュエル自身が........ドゥームをコントロールしていたと?」

 

「そうだ...........だいたい、残り499体の邪神達をどうやって、封じ込めたのかは分からない........だけどこれだけは言える.........今もジュリオは.......ダークマタージュエルの呪縛に取り付かれていると言うことだ...........」

 

「確かにそれは言える...........」

 

「アルベルト叔父さん...........貴方が言っていた邪神軍団は一体何なのですか?」

 

ラルフが質問するとアルベルトは答えた。

 

「...............かつて、各宇宙や銀河、時空、次元には........異次元生命体、暗黒生命体、宇宙生命体があらゆる星々を支配していた..........そして彼らは『旧支配者』と名乗った.........その旧支配者達を率いてきたのは.........原初の邪神皇........その名はクトゥルフ...........奴には4神柱とも呼ばれる名のある邪神皇を従えていた。"傲慢のナトラータホテプ"、"生きる炎のクトゥグア"、"漆風のハスター"、"絶海のガタノトア"........そして名のある他の邪神達と邪神尖兵ロイガーと暗黒生命体イング族、超大型要塞魔獣ケートスを引き連れて、あらゆる星々を支配し、旧支配者大銀河帝国を樹立した。」

 

「だ........だ.........大銀河帝国.......?!」

 

陽弥は驚くとアルベルトは続ける。

 

「旧支配者大銀河帝国によって、宇宙は滅びの寸前であった時、初代旧神.......護星神タイタニスが降臨し、たった一人で大銀河帝国に挑んだ。」

 

「たった一人で..................?!」

 

「そして護星神タイタニスは奥の手として、有機生命体と機械生命体の力を一つにし、神も許されぬ、禁断の生命体............邪神の天敵『シンセシス』と言う総合生命体へと変わり、クトゥルフ達を圧迫させた。」

 

「シンセシス............総合生命体...........人間から例えると.......人造人間と言うことか?」

 

ラルフが言うとサムは頷く。

 

「その通りだ.........」

 

「邪神達は護星神、シンセシスを恐れた。そしてタイタニスはシンセシスの全能力を解放し、己の存在ごと消し、超新星の光周波で旧支配者大銀河帝国を滅ぼした。クトゥルフ達は光周波によって、一つの結晶体に変わり、タイタニスの超新星で誕生した星『ルミナス』で生まれた原初の種族"クアンタ人"にクトゥルフの力が封印されているダークマタージュエルを託した。」

 

「結果.........クアンタ人は間違った使い方をしてしまったと..........?」

 

「あぁ、そこからは.......知っているだろ?」

 

アルベルトの言葉にドミニカが言う。

 

「何か.........ぶっ飛んだ話になったなぁ.........邪神軍団が復活しようと人のマイナスエネルギーを蓄えているって.........」

 

「その為に、俺達はヘリオスとセレーネが一時的に生き返らせ、ここにいるのだ........アースガルドの護星神である私とヘルヘイムの護星神であるアルベルトと共に復活する邪神軍団..........旧支配者大銀河帝国に対抗するために...........」

 

するとバルドが左手に右の拳をぶつけると暑くなりながら、興奮していた。

 

「よっしゃ!これで護星神が9人揃った!」

 

「だが、まだだ.........一刻も早く、各次元にいるユグドラシル船団を集合させ、大銀河帝国とクトゥルフの復活を打開策と阻止しなければ...........それと........ホライゾンにいるシン達マーメルディア人と同盟を結ばねば.............」

 

その直後、ユグドラシル9全体に揺れが起きる。

 

「何だ!?」

 

すると揺れがさらに起こり、陽弥達は慌てる。

 

「一体何が起こったのだ!?」

 

その時、病院内の灯りが消え、赤い点滅ランプに変わり、緊急放送が流れる。

 

『コンディションコードレッド!!コンディションコードレッド!!ユグドラシル9に未確認生命体が内部に侵入、保安局及び、各戦闘員は直ちに生命体を排除せよ!繰り返す!コンディションコードレッド!.........』

 

「どうやら、先に奴等が復活したのかもしれない..........」

 

「奴等?」

 

陽弥が問うとアルベルトが説明する。

 

「邪神尖兵ロイガーと暗黒生命体イング族が護星神の力を嗅ぎ付けて襲来してきたのかもしれない...........皆のもの行くぞ!」

 

《了解!》

 

陽弥は立ち上がり、アルベルトに敬礼し、直ちにロイガーとイングの討伐へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現場に向かうと、戦車型のガルドメイル『ベヒモス』数機がショックカノン砲を放ちながら、退避していた。陽弥達はベヒモスが退避する前の場所を見ると、多数のベヒモスと量産型サラマンダーの残骸が散らばっていた。

すると残骸の先に大きく上がる煙の中に巨大な黒い影が浮かび上がり、煙が晴れると、陽弥達は驚愕した。

 

「こ!............これが.........邪神尖兵ロイガー......!?」

 

それは他の機体より数十倍大きく、怪鳥の如き翼と鋭い牙と爪を輝かし、大きく不気味な一つ目を持つ、巨大なタコであった。陽弥達は唖然しながら、考えながら思い込む。

 

「ば!..........化物だ!!.........こいつが大銀河帝国の兵隊!?いくら何でも...........!!」

 

「巨人達よりデカすぎやろ!?」

 

「精々、34.3メートルだな........ありゃ、」

 

「考えても仕方がない!殺るぞ!」

 

《おう!》

 

陽弥達はそれぞれの武器を取りだし、陽弥はデュアルブレード、ラルフはロングソードとマグナム、キャリーはレイピア、デュランは二丁のボウガン、バルドはギガントアックス、ダーマは両手にミサイルランチャー、ドミニカはランスとシールド、サムはガンブレード、アルベルトはロッドを抜刀し、ロイガーに向かって行くと、ロイガーは口から黒い液体と霧を吐いた。すると液体と霧から三本足と巨大な目を持つ黒い生命体が現れ、陽弥達に威嚇する。

 

「イング族!」

 

アルベルトがロッドを振り回しながら、イングを吹き飛ばし、ロイガーへの道を開いた。すると開いた道を閉ざそうとイングが妨害するが、ドミニカのランスがイングの目を突き刺すと、ドミニカはシールドを上に上げると、陽弥とラルフ、キャリー、デュランがシールドの上に飛び上がり、イング達の群れに突っ込んでいった。陽弥のデュアルブレードの刃がイングを切り裂き、ラルフのロングソードから放出される高周波ビームがイングを焼き付くし、マグナムで後方から来るイングを撃ち抜き、キャリーの迅速の如く、レイピアでイングをラッシュし、上空から来る羽を持つイング達に向けて、デュランは光の矢でイングの羽を焼き付くす。

 

「一番槍!行きます!」

 

ドミニカは呪紋で自分のランスとシールドを強化し、光のシールドで迫り来るイングの群れを押し出し、その隙に、バルドのギガントアックスがイング達を凪ぎ払い、ダーマのミサイルランチャーから発射されるミサイルがイング達に炸裂し、サムは呪紋を唱えているアルベルトの邪魔をしようとするイング達をガンブレードで切り裂き、撃ち抜いていた。しかし、ロイガーは黒い液体を吐き、イングを増やす。

 

「数が多すぎる!」

 

陽弥が叫ぶと、ロイガーは雄叫びを上げ、威嚇してきた。陽弥達は飛び上がり、急いでビルの屋上の影で身を隠すと、デュランがメソメソになる。

 

「情けない.........護星神に選ばれた俺があんなデカ物にビビるなんて........」

 

デュランは涙を流していると陽弥が怒る。

 

「デュラン弱音を吐くなよ!.........殺る相手を間違えてる........殺るんなら、イングじゃなく........奴等を出しているロイガーの方を殺るんだ!.........イングは......炎、氷の巨人族やエルフとダークエルフ、ドヴェルグ族とアースガルドの兵隊とヴェクタ保安局に任せよう........!」

 

「一つだけ考えがあります........」

 

キャリーが良い考えを思い付き、陽弥が問うと、キャリーは説明した。

 

「何?」

 

「陽弥さん........貴方の銀河七聖龍とインフィニティソウルの力を解放し、私達に力を分け与えるのです」

 

驚愕な事に陽弥は反対した。

 

「.........ちょっと待て!そんなことをしたら、インフィニティソウルの強大な無限の力でお前らの体が持たなくなるぞ、本気で言っているのか!?」

 

「俺は本気だ.......試して見ようじゃないか?インフィニティソウルの力を!」

 

バルドがギガントアックスを持ち上げた。

 

「それが出来るなら、私も賛成!.......とっととやってかき氷食いたいよ!」

 

ダーマはミサイルランチャーを持ち上げるとデュランもラルフ、ドミニカ、サム、アルベルトも立ち上がった。

 

「良し!やろう!」

 

「良いんじゃないか?確かにインフィニティソウルの力........俺も見てみたいからなぁ.......」

 

陽弥は呆れながら、立ち上がった。

 

「お前ら...............本気で掛かるぞ!!」

 

陽弥は皆に右手を差し伸べた。

 

「俺らは!..........九つの護星神!!」

 

皆は陽弥の右手の上に手を重ねていき、叫んだ。

 

《ガーディアンズ・オブ・タイタニーズ!!》

 

陽弥達は武器を抜刀し、ロイガーに向かっていった。

 

「行くぞ!皆!」

 

皆はそれぞれの位置へ行くと、陽弥は心の中で念じた。すると陽弥の体の中から、インフィニティソウルが出てきた。するとインフィニティソウルから9体の光の龍が現れ、ラルフ、キャリー、バルド、ドミニカ、デュラン、ダーマ、サム、アルベルトに憑依すると、皆の体が虹色に光だし、全員叫んだ。

 

《陣形!トリシューラ!》

 

9人の陣形が星の形を作り出し、光の槍へと変わり、イングの群れを焼き付くし、ロイガーの体を突き抜けた。ロイガーは苦しみの咆哮を上げると、溶けていき、やがて、骨へと変わっていった。陣形トリシューラを終えた陽弥達はインフィニティソウルの力に耐えれなく、倒れていった。

 

「ざまぁ、見ろ.........!」

 

陽弥はロイガーの骨へ指をグーを出し、そのまま倒れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから二日後、病院内にいる陽弥達は....相変わらず、元気であった。

 

「いやぁ、あれは超痛かったー♪」

 

全身包帯だらけのダーマは笑っていると、陽弥が怒り出す。

 

「いやぁ、じゃっないだろ?!スゲェ痛かったんだぞ!」

 

「でも、インフィニティソウルの力が彼処まで来るとは、想像以上だよ!何かこう、全身に力がみなぎるって感じだよ!」

 

「幸いに、じいちゃんとアルベルト叔父さんが耐えれていたから、倒れた俺らを救助してこうやって7人揃って、病院行きになったからなぁ、」

 

「ハハハ、確かに......でもしょうがないよ、あぁでもしなければ、ユグドラシル9は壊滅だったよ......」

 

包帯だらけのラルフは光が指す窓を見て、言うと陽弥も言う。

 

「確かに、て言うか邪神尖兵があんなにデカイなんて聞いてないぞ、001は知っていたの!?」

 

見舞いに来た001が陽弥の質問してきた事に知らん顔で、ごまかす。

 

「..............何のことやら?」

 

「お前一瞬!にやけたろ!?」

 

「知らない.......」

 

「テメェ!、あっ!........」

 

陽弥は立ち上がると、何処かボキリと言う音が鳴り、倒れた。サムは陽弥の姿を見て、呆れる。

 

「やれやれ、バカ孫が...........ん?」

 

すると陽弥の目の色と肌が一瞬、緑に光る電子コードが浮かび上がった、

 

「今のは......まさか!?」

 

サムは陽弥を見て、驚く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、何処か知らない闇の空間で、四つの結晶体は何かを話していた。

 

※注意:ここからは彼等の言葉が分からなくなりますので、翻訳します。

 

「......ザナ....ボルガ..........ロイガー.......イング....ギデバディ.....................タ.........イ.........タ........ニ.........スゥゥゥゥゥ............!!!!」

(ロイガーとイングがタイタニスに殺られた!!!!)

 

「アギー!!........シラクタモール!!..........タ.........イタ.........ニスゥゥゥゥゥ.................!!!!」

(あの忌まわしき護星神!!憎い!!タイタニス!!!!)

 

「タイ.................タニス..............シャラソーザ..........ガーディアンズ..........!?」

(と言うことはタイタニスを受け継ぎし、護星神たちか?!)

 

「ザムザザ............ギグラ.............ゴブゥーグル...........ジガザヤードゥ......アヴァロン....」

(そうだ.........一刻も早く、復活しアヴァロンに行かなければ........)

 

「ボストル........クトゥグア.......?」

(どういう事だ、クトゥグア?)

 

「マシーナ............ウィズリー...........ジュリオ..........イル..................ダークマタージュエル.......バドソ!!」

(アヴァロンにいるジュリオが我々の源であるダークマタージュエルを持っているのだ......!!)

 

「「「ダークマタージュエル!!」」」

 

「ボドマズィール..........ヤード.........クトゥルフ.........クトゥルフ・ダーバ・エンペラー!!」

(原初の邪神皇クトゥルフ様を復活するには、必ずダークマタージュエルが必要だ!..........クトゥルフ様の為に!)

 

「「「クトゥルフ・ダーバ・エンペラー!!」」」

(クトゥルフ様の為に!!)

 

闇の空間で蠢く四つの結晶体の中に潜む影は何やら不気味な事を考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後、ユグドラシル9に次々と各ユグドラシルが集まってきた。陽弥はそれを見て、唖然する。

 

「こんなに集まるんだ..........」

 

「ユグドラシル9は各次元に調査をしていたユグドラシル船団の一つなんだ.........そして.........」

 

すると最後にワープして現れたのは各ユグドラシルと違い、数百倍大きく、惑星型要塞アヴァロン並のシリンダー型の要塞が現れた。

 

「デカッ?!」

 

「あれがユグドラシル船団の中央センターで、これから俺達の総本部...........『ユグドラシル1』だ.........」

 

「惑星並みのデカさを持ってるじゃん!?」

 

すると各ユグドラシルがユグドラシル1に集まり、エンジンの付け根の部分に連結していく。

 

「連結し始めている!」

 

「ユグドラシル1が来たことで、各ユグドラシル船団がユグドラシル1に連結していき、そして大型惑星型要塞にも負けない超大型シリンダー型の要塞になる」

 

「完全に総戦力の結晶体が集まった塊だな、こりゃ.........」

 

「おっと、そろそろ、大統領の演説が始まる..........陽弥、俺達も聞こう」

 

「あぁ、」

 

陽弥達はユグドラシルの大統領の演説を聞いた。内容は、これからユグドラシルはこの次元を離れ、ネオ・ミスルギ皇国の本拠地『アヴァロン』へと向かい、原初の邪神皇クトゥルフの復活を阻止すると、

 

「とうとう..........この次元を離れることになるなんてなぁ........」

 

ラルフと陽弥は空を見上げながら、語り出す。

 

「そうだな、俺はいつ頃ここに滞在していたんだろう?」

 

「1668年...........現在の陽弥さんはその歳だよ?」

 

「そうかなぁ、お前だって、2200歳だろ?」

 

「まぁね...........」

 

「ここにいて色々あったなぁ..........」

 

「そうだね、陽弥が来てから、凄いことになるし、シグムントの正体がクアンタ人によって作られた人造生命体、そして未来から陽弥の娘が来る..........どれも信じられないことだよ...........」

 

「ハハハ」

 

二人は仲良く、笑っていると、001が陽弥を呼んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽弥は001に連れられ、惑星ルミナスの大地に連れてこられた。

 

「陽弥.......」

 

「シグムント?」

 

「来てもらいたい場所がある..........」

 

「何だ?」

 

苔で生い茂っている遺跡の門が開き、陽弥は遺跡の中へ入った。

 

「シェパードはなぁ.........ここの存在に薄々気づいていたのだ.........」

 

「シェパード艦長が!?」

 

「あぁ、そして..........」

 

明かりが見えてくるとそこには、湖がポツンとあり、その湖のど真ん中の上に台座に突き刺さった青と赤に別れた2本の剣が突き刺さっていた。

 

「あれは!?」

 

「かつて..........旧護星神タイタニスが遺した2本の剣だ............名を七星剣と魔剣グラムだ...........」

 

「七星剣と魔剣...........」

 

「さぁ、抜き取るが良い...............シンセシスの覚醒に誓く、誰かを護りたいお前なら.........タイタニスの剣を使える..........」

 

陽弥は疑心暗鬼になったが、心の中で覚悟を決めた。

 

「...........分かった....」

 

陽弥は湖を歩き、七星剣とグラムが突き刺さっている台座に辿り着くと、陽弥は2本の剣を持つと、二つの剣の刃が光だし、陽弥陽弥渾身を込めて、引き抜き、七星剣を天高く掲げた。すると陽弥の瞳の色が緑に染まり、001は2本の剣が抜けたことに驚く。

 

「剣が..............主と認めた...」

 

すると001の体が光だし、001の皮膚が機械へと変わり、虫のような角が生え、純白と深緑のプロテクトアーマーと袖付きの装飾が装備され、半分機械、半分生命体の持つ、生命に満ちた者へと生まれ変わった。

 

「シグムント?」

 

陽弥が声をかけた瞬間、001は膝をついた。

 

「マスターよ..........我に新たな名を........」

 

「え?!」

 

「七星剣と魔剣を抜きし時、我はお前に忠誠を誓い、封印する力から滅びの力に変わる.........陽弥......いえ、マスターよ........我に新たな名を.......」

 

「新たな名................分かった..........」

 

陽弥は考え、良い名前を思い付いた。

 

「お前の名は..............シグムディア...........今日からお前の名は001ではなく、新しい名......その名もシグムディアだ..........!!」

 

すると台座が急に変形し始め、巨大なコンテナになると中が開くと同時に、何かのパーツが陽弥の方に流れ込み、陽弥の体に纏い、シグムディアと同じ色を持つ西洋の鎧を着た様な姿になった。(鎧は"ディメンション・ゼロ"と言うカードゲームに出てくる『聖騎士ホーリー・レイピア』の甲冑を陽弥が装着している感じです。)手には何かチップを持っていた。

 

「それはかつて、クアンタ人が遺した聖なる鎧だ............マスターが身に付けていて下さい........」

 

すると森の方から、木が倒れる音がすると、森の中から、機械の体をした竜の王者と空から翼竜が降りてきて、湖から首長竜が現れ、陽弥は驚く。

 

「何だあれは!?」

 

「古の龍たちよ.........今ここに.........2代目タイタニスが誕生した!............旧支配者大銀河帝国からの混沌の支配を断絶し、真なる平和と自由と解放の為に共に戦おう!!」

 

シグムディアが背部に収納していた陽弥と同じ剣を引き抜き、上に掲げると、三体の古代機龍達は吼える。

 

「何か...........凄いことになったなぁ..........」

 

シグムディアが飛翔形態に変形し、陽弥はフェイスガードとバイザーを起動し、シグムディアに乗り込み、三体の古代龍達と共に皆の所へ戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後、陽弥達はそれぞれの機体に乗って待機していた。バルドとダーマは巨人族専用のバトルアーマースーツを着用しており、ドミニカは小人専用のバトルスーツを着用していた。

 

「全員!配置に付いて!!」

 

陽弥達はカタパルトに発進準備できる様、待機された。

 

「システム!オールグリーン!」

 

陽弥は最後にシグムディアのシステムチェックを行うと、持っていたチップを取りだし、陽弥の耳元にあるパーソナルデバイスに差し込むと、バイザーにアクセスされ、現れたのは、緑色に発光している赤いプロテクトアーマーを装備したプロセアン人のAIであった。

 

「どうも、陽弥様........私はヴィクトルー..........プロセアンの祖先に作られし、VIAです。」

 

「ヴィクトリー、これからの任務について、教えてくれ」

 

「はい、現在、多種族次元革命連合はホライゾンの民衆が囚われている銀河牢獄ゾル・ドゥーに向かっております。」

 

「良し、出来るだけ、シグムディアと俺の援護と敵の情報やシステムへのハッキングと情報収集を頼む」

 

「分かりました、陽弥様」

 

ヴィクトルーは陽弥のバイザーのシステムに入り込んだ。陽弥はシグムディアの後部座席に座っているノーマルスーツを着用したマナを見て、安全確認する。

 

「マナ、...............are you redy ?(準備は良い?)」

 

「all right♪(大丈夫♪)」

 

「天才だな、マナちゃんは.........!?」

 

五歳児なのに英語をペラペラと喋るマナを見て、陽弥は唖然する。

 

「本当にマナをゾル・ドゥーに連れていかせるのか?」

 

「そうです........ゾル・ドゥーにはまだ、マスターの仲間が幽閉されているのです.........」

 

「誰なんだ.......?」

 

「アジマス人を造りし、.............その者はアヴァロンと呼ばれています........」

 

「アヴァロン!?..........あれの創立者?!」

 

「そうであり、そうでないのです........彼は今も銀河牢獄に囚われているのです..........アヴァロン.......ですが、真の名はこう呼ばれています.........機械生命体の神..........『"機神"オメガプライムス』と.......」

 

「オメガプライムス...........」

 

そして、各ユグドラシルを連結したまま、ユグドラシル1は次元の狭間から消え、地銀河牢獄ゾル・ドゥーに向けて、ワープした。

 




さぁ!いよいよ解放作戦が始まるよ!
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