クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者   作:オービタル

48 / 123
今回は、オリジナルの"スペクトロブス"を出します!


歴史の始まり編
第46話:軍事施設


 

ヴィクトルーとシグムディア、そしてオメガプライムスは記憶喪失になってしまった陽弥に困っていた。

 

「困ったなぁ........マスターがこの状態では、」

 

ヴィクトルーが考え込むと、オメガプライムスがシステム音で、話しかける。

 

「"どうする?"って..........とにかく、一刻も早くこの荒野を脱出しなければなりません.........その前に先ずはマスターの記憶を戻さなければなりません.......」

 

するとオメガプライムスがシステム音で、何か話してきた。

 

「"近くにゴーストタウンがある"と?」

 

「良し、オメガプライムスの艦長代理として、至急ゴーストタウンへ向かってくれ、オメガプライムス」

 

ヴィクトルーが命令すると、オメガプライムスはシステム音で返事をし、ゴーストタウンに着陸した。

 

「シグムディア........ガーディアンビットを展開して、調査してくれ、後.....シン・ギデオン様から受け取ったゲオルギードロイドも......」

 

「了解した。」

 

オメガプライムスから、複数のガーディアンビット、シグムディア、ゲオルギードロイドが発進した。

シグムディアはゴーストタウンの小屋をスキャンした。

 

「見るからに、3年放棄された感じだ........ん?」

 

スキャンしている最中にある雑誌に目に入った。

 

「あの雑誌も調べてみよう..........」

 

シグムディアは小屋の中にある雑誌を調べると、それは水素核爆弾の事が載っていた。

 

「なるほど、此処は1956年の地球か.........と言うことは、地球で起こった、第二次世界大戦が終戦し、人類が人工衛星を打ち上げた時期でもあるか..........どうやら、我々は過去の地球に来てしまったようだ.......」

 

シグムディアの話に、ヴィクトルーが割り込んできた。

 

「そうですか..........何としてでも、我々も元の時代に還らなければ.......」

 

「それと.........この辺りから、複数の熱源反応が来ている........」

 

シグムディアのレーダーに、複数の赤く光るアイコンが表示されており、オメガプライムスにも、表示されていた。

 

「何!?......全機!警戒体制!」

 

ゲオルギードロイドやガーディアンビットが機銃を構え、オメガプライムスは脚部の副主砲を展開すると、シグムディアは施設の外にある発電所を見る

 

「彼処からだ.........全機......構え」

 

全機の機銃が発電所の前へ構えると、発電所の扉が開き、中から軍人らしき人達が現れ、銃を構えていた。

 

《っ!!》

 

軍人達はガーディアンビットとゲオルギードロイドに囲まれていた。

 

「何だコイツらは?!」

 

「待ってください.......!」

 

すると、発電所の奥から、軍服を来た司令官らしき金髪の女性が冷酷な表情で現れた。

 

「私達は、あなた達の味方です.........武器を下ろしてください........」

 

「全機........武器を下ろすんだ」

 

ヴィクトルーはガーディアンビットとゲオルギードロイドに武器を下ろすように命令した。

 

「私の名はミラ........ミラ・バークタイン.......この基地の最高責任者です」

 

「私はヴィクトルーだ............超大型次元戦艦オメガプライムスの最高責任者.....陽弥・ギデオンの代理を務めている......現在マスターはこの世界に来て、記憶喪失になっている........」

 

「まぁ、それは気の毒な事に.........」

 

「率直に言う.......お前らは、何故この施設を造り上げたんだ..........何が目的なんだ.........?」

 

「私達は、人々の幸福の為に、宇宙の超科学が必要なのです。決して大地を汚す事のない完全な力が必要なのです..........」

 

「つまり.......核見たいな、野蛮な力がない物を造り上げようと、我々の技術が必要と?」

 

「はい、..........この星が蒼く輝く大地にするために.......貴方達の技術が必要なのです.........」

 

「そうか.......なら!」

 

シグムディアが突然、ミラにハイパーノバビームライフルを突き付けた。

 

「その穢れ腐った心を棄てよ........」

 

ガーディアンビットとゲオルギードロイドの機銃とオメガプライムスの主砲が軍人達に向けられた。

 

「え?何をですか?!」

 

突然の事にミラは慌てる。

 

「気付いていないと思っていたか?............お前の心には、支配と言う文字が心の中で見えた..........やはり過去の地球人は傲慢で欲深き種族だ.........我がマスター側の地球人の方がまだ良い方だ.........」

 

「そうですか.........なら、私も考えがあります......」

 

するとミラは自分の指を鳴らすと、オメガプライムスの脚部の影から、台に寝かされた陽弥が連れられていた。

 

「マスター!!?.........貴様!どうやってオメガプライムスの内部に侵入した?!!」

 

「私達を甘く見ないで欲しいですわ.........この施設は捕らえた異星人のテクノロジーを解析しているので、貴方達の戦艦のセキュリティも簡単に掻い潜れます............貴方達のマスターが酷い目にしたくなければ...........大人しく貴方達の持つ強大な力を貸してください........」

 

狂気に満ちたミラはシグムディアを睨むと、シグムディアは鼻で笑った。

 

「それは無理だな..........」

 

「何がですか?」

 

「お前達は分かっていない..........マスターの持つ力は余りにも強大、そして時空をも変えてしまう力がある...........それを取り出す方法はマスターの婚約者........エミリア様が必要だからなぁ........」

 

「何ですって?!」

 

「婚約者にもマスターと同じ、強大な力を持っている.........そう!時間を操作することが可能なのだ!........だが、お前らはその様な技術を持っていない.........大人しく諦めろ...........それとも........」

 

ガーディアンビット達のビームライフルが陽弥を連れていく軍人に突き付けられた。

 

「ここの施設全員を皆殺しにされるかだ..........さぁ、どうする?」

 

シグムディアは余裕満々に言うと、突然ミラの口元が、傾き、にやける。

 

「仕方ありません.........」

 

すると施設を取り囲んでいるフェンスから、電磁波が流れ、シグムディアやガーディアンビット、ゲオルギードロイド、オメガプライムスの機能停止した。

 

「っ!!」

 

「異星人の拘束に使うための電磁パルスオーブと言う物ですわ.........貴方達の技術をじっくりと解体して、我々の兵器にしますわ........あぁ、それと貴方のマスター"陽弥・ギデオン"でしたっけ.........貴方達が抗わないよう、人質にしますわ..........強大なエネルギーを取り出すために...........ウフフフフ♪」

 

軍人達がシグムディアを取り囲み、ネットランチャーを発射し、抑えていた。

 

「クッ!......覚えておけ!何れお前らは過ちを犯してしまう!それがこの星の最後だと思え!!ミラ・バークタイン!!」

 

「まさかぁ?.........我々の頭脳さえあれば、この実験体の力を容易く取り出す事が出来るでしょう........そしてあなた言ったわねぇ?.....貴方達の住む世界に時間をも操作できる力が..........その彼女のも取り出して、時空をも支配します........."地球人こそ神に祝福された種と言うことを"!!ウフフフフ!アハハハハハ!!」

 

「クッ.........!」

 

そして、シグムディア達は、軍事施設に連れられ、ガーディアンビットやゲオルギードロイドの解体、研究、開発されていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから........一年.......記憶がまだ戻っていない陽弥は部屋の壁に絵を描いていると、扉からノックがした。

 

「誰?..........」

 

「僕だ........クラウス・バークタインだ」

 

「クラウスさん?」

 

「この子等の部屋の移転が決まったんだ..............」

 

扉が開くと、銀髪で眼鏡をかけた男性が小さな姉弟を連れてきた。

 

「君の細胞で改造させられた子供なんだ........仲良くしてやってくれ.........」

 

クラウスが二人の子供の頭を撫でると、ピンクの髪のロングヘアーで元気な女の子が陽弥に挨拶し、それに続き水色のか弱い男の子も挨拶してきた。

 

「こんにちわ!」

 

「こ、こんにちわ.......」

 

「やぁ、シャーラちゃんに、ラフィ君♪」

 

陽弥は既に二人の名前を知っていた。クラウス・バークタイン...........この施設の最高責任者"ミラ・バークタイン"の元夫...........彼は彼女様な冷酷な性格と違って、気が優しく、陽弥の事を実の子供の様に扱っていた。そしてクラウスが連れてきた小さな姉弟.........シャーラとラフィは幼少の頃に軍人に拉致され陽弥の細胞を摂取し、実験体にされていおり、軍人やミラに牙を向くが、クラウスと陽弥の前ではまるで子犬の様になついており、クラウスを実の父親、陽弥を実の兄と思い込んでいる。

 

「ねぇねぇ!ハルヤ兄ぃって何処から来たの?あたい等と同じ異星人なの?」

 

「コラ......シャーラ、ハルヤ君は......記憶が無いんだから........余り無茶な質問はしちゃあダメだよ.....」

 

「はーい!」

 

「ラフィも......シャーラの事を見ていてね、」

 

「うん.......」

 

「ねぇねぇ!ハル兄ぃ何して遊ぶ?......そうだ!」

 

すると、シャーラはポケットからクレヨンを取りだし、それを壁に書き出した。

 

「何しているの?」

 

「お絵描き!」

 

「ふ~ん........僕もやって良い?」

 

「良いよ!」

 

「おいで、ラフィ.....」

 

「うん.......」

 

陽弥も、シャーラとラフィと一緒に、絵を描き始めた。

 

「「わぁ~!」」

 

シャーラとラフィは陽弥が描いている絵に興奮していた。

 

「出来た.......」

 

それはある大地.......巨大な城の周りに、黒い海月と黒いタコ.........そして白い天使とその前に赤と黒で塗られている半身馬のような龍が描かれていた。

 

「凄~い!ねぇねぇ!これどうやって思い付いたの!?」

 

「う~~ん........分からない.........何でだろう.......僕にも分からないんだ..........この絵を見ていると...........何か、大切な事を忘れているような.........」

 

「これは?」

 

シャーラが赤と黒に塗られた半身馬の龍に指差す。

 

「何でだろう........この赤黒い龍を見てると.................「恐ろしく見えるだろ?」っ?!」

 

突然、部屋内からおぞましき声が響き渡ると、陽弥は意識を失うと同時に、何処か知らない獄炎の空間にいた。陽弥は辺りを見渡していると、後方から強大な恐々がを感じた。

 

「誰?」

 

「ったく、これだから俺の弟は..........」

 

すると、一つの獄炎が出現し、中から上半身が龍神.......下半身が四足の赤黒い龍が現れた。そう壁に壁の絵に描かれていたあの龍その物であった。

 

「き、君は......?!」

 

「俺はブラム............獄闇の皇神帝だ...........まぁ、分かりやすく答えると、そうだなぁ................"宇宙生命体"、"異次元生命体"と並ぶ........"暗黒生命体"かな?」

 

「暗黒生命体........?」

 

「そうだ.........それとお前には、記憶を戻してやらなければなぁ...........」

 

すると、ブラムの手のひらから緑に輝く発光体が現れ、発光体は透き通るかの様に、陽弥の頭の中へ入っていくと、陽弥の頭の中で今までの事を見せる。

 

「これは?!」

 

「これが........お前が今まで見てきた..........記憶だ」

 

自分の宿命........ネオ・グリゴリア大銀河帝国...........そして、愛するエミリアの事も..........全てを思い出した。

 

「そうだ............思い出した..........俺は何もかも.........全て.........」

 

「それはどうかな?」

 

するとブラムはマナの光で映像で現すと、そこに映ったのは、今も陽弥を探している皆の姿であった。

 

「今もお前の仲間や家族..........そして、愛するものがお前を探しているぞ........」

 

「だけど.........きっと皆は恐がる..........俺の闇に........」

 

するとブラムは陽弥の戯れ言に怒り出した。

 

「..................メソメソするんじゃねぇ!!!このタコ!」

 

「っ!?」

 

「俺の闇で恐がる?......ハッ!?、バカかお前は!!?」

 

「けど、皆はきっと」

 

「言い訳は聞きたくないなぁ!、お前は神だ!........神はどんな苦難も乗り越える事が出来る........だが、お前は自分の闇.........つまり、俺の闇にびびっている!!なら、俺の闇を抱き締めてみろ!それか、自らの手で闇を消し去るのか!?.........」

 

「..........すまん.......考えさせてくれ.........」

 

陽弥の情けなさに、ブラムは舌打ちをする。

 

「...........ケッ!.........腰抜けがっ」

 

すると、獄炎の空間が光だし、陽弥は意識を取り戻した。陽弥は起き上がり、深呼吸をした。

 

「.....スゥ~...............ハァ~....」

 

そして陽弥を心配するシャーラとラフィは陽弥の名を呼ぶ。

 

「ハル兄ぃ?」

 

「ハル兄さん?」

 

すると、陽弥は瞑ると、語り出した

 

「........時は.........満ちた.........!」

 

その直後、施設内、全てから警報が鳴り響き、赤いランプが点滅し、複数の部屋の扉のロックが解除されていった。

 

「「?!」」

 

「ハル兄ぃ、これは?」

 

「シャーラ........他の子供達は?」

 

「ほえ?」

 

「俺の細胞が入っているんだ.........俺の脳波は強すぎて、あの子等の脳を破壊してしまう.........ラフィもお姉ちゃんと一緒に手伝ってやって来れ........」

 

「うん!」

 

シャーラとラフィは一緒に、頭の中で念じた。シャーラとラフィの頭の中で雫が滴り落ちると、波のように広がった。

 

「感じる.........201~222の部屋から..........ハル兄ぃと同じ物が.........」

 

「良し、出てこい、ザックズバーン!」

 

左腕から、コスモバイルが起動しながら体内から出現し、コスモバイルからザックズバーンを召喚した。

 

「「おお~!」」

 

「ザックズバーン!俺等を邪魔する奴等を凪ぎ払ってくれ!」

 

ザックズバーンは壁ごと切り裂き、陽弥達を外に出すと、部屋の中から囚われていた異星人や人造生命体や陽弥の細胞によって改造させられた子供達が出てきた。

 

「さぁ!出て!」

 

「皆!こっちこっち!」

 

「ハルヤ兄さんの所に!」

 

陽弥、シャーラとラフィは急いで子供達を集めていた。

 

「良し、26人いるね?」

 

「兄ぃ兄ぃ!まだレイナちゃんが!」

 

「え!?」

 

陽弥は、コスモバイルでテッカリオン、ザックズバーン、狐のようなスペクトロブス"ライズレッツ"、ディーハホーク、ヨコヅナの様なスペクトロブス"シマソイヤ"、ライパルド、全身サボテンの様な恐竜型のスペクトロブス"ダイグランザー"、猛牛のようなスペクトロブス"ドブルカーゴ"を呼び出し、シャーラ、ラフィ、子供達を守るように命じ、陽弥はレイナちゃんを探しに向かった。

 

「レイナちゃん!....レイナちゃん!」

 

陽弥はあちこちの部屋の中を見るが、レイナちゃんはいなかった..........辺りを探している直後、右の通路から、女の子の悲鳴が聞こえた。陽弥は急いで駆け付けると、茶髪のポニーテールの女の子が軍事施設で造られた合成生命体 通称"キマイラ"に襲われていた。

 

「レイナちゃん!」

 

「ハルヤお兄ちゃん!」

 

「ガァァァァァァァ」

 

キマイラは、山羊の頭がある左腕と鳥の頭がある右腕を伸ばし、レイナちゃんの横の壁に突っ込んだ。

 

「キャアッ!助けて!」

 

「糞!よりにもよって、改造させられた合成生命体かよ!」

 

陽弥は光の右腕と闇の左腕を展開し、左右の腕でクロス字を作り、叫んだ。

 

「邪神覚醒!!」

 

アナザーモードに変身した陽弥は、レイナの前に出ると、レイナに言う。

 

「怖かったら.......目を積むって良いよ.........」

 

レイナはコクリと頷き、目を積むった。陽弥は光の右腕から、閃光の稲妻を放った。

 

「ライトニングプラズマ!!」

 

稲妻は複数に別れ、天井や床、壁を弾くようにキマイラへ突き進み、キマイラに直撃した。

 

「逃げるよ!」

 

陽弥はキマイラがライトニングプラズマの電撃によって麻痺している隙にレイナを連れて、逃げようとしたその時、横の部屋から、何やら不思議な気を感じた。

 

「ん?」

 

「あの部屋.........何か感じる」

 

陽弥はそっと、扉を開いた。

 

「こ!これは.......?!」

 

陽弥が見たのは、紅炎を放つ白き鎧を見に纏った鮮やかな色彩の羽毛を持つ鳳凰と土もないのに鉄の床から草花が生えており、その草花を生やしているのは金色の体毛と数本の角を生やした白き鎧を見に纏った金色の鹿であった。

 

「火の鳥と.......金色の鹿?!」

 

するとコスモバイルから、極幻王"カイオウ"が出てきた。

 

「極幻王?」

 

「久しいなぁ.........極幻帝"エンオウ".........極幻皇"シンオウ"........」

 

カイオウがエンオウとシンオウを名を言うと、2体の獣王は陽弥の輝く紫と黄色のオッドアイを見る。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。