クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者   作:オービタル

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今回はオメガプライムスの力とシグムディアの新たな力、そして陽弥に新たな力が手に入ります。


第34話:新たな力

旗艦アンブロシアでは、シェパード艦長が全艦隊指示を出していた。

 

「状況はどうなっている!?」

 

「全種族及び、奴隷や囚人の保護と輸送が完了いたしました!後は小型核爆弾を基地内に設置するだけです!」

 

「良し!」

 

すると右翼からとてつもない爆音が響いた。シェパード達は双眼鏡で見た。

 

「何だ..........あれは?!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その方向にいたのは、シグムディアとエヴァが互いの剣を振り回している光景であった。

 

「「グッ!!」」

 

陽弥は怒鳴りながら、エヴァに質問する。

 

「エヴァ!何であんな糞皇帝に味方したぁ?!自分の娘があんな風になっているんだぞ!?」

 

エヴァは陽弥の言葉に切れる。

 

「今の言葉を取り消せ!!..........私にとって、ジュリオ皇帝は...........恩人なのだ!!」

 

「恩人?!............あんな奴の何処に優しさがあるんだよ!..........奴は母さんや仲間達をサラマンディーネさん達を殺すための道具に使用としていた!さらにメイルライダーではない者は皆殺しにしようとしていた!.........子供も含めて!!..............エヴァ!今ならまだ間に合う!...........だからエミリアやエスメラルダさんの所に戻ろう!................な、?」

 

「................出来ない」

 

「え.........?!」

 

「私も...........お前と同じ死人だから...........」

 

エヴァがシグムディアを蹴り飛ばすと、シグムディアは間一髪の所で、体制を整え、陸に着地した。

 

「死人?!.........どういう事なんだ!?」

 

「私の体の中にある臓器は全部ジュリオ様によって作られた人工臓器だ............アヴァロンが再起動時に凍り付いて眠っていた私は目を覚ましたが、同時に体内の宇宙病の侵食が再稼働し始めたのだ............既に私の臓器は死んでいる.............残っているのはジュリオ様によって作られた人工肺と心臓と肝臓だけだ.............そんな俺を助けたジュリオに私は忠誠を誓ったのだ...............」

 

「.................それだけか?」

 

「何?」

 

「それだけの理由で、二人をあんな危険な目に会わして.............エスメラルダさんが言っていたぞ.............糞親父を止めに来たって..............結果!......エミリアはダークマタージュエル.............嫌、クトゥルフの力で操られている!..........エミリアを見てみろ!........自分の娘があんな風に無口で、瞳の輝きも失って、綺麗な髪も緑から、黒に変色した!............お前はそんなんで良いのか!!?」

 

「あぁ、それで良いとも..........!」

 

エヴァの下らない戯れ言に陽弥の頭の何かが取れ、そしてその取れた物が弾けとんだ。

 

「仕方ない............本気で俺を怒らせてしまったようだな............陽光神龍!黒陽神龍!」

 

陽弥が叫ぶと、それぞれの腕から、陽光神龍と黒陽神龍が現れ、陽弥は手のひらを空高く、掲げた。

 

「見せてやる..........シグムディアの新たなる力..............フォルムチェンジを!!」

 

二体の龍は咆哮をすると、シグムディアに憑依した。右腕と左腕が陽弥と同じく、光と闇の腕になっており、背部から虫の羽の様な光と闇のビームウィングを放出していた。

 

「極限の光と極限の闇を一つに..............シグムディア・イレイザー」

 

その光景にサムは驚く。

 

「陽弥の左腕に宿っているドゥームの極限の闇と、陽弥の右腕に宿っている極限の光が一つになった..........!」

 

するとシグムディアがエヴァに話し掛けてきた。

 

「もう...........お前は我に付いてこれなくなる........さらに手も足も出なく.............なる!!!!」

 

シグムディアがとてつもないスピードで消えた直後、エヴァの目の前に現れた。

 

「っ!!!??」

 

エヴァは目でも、気配すら分からなかったシグムディアに驚くと、シグムディアが光の腕から複数の閃光の稲妻を発生させ、エヴァに放った。

 

「ライトニング・プラズマ!!」

 

複数の閃光の稲妻はジグザグに移行し、エヴァに直撃した。エヴァは上空に舞い上がり、シグムディアのライトニング・プラズマを回避した直後、シグムディアが闇の手を地面に掲げた。

 

「スカーレット・イーター!!」

 

するとエヴァの真下から黒い穴が現れ、その穴から赤黒い無数の手や口が伸長してきて、エヴァの足に掴んだり、食らい付くと、赤黒い無数の手や口がエヴァを地面に叩き落とした。

 

「何っ!?」

 

「まだ終わんないぞ!!..............俺の力と怒りは.........こんな物じゃないぞ!!」

 

するとシグムディアの装甲が段々と変色し始めた。

 

「フォルムチェンジ!!」

 

陽弥が叫んだ直後、シグムディアから蒸気が発せられ、エヴァは蒸気のせいで、目に水が溜まる。エヴァは目に付いている水を払い落とした直後、払っていた手に付着していた水が凍り付いた。そして、エヴァの目の前にいる陽弥は天高く手を上にあげ、叫んだ。

 

「ムスペルヘイム!!...........ヨトゥンヘイム!!」

 

右の装甲から、火炎の波と左の装甲から雪の結晶を運ぶ吹雪が発生すると二つの環境がシグムディアの装甲に憑依し始めると、ダイノシグナルズのターボレックスがシグムディアに走ってきた。するとターボレックスの体が分離し始め、シグムディアの肩や頭部、胴体、腕、脚や背部に合体した。そして合体し終えると、陽弥はエヴァを睨む。

 

「業火と凍結の巨人の世界を一つに.............シグムディア・クロスタイタン!!」

 

シグムディアの右の装甲が炎のような紅とオレンジに変色し、左の装甲が雪原のような、白と水色に変色し、シグムディアの肩にはターボレックスの頭骨、胴体にはターボレックスの胴体であるディフェンスプレート、腕や背部にはターボレックスのメガビーム砲、脚にはターボレックスのキャタピラ、そしてターボレックスの尻尾の先端部に付けられていた粒子バルカンがシグムディアの頭部の左右に付けてられていた。エヴァやテスタ達は驚くと、シグムディア・クロスタイタンのキャタピラが動きだし、エヴァに向かって、突撃してきた。

 

「ギガントフレイムトマホーク!」

 

シグムディアの両手が変形し、火炎を放ち、装飾をした斧が展開され、エヴァに降り下ろしてきた。エヴァは防御するが、シグムディアの圧倒的なパワーに押されていた。

 

「コイツっ!..........さっきとパワーが違う!?」

 

エヴァはシグムディアに攻撃するが、何も反応がなく、まるで攻撃が全く効いていないような感じでもあった。

 

「ギガントフリーズランチャー!」

 

シグムディアの肩に装着されているターボレックスの頭骨の口からフリーズミサイルが放たれ、エヴァは着弾する前に回避した直後、エヴァの左足が凍り付いた。

 

「グッ!!」

 

エヴァはシグムディアのフリーズミサイルを回避しながら、シグムディアに近付き、腕を潰そうとシグムディアの腕に触れた直後、エヴァの手が段々と溶け始めていく。

 

「俺の体に触れて見ろ!.........燃え盛る程の5000万度の炎と凍てつく程のマイナス50万度零度の両方がお前に地獄の激痛が待っているぞ........!!」

 

「ほざけぇぇぇぇ!!」

 

エヴァはシグムディアから離れ、六本の腕を展開し、ビームバスターを撃ちまくる。

 

「フォルムチェンジ!!」

 

陽弥が爆炎の中で、叫んだ。

 

「アルブヘイム!!........スヴァルトアルブヘイム!!」

 

シグムディアの体から、黄緑と深緑に別れた粒子が集まると粒子から風が吹き荒れる。そして合体していたターボレックスがシグムディアから離れ、今度はプテライザーが飛んできて、シグムディアに合体した。エヴァはビームバスターの攻撃を止め、煙の中を確認しようとしたその時、風が煙を払い、煙の中から現れたのは...........

 

「エルフの聖なる疾風とダークエルフの堕落した疾風を一つに............シグムディア・トルネイザー!!」

 

シグムディアの装甲が深緑と黄緑に別れており、ビームウィングを放出するバーニアにはプテライザーの巨大なウィングが付けられており、頭部にプテライザーの頭骨が装備されていた。そしてシグムディア・トルネイザーの腕からサーメットブレードを展開すると、陽弥は叫んだ。

 

「ハリケーンスラッシュ!!」

 

シグムディア・トルネイザーは回り始め、エヴァがシグムディア・トルネイザーに向けて、ビームバスターを撃とうしたその時、回っているシグムディア・トルネイザーから吹き荒れる竜巻が起こり、エヴァのビームバスターを弾き返えしながら、徐々にエヴァに近付き、そして、緑に光っているサーメットブレードをエヴァに斬り付ける。

 

「エレメンタルスパーキング!!」

 

サーメットブレードの刃からビームの刃が飛んできて、エヴァのレーザーブレードを切り裂き、胴体に傷を入れていく。

 

「グァァァァァァァッ!!!」

 

エヴァはシグムディアの攻撃に吹き飛ばされ、なんとか体制を整えた。

 

「こんな筈.........あり得ない!!」

 

「止めだ!」

 

陽弥はプテライザーを分離させ、シグムディアでエヴァに突撃した。

 

「そうは............させんぞ!!」

 

エヴァの頭上からビームリングが出現し、エヴァは突撃してくるシグムディアに向けて、ビームリングを放った。

 

「分身発動!!」

 

陽弥が叫ぶと、シグムディアが光だし、ビームリングに直撃したと思いきや、シグムディアが2体に増えた。

 

「何!?」

 

エヴァとテスタ、ミラーナ、オルトは驚く。

 

「増えた?!」

 

2体に増えたシグムディアは一気にエヴァへ向かっていく。エヴァはシグムディアにビームバスターを撃つが、直撃をすることで、さらに増えていく。

 

「汚い手を使ってぇ!そこかぁ!!?」

 

エヴァは六本の腕から拡散ビームバスターを放つが、シグムディアは、どんどん増えていき、エヴァを翻弄する。

 

「クソッ!.......コピーに直撃して更に増えていく!」

 

「まだまだ!シグムディアの能力はこんな物じゃないぞ!」

 

陽弥が叫ぶと、シグムディアから粒子が放出され、さらに加速した直後、一瞬だがシグムディアに続くように残像出していた。

 

「何!?」

 

同じく、シグムディアのコピー達も残像を出していいた。

 

「分身も質量粒子の残像だすのか!?」

 

「分身と言っても..........ただのコピーを作っているのではない........コピーも全部.........本物だ!!」

 

「何だと!!!!?」

 

エヴァが驚くとシグムディア達が七星剣と魔剣グラムを抜刀し、エヴァに襲い掛かった。

 

《エヴァァァァァァァ!!!!》

 

数百体いるシグムディアにエヴァは翻弄され、徐々に四肢を斬られていった。

 

「何だあの機体は?!!........化物なのか?!グァッ!!?」

 

今度は背部のウィングが切断され、エヴァのギムガルムは墜落していった。

 

「ウァァァァァァァァァァァ~~~~~~!!!!」

 

さらにシグムディアはサーメットブレードを展開して、エヴァのギムガルムの首を切断し、エヴァのギムガルムが地面に激突すると、ギムガルムは爆発した、

 

「「「エヴァ様!!」」」

 

テスタ達が叫び、煙が晴れると、傷だらけのエヴァが大破したギムガルムから脱出してきた。

 

「グッ..........ウッ!.....ゴボォッ!!!....」

 

エヴァの頭部に付いていた仮面がはずれると、口から大量の血を吐き出した。

 

「馬鹿な.............こんなこと............っ!?」

 

するとエヴァの後方から殺気を感じ、振り向くと光の右腕と闇の左腕を展開して、大破したエヴァのギムガルムの装甲に闇の爪を砥らし、怒りの表情でエヴァを見ていた。

 

「っ!!」

 

エヴァは陽弥の怒りの表情と野獣のように輝く瞳を見て、恐怖を感じた。"『このままでは、殺される!』"と分かり、急いで逃げようとすると陽弥は光の爪と闇の爪を突き付け、逃げようとするエヴァを追いかけてきた。

 

「待てぇ!」

 

逃げているエヴァにテスタ達が武器を抜刀し、駆け付けてきた。

 

「エヴァ様!お逃げ下さい!!ミラーナ!オルト!」

 

「お前達...........よせ............その若造は.........お前達では勝ち目がない....!」

 

「それでも!」

 

テスタ達は一斉に陽弥に飛び掛かった。

 

「邪魔だ!」

 

陽弥は闇の爪でテスタ達を払い飛ばした。

 

「「「アアアアァァァァァァ~~~!!!!」」」

 

そして陽弥は負傷したエヴァの首を掴み上げ、闇の爪を突き付ける。

 

「グッ............!」

 

「エミリアの............心の傷みの罪を償え...........エヴァ!!」

 

陽弥の闇の爪がエヴァに斬り下ろそうとした時、何かが陽弥の攻撃を防御した。

 

「「っ!?」」

 

二人の目の前に、レーザーブレードで陽弥の闇の爪を防御しているエミリアであった。

 

「「エミリア...........?!」」

 

すると陽弥の頭の中から声がしてきた。

 

「もう.............止めて..............私の為に..........お父様は...........本当は私の為に仕方なく、ジュリオに従えていたの...................私の心臓でも言える..........クアンタニウムハートは確かに種族を和解する事が出来る............つまり、私のクアンタニウムハートでネオ・ミスルギにいる人達と宇宙に住む人達と仲良くさせようとジュリオに従えていたの............だから、お願い...........陽弥様..............お父様とテスタやミラーナ、オルトも..........許してあげて............」

 

「エミリア...........」

 

すると陽弥の怒りが収まると同時に、エミリアの髪が元の黄緑の髪に戻っていった。傷だらけのエヴァは陽弥とエミリアの光景に驚愕していた。

 

「これが.............クアンタニウムハートの力.............怒りで満ちた陽弥を..........慈愛で和解したのか...........!?」

 

そして倒れていたテスタ達も驚きくと彼等は自分の胸に触れる。

 

「..........感じる............陽弥のインフィニティソウルとエミリア騎士団長のクアンタニウムハートの温もりが.............」

 

テスタが語っていると、目の前にテスタの父親が笑っていた。

 

「お父さん........」

 

誰もが心穏やかになっている直後、陽弥とエミリアに目掛けて、一筋の光線が発射された。

 

「っ!!」

 

エヴァは陽弥とエミリアに近付く光線を自らの体で二人を庇った。

 

《っ!!?》

 

謎の光線の攻撃でエヴァは、倒れた。その光景に陽弥とエミリアが叫ぶ。

 

「エヴァ!!」

 

「イヤァァァァァァ~~!!お父様!!」

 

陽弥とエミリアは倒れたエヴァの所へ駆け付けると、上空から、不気味な声が聞こえてきた。

 

「下らん.............観賞だなぁ........」

 

上空から現れたのは、五体もいる邪神尖兵ロイガーとロイガーと一緒にいる魚人の様な邪神が浮いていた。

 

「お前は!?」

 

「我が名は...........旧支配者大銀河帝国第11界邪神皇 ダゴンと申す.............我が帝国軍に刃向かう愚かな護星神や革命連合の下等生物共が..............行け!ロイガー!イング達よ!この星の生命を喰らい尽くすのだ..........!!」

 

ダゴンが手を差し伸べると、ロイガーの口から次々とイング族の大群が出てきた。テスタ達はイングを見て、陽弥に問う。

 

「何だあれは?!」

 

「............旧支配者大銀河帝国」

 

「え!?」

 

「大昔に.......全宇宙を支配していた邪神軍団達の巨大国家だ...............と言う事は.........原初の邪神皇クトゥルフの復活が近いって言う事か............」

 

陽弥はダゴンを睨み、シグムディアの名を呼んだ。

 

「行くぞ!シグムディア!ダイノシグナルズ!」

 

「「「おう!!」」」

 

シグムディアとターボレックス、プテライザー、プレジストアクセラーが現れ、陽弥はシグムディアに乗り込み、イングの大群へと向かっていった。

シグムディアのハイパーノバビームライフルの閃光が輝き、イングを倒すが、五体のロイガーが一気にイング族を増やしていった。

 

「クッ!.............五体のロイガーがいるから出てくるイング族も倍になっている!」

 

陽弥が苦戦していると、通信回線が開く。

 

「パパ!」

 

「マナ!どうした?!」

 

「今から、助けに行く!」

 

「え?!」

 

通信回線が切れた直後、ベースの方から、大きな音が鳴り響いた。すると土の中からロイガーよりも数千倍大きな巨大なロボットが現れた。

「分かりやすく言えば、"マクロスF" に登場した戦艦『マクロスフロンティア』に通常のマクロスの肩に装備されているバスターキャノンを合体させた物です。さらに全長はマクロスフロンティアが2隻を積み重ねた感じです。」

 

「あれが.........?!」

 

「そうだ、あれがアジマス人の神..........つまり、原初の機神『オメガプライムス』だ...............」

 

オメガプライムスはとてつもない程の大きな咆哮を上げた。

 

「オオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォ~~~~~~~~~ン!!!!!!」

 

その咆哮に、全員は鼓膜が破れないように耳を塞いだ。

 

「デカッ!!?」

 

するとまた通信回線が開き、現れたのはオメガプライムスに乗っているマナとエスメラルダであった。

 

「陽弥!陽弥!」

 

「エスメラルダさん?!」

 

「この子............あっさりとこの要塞のシステムを起動したんだが............凄いなぁ!?」

 

「驚きだよ.........未来から来た娘だから.........」

 

「え?!」

 

エスメラルダがマナを見て驚くと、マナが陽弥に言う。

 

「パパを助ける!オメガプライムス!バトルフォーメーション!」

 

オメガプライムスの肩から巨大な特主砲が展開され、腕や胴体、脚から主砲がロイガーに向けられた。

 

「デカ過ぎだろ...........?!!!」

 

陽弥が肩にある特主砲を見て驚き、ダゴンはオメガプライムスを見て驚愕する。

 

「き!、機神!!?」

 

そしてオメガプライムスの特主砲『アルティメットアナイアレイター』に粒子が集まり、ロイガーに向けて、発射した。究極の光と闇のビームがロイガーに直撃し、塵へ変わった。

 

「ロイガーを一撃だと!!?」

 

すると反撃しようと一匹のロイガーがオメガプライムスに近づいた直後、オメガプライムスがロイガーを掴み、そのまま握り潰した。全員はオメガプライムスの戦闘を見て驚愕する。

 

《握り潰す?!!》

 

ラルフが唖然しながら言う。

 

「俺達が苦戦したロイガーが............本のアッサリと?!」

 

ダゴンは焦りながら状況を確認する。

 

「己ぇ!!これ以上戦力を減らされては困る!退け!退けぇぇぇ!!」

 

ダゴンは残りのイングと3体のロイガーを連れて、ゾル・ドゥーから脱出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦いを終え、早速牢獄に小型核爆弾を設置していると、テスタが陽弥達と話していた。

 

「で、............どうする?もうすぐ、この銀河牢獄は爆破する.............今の内に逃げろ..........それともまだ戦闘を続けて、俺と一緒に爆死するか?」

 

「嫌.........止めておく............一刻もアヴァロンへ戻って、エヴァ様の治療を最優先にする...........エミリア騎士団長............」

 

テスタ達がエミリアを見る。するとエミリアは笑顔でテスタを励ます。

 

「大丈夫です.............これが本当の私ですから...........そして、貴方達は他のミスルギ人とは違う心を持っているのですから.........テスタ」

 

「はい.......」

 

「それとジュリオを監視してください............アポカリプスにはくれぐれも注意することです..........」

 

「分かりました........」

 

テスタ達はエミリアに敬礼すると、陽弥がテスタにお願い事を言う。

 

「それとテスタ..........お願いがあるんだ...........」

 

その後、銀河牢獄ゾル・ドゥーの基地が爆発し、陽弥達は星から脱出した。テスタ達は負傷したエヴァを治療するため、急いでアヴァロンへと戻って行った。

陽弥とエミリアはオメガプライムスからゾル・ドゥーを見ていた。

 

「大丈夫かな?.......エヴァは」

 

「大丈夫です..........きっとお父様も.........心の中で反省してると思いますよ........」

 

エミリアが笑顔で陽弥を見ていると、陽弥の後方からマナが元気良く走ってきた。

 

「パパ!」

 

「おぉ、マナ.....」

 

マナが陽弥に抱き付いていると、エミリアの表情が一変した。

 

「............」

 

「ん?どうした........エミリア?」

 

「..............う!」

 

「う?」

 

「う!............う!.........浮気しているのですか!!!?」

 

怒ったらエミリアが陽弥に平手打ちすると陽弥は倒れ、涙目で、エミリアに言う。

 

「痛ぁっ!!.......違う!これは深い事情があって.......!!」

 

陽弥はオメガプライムスの艦橋でエミリアやエスメラルダにこれまでの事を説明した。

 

「え?!............マナちゃんは........未来から来た私と陽弥様の子供?!」

 

「あぁ、未来の俺が..........わざわざ、自分のインフィニティソウルをマナに託し、それを今、俺がこうやって借りているんだからなぁ..........おかげで人工心臓のエネルギーが空にならなくて済んだ............」

 

「未来からですか..............」

 

エミリアは納得すると、エスメラルダは自分の頬とマナの頬をスリスリし始めた。一方マナはエスメラルダに頬をスリスリされるのを嫌がっていた。

 

「お前が私の姪っ子だなんて...............さすが、私の妹と義理の弟で護星神の子供だ!、う~~♪」

 

「やめてよ~!エスメラルダ叔母ちゃん~!」

 

二人の光景に陽弥とエミリアは笑う

 

「それにしても.............オメガプライムス...........相変わらず、デカイなぁ................」

 

陽弥はオメガプライムスを見ていると、コンソールから何かが出てきた。

 

「ん?」

 

陽弥はコンソールから出てきた物を取り出すと、首をかしげた。

 

「何だこれ?」

 

それは平行四辺形の形をした機械であった。すると陽弥の左腕の手甲が展開され、陽弥は驚くとあることに気付く。

 

「変だなぁ?..............何で凹っているんだ?それにこの機械と同じ形をしている........」

 

すると機械が急に磁石のように手甲に装着された。

 

「ちょっ?!、何だこれ?!」

 

陽弥は引き剥がそうとするが、機械は完全にガッチリと装着されており、外せなかった。

 

「どうしたの?」

 

するとそこにマナを連れたエミリアがやって来た。

 

「この機械が.............俺の左腕の手甲に!」

 

「パパ、貸して♪」

 

するとマナは陽弥の左腕の手甲に装着されている機械を見た。すると何をしたのか、機械から立体映像式のコンソールが浮かび上がり、マナは立体映像式のキーボードを打ち始めた。

 

「凄いです!......流石、陽弥様と私の娘です!」

 

「システムログイン♪...............ID"タイタニス"♪」

 

すると機械が光だすと手甲の中へ収納された。陽弥は唖然しながら、マナに問う。

 

「パパが使えるように、"コスモバイル"を起動させたの!次いでに"スペクトロブス"達も♪」

 

「「「.............スペクトロブス???」」」

 

マナの謎の言葉に陽弥とエミリアとエスメラルダは首をかしげた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、アヴァロンに戻ったテスタ達は.......

 

「この役立たずがぁぁ!!!」

 

ジュリオは怒りながら、ワイングラスをテスタの頭に投げ付けてきた。

 

「おめおめとよくも帰ってきやがったな!!?............おかげでクアンタニウムを取り出す装置の出番がないじゃないか!!おまけにエヴァはボロボロで、クアンタの姫も奪われた!」

 

テスタの頭から、血が流れており、その状態で説明した。

 

「しかし!..........新たなる敵が襲来したのは仕方なかったんです...........傷付いたエヴァ様を救出しなければと!」

 

「言い訳は言うな!!」

 

ジュリオがテスタに怒鳴り上げた。ジュリオは数分後に冷静になるとテスタに問う。

 

「で、その新たなる敵は何だ?」

 

「分かりません.............ですが、もう一つの方は........名を.............旧支配者大銀河帝国と名乗りました..........」

 

「旧支配者大銀河帝国?..............そんな連中も存在していたのか?」

 

「えぇ、」

 

「..............実に素晴らしい事ではないか!」

 

「「「え?!」」」

 

ジュリオの言葉にテスタ達は疑問に思い込む。

 

「旧支配者大銀河帝国!彼等と同盟を結めば、種族銀河同盟も大混乱する!ありがたき味方がまさか.........いたとは...........アポカリプス!」

 

「はい、陛下.........」

 

「今すぐ、その旧支配者大銀河帝国とやらにメッセージを!!これで...........忌まわしきアンジュリーゼを消せる!!」

 

ジュリオのおぞましき企みと不穏な微笑みがテスタ達の目と心に焼き付けた。

 

 

 

 

 

 

そして、謁見が終えるとテスタ達は自室で待機していた。そこにはミラーナとオルトがおり、テスタは壁を蹴り上げた。

 

「クソッ!何が結ぶだ!..........」

 

「落ち着いて.......テスタ君.........」

 

「これが落ち着いていられるか!?」

 

「ヒィッ!!?」

 

「まずいぞ..........まずいよ.........これ......このままだと...........皆が死ぬ!......何かいい考えは.........」

 

テスタとミラーナが深く考え込むとオルトが何かを思い付き、テスタとミラーナに話す。

 

「そうだ!」

 

「何か案があるのか?」

 

「いい考えだが、........アイツ等と同じ技術を応用するんだ.........」

 

「アイツ等?」

 

「前に陽弥が潜入していたとき........フォドラニウムで作られたジャミング装置だ...........それを使って、あることをする......」

 

「あること?」

 

「............囚われの元皇帝........アジマスだ........」

 

オルトの言葉にテスタとミラーナは言う。

 

「なるほど、囚われのアジマスを救出して、銀河同盟の基地に送るのね?」

 

「そうだ......」

 

「けど、.........アポカリプスが見張っているんだよ..........どうやって?」

 

「心配するな.........俺を誰だと思っている?」

 

「..........星刻の番人」

 

「そうだ.........そしてアポカリプスの部下でもある........アポカリプスは4日間アヴァロンにはいないらしい、ジュリオの旗艦エンペラージュリオ二世と護衛艦と共に、旧支配者大銀河帝国のダゴンと同盟を結びに、エルダードゥークと言う、暗黒宙域に行くらしいんだ..........」

 

「つまり?!」

 

「アポカリプスが留守をしているため、4日間アヴァロンの警備が無く、防衛システムが作動しないらしいんだ.........だから、チャンスでも言える.......」

 

「で、その隙にアジマス陛下を救出し、」

 

「ホライゾンにいる種族銀河同盟の基地に届ける、ついでに旧支配者大銀河帝国も来ていると..........」

 

「良し...........明日作戦を決行するぞ........」

 

「「了解........」」

 

オルトとミラーナはテスタに敬礼した。

 

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